ゆっくりいじめ系2478 クイーンの奇形ゆっくり2

  • 奇形ゆっくりが登場します(ゆっくり主観で)
  • 現実世界ではなく幻想郷ないという設定にしています
  • ゆっくりの平均寿命は3~4年としております
  • まむまむ表現がまた・・・・
  • 文法が幾分か微妙かもしれません








パチュリーからの返答をきいてアリスは嬉しいのか、驚愕しているのかわからないような顔をしていた。
クイーンはその巨体故、生殖行動にあたいするサイズのゆっくりがドスしかいないため、子を作ることはもう夢のようなものであった。
このアリスはゆっくり前では完璧なクイーンを演じてはいたが、内心では子供を作りたかったのであった。
だがその番い、つまり父親だが、あのクイーンを凌辱した男なのであった。


普通ならあり得ないこの妊娠に、アリスはどうすればいいか一晩中なやむことになった。


その一方で、質問を受けたパチュリーからクイーンの妊娠の事実は群れ中を駆け巡り、群れは
クイーンは子供を産むべき!!!
と主張するゆっくりと
人間との間にできたゆっくりできないゆっくりだ!!!殺せ!!!!!
と主張するゆっくりに二分化されることになった。

「くいーんのおちびちゃんはゆっくりできるゆっくりにちがいないよ、ゆっくりりかいしてね」
「あのじじいのあいだにできたおちびちゃんはゆっくりできないよ、そっちがゆっくりりかいしてね」

側近ゆっくりたちはこの騒動の鎮圧をしようと躍起になり
クイーンが決定をくだすまでの間群れのとしての機能が完全に停止することになった


翌日、クイーンは少し大きくなったお腹を引きずりながら群れゆっくり達の前に現れた。

「みんな!!!ゆっくりおはよう!!!」
「「「「「「ゆっくりおはよう!!!!!!!」」」」」」
「きょうはたいせつなおはなしがあるわ!!!!ゆっくりきいてね!!!!!
クイーンはにんげんさんにひどいことをされてにんっしんしてしまったわ!!!!!」

クイーンはあくまでクイーンとして立ち振舞うべく話を勧めた

「むりやりにんっしんされてくいーんはとてもくるしくてつらかったわ!!!!!
こんなのとかいはじゃなかったわ!!!!!!」

……どうでもいいような話が続くため以下省略……

「くいーんはきめたわ!!!!!くいーんというまえに
いっぱしのれでぃーとしてあかちゃんをうむことにするわ!!!!」



一拍おいて
この一言にゆっくりたちの半数(殺せ派)はクイーンの前で抗議をはじめた。
まあ、産まないと宣言したとしても産む派が抗議をはじめたと思うが

「くいーん!!!!あんなかとうでげれつなじじいににんっしんされて
できたゆっくりなんてゆっくりできないにきまってるよ!!!!!
ゆっくりりかいしてね!!!!!」
「どぼじでうむのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「わからないよー!!!!わからないよー!!!」
「ちーんぽ!!!!!!」

クイーンは立場上これらのゆっくりを無下にすることができず、一匹一匹に説明してまわった。
これで反対派の半数は納得したが、もう半分は納得できずに出て行ってしまった。

「こんなばかなくいーんとはゆっくりできないよ!!!!!ゆっくりしんでね!!!!!」



それからクイーンは産む準備に入った。
子育ての経験がある側近たちから育児の方法を聞き、必要な道具を作ったりして一週間を過ごした。
準備ができてからは万事を側近たちに託し、自分は巣にこもって準備を始めた。

それから四日、男に孕まされてから二週間たった。
もう生まれるはずだ、とアリスはゆっくりとしての潜在的知識で感じ取っていた。
だが、生まれなかった。お腹もかなり膨らんでいるはずなのに、生まれなかった。

「どぼじでうばれないのぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

クイーンは思わずさけんでしまった。その瞳からは涙があふれでていた。それだけ子供がほしかったのだ。


それから1週間たっても子供は生まれなかった。
クイーンは子供はクイーンのお腹の中でゆっくりしちゃったんだねと思い、ひとしきり泣いた後、
大きくなった腹を引きずりながら巣からはいずり出て、
いままでどうりにクイーンとして働くことを群れのゆっくり達の前で発表した。

ほとんどのゆっくりは残念そうな顔をしていた。
群れのゆっくり達もその誕生を待ち望んでいたのだ。一部そうでないゆっくりもいたが
この日は大きくなりすぎた腹が引っ込むまではあまり巣から出ないで指示を出すようにするという旨を伝えて巣へと戻って行った。
その顔は悲しさに溢れていた。



それから一週間、男に孕まされてから1ヵ月。

この日、腹がさらにぷっくり膨れたクイーンはゆっくりれいむの夫婦の喧嘩を収めるため久々に巣から出て
その疲労感から巣に帰るなりごはんを食べずにうたた寝をはじめた。
いい眠気にかられてたのしい夢をみていた。
アリスととかいはな子供が花畑を跳ねまわっている夢だった。

「おきゃあしゃぁぁぁぁん!!みて!!ちょうちょしゃんだよぉぉぉ!!」

クイーンにそっくりな赤アリスがちょうちょを見つけた。
とても元気で、かわいらしいあかちゃんだった。クイーンにとってはだが

「ゆふふ!!ちょうちょさんはとてもはやいからおちびちゃんが捕まえるには
とってもむずかしいわ!!」
「ゆぅぅぅ!!そんなことないよ!!ゆっくりみててね!!」

赤アリスは元気よくちょうちょに近づき、大きな口を開け
ちょうちょうぃを捕まえようとしたその時!!

「ゆぎゃぁぁぁぁ!!!!!」

アリスはいままでかんじたことのないような痛みに目を覚ました。

なんなのこのイタイイタイは!!ぜんぜん都会派じゃないよ!!!!
ありすの中からなにか・・・・でてくる。
あああああああああああああ!!!!まむまむが、まむまむが!!!!!!

アリスのまむまむは大きく広がってきた。男に入れられた時の数倍は拡がっていた。

「なにかが!!!!なにかがでてぐるぅぅ!!!」

ゆっくりのまむまむにあたるところからなにやら金色の物体が出てきた

「ゆふぅ!!!ゆふぅ!!!!」

金色の物体が出てきたと思ったらこんどは肌色の物体が出てきた。

「ゆふぅ!!!ゆふぅ!!!!!
ゆぎゃぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



スポン!!!

アリスのまむまむからなにかが出てきた。アリスは肩?で息をしながらその物体を見た。


生まれた?…クイーンの都会派な赤ちゃん?…生まれた!!クイーンの都会派な赤ちゃん!!
クイーンは体の中で死んだと思っていた自分の赤ちゃんが生まれた事を感じると
体をすくっと起こし、赤ちゃんの方向を向いた

クイーンの赤ちゃん!!ゆっくりしていってね!!
クイーンはそう自分の赤ちゃんに言おうとしたが
赤ちゃんの姿を見るや否や、言葉が出てこなくなった

「な!!!なんなのこれ!!!!!!」

ゆっくりは生まれてすぐに「ゆっくりしていってね!!!」
と返事を親に返すのだがしないどころか泣き叫んでいる。
それだけならまだいいのだが、体が他の赤ゆっくりと比べてもとても小さく
、体のしたから体以上に大きなよく分からない触手のようなものがあった。
その赤ちゃんは触手のようなわけのわからない物体を右、左に動かしていた。
金色の髪の毛をしてはいるものの、顔はアリスのものではなかった。
このとき、アリスは思った。

ありすの赤ちゃん、とてもゆっくりできていないよ。
奇形ゆっくりだよ。
どうしよう、飾りもないし、きっとほかのゆっくりからいじめられるわ。
みんなの言うとおりだったわ…やっぱり人間さんからはゆっくりできないゆっくりしか生まれないわ!!


クイーンはこのゆっくりしていない赤ちゃんは
今後ゆっくりできることはないならいっそいまここで楽にしてあげた方がよいのでは
と考え始めた。

ゆっくりは基本的に自分とは違う姿の同族を嫌う
たとえ親姉妹であろうと、飾りがないとなぜかゆっくりできないという理由から
遠慮なく排除しようとする
飾りがなくなっただけでこれである、奇形のゆっくりともなると
どのゆっくりも何十メートル離れていようとゆっくりできないという理由から
排除しようとするのだ。
どう考えても、クイーンの赤ちゃんはゆっくりした日々を過ごすことが出来ない
クイーンは必死に考えた。


何時間すぎただろうか、ゆっくりかんがえていたアリスはいつの間にか眠ってしまい、
いつの間にかおひさまが山から顔を出そうとしていた。

アリスは日光の明かりで目を覚ました。そこでアリスは見た。

「う~~~~~、う~~~~~~」

アリスが生んだ赤ちゃんが巣の中にあったベッドのはっぱを体からはえた触手のようなものを器用にはさんで掴み、
それを興味しんしんに噛みついたり投げたりしていた。
ゆっくりから見れば、うまれたばかりの赤ちゃんがなんにでも興味をしめし、
それに触れようとするのは当然のことであった。

だが、クイーンには違って見えた。
この子はゆっくりできないんじゃないわ、このこはじぶんひとりでもゆっくりできるにちがいないわ。
みんなとはちがうんなら、みんなとはちがうようにそだてればいいんじゃないと映った。

「ありすのあかちゃん!!!!ゆっくりしていってね!!!!!!」

アリスの赤ちゃんも笑って答えてくれた気がした。





クイーンアリスがこの奇形ゆっくりを生み、育てるときめた時は、群れ中が大騒ぎになった。
クイーンにとっては予想通りの展開だったが、本人は気にしないことにしていた。
真っ先に挙がった抗議のセリフが

「そんなあかちゃんゆっくりできていないよ!!!!!ゆっくりどっかへやってよくいーん!!!!」
「れいみゅのほうがきゃわいいよ!!!!そんにゃきちゃないやちゅはどこきゃにすててきてね!!!」
「くいーんがやらないならまりささまがゆっくりつぶしてやるんだぜ!!!!!ゆっくりどくんだぜくいーん!!!」

まあ、お約束のようなセリフがでてきた。
だがクイーンはあまりに自分勝手な発言はスルーし、自分にまっとうな意見をしてくるゆっくりに
のみ対応した。
自分がゆっくりできないから潰せ!!という意見を聞いていたらキリがないからだ。
これでさらにゆっくりが去っていった。

このときは半数以上がクイーンに賛同していた。クイーンを信頼している個体が多かったからだ。
クイーンがちゃんと働いてくれるんなら我慢できるよ!!残ったゆっくりはそう考えていた。

だが自分がゆっくりできないというくだらない理由からクイーンがいない時をみはからってこっそり巣に侵入して
奇形ゆっくりを殺そうとするゆっくりも少なからず出てきた。

「あんなきたないゆっくりがいるんじゃまりささまがまったくゆっくりできないんだぜ!!!
あんなみにくいやつはゆっくりつぶしてすっきりするんだぜ!!!!」

と奇形ゆっくりをつぶしてやろうとクイーンの巣に忍び込もうとしたが

「ゆっへっへっへっへっへ、さあてすっきりたいむのはじま・・・・
どぼじであがないのぉぉぉぉぉ!!!」

クイーンは自分のお家に入り込んで可愛いわが子を殺そうとするゆっくりからわが子を守るために
自分のお家の玄関を厳重に補強し、クイーンでないと出入り出来ないようにしていた。

「あぐんだぜ!!あぐんだぜぇぇぇぇぇ!!!」

このまりさはここまで来てすっきりして帰れないことにイライラし、
意地でも此処を開けてスッキリするために無理やり玄関の大きな石を除けようとした
口で大きな石を咥え、必至に引っ張る

「あげぇぇぇぇ!!」
バキ!!
「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!ばりざざまのばがぁぁぁぁぁぁ!!!」

必死に歯に力を咥えたのが禍してか、まりさの歯は根元から折れてしまった。
これからこのまりさは食事をするたびに激痛に苛まれることになるだろう。

「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!いだいぃぃぃぃぃぃ!!!」


一方、アリスの方だが彼女は激務に追われていた
まずこの奇形ゆっくりだが、
生まれて一週間たってもしゃべることができず自力で動くこともできなかった。
しゃべることができてもそれはあまりに不明瞭な言葉で「だー」だの「あーーーーーん!!!!!」と泣くしかできなかった。

それだけならまだしも、ゆっくりにとってはごちそうともいえるみみずやせみをたべるどころか吐き出してしまうのであった。
無理やりたべさせようとしても吐き出して泣き出してしまった。
必死になって採れるものをすべて口に押し込めてようやくわかったことなのだが、
どうやらワラビや山菜、木イチゴやリンゴといったゆっくりでもめったに食べられないごちそう中のごちそうしか食べれなかった。

そこでクイーンは妙案を思い付いた。

「ゆっゆっゆっゆ!!」

今一匹もゆっくりれいむがクイーンの元まで向かっている。
口には狩りをして手に入れたりんごやキノコが詰まっていた。
れいむはくいーんのお家の前までくるとあつめたキノコやりんごを目の前に置き
くいーんを呼んだ

「くいーん!!れいむだよ!!りんごさんやキノコさんをもってきたよ!!」
「ありがとうれいむ!!いまいくからちょっとまっててね!!」

家の中にいたクイーンはお家の玄関を開け、表に出てきた

「いつもありがとうれいむ!!これがひきかえのおれいだよ!!」

そういうと口の中からゆっくりと同じ位の量の虫や食べられる草をれいむの目の前に置いた。

そう、クイーンが考え付いた方法とはキノコやりんごといったなかなか食べられない
御馳走を持ってきてくれたら倍以上のご飯に交換するというものだ。
この群れでは一応食糧制限を行っており、どのゆっくりもあまり採りすぎないようにしている。
そのなかで運よくりんごやきのこを取るゆっくりはやはりおり、そういったゆっくりに
お願いして自分の分のご飯と交換するようにお願いしているのだ。
見つけて交換してくれるゆっくりはあまりいないが、クイーンの赤ちゃんが普通のゆっくりに
くらべて非常に小食だったのでどうにかやっていけた。
足りなくなった場合、クイーンは大量にある自分の中身を少し食べさせていることもあった。


かくして、クイーンは子育てと群れの指導、幹部ゆっくりの跡継ぎへの指導と
日々激務が続いた。
そのため、日中は子守を親友のパチュリーに依頼することが多かった。


それでも、クイーンはゆっくりできた。
少しづつだが、この奇形ゆっくりが成長をとげていたからである。あくまでも自分の主観だが


周りのゆっくりから見れば、アリスの行動は相当親ばかであったであろう。
生まれて半年たってもうんうん・しーしーの場所をおぼえられず、
何をいってもいうことを聞かない程頭が悪い、
怒鳴ったら泣き出す、自力歩行もできない、体がとても小さい、
しかもしゃべれないとここまで最悪の条件が揃っているのにしかりもせずににこにこほめちぎって、
すべての処理をクイーン自身がおこなっているのだから。



生まれて一年後、ようやく自力でうごけるようになった。


だが、体の下に生えた大きな触手のようなものからさらに生えた触手4本を交互にだして歩行する
というゆっくりから見れば気味の悪いものであった。
奇形ゆっくりはようやく自力で動けるようになったことをよろこんだのか、一度群れの集落のあっちこっちへ行った。
だが、群れのゆっくりはこの奇形ゆっくりを始末してスッキリしたいという願望が
未だに消えておらず、行く先々で群れゆっくりに体当たりをされた。


「ゆ!?くいーんのところのゆっくりできないゆっくりだ!!!!
ゆっくりできないやつはあっちいってね!!!!!ゆっくりできないのがうつっちゃうよ!!!!!」
「うちのおちびちゃんはもうひとりでゆっくりできるのにおまえはまだひとりでゆっくりできないんだね!!
おお、かとうかとう」
「みてぇよみゃみゃ!!!なんきゃきもちわりゅいゆっくちがいりゅよ!!!!!!」
「おちびちゃん!!!みちゃだめだよ!!!みたらおめめがくさっちゃうからね!!!」
「「「「「げらげらげらげらげらげら!!!」」」」」

行く先々で罵られながらこのように攻撃されてきた。

「なんだかきもちわるいゆっくりだね!!ゆっくりつぶしてすっきりするよ!!!」

事情を知らない旅ゆっくりからは問答無用で攻撃された。
このときは幹部ゆっくりによって助けられたが、問題は根深いものだった。


この群れゆっくりたちは、奇形ゆっくりがいることが面白くなかったのだ。
はやく潰してゆっくりしたかったのだが、クイーンが必死になって守っているので
我慢するしかなかった。
にんげんでいうと、歯と歯の間に食べ物のカスがひっかかってなかなかとれなくてイライラしてくるのと同じ感じだ。


この一件で奇形ゆっくりはさらに二年たつまで巣から出ようとしなかった。
この年に側近のひとりであったゆっくりれいむが不運の事故でゆっくりしてしまった。
遺体は大きな岩の下に下敷きになりうめることも叶わなかった。


それから年月を経ることに、奇形ゆっくりはゆっくり成長を遂げていった。


最初に生まれてはじめて「まま」といったときクイーンはゆっくりしていってね、ゆっくりしていってね
とうれし泣きしながら何度も何度も言った。
それから次々と言葉を覚えていった。「ゆっくりしていってね」「くいーん」
「ありす」「まりさ」「みょん」「ちぇん」「ぱちゅりー」「れいむ」などなどであった。

からだの方は少しづつ大きくなってはきたが、同じころにうまれた赤ちゃんたちに比べたら全然小さかった。
それどころか、からだのしたに生えた触手のようなものがますます大きくなってきてそっちの方が圧倒的に大きくなってきた。
そんな気味がわるいゆっくりだったがクイーンはとてもゆっくりできた。
本当に自分の子が愛らしいからである。
その一方で、この気味の悪さに磨きがかかるゆっくりを追い出したいと考えるゆっくり達がふえてきたのであった。




奇形ゆっくりがうまれて三年目
側近のほとんどが事故や寿命でゆっくりしてしまい、残るはぱちゅりーのみになっていた。

このころから奇形ゆっくりの動き方が変わった。
いままで四本の触手で動いていたものが今度は下から生えた触手二本で動いていた。
周りのゆっくりはもう新種のエイリアンのようなモノとみなしていた。
はやく追い出したい、追い出したいと代替わりしたゆっくりたちは餡子の奥底で考えていた。

後を継いだ幹部達もあまりよい印象を感じていなかった。
確かにクイーンが自分達に施してきた教育はすべて理に叶い、いかに皆をゆっくりさせたいかを
真剣に考えたものだった。
だが、皆がゆっくりするためにはクイーンのあの赤ちゃんの存在がどうしても目の上のタンコブ
のような状態だった。
どうにかならないものか…新しい幹部達はそう考えるようになった。

それでもクイーンはゆっくりしていた。
代替わりしたゆっくり達にも厳重に注意して抜け目はなかったし、気味悪い自分の子でもクイーンは愛おしく思えたから。
ここ最近はすごいスピードで成長を遂げる自分の子を見る
という新しいゆっくりできることが増えてきたことはクイーンにとって非常にうれしいことであった。
ただ最近注意しても無視してご飯をとりすぎるゆっくりたちが多くなってきておりその厳罰に
追われてあまりゆっくりする時間がなくなってはきたが。
このころから、奇形ゆっくりは外に興味を持ちだし、外にでるようになった
外に出るとはいっても、家の周りをぐるぐるするだけだったが



それから二年後、クイーンは年のせいか体のあっちこっちが衰えていた。
奇形ゆっくりの体は以前より大きくはなったが未だに成体のものより小さかった。
その分の栄養分をすいとっているかのように触手のようなものはますますおおきくなっていた。
クイーンは一度このよくわからないものを潰したら子供は大きくなるのではないかと考えたて軽く体重をかけた所
子供が痛がったのでやるにやれなかった。

だが、クイーンの愛を一身に受けて明るく育ち、ほとんどゆっくりと会話ができるまでに育っていた。
発音が少々ゆっくりにしては曖昧だったが自分で物事を考え、自分で動けるようになったクイーンは内心大喜びし、
自分のがんばりが報われたとかんがえていた。

「まま、これとてもべんりな枝さんだね。見てよ!!お家がほれちゃうんだよ!!!!」
「ゆふふ!!ありすのおちびちゃん、とてもゆっくりできているよ!!!!!」

クイーンアリスは幸せだった。このままこの幸せがゆっくりつつけば良いとカスタード脳で考えていた。


だが幸せは長く続かなかった。
側近でもあり親友のパチュリーが寿命で永遠にゆっくりしてしまったからだ。
事実上子守を引き受けてくれるゆっくりがいなくなり、なおかつ自分の意見に賛同し、かばってくれる
ゆっくりが完全にいなくなってしまったのだ。
新しく引き継いだ幹部達はキチンと指導してくれたクイーンに対し尊敬の念を感じてはいるものの
目の上のタンコブを大事にしている事もあってかどうしたものか葛藤することになった。

クイーンをかばってあげたいけど、みんなクイーンに対して尊敬の念が消えてきている
クイーンにはかわいそうだけど…もう限界ね

ここでクイーンは群れの指導者として、親として苦渋の選択を
せまられることになるのであった。。




こうして、奇形ゆっくりにとって運命の日が訪れるのであった・・・・・・・。





タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2011年07月27日 23:32
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。