ゆっくりいじめ系2499 とあるきめぇ丸の一日

※注意
虐待らしい虐待なし
俺設定がいっぱい
とりあえずその他いろいろ。




『とあるきめぇ丸の一日』


ジリリリリ
がちゃ
「はい、もしもし。はい。はい。わかりました、すぐ参ります。」

皆様こんにちは。
突然電話から始まり申し訳ありません。
うざくてキモイと評判のきめぇ丸です。

私はいわゆる飼いゆっくりという身分です。
文面からではお見せできないのは残念ですが、
頭には髪飾りのように銀色に輝くバッヂが付いております。

これから、私の飼い主であるご主人を迎えに参ります。
戸締まりをきちんとして・・・、よし。

私のご主人は・・・まず、男性です。
無職ではありません。ちゃんと働いています。
街のレストランで働いております。

趣味は・・・何かをやればそれを趣味と言い張るので
実際の所私にもよくわかりません。
それはべつに問題ないのですが、ご主人には一つだけ困った癖があるのです。

ああ、着きました。

デスクに向かう制服姿の男性に声を掛けます。
「こんにちわ。きめぇ丸です。」
「ああ、よく来たね。いつもいつもご苦労様。」

制服姿の男性は私の頭を撫でてくれます。
「いえいえ、ところでご主人は・・・」
「ああ、奴なr「ぬああああああああーーーーー!!!! なっとくいかーーーーーん!!!」
      • 全裸のマッチョマンがこちらに向かって全力疾走してきます。
きっと変態でしょうね。そうに違いありません。

「うるせええええーーーー!!! 叫ぶな!!! 走るな!!! 服着ろ!!! 死ね!!!」
「ドゥハッ!」
制服姿の男性はマッチョマンにハイキックをお見舞いし、マッチョマンを吹き飛ばしました。
壁に叩きつけられたマッチョマンは小さく呻き、数秒後、意識を取り戻しました。

「あ、きめぇ丸。どうしたんだこんな所に」
と、マッチョマンは股間の暴れん坊をブラブラさせながら私の元へ。

「ご主人、身元引受人として参りました。」
そうなのです。
この全裸の変態が私のご主人なのです。

彼の困った癖というのが、その、彼は露出狂なのです。
朝出勤するときはちゃんと服を着ているのですが、
何かの拍子に突然全裸になるのです。

しかも、悪いことと認識しておらず、むしろ「裸でいて何が悪い!」と開き直る始末。
職場で裸になると同僚達が「せめてエプロンだけは付けろ」と言ったそうなのですが、
彼は裸の上にエプロン、いわゆる裸エプロンを敢行し、
以来、職場ではほぼ裸エプロンだそうです。
どうなんでしょうね。マッチョマンの裸エプロン。
私は一応ゆっくりなので、感性は異なっていると分かっていますが、それでも引きます。

「おお、そうかそうかいつもいつも悪いな」
はっはっはと笑いながら私を抱き寄せ、頭をぽんぽんと撫でます。
      • こうされるとご主人の暴れん坊が私のおなかに当たるのですが。
もう慣れました。慣れとは恐ろしいです。

「ほら、さっさと服着て帰れ。もうきめぇ丸に迷惑掛けるな」
制服姿の・・・いえ、ご主人の幼なじみの警官さんが服を投げつけます。
ご主人は服を着るのを渋りましたが、警官さんと私とで必死になって説得したところ、
渋々ながらに服を着てくれました。

「いつもいつも主人が迷惑をおかけしまして・・・」
「いや、悪いのはそこの変態だ。きめぇ丸は悪くない」
ええ、分かってますとも。

「全く、大げさだなぁ」
「ピキピキ」
その後、ご主人は警官さんにぼこぼこにされ、捨て台詞を吐いて帰路に。

「やあ、おじいさん。聞いたよ、ようやく孫に会えたんだって?」
「ああ、あんたか。そうなんだよ、私もついに自分の孫に会うことが出来たんだよ」
ご主人が道で会った初老の男性と話し込みます。
このおじいさん、奇行を繰り返し、近所では変人と呼ばれ、娘夫婦に捨てられたとか何とか。
ご主人が話し相手になることで奇怪な行動をぱったりとやめ、誰も変人と言わなくなったそうな。
そして、子供が出来た娘夫婦がおじいさんの元へ帰ってきたそうなのです。
結局、寂しくて奇行に走ったんでしょうね。
おお、感動感動。

ご主人もこのおじいさんのように奇行を止めていただけるとうれしいんですがね。


普段なら10分もあれば着くのに、今日は夕方だからでしょうかやたらと人と会いました。
仙人のようなおじいさんから、まだ他人を疑うことも知らなそうな子供まで、
皆ご主人の露出癖を知っているのですが、なぜかご主人の事を嫌う人はいないようです。
ご主人曰くに「人徳」と言う物らしいですが、私にはよくわかりません。
ご主人は一々会った方一人一人と話をするものですから40分もかかってしまいました。
ご主人が私と手をつないでいなければ私一人で帰ってしまうところです。

おや? 家の前によく見る糞饅頭数匹が。
「ん、何だ何だ?」
「ゆっ! ここはれいむのおうちだよ!」
「ゆっへっへ、痛い目に遭いたくなかったらさっさとまりさ様の視界から消えるんだぜ!」
「さっさと開けて死ぬみょん!」
「むっきゅっきゅ! 馬鹿な人間なんて相手にならないわ!!!」

私が戸締まりをきちんとしてたから侵入できずにまごついていたようですね。
ああ、毎度毎度の事ながらこいつら馬鹿ですね。
よりにもよってご主人に喧嘩なんて売ると…

「まりさ様の言うことが聞けない馬鹿は死ぬんだぜ!」
まりさがご主人に向かって跳ねていきます。

パンッ!

ご主人の目の前まで迫ったまりさは破裂音だけを残し、突然消えてしまいました。
糞饅頭共は何があったか理解できずに頭に「?」マークを浮かべてますが、
私には分かります。
まりさはご主人の掌底を受けたのです。
饅頭ボディでは衝撃を受けきれずに破裂し、残骸は…ありました、数十メートル先に。

まぁ、マッチョマンでスピードもあればすさまじい破壊力なるということなのでしょう。

「ヴェニス!!!」
今度は手加減したんでしょうか、
ご主人の拳骨を喰らったみょんはビクンビクンと痙攣しています。

「やれやれ、弱いくせに喧嘩なんかうるもんじゃないぞ。っと」
よっこらせと言いながらみょんを踏みつぶし、止めを刺しました。

さっきは警官さんにぼこられてましたが、本当は結構強いみたいなんです。
多分熊とかでも倒すんじゃないでしょうか。
まあ、下手に挑発したり喧嘩を売るようなマネをしなければ大抵は笑って許すような方なのですが。
そんなご主人に「殺す」だの「死ね」だの言って襲いかかれば、ごらんの通り。
ゆっくり如きではボロクズになるのが関の山。

「ゆぎゃああああああ!!! みょんがじんじゃっだああああ!!!」
れいむが泣き叫びます。
ぱちゅりーは…ショック死しましたね。

「さて、と…」
「やべでね! でいぶにはあがちゃんがいるんだよ!!! しんぐるまざーなんだよ!!!」
「おかあしゃあん!」
れいむの陰から二、三匹の赤ゆっくりが出てきました。
よくある話です。「自分はシングルマザーだから助けろ」って奴ですね。
普通なら問答無用で親子共々殺されます。…普通なら。

「へえ、そりゃ大変だ! 待ってろよ! いま食い物持ってきてやる」
はい、ご主人はこんな戯れ言に耳を貸すほどのお馬鹿なのです。
鍵を開け、家に入りすぐさま饅頭を袋ごと持ってきました。
ああ、私のおやつが…。

「ほら、持って行きな! もう人間の住処荒らそうとするんじゃないぞ!」
「ゆっ! じじいは物わかりが良いね!! 特別にれいむの家来にしてあげるよ!」
「じじぃはれいみゅのけらいだよ!」
はははと笑って「さあ、帰った帰った」と笑顔で帰そうとするご主人。

「じじい!?」
「ゆっ?」
「さすがは泣く子も笑う糞饅頭。言うに事欠いてじじい呼ばわりですか」
「ゆ! きめぇ丸だー! なんでいるのおおぉぉぉ!!!」
「はじめまして『れいむ』 そしてさようなら」
「お前は私のご主人を『じじい』と呼んだ」
「お前ここから生きて帰れると思うなよ ぶち殺すぞ饅頭!」

変態でお馬鹿な人間ですが、私はご主人のことをとても慕っております。
不慮の事故で両親を亡くし、彷徨い、
保健所職員に捕まりそうになった私を引き取り、育ててくれました。

ゆっくり如きの戯れ言でも真摯に耳を傾け、対等に付き合おうとしていました。
変態でお馬鹿ですが、とても優しく、暖かいご主人。
そんなご主人を「じじい」呼ばわりするような糞饅頭は一秒たりとも生かしてはおけません!!!

「こらこら、落ち着けよきめぇ丸」
そう言いながらご主人は私を抱きかかえます。
いわゆる「お姫様抱っこ」で。

「俺が許すって言ったんだ。お前は手を出しちゃ駄目」
ニコニコ笑いながら優しく諭すご主人。

「…分かりました」
反抗する気は起きませんでした。
私はそのままご主人に抱かれ、家の中へ。

「おちびちゃん! ここはゆっくりできないよ!!! ゆっくりしないで逃げるよ!!!」
憎い糞饅頭共が雑音を立てながらご主人から貰った饅頭を持ってぽいんぽいんと跳ねてゆきます。

主人は私をソファに寝かせると、服を脱ぎ出しました。
あ、一応誤解の無いように説明しておきますが、ご主人は変態ですがHENTAIではありません。
どちらも似たようなものだと思われてますが、ご主人は露出狂という名の変態で、
HENTAIはゆっくりレイパーという名の変態です。
ですので、私の貞操はきちんと守られているのです。

まぁ、もし求められれば受け入れるつもりではいますがね。
その時は責任とってもらいますが。おお、純愛純愛

「さぁ、きめぇ丸おいで、一緒にド○○○○ー○見ようじゃないか」
テレビから2M離れてあぐらをかき、手招きするご主人。
いつまであれば私はご主人の膝に収まって一緒に○○ゴ○ボ○ルを見るのですが、

「あ、すいません、私今から友人の所に遊びに行きますので…」
残念ながら今は用事があるので、ドラ○○○ールは夜に見ることにします。

用事というのは・・・言わなくても分かりますよね。
ご主人をじじい呼ばわりしたあの糞饅頭です。

「ゆ~ゆ~ゆっくり~」
家を出て数分。家からさほど離れていない場所で見つけることが出来ました。
人間が聞けば潰し殺したくなるような雑音を立ててのろのろ跳ねています。
間抜けです。間抜けな饅頭共です。
ついさっきまで死と隣り合わせだったというのに、どういうつもりなのでしょうか。

「どうも、(ヒュンヒュン)うざくて、(ヒュンヒュン)きもい」
(ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン)
「ききききききききめぇええええぅぇぇぇえええまるどぉぇえええすぅぅぅ!!!」
高速で首を振ったためきみょんな音響効果がかかりました。
おお、きもいきもい

「ゆぎゃあああ!!! やべで! くびふりはゆっぐりでぎないいいいぃぃいぃ!!!」
「ぎょわいよぉおぉぉおお!!!」
「おがぁぢゃんん!!!」
ああ、なんと脆弱なのでしょう。
ちょっと首を振っただけでパニックを起こしましたよ。くすくす。

「ああ、驚かせて済みません。
お詫びにおいしいあまあまをくれる私の友人の元にお連れします。」

「ゆばぁ、ゆばぁ、ざっざとづれでいっでね、」
「しょうだよ、でいむ"だぢをおどろがせたばつなんだがらね!」
おやおや、ろくに発音も出来ないとは惨め惨め。

本当はこの場で首振りで軽く虐めてから串刺しにして殺してやりたいところですが、
ご主人に止めろと言われましたからね。約束は守らなければなりません。
ルールを守って楽しく虐待。

さて、私がこの馬鹿饅頭一家を案内した先は森の中。
「この辺にいるはずなのですが・・・」
「やあ、きめぇ丸。何の用なの?」
草むらから姿を現したのはゆっくりやまめさん。
生首饅頭の一種ですが、私の友人なのです。

「お久しぶりです。やまめさん。今日はこちらのれいむ一家をお連れしました。」
「れいむ! やまめはやまめだよ!!! ゆっくりしていってね!!!」
「れいむはれいむだよ! ゆっくりしていってね!!!」
「「れいむはれいむ(ry」」

「やまめ! れいむはおなかすいたよ! ゆっくりあまあまちょうだね!!!
あと、きめぇ丸はゆっくりできないからどっかに行って死んでね!」
「「しんでね!!!」」
おお、食い意地食い意地。挨拶の後は食べ物を要求ですか。
しかも私への悪態も忘れてないとは。
何で悪態だけは忘れないんでしょうね。
それが無ければ人間に殺されることも少なくなるでしょうに。

「よく見るとやまめはゆっくりしてるね! れいむと仲良くしても良いよ!!!」
「おちびちゃん達! ちょっとれいむはやまめとお話しするからどっか行ってね!!!」
「「やだよ!!! れいむもやまめとゆっくりしたいよ!!!」」
やまめさんはゆっくり用のフェロモンを持っているらしいです。
そのためにこいつらはやまめさんを独り占めにしたがっているのです。
おお、単純単純。

「みんなでゆっくりしようよ!!!」
「ゆ、仕方ないよ。みんなでゆっくりするよ」
「「ゆっくりー!」」
どうでもいいですけど、でいぶさんは可哀想なシングルマザー(笑)じゃなかったんですかー?
子供達蔑ろにして良いんですかー?
と高らかに言ってやりたいですけど、我慢です。

「折角だからとっても素敵な物を見せてあげるよ!
れいむ、やまめが合図するまでちょっとの間、目を閉じてね!
ゆふふ、ゆっくり楽しませてあげるよ!!!」
「ゆっ! ゆっくり理解したよ!!!」
「「したよ!!!」」

「ゆっ! むちむちするなんて、やまめったら大胆だよ!」
「やまめおねーしゃん、むちむち気持ちいいよ!!!」
「もっとむちむちしてね!!!」

「いいよ! 目を開けてね!!!」
「「「ゆっくり目を開けるよ」」」

「ゆ? ゆげええええええええ!!!」
「何これぇ!!! ぜんぜんうごけないよおおおぉぉぉおぉぉ!!!」
「この間抜けめ! あの世でも見てくるんだな」

「ぷっ、くく、ははははは!!! (ヒュンヒュン)アヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」
もう駄目です。我慢できません。ここでしーし・・・じゃありませんでした。失礼。
馬鹿饅頭共が目を閉じている間にやまめさんはとりもちを吐いて拘束していたのです。
それに気付かずに「大胆だよ!」とか、一体全体何を想像したんでしょうねぇ、このエロ饅頭

「ゆあああああ!!! やべでね! れいむはしんぐるまざーなんだよ!!!
かわいそうなんだよ!!! ・・・そうだこどもたぢたべでいいから、れ"いむはだずげでね!!!」
いやー、饅頭、追い詰められると何しでかすか分からないですね。
子供売りましたよ、このでいぶ。

「なんでしょんに"ゃごどいうのおおおお!!!」
「やべでね!!! れ"いむだぢをだずげでね!!!」

「そうだ!! きめぇ丸!!! れ"いむだぢをだずげでね!!! じじいに言われたでしょ!!!
でいぶたちをたすげろって!!!」
「はいぃ? 私はご主人に『手を出すな』とは言われましたが、
『助けろ』なんて言われてませんねぇ(ヒュンヒュン)
それに、私はご主人は知っていますが、『じじい』なんて知りませんねぇ」
「いいがらでいぶをだづげろおおおおおお!!!」
「(ヒュンヒュン)おお、無様無様。私はご主人の言いつけ通り、手を出しませんから
安心して食べられてくださいね。
き・め・え・丸!(ヒュンヒュン) う・ぜ・ぇ・丸!(ヒュンヒュン)
清く!(ヒュン) 正しい(ヒュン)
射名丸ぅぅぅぅ!!!!(ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュン)」
「きべぇばるのうらぎりぼのぉおお!!!」

やまめさんはもはや打つ手無し親れいむの目の前へ。
「君に…死が……」
メリメリメリ…
やまめさんの口が大きく開かれたと思うと、中から蜘蛛のあごの部分のような触手が出てきました。
「ゆぎゃああああ!!! なんなのごれ! なんなのごれえええええ!!!」
ずぶぅ、ずぞぞぞぞぞぞぞぞ!!!

そしてその触手は親れいむの額に突き刺さり、中身のあんこを吸い出していきます。
「やべっ、ゆぎいいいぃぃぃいいべべべべべべべべ、ぽぽあっぱそぽあpdぱs」
「…ぷべっ!!!」
あっという間に親れいむだったものは皮だけになってしまいました。

ぷるぷる…
しかし、やまめさんがあんこを吸い出す直前に注入した毒の効果で親れいむは死ぬことも出来ず、
ひたすら苦しみ続けます。これは保存食になるそうです。

「「ぴぎゃああああああ!!!」」
うるさいガキ共も同じようにぺらぺらになりました。

「きめぇ丸、いつも悪いねぇ。」
「いえいえ、私の方こそいつも面白い物を見せていただいてありがとうございます(ヒュンヒュン)」
今日のようにご主人が気まぐれでゆっくりを見逃そうとしたときはこうやってやまめさんの元へ
連れて行き、始末して貰います。

彼女は元々捕食種ではありませんでしたが、
飢えてゆっくりの死体を食べたときにゆっくりの味の虜になったそうです。

それ以来、使い道の無かった触手と、とりもちをフルに活用して狩りをしているそうです。
フェロモンで油断させ、とりもちで動けなくし、
触手であんこを吸い出し、毒を利用して死なないようにし保存食に。

「それでは、また」
「うん、またね」

私が森の入り口へ差し掛かった頃、
「ちょっと待つんだぜ!! そこのきめぇ丸!」
しゃべり口調からするとまりさ種でしょうね。

「はいはい、毎度おなじみ、うざくて…」
振り向いて驚きました。
私、いえ、人間並に巨大なゆっくりまりさが三匹。
苛つくにやけ面でこちらを伺っています。

この手の連中は大抵クズです。脅し、騙し、殺し、と何でもありで非常に迷惑です。
「ゆへへへ、さすがのきめぇ丸もまりさ様のいげんに驚いてるんだぜ!!!」
「きめぇ丸だからって調子に乗ってるとどうなるか思い知らせてやるんだぜ!!!」
「まりさ様達がたっぷり可愛がってやるんだぜ!!!」
まずいですね。距離が近すぎます。

とにかく、空に逃げればおってこるぇっ!!!
「あぐぅうう」
「ゆへへへ! 逃げられるとでも思ってるのかだぜ!!!」
足、足を噛まれて!?

「ゆふんっ!」
ぐちぃ!

痛! あ、足が、足が!

「足を潰せば逃げられないんだぜ!」
「あぐ、あぐうぅぅうううう!!!」

あ、ああ、わ、私の足が!

「きめぇ丸のあしなんてぽーいしてやるんだぜ! ぺっ!」ぼとっ
「ゆひひ、その邪魔なはねさんもぶちぶちしてやるんだぜ!」

え、は、羽? 羽をどうするつもり・・・
「あ、ぐあああああああ!!!」

ああ、私の、私の自慢の翼が…

嫌…助けて、助けてご主人…


あれからどのくらい時間が経ったのでしょうか
足を噛み千切られた時は大変動揺しましたが、ボロ雑巾のようにされてしまった今では
冷静に物を考えられます。
まず私の状態なのですが、最悪です。
片足は足首から噛み千切られ、翼は根本から引きちぎられ、腕はのしかかられて潰れてしまいました。

度重なる体当たり噛みつきで私の体はボロ雑巾の用になってしまい、
今では死が近いのでしょうね。痛みも、恐怖も感じません。

ただ、相変わらず嫌なにやけ顔でこちらに向かってくるゲス三匹が見えます。
ああ、私これでおしまいなんですね。
ご主人、ごめんなさい。一緒に、アニメ見られそうもないです。

大体、何であんな都合良く三匹でかいのが出てきたんでしょうね。おお、無情無情。
どうせなら、このピンチを助け手くれる人たちが来ても良いと思うのですが。

「オラァ! 糞饅頭共! 皆殺しにしてくれるわ!!!」
あ、来てくれました。
マッチョマンの集団が巨大まりさ達を取り囲みました
「な、なんなんだぜええぇぇぇぇ!!?」
「ま、まりさ様達は悪いゆっくりじゃないぜ! 見逃して欲しいんだぜ!」

「久々の巨大種だ! みんな! 準備はいいか!?」
おー!というかけ声とともにマッチョマンによる蹂躙が始まりました。

「やべでえええぇぇぇぇえ!!!」
「いだいぃぃぃ! どおじてこんなことするのおおおぉぉぉぉ!!!」
一匹は円陣を組んだマッチョマンから同時パンチを食らい、
またあるものは蹴鞠にされ、もう一匹はマッチョマン一人が自由に虐待しています。

どうやら、駆除か何かの方々の用ですね。
良かった。これで私ご主人の下に帰れそうですね。

「ん、こいつは…」
男性が一人近づいてきました。
「ん! んん!!」
情けないことに私はもうしゃべることも出来ないので、
頭に着いてるシルバーバッヂを見て貰わねばなりません。

「ふむふむ、ああ、あの変態のか」
…事実ですが、ご主人を馬鹿にされるのは少々腹が立ちますね。

男性がおーいと声を掛けると、向こうから誰か来たみたいです。
え、何このMASSIVE MONSTER?
よく見ると女性なのですが、おかしいのはその筋肉量。
今、デカ饅頭三匹を己の肉体で虐待するマッチョマン達よりもすごい筋肉量です。
しかも、すごく大きいです。ご主人と同じくらいはあるんじゃないでしょうか…

「うわ、これは酷いな。すぐに手当てしなければ…」
見た目とは違って結構優しいんですね。このMASSIVE MONSTER、いえ、女性は。

「ああ、こいつを飼い主の所に返してやって欲しいんだ。やってくれるな?」
「やれやれ、久々に思いっきり体を動かせると思ったんだけどなぁ…」
「まあ、次は一番最初に奴らで『遊ばせて』やるから、な?」
「ま、いいか。住所はこの銀バッチの場所でいいんだね?」
「おう、頼んだよ」
女性は私の千切られた翼と、足を回収し、大きな腕で私を抱きかかえて運んでくれます。
そう言えば、ご主人以外に抱かれるのは初めてですね。

とは言っても、痛たた。安心出来たら体中痛み出しました。
これも生きてる証。…とは言え、我慢できるレベルの痛みじゃないですよこれ。

帰りに女性は色々話してくれました。
あの大型まりさ達は最近現れて、あの森の中で暴れ回っていて、
今日有志が虐待、もとい駆除に来たそうです。
とは言っても、襲われて大怪我をしたのは私だけだそうで、
他に襲われた人たちの話では、適当に殴れば泣き叫んで捨て台詞を吐いて逃げるとのことでした。
まぁ、のろまだから子供の足でも簡単に逃げられるとも言ってましたが。

…私って非力なんですね。おお、無様無様。
帰ったら、ご主人に沢山甘えるとしましょう。
きっと今の私なら一晩付きっきりで看病してもらえるでしょうね。
一晩中相手してもらえるなんて、ご主人に拾われて間もない頃以来ですね。

ちょっとテンション上がってきそうです。…首が動かないのがとても残念ですが。
ああ、そういえばご主人はちゃんと服を着ているでしょうか。

もしこの女性がご主人の全裸を見て私を放り出したら、また傷がひどくなりますね。
それは勘弁です。

ピンポーン
ガチャ
「はい、…きめぇ丸!? どうしたその怪我!!!」
ほっ、ちゃんと服を着ていました。
「ああ、この子の飼い主か? 実は…」
しゃべれない私に変わり、女性が私の身に降りかかった不幸を代弁してくれました。

「そうか…、とにかくすぐに治療を!」
私は二階にある私の自室のベッドに寝かされました。
ご主人は台所へ向かいます。きっとオレンジジュースを取りに向かったのでしょう

「とりあえず、取れた足と羽をくっつけようか」
女性は風呂敷包みを広げ、そこから私の足と翼を取り出しました。
ああ、助かります。カタワになることを覚悟していましたが、治るなら治していただきたいです。

「よし、針と糸と…」
ぷつっ
…!!!
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!

な、何!? 何をしているんですか!?
足下を見ると、女性が噛みちぎられた足を針と糸で縫いつけています。
的確な処置かもしれませんが、、痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!

「………」
女性はてきぱきと私の足と翼を縫いつけ、足には包帯、翼はサラシで固定しました。
ものすごく痛かったです。
出来れば麻酔をしてからにして欲しかったです。

「きめぇ丸、ほら、オレンジジュースだ」
ご主人が私を抱き起こし、口にオレンジジュースを流し込みます。

ん、ん、ん…
「ニャーン」
あれ? ご主人にお礼を言おうとしたのですがうまく発音できません。

「どうした、きめぇ丸? 猫みたいな声出して」
「命の危機に立たされたからまだパニック状態なんだろう。
二、三日もたてば元通りしゃべれる用になるさ。
あ、あとちぎれた足と羽はもう縫合したから大丈夫。これも二、三日で治るだろうさ。」
へー、自分でも知りませんでした。

「いや、本当ありがとう、君がいなきゃきめぇ丸は死んでしまうところだった」
「なに、例を言われるほどの事じゃない。医者としての本分を果たしただけだ」
どうやらこの女性、ゆっくりの医者として生計を立てているご様子。

「また、怪我したり何かあったときはここに電話をくれ」
「おお、ありがとう!」
「ニャーン」
名刺をご主人に渡し、颯爽と出て行きました。二階のベランダから飛び降りて。

「すごい漢だ」
「ニャーン」
ご主人、男ではありませんよ。

でも男前です。あの女性男前すぎます。タカさんと呼ばせてください。
今度ご主人と一緒に挨拶に伺います。

「よし、とりあえず今はきめぇ丸が早く回復するようにいっぱい食べさせなきゃな!」
「にゃーん」
ご主人、私お腹すきました。

「おお、そうだ! せっかくだから今年の新作を食べさせてやるよ!」
そういってご主人は一階の台所へ向かいました。
私はこのままおとなしくベッドに寝ています。まだ体がうまく動かないので。

ご主人は機嫌のいいときに働いてるお店の未発表の新作メニューを作ってくれる事があります。
今度は何を作ってくれるんでしょうか? 楽しみです。

「……ゃー!! ど………………ぉぉお!!」
糞饅頭共の悲鳴が聞こえた気がしますが、きっと気のせいです。

「お待たせー!」
裸エプロンのマッチョマンがクロッシュを被せた大きな皿を持ってきました。
もしかして、さすがに女性の前で全裸は恥ずかしいと思ったのでしょうか?
それだと良いのですが…

「さあ、お嬢さん。本日のおやつでございますよ!」
クロッシュを取ると、そこには湯気を立て、わずかに痙攣する成体れいむと子れいむ。

「当店の春の新作『親子ゆっくりの活け蒸し・二種のフルーツソース添え』です。
さ、俺が食べさせてあげよう」
「ニャーン」
ご主人はナイフとフォークで器用に赤れいむの頬を切り取ります。

さくっ
「ゅ"びぃっ!」
「ぉ、ぢ…びぢゃ…ん」
「この料理は当店直営のゆっくり牧場で育てたゆっくりの中でも特に活きのいいれいむを
繁殖用高級まりさと掛け合わせ、最高品質の赤れいむを作ることから始まります。
植物型妊娠したれいむの実ゆっくりの中でも一番つやがよく、肌に張りのある個体を残し、
他の実は間引きます。」
ご主人は要望があれば厨房から出てきて、料理の解説をすることがあるそうです。
なので、お店のメニューすべての解説が出来ます。
おお、すごいすごい。あ、ちなみにそのときは強制的に服を着せられるそうです。
だったら今も服を着て欲しいですね。おお、理解不能理解不能。

「…さ、まずはストロベリーソースでお召し上がりください」
ストロベリーソースを少しだけ絡めた子ゆっくりの頬がフォークで私の口に運ばれます。

はむ…


「ニャーン、ニャーン、ニャーン」
あ、これすごく美味しいです。
ソースは甘みが少なく、酸味が強いのですが、子ゆっくりの餡子が酸味を抑え、
頬のほのかな甘みを引き立ててくれます。
蒸されたことでもっちりとした頬は唇でもかみ切れそうな柔らかさでありながら噛み堪えも十分。
一噛みするたびにすっきりとした甘みと苺の香りが広がります。

「喜んでくれてるかな? さて、赤ゆっくりが生まれると子ゆっくりに育つまでの間、
れいむ親子には個室が与えられます。
そこでは食べ物・遊具・遊び相手とゆっくりにとっては最高の環境が提供されます。」

「ゃべで…れ"いむ"のあ"がちゃ…ん」
さくっ
「ぃぎ…ぎ」
子れいむの反対側の頬が切り落とされます。ただし今度は餡子まで切らずに皮だけです。
「さ、今度はブルーベリーソースでお召し上がりください」
その皮でブルーベリーソースを包みます。

はむ…

はぁ…これもすごく美味しいです。
今度は酸味が少なく、純粋に頬の皮の甘みとソースの相性の良さが際立ちます。
饅頭の皮で来るんだブルーベリー饅頭ですね。

「その中で親子は何不自由なくゆっくりと暮らし、
赤れいむは親れいむの愛情をたくさん受け、すくすくと成長します。
親れいむも、たった一人のわが子として蝶よ花よと愛情を注ぎます。」

さくっ
「ぴぃぃ…」

「しかし、ある程度成長すると、突然食材としての責務を果たす日がやってきます。
出荷の日は健気にも親れいむは子れいむを口に入れ守ろうとしますが、
その美しい親子愛もむなしく箱詰めにされ、三日間乾燥室に入れられます。」

さくっ
「いぢゃぃぃ…」
「ゅぎぃ…」

「そしてひからびた親子はせいろでじっくりと蒸され、あなたの下へ参るのです。
こうして、美しくも残酷に散る親子の愛と
あえてゆっくりさせることで甘さを控え、皮の柔らかさを追求した……
えーと、何だっけ? まぁ、いいやとりあえずこの料理はこれでおしまい。
どう? うまかった?」

「にゃーん」
とても美味しかったです。
でも、薄皮をわずかに残すだけの饅頭が残りましたよ?

「この料理は皮だけを食べる料理さ。
のこった餡子の残骸は牧場のゆっくりの餌になるよ。
あ、そうだ! 本当は親ゆっくりは悲鳴を上げさせるためだけの飾りなんだけど、
俺のオリジナル料理にして食べるか!」
ご主人はナイフで親れいむの肌を円形に切り取ります。

「ぃぃ"ぃぃ"ぃぃ"ぃ…!」
そして餡子を適量乗せ、カットフルーツを包み、丸めました。

「はい、フルーツ饅頭」
はむ…

「にゃーん」
酸味のあるフルーツが餡子によくなじんですごく美味しいです。

「ぼうやだ…おうぢがえる…」
子れいむがなにか言ったような気がしますが、気にしません。
ご主人は円形に切る場所が無くなるまでれいむを刻み、フルーツ饅頭を作りました。

子れいむだったものは親れいむだった残骸に寄り添い涙を流しながら
私たちに食べられるフルーツ饅頭を恨めしそうに見ていました。
おお、哀れ哀れ

ご主人からすれば、これは食材。
魚を捌くのと大して変わらないそうです。
だから、仮にこのれいむ達が「れいむはしんぐるまざーなんだよ!」と戯れ言を言っても
彼は何も気にすることなく料理してしまいます。

料理人の鑑ですね。おお、偉い偉い。

「にゃーん」
「ん、寝るのか? 添い寝してやろうか?」
「にゃーん」
「そうか、邪魔か、仕方ないな」
添い寝して欲しいと言ったつもりなのですが…
いまいち、私の言っていることを本当に理解しているのか分からないですね。

ああ、とにかく、今日は疲れました。
明日になれば歩くことくらいは出来るようになるでしょう。
こういうところだけはゆっくりでよかったなぁ、って思います。

それでは皆様、またお会いできる日まで


終わり





言い訳タイム
何この変態
→ただのヌーディストです。勘弁してあげてください。

クロッシュって何?
→よくテレビなんかでメインディッシュを持ってくるときに皿の上に乗せる銀製の半円の蓋のことです。

MASSIVE MONSTERって何?
→特に意味は無いように見えます。この女性の元ネタがヒントですかね。

タカさん?
→しゃべりすぎは命に関わるぞ

相変わらす○○がおかしいのだが…
→仕様です。バグです。怒る?

短く、短くと考えてもなかなか短く収まらない。不思議!

今まで書いたSS
ドスまりさとゆうか1~3
ゆっくり闘技場(性)1
不幸なきめぇ丸
名物餡玉
行列の出来るゆっくり
スカウトマンゆかりん前・後
ファイティング親子とゆっくり
まりさの商売
ぱちゅりーの失敗1~4
盲点
進化
ぶっかけ!ぱちゅりー!
短い話しを一つだけ
ありふれた話
対決!ドスまりさ!
被虐のみょん_その一


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最終更新:2009年04月17日 02:37
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