ゆっくりいじめ系2650 うれちーちーとかなちーちー

私は常々疑問に思っていたことがある。
それはゆっくりのうれちーちーである。
何故ゆっくりは嬉しいとうれちーちーと言われるおしっこをするのだが
何故そんなふうにできているのか実に不思議だ。
そうは思わないかねゼミ生A
「いえあんまり」
単位やらんぞ。
「わーすごい気になるー」
よろしい。
という訳で今日はそれについて実験してみようと思うわけだ。
「さいですか」
という訳で何かゆっくりが嬉しくてうれちーちーしてしまうような物を調達してきてくれたまえ。
「なんで私が……」
予算3千円でそこのコンビニで適当に頼む。
余ったら好きなもの買っていいぞ。
「本格的に子どものお使い以下ですね」
何を言う、昨今の不景気な日本において三千円というのは充分大金……
「あーはいはいわかりましたって」

さあてゼミ生Aが行ったところで今回の実験に使うサンプルを紹介しよう。

このケースに入ったサンプルを見てくれたまえ。
「れいむだよ!ゆっくりしていってね!」
「まりさだぜ!ゆっくりしていってね!」
サンプルY-10とY-11だ。
まあ実験用マウスみたいなものだと思ってくれればいい。
「ど、どぼぢでぢゃんどよんでぐでだいどぉおぉおお!?」
「ま゛りざなんだぜ!わいいれぶんなんて変ななまえじゃないんだぜえぇえぇえ!?」
おや、ゼミ生Aが帰ってきたようだ。
「「ぢゃんどおなま゛えよ゛んでよおぁぉぉおおおおおお!!」」

「適当に買ってきました」
ありがたい。

ふむ、ところでこのスルメはゆっくりがうれちーちーする程喜ぶのかね?
「さあ?駄目だったら私食べますけど
多分駄目だと思うんで食べさせずにおいといてくれませんか?」
「いかくさいのぜ!」
「そんなどーてーくさいのれいむいらないよ!」
あとこれは缶ビールに見えるんだが?
これを飲ませてちーちーしたとしても、泥酔したためかうれちーちーなのかわからんではないか。

「教授も飲むでしょ?」
ふむ、まあ良し。
ひーふーみー……六本か。
そこの冷蔵庫に入れておきたまえ。
「わかりました
……あ、なんだジャーキーもうあるんだ、買わなきゃよかった」
オーストラリア土産のカンガルージャーキーだ。


「なんでもいいけどおなかすいたんだぜ!」
「ほっぺたゆっくりするくらいおいちぃものちょーだいね!」
よしではまずどれから行こうか……。
よし、これだ。
「ゆ!とってもあまいにおいがするよ!」
「ゆゆ!おなかがぐーぐーするのぜ!」
おお、喜んでる喜んでる。
そおれぽたりぽたりと。
「ぺーろ、ぺーろ、なにこれー!?」
「ににににににがいのぜえええええええええ!!??」
どうだい、うれちーちーは出そうかい?
「でるわけないんだぜえええええええええええ!!」
「どぼぢでごんなひどいごどずるのおおおおおお!!」
「あまいにおいにだまざれだのぜ!!あくま!ひげ!あくま!」
むう、余りウケは良くない様だ。
しかしよくコンビニにバニラエッセンスなんて売っていたな。
それに何故バニラエッセンスを買ったのかも興味深いところだ。
「カクテル造ろうと思って」
バニラエッセンスを使ったカクテルとかそんなものがあるのか。
知らなかったな。
しかし君なんかもう私の研究室で飲み会でもする気満々だろ。
まあ構わんが。
「ぺっぺっ!もっとちゃんとしたものちょうだいね!」
「こんなのゆっくりできないんだぜ!」

不評なようだ。
仕方ない今度はこれを与えてみよう。
「ゆゆ!?おじさんなにそれ!?」
うむ、これはだな。
「まりさしってるのぜ!そのしゅわしゅわのじゅーすさんはとってもあまあまでちょっぴりぷちぱちなのぜ!!
はやくよこすんだぜ!!」
いや、ちょっと違うがまあいいか。

口を開きたまえ
「ゆ!」
「あーん!」
それ
「ああまたそんなジョバジョバともったいない」
「ごーくごーくし゛げき゛て゛き゛ー!?」
「なにごれおぐぢいだいいいいい!!あ゛まぐないいいいい!!」
まあただの炭酸水だから当然だな。
「それもカクテルに使うつもりだったのに……」
どんだけ飲ます気かね君。
「なんでごんなにおぐぢいだいのおおおお!?ま゛えなべだのはぜんぜんおいぢがっだどにいいい!!」
そりゃ炭酸抜けていたんだろうなあ。


しかしこれも不評とは、Y-10Y-11にまた別の物を与えてみるか。
「わいてんっていうのやめてね!!」
「い゛れ゛ぶん゛じゃない!ばでぃざだぜ!!」
バディザ?
「ぢがうのぜえええええええええ!!」
まあそういきり立つな。
おいしいものでも食べて早くうれちーちーしてくれたまえ。
そうれ。
「ぷんぷんおなかすいたからしかたなくたべてあげるからかんしゃするんだぜひげ!」
「むーしゃ、むーしゃ、そこそこー」
「しょっぱいのぜ」
ふむ、カツオの塩辛では駄目か。
ではこっちはどうだ。
そうれ。
「むーしゃ、むーしゃ、そこそこー」
「またしょっぱいのぜ」
ふむ、イカの塩辛でも駄目か。
ではこれはどうだ。
そうれ。
「むーしゃ、むーしゃ、まんねりー」
「なんでこのしょっぱいのばっかりわたすんだぜ!?
いいかげんにするんだぜ!しょっぱくてどろどろがのどにべったりからみついてしにそうなのぜ!?」
むう、塩辛三連続は不評か。
ところで最後のはなんの塩辛だったんだね?
「コノワタです」
ふむ、海鼠腸とはまた珍味な。
よくコンビニに売っていたな。
ところで君塩辛買いすぎじゃないかね。
「好きなんで」
そうか、なら仕方ないな。

「こんどこそちゃんとしたたべものわたすんだぜ!」
「ぷんぷんいいかげんれいむおこるよ!このひげ!」
すまないすまない使い捨てのサンプル共。
それじゃあこれはどうかな。
「むーしゃ、むーしゃ、うわびみょー……」
「なんなのぜこれ……またしょっぱいしくちのなかからっからになったのぜ」
「ばりばりしてたられいむくちのなかちょっときっちゃったよ……」
文句言う割には全部食べてしまったようだな。
うむなんて憐れでみすぼらしい表情。
かわいそうだから水をあげよう。
「ごーく、ごーく、しあわせー♪」
「いきかえるのぜ」
うれちーちー出そうかね?
「こんなくらいじゃでないのぜ」
「まだまだおなかすいてるよ」
そうか……。
「教授教授」
なんだね?
「増えるわかめを水で戻さずに食べるのってヤバイんじゃ……」
あ。



「ぽんぽんいたい!ぽんぽんいたいいいいいい!!」
「なんできゅうにおなかがふくれるのおおおおおおお!?いだいんだぜええええ!」
「はれづぢぢゃうううううううううううううう!!」
むう、倍ほどに膨れ上がっているな。
「胃薬飲ませるのに一緒に水一杯飲ませたのが逆効果でしたね」
ふむ、これでは実験は一時中断するしかなさそうだ。

さて実験を継続できそうに無いがこのビールどうしようか。
「とりあえずゼミのみんなに連絡してみますね」













いやあ、楽しい宴会でしたね……。
「なんで敬語ですか?」
深い意味は無い。
ところでY-10とY-11はどうなったかね。
「白目むいてるけどおなかは小さくなってます」
消化したようだな、よし起してみよう。

「ゆゆ!?ここはだれ!?れいむはどこ!?」
こういう言い回しを哲学的な問いだと言う輩が居るが私はそうは思わない。
むしろここはだれ?とはその場所の所有者の存在を示唆しソレに対する疑問を呈するような言葉であり
わたしはどこ?というのは自分が所属すべきコミュニティーへの疑問を示す言葉。
哲学的な問いではなくむしろ政治経済的な問いであるのだと主張したい。
「そうですか、それで?」
まあだからどうというわけでもない。

「ひどいめにあったんだぜ……まだぽんぽんいたいのぜ……」

さて、実験を再開するにあたり思ったのだが
食べ物路線がことごとく失敗した以上別のアプローチでうれちーちーをするよう促す必要があると思うのだが。

「はあ、そうですか
具体的には?」
どうしたら良いと思う?

「ゆっくりしたことならなんでもだいかんげーだよ!」
「せいぜいまりさたちをよろこばせるんだぜ」

うむ、ゆっくりしたことか……何かいいアイディアは無いかな。
「別に急がずゆっくり考えればいいんじゃないですか」
なるほど至言だ。
急がば回れ、焦ったってゆっくりしたことが思いつくわけがないものな。
本でも読みながらゆっくり考えるとするか。

「じゃあ私バイト行ってきますね」




「ゆ…………まり……さ……れいむもっとゆっぐりぢだが……」
「じ、じんじゃだべだよぉでいぶぅ……!でいぶぅ……!」

おやすっかり干からびて。

「お、おじざんだぢどごいっでだのぉおおぉおぉ!!」
すまんすまんすっかり忘れていた
今水をやろう。
「おみずさん!?やったよれいむ!これでたすかるよ!ゆっくりできるよ!」
「よか……まり……さ……」
「れ、れいむ……?れ゛い゛む゛ぅう゛ぅ゛う゛ぅうう!?」


「ちわーす」
おおいいところに来たゼミ生Aよ。
「れ゛ぇえ゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇえ゛ぇい゛ぃぃ゛い゛ぃぃいむ゛ぅ゛ぅう゛ぅう゛ぅ゛ぅぅう゛!!」
「なんでそんな泣き喚いてるんですか」
いやあの後本読んでる最中に用事を思い出してな。
それから仕事を片付けてそのまま帰ったから土日挟んだし丸三日は放置してた計算になる。
「あああれいむの……れいむのぎれいながわ゛がわれぢゃっだぁぁあああ!!」
「そんな干からびたのに体押し付けるから……」
いやーサンプルY-10の方は手遅れだったようだ。
無念だ。
「気に入ってたんですか?」
いや、こっそりペット屋にでも売って懐に入れようと。
「学校の予算で買ったものをこのヒゲは……」
大学には言っちゃ駄目だぞ。
「私てっきりここで買うのかと思ってゆっくり用の服買ってきたんですけど……」
はっはっは、ないない。
「教授にペットとか飼えなさそうだとは心配していましたが
まあいいか、近所の子どもにでもあげます、セール品だし
それで、それほっといていいんですか」

「れいむうぅぅう!あああれいむのおべべがこなごなにいいいい!!」
おお忘れていた。
そーれ。
たとえ干からびても水さえかければ元通り。

「あ、溶けた」
「れェェええェええェええいむうぅううぅうううぅぅうう!?」
うむ、失敗失敗。


「ああああぞんなぁれいむ゛ぅ!れ゛いむぅ!」
むぅ、なんという悲しみようか。
「うぞでじょぉ……!れいむぅ!いっじょに……ま゛りザどイッじょにずっどゆっぐりぢようっでぇ……!
もうふだりでずむだべのおうぢのあ゛なだっでほっだどにぃい!!うぞだぁ……うぞだぁああああ!!!」
む、見たまえゼミ生A。
「なんですか、なんかかわいそうだからあんまり見たくないんですけど」
科学の進歩には時に残酷な行いも必要なのだよ。
それよりほら、ちーちーしてるぞ。
「明らかに歓喜の感情からしてるんじゃないですよねこれ」
まあ比較用ということでサンプル取って置こう。
あと中が汚れたからそこの別のケースとって。
「はいはい」

「うううれいむぅ……ぐずっ、れいむぅ……」
まあそう泣くな。
「ケース移動終わりました」
流石手早い
有能だな。

「それで、次はどうするんです?」
うむ、食べ物でのアプローチはことごとく失敗したので今度はマッサージでもしてみようかと。
「へえ、そんなの出来るんですか?」
いや、自信ないのでこのブーンとなる奴で電気按摩的にだな。

「ちょっと!何出してるんですかいやらしい!セクハラで訴えますよ!?」

いや愛用の電動歯ブラシを取り出しただけで何故そこまで言われなければならないのか。
「え……?」
ねえなんで、なんで?
「黙れヒゲ」
…………。
まあ気を取り直していってみよう、これ以上追求したら訴えられそうだしな。

ではいってみようか。
「くるななんだぜ!おばえなんがもうじんぢないんだぜっ!
まだれいむのどぎびだいにひどいごどずるんだああああ!!」
ああすっかり信用ないな。
「じゃあ私が」
「おばえぼどうるいなのぜっ!ぐるな!ぐるなああああああ!!」
「……」
すっかり疑心暗鬼だな。
まあいいか。
それそれ。
「あふんっだめなのぜまりさにはれいむというすてでぃーがーっ」
もう死んだろう。
残念なことだが。
「らめええええええ!!ごべんねれいむンほおおおおおおおおおおおおおすっきりー!!」
よし。
「何がですか」
「あふうんきもちよすぎてうれちーちーでちゃうのおおおおおおお……!!」
おお、やったぞ。
「えー、こんなんで出されたら今までの苦労は……」
君苦労というよりむしろ散々おいしい目見てただろ私の研究費飲み会の足しにしてたし。
「教授もノリノリだったじゃないですか」
そんなことよりサンプルを取らねば。
さあここからが本番だ。
手伝ってくれたまえゼミ生A。
「あ、私次の講義出なきゃ」
あ、そう……。







「ちわーす」
おお来たかゼミ生A。
「どうですか実験?」
うむ、素晴らしい成果が出た。
まずこれを見てくれたまえ。
「れいむぅううぅうう……れいむぅぅうぅうぅぅうぅ……!!」
どうだね。
「まだこの前のこと引き摺ってるんですか
まあ気持ちは分かりますけど見るに耐えないですね
ところでそこのタグなんですか?」
うむ、これは『かなちーちーるーむ』と書いてある。
「いやそれはわかりますけど」
次にこちらへと移し変える。
「そっちはなんですか?」
『うれちーちーるーむ』だ。
うれちーちースメルをたっぷり臭わせてある。
通常の十倍だ。
「うわあ」
そう嫌な顔するな、臭い以外は全て新品だ。
「……」
どうだね?
「泣き止みましたね」
それだけではないぞ。
「ゆ……なんだかぺにまむがむずむずしてきたよ……」
ほらほら電動歯ブラシだぞ。
「ゆ……おじさんのひげ……とってもせくしー……
まりさをすっきりさせてほしいよ……」
「……」
ゼミ生Aが気持ち悪そうな顔してるので戻そうか。
「ゆゆ……?!」
「一体何がしたいんですか?」
まあ見て居たまえ。
「……れいむ……れいむぅううぅぅぅぅぅううう!!」
「あれ、また泣き出しましたね」
そうなのだ。
君もこれがどういうことなのかもうそろそろわかったんじゃないかね?
「……尿の臭いからその時あったことに関する記憶・感情を再生するようになってる……?」
そうなのだ。
私が考えるに恐らくこうして危険なことがあった場所ではかなちーちーをしてその臭いから
その場所であったことを思い出して避けるようになり
逆においしいものを手に入れた場所などではうれちーちーをしてその臭いからまたそこで食べ物を得ようという
記録的マーキングのような役割があるのではないかと思うのだ。
おもしろいのがその時の感情まで再生するという点だ。
私は前からゆっくりは本能的な面より情緒的な側面が強い生き物と思っていたが、この件でその意見を強めたよ。
これはそういう特徴故の進化だと思うわけだ。
「なるほど、ちょっと興味湧いてきました」
さすが我がゼミの生徒で一番優秀なだけあるな。
それで次の課題だがではこのちーちーの臭いはちーちーした本人のみに有効なのか他のゆっくりも同様の感情を想起するのか
ということなのだが……。
「あ、教授教授」
なんだね今いいところなんだが。
「後ろ」
ん?
「れ゛い゛っむ゛ぅぅう゛う゛う゛っう゛!!いば……ぎぐよ゛っ」
あ。

「ケースの壁に頭打ちつけて死ぬっていうのは中々壮絶な死に方ですね」
そんな、なんということだ。
Y-11よ、なんと早まったことを……。
「……教授も動物に愛着わいたりするんですね」
いやまだまだ実験に使おうと思ってたのに予算申請してゆっくり調達してもらわにゃならんと思うと億劫で億劫で。
「まあそんなことだろうとは思ってましたよ
あーあーかわいそうに」
科学の進歩には必要なことなのだよ。
気が向いたら黙祷でもささげるといい。

さて、何にせよとりあえずはケースを掃除しないといけないな。
見たまえ、ケースの中が餡子まみれだ。

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最終更新:2009年05月18日 16:02
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