ゆっくりいじめ系2439 ゆっくりつり




            『ゆっくりつり』




今日、俺は近くの神社の祭りに来ていた。
休日で仕事も無く、たまには祭りでも行くかと思い来たのだ。
焼きそば、ラムネ、チョコバナナなど俺が祭りを堪能しているとあるものが目に入った。

「お!ゆっつりじゃねーか!」

目の前には大きな看板にカラフルな文字で「ゆっくりつり」と描いてあった。

「小さい頃、俺もハマって、2千円も使ってかーちゃんに怒られたっけ・・・。
 懐かしいな、いっちょやっか!おっちゃん大人一人!。」

「あいよ。」

おっちゃんは座っている椅子の横から、餌付きの糸を取り出し、男に渡した。


「あー!ちっくしょう!」

そんな声が隣から聞こえた。どうやら小学生ぐらいの子が失敗してしまったようだ。
それもそのはず。ゆっくりつりはかなり難しいのだ。

ゆっくりつりのゆっくりは大きなプラスチックの桶に入っている。
そのゆっくりを小さい針の付いた竿で釣るのだ。
ちなみに餌は甘い匂いのする謎の練り餌である。
これは、男が少年の頃から変わっていない。
ゆっくりつりは、かなり簡単そうに思えるが、やってみると凄く難しいのである。


「うーん、やっぱまりさかな。簡単だし。」

まりさ種は好奇心が強いため餌に食いつきやすいのだ。
男は餌をまりさに近づける。
釣りのルアーのように美味しそうな動きをさせながら。

まりさは餌をジィーっと見つめている。そして・・・

「・・・あまあまさんはまりさにたべられてね!!」

食いついた。

「来たっ!」

ここからが勝負である。
体力があるまま、上に引き上げると糸が切れてしまうため。
下でゆっくりを弱らせないといけないのである。
男は竿を縦に動かし、まず口に針を引っ掛けた。

「むーしゃ むーし…!?  ぴぎぃ!! いじゃいぃぃぃ!!!」

男は引っ掛かったことを声で確認すると竿を横に動かし始めた。

「やめぢぇえええ!! いちゃいよおおおおおおおお!!」

ちなみに桶にはオレンジジュースが少しだけ浸してある。
弱らすときに、ゆっくりの皮が裂けるのを伏せぐ為や
針から抜け出したゆっくりの傷口を早く再生させるためである。
もちろん、栄養剤としての効果も含まれている。

「ぴぃいいいいいいいいいい!!! やめてにぇえええええええええええ!!
 ぢんじゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

赤まりさの周りのゆっくりは赤まりさを哀れな目で見ている。
赤まりさもこのように学んだのに、それを活かせないのは餡子脳の故か。

赤まりさは床を滑らされ体力を消耗してきた。
死んだゆっくりを持ち帰っても意味がないので、
そろそろ男は釣り上げる事にした。

男の得意技『壁当て』だ。
方法は簡単、勢いをつけて壁にぶつけるだけだ。

「ゆあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!! ぶちゅがりゅう゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!!!」

ペチョンッ!!

そんなよわよわしい音だが赤まりさには大ダメージだった。

「ち゛・・ぬ゛っ・・・! ち゛んじゃ・・・う゛っ・・・・!」

まりさはそんな事を言いながら男に釣り上げられた。
まりさの針を外し、オレンジジュースが浸ってあるお皿に入れた。

隣の小学生たちが 
「すげぇー!!」 
と言っている。少し気持ちいい。

おっちゃんが1匹釣り上げたので、もう一個餌を貰った。
持ち帰りは1人、2匹までらしい。
釣れなくても1匹貰えるらしい。

ちなみに、俺の地元では取れたら取れただけ貰える。
取れなかったら貰えない。
地元ルールがあるんだな・・・・・。


2匹目の獲物はどいつにするかはすぐ決まった。
あの、大きなありすだ。
明らかに大きいありすは、あのおっちゃんの罠だという事は分った。
しかし、男には分っていても挑まなければいけない時がある・・・!

「大きなありす」といってもテニスボールぐらいのサイズだ。
だが、さっきのピンポン玉赤まりさに比べれば凄く大きい。

男はありすの前に餌を落とした。
しかし、先ほどのまりさのように餌を動かすが反応はない。
口に穴の痕が多数有る事から、『餌は危険だ』 と言う事が頭に焼き付いているのだろう。

駄目か・・・、と思ったとき。

「あみゃあみゃな においがちゅるわ!! とかいはにゃ ありちゅに ぴったちでゃわ!!」

なんと、あの大きなありすの後ろに居た赤ありすが餌に向かって飛び出してきたのであった。
そして、赤ありすが餌に食い付こうとした時。

「ちびちゃんだめぇええええええええええええええ!!!」

「ゆ゛ッ!」

大きなありすが赤ありすに体当たりしたのであった。
その隙を見逃さず、男は大きなありすの口の中に餌を振り入れた。

「ゆっ!! ぴぃい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」

浅く針を掛けるとハズれてしまうため、男は糸が切れるギリギリまで糸を張った。
どうやら、声からしてガッチリ、ハマったようだ。
それにしても、結果はともあれ。
貴重な餌を奪おうとした赤ありすに男は苛立ちを覚えた。

「・・・このチビが・・・・・・・・・・・・!!・・・・・・。 
 ・・・・・・・良い事思いついちまった・・・・・・・・・!・・・。」

この大きいありすは子どもな為、親と言う事は無い。
それに、この性格からしてレイパーと言うこともないだろう。
そのため、同じありす種という事で仲良くなったのではないか。
大きなありすは良い個体だが、
赤ありすはさっきの行動と言え、ゲスの素質があるのではないだろうか。

「さっきのチビ助、捕まった大きなありすから逃げてやがる・・・・・。
 やっぱりとんだゲスだな・・・・・。
 まあいい、最高のお仕置きをしてやるよ。」

男は竿を横に動かした。
オレンジジュースのおかげもあってか、重い体でもぬるぬると動く。

「よし、滑るな。」

そう言って、男はありすが滑る事を確認すると、
赤まりさの時と同じように動かし始めた。

「い゛じゃい゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!
 お゛に゛い゛さ゛ん゛や゛め゛て゛く゛ださ゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」

体重のある分痛みも強いのだろう。
大きなありすは、赤まりさの時よりよく叫んでいる。
しかし、そんなのは関係ない。
男の目的は『大きいありすを釣り上げる』から
『ゲスチビをぶち殺す』に変わったからである。

大きいありすを滑らし続けながらもさっきのゲスチビを男は捜した。

「・・・・・・・・・・居た! あの野朗、角でやり過ごそうとしてやがる。」

男は大きいありすをその角目掛けて移動し始めた。
まわりのゆっくりはピー ピーいいながらありすを避けている。

「ゆ゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!
 ゆ゛っく゛り゛でき゛ない゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」

大きいありすは竿に身を任せ、どんどん加速していく。

目標になっている赤ありすは、なにかが自分に迫ってきて恐怖に怯えている。

「く゛る゛に゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!
 ばでぃずは゛と゛か゛い゛は゛に゛ゃん゛だじょお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!
 ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ ぴぃッ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

そして・・・ 2匹は激突した。
ぐちゃり…と音を立てて。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ゆう?」


赤ありすは潰されなかった。

なぜか?、答は簡単 『角に居たから』 だ。
恐る恐る目を開けた赤ありすの前には


「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!!」


体中からカスタードをはみ出させた大きなありすが居た。


「・・・・ゆ・・・・・・っ゛・・・・・・・ぐり゛・・・・じね゛っ・・・・・・!
 ・・・・ゲ・・・・ス゛・・・・・め゛っ・・・・・・!」

弱りきった大きなありすは男に釣り上げられた。


そして・・・・・赤ありすの上に落とされた。


「ゆぴゃッ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

赤ありすは死んだ。恐怖に怯えながら。


「あ~ ごめん、おっちゃん。1匹、関係ないの潰しちゃったわ。」

「ああ、別にいいよ。いっぱいいるしな。」

それだけの命であった。



それから、2匹のゆっくりを手に入れた男は神社を後にした。
そして、帰り道。

「あー、すっきりした。あのゲスチビの最後の表情最高だったぜ。」

「・・・・・ん?」

男の持つ、ビニール袋の中でなにかがもぞもぞしている。
男はビニール袋に目線まで持ち上げてみると
最初に釣り上げたまりさが動き始めたのだ。
人間で言う全身打撲だというのに、
約30分である程度まで動けるとは驚きの生命力である。

「・・・・・ゆ・・・・ゆう・・・?・・・・こょこょ・・・どきょ・・・・?・・・・・・・・」

「すげーなー ゆっくりって、まあいいや。」

男はビニール袋の結びを取ると、中からまりさを取り出し手のひらに置いた。
まりさは初対面の男に対して緊張しているのか、怯えているのかプルプルしている。

「ゆっ・・・ゆっくりしてい「 い た だ き ま す ! 」

まりさは口の中に放り込まれた。

「くちょくちょ・・・・うん! ゆっくりの踊り食いは最高だな!」




 お わ り 












補足(※ありすはスタッフがおいしくいただきました) 






あとがき

初投稿SSです。
批判お待ちしております。


きよ

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最終更新:2009年04月07日 02:32
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