ゆっくりいじめ系2603 Biohazard Yukkuri 4 (6)

※虐待成分皆無? 酷い目にはあいますが、はっきり言ってぬるま湯です
※某有名ホラーアクションゲームの4のパロディです ネタバレが嫌な人はご遠慮ください
※台詞が読み難いので、漢字表記です
※各ゆっくりの喋り方がよく分からないので変な所があるかもしれません
※不完全なスペイン語表記あり
※登場する人物は全てゆっくりです 便宜上、村人等の表現をします
※登場するキャラの配役は、どちらの原作にも余り関係しません
※物語を円滑に進める為、通常のゆっくりに比べて知能は高めです





【ばぁいおぅはざぁど ゆっくりぃ ふぉうぅ…】

          (6)

Chapter 1-3 START ...



合衆国の組織からの通信が入った。

「ミョン、大丈夫?」
「ああ、何とか…。 それより気になる事を言っていたみょん…。
“同じ餡”が混じったとかどうとか…」
「“同じ餡”…、気になるわね。
でも、どうせ考えるだけ無駄だからさっさと進みなさい」
「ひょっとしてさっき扉の謎解きさせたのを怒っているみょん…?」



先程のマリサ・メンデスの言葉がどうにも気になるミョンは、
詳しく聞く為にマリサ後を追って部屋の中へと戻った。
警戒しながら扉を開けたが、いとも容易くマリサの舌に捕らえられてしまう。
構えていた銃が締め上げによって暴発し、壁に掛かった肖像画に穴が開いた。

「お前が汚れた臭い体であちこち調べるから、
マリサのゆっくりプレイスが滅茶苦茶なんだぜ!
責任とってクリーニング代払うんだぜ!!」

大層ご立腹である。
それもそのはず、マリサの部屋は全ての収納スペースが開かれ、
ミョンが体を拭いたシーツは茶色く変色してぐちゃぐちゃ、
部屋の中の小物は一面にばら撒かれており、中には壊れている物もある。
唯一無事なのは全く読めない為見向きもされない本棚ぐらいだ。
やはり家捜しはRPGの勇者のみに与えられた特権なのだろうか。
とても許してもらえそうに無い。

ミョン「マ、マリサさん…! やめましょう、こんな事…!」
マリサ「駄目だぜ! だったらこの部屋綺麗にして使えるようにするんだぜ!」
泣く泣く財布を取り出すミョン。
ハニガン「ミョ、ミョン…」
マリサ「B・S・K! B・S・K!」 ※BSK=賠償金の略

その時、窓の外から赤い光が一筋マリサに向けて伸びた。
続く発砲音、何者かがマリサを銃撃したのだ。
残念ながらマリサの分厚い皮によって殆どダメージは無かったが、
マリサはミョンを放り出し、窓の外の何者かに標的を変えて突進していった。
だが、何者かはそれより一瞬早くワイヤーロープを巻き上げて屋根の上に消えていった。
標的を失い、勢い余って窓を割り外に飛び出したマリサ。
「おそらをとんでるみたいだぜー!」という声が聞こえた様な無い様な…。
ともあれ、ミョンは何者かに窮地を救われたのだ。



「あれ、暴発した弾はどこに飛んでいったんだみょん?」

きっと割れてしまった窓ガラスにでも当たっていたのだろう。
そんな音はしなかった様な気もするが気にしない。



さて、何者かの正体とマリサの行方を確かめる為、
マリサの割った窓から外を覗いて周囲を探るミョン。
残念ながらどちらの姿も見えなかったが、
その代わり、ミョンにとって見たくも無い者が視界に入った。
頭から袋を被り、対ラスボス究極兵器を装備したゆっくりの姿が!
幸い距離がある為、今の騒ぎにもこちらに気付いた様子は無い。
だが、ミョンにとってはトラウマを呼び覚まし、餡子を甘くするには十分であった。
そして極度の緊張から催したミョンは、ゆっくりプレイスを求めて駆け出した。

「ゆゆゆゆゆっ! 漏れる~!!」

間一髪、階下に目的の部屋を見つけて駆け込むミョン。
慌ててドアを開け放ち中に飛び込むと…!

「ウンコダ ステーロー!」
「ゆぎゃあああああ!!」



「すっきり~~~~~」

とても爽やかな顔で部屋から出てくるミョン。
部屋の中は見るも無残な状態なのだが、もう二度と立ち寄る事も無いだろう。



さて、出すと減るポンプの様な構造のゆっくりは、次に当然入れなければならない。
マリサの家の1階には食卓が置かれていた。
今まで村で見てきた食卓は、既に腐乱しており見れたものではなかったが、
さすがに長老と言うべきか、まともな食事を取るようだった。
そして、食卓があるという事は調理場も存在しなくてはならない。
食う事に関してはかなり頭が働くミョンはすぐにその結論に至り、
本能に突き動かされて食料を漁った。 半ば、現実逃避も含まれている。

何か入っていないかと開けたオーブンの中に茶色の卵が入っていた。
早速食べようとするミョンだが、そこに通信が入ってきた。

「ハニガン、今食事中だからちょっと待って欲しいみょん!」
「まぁ、話を聞きなさいよ。 あなたは今卵を食べようとしているのよね?」
「そうだみょん! それがどうかしたかみょん?」
「手元の資料にとても興味深い事が書かれていたの。
何でも卵をもっと“おいしく”できる調理法ですって」
「もっと美味しくだって!? それは是非教えて欲しいみょん!」
「それじゃあ、まずオーブンを切り替えて電子レンジにしてくれる?」
「了解だみょん! 次は何をすれば良いみょん!?」
「後は卵を適当な時間加熱すれば完成よ。
後で食べた感想を教えて欲しいわね、“是非”」

ハニガンの言葉の“是非”の部分に妙なアクセントを感じ取ったミョンは、
本能的に食べるのを止めた。
その代わりに2階の棚から見つけた緑の草を食べ、
意を決して家の外へ飛び出していった。



「飛び出して来たは良いものの、何とかあいつを避けられないみょんか…」

物陰から袋覆面を観察しながら策を練る。
その時、ミョンの頭の上に電球が光った!

「ぴこーん! 食料を投げて、それに気を取られている内に通り抜けるみょん!」

意地汚いゆっくりならばきっと夢中になって食べる筈だと考えたミョンは、
自らの作戦の余りに完璧ぶりに思わずハニガンに自慢しようかと思った。
相手が満腹だったらどうするのか、そもそも道に食料が落ちている事の方が、
よほど不自然だとは思わないのだろうか。 愚か。 さすがゆっくり、愚か。

「丁度さっき調理した卵があるみょん。
これを地面に置いて、音を立ててあいつを誘き寄せれば…」

仕掛ける方もゆっくりならば、仕掛けられる方もゆっくりである。
道に置かれた卵を見つけた袋覆面は、躊躇いも無くそれを口にした。

炸裂音! 驚いて振向いたミョンの視界に、袋覆面だった物の残骸が映っている。

「こ…、これはっ!?」

愕然としているミョンにハニガンが通信をしてきた。

「ねぇ、ミョン、さっきの卵もう食べた? どう、美味しかった?」
「ハ、ハニガンッ! これは一体…っ!?」
「どうしたの?」
「……………」
「………?」
「いや、何でもないみょん…。
さっきの卵だけど、とっても美味しかったみょん!
良い事教えてくれてありがとうだみょん!」
「ねぇ、ミョン。 本当に美味しかったの…? 何か変わった事は起きなかった…?」
「特に何も起きなかったみょんよ。
でも、本当に“おいしい”からハニガンもやってみるみょん、“是非”!」
「そう…、なら良いんだけど…」

所変わって、合衆国の組織の作戦司令室。
ここからハニガンはミョンに通信を繋いでいる。

「おかしいわねぇ? ああすれば楽しい事が起こる筈なんだけど…。
もしかして、この本に書いてある事は嘘で、本当は美味しいのかしら…?」

この後、ハニガンはレンジ卵を一度に大量に頬張り、大火傷を負ってしまう。
幸い分厚い皮のおかげで大事には至らなかったが、
暫く通信は不可能になり、その間別人が補佐を担当する事になった。



幸運にも袋覆面を撃退する事の出来たミョン。
意気揚々と村への道を進む。
途中、村人に襲撃されたり、いつかの学園物の黄金パターンを体験したりしたが、
そんな事は大した問題ではなかった。



村へ通じる道への扉に掛けられていた閂を外し、村中央へと戻ってきたミョン。
中心からきっちり2分されたり、黒焦げにされたりという嫌な記憶が蘇りつつも、
襲い繰る村人を蹴散らして進む。
そして以前村人達が消えていった、教団の紋章のついた扉の建物の鍵を開けた。
中にはいつものレジがあったのでいつもの様に鳴らしておく。

“カタカタカタ、チーン!”



建物の中は、地下の洞窟へと道が伸びていた。
その入り口の梯子の手前、赤いランプが天井に吊られているのだが、
そのランプの中に何か光る物が見える。

「撃ち落としてみるみょん」

実はこのランプ、オイルランプである。
内部のオイルに火を灯して光らせる道具であり、そんな物を撃ち落とせばどうなるか?

「ゆぎゃああああああ! また燃えるみょーんっ!!」

当然付近は火の海になる。
頭からオイルを被ったミョンはこんがり焼けた焦げ饅頭になってしまった。
しかし、燃焼では体力は尽きない為、それでも生き残っている。
ランプの中で光っていたのは桃色の宝石だったが、高い代償を払ってしまった。



辛うじて生きてはいるが、いつ死んでもおかしくない瀕死状態。
重い足を引きすずりながら進んでいくと、やや広い空間に出た。
再び赤いランプが吊られているが、今度はその周りに何かある様だ。
ランプの光が眩しくてよく分からないので今度は十分に離れて撃ち落とす。
先程身をもって学習した為、離れて撃つのは当然だが、
是非近くで撃って燃焼では死なないという事を証明して欲しかった。
周りで光っていたのは宝石と首飾りであった。
一体どういう意図で天井に首飾りを引っ掛けたのか?
その謎は少し進んだ所で全て解けた。



奴がいた。

「どぼじで生ぎでるのぉおおおおおっ!!?」
「ひっひっひ! うぇるかぁむ!」

確かに撃ち殺したはずの武器商人、または変態露出狂がそこにいた。

「私からの贈り物(首飾り)を受け取っていただいた様で!
という事は、OKのサインという事で! うぇるかぁむ!!」
「あれはお前がやったかみょ~んっ!!?」

首の無い(首だけ?)のゆっくりに首飾りを送ってどうするのか?
そんな事は大した問題ではない。
重要なのはこれからミョンの身に降りかかる出来事である。
焼け焦げてボロボロの体で逃げようとするが、うまく動けない。
逃げ切る事が出来ず徐々にその差を詰められていく。
そして遂には捕まってしまった!

「さぁ、歓迎してあげますよ~!!」
「お前、本当はアリスじゃないのかみょ~んっ!!?」
「いえいえ、私はれっきとした“にとり”ですよーっ!?
さぁ、力を抜いてくださ~いっ!!」

自分で正体を暴露する正体不明の武器商人。
ミョンを押さえつけ、何をするつもりなのだろうか。
全ては青い炎の照明の揺らぎに遮られ、ぼんやりとしか分からない…。

「アッ―――――!」

Oh , nice man !



……………。

ミョンもハニガンも通信不能の為、このレポートは不明瞭な部分がある。
ミョンに詳しく説明する様に命じたが、決して語ろうとはしなかった。
余程の事があったのか、痛みを堪えつつ後ろを気にしていた様だったのだが…。
大筋には関係ない様なのでそれ以上は問わなかったが、
この怪事件のもたらした惨劇の一つなのだろう。
まだまだレポートは続きが存在するので、その内何となく分かるかもしれない。






【マリサの家でミョンを助けたのは誰なのか?
プレイヤーに「これは!?」と思わせる演出がにくいです。
そして前回最後と言いつつもまた“下”ネタをやってしまった…。
これは原作にそんなものが多いからいけないんだな、きっと。
村人の台詞は正しくは「Un forastero!(ウン フォラステロ! = よそ者だ!)」です。
なお、レンジ卵は非常に危険ですので決して真似をしないで下さい】

※スペイン語始め英語その他諸々間違っていたら御免なさい 文法とか…

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最終更新:2009年05月11日 18:37
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