ゆっくりいじめ系2415 あるゆっくりふらんの調教記(後編)

とある山の山腹にあるゆっくりの研究所
その地下の一室で、胴付きゆっくりフランが四肢を拘束している鎖から逃れようともがいている。

「ふ・・・うう・・・ふうぅっ・・」

その身体には実験当初の2倍近くの媚薬ローションが塗り込まれており、身体を少し動かすたびにあの感覚が大波のように襲ってくるために満足な動きができていない。
と、部屋の扉が開いてフランをここに拘束している男が現れた。

「ふむ・・・さすがにここまで塗り込めば効果はでかいな。 調子はどうだ?」
「ふ・・・う・・・うーっ! ゆっくり・・・しねぇっ!!」
「あまり死ねという言葉を連発するな。 それは決め台詞として使った方がいい」

訳の分からないことを言ってフランに近づく男。
男はフランに近づくと、手にした小さめの箱からよく分からない器具を次々と取り出した。
ふしくれだち、少し反りのある棒のようなものや、以前男が教えてきた『数珠』のようなもの、紐の先に豆のような物が付いているものなど。
それが何なのかなど分かるはずも無いが、男が用意するものにろくなものが無いのは分かり切っている。

「う・・・う・・・? やめて・・・くるなっ!」
「これは電動式の張型で、こっちも電動式の・・・何だったかな、何とかビーズとか言うものだ。」
「きいて・・・ないっ! くるなぁっ!」
「お前がちゃんと言うことを聞いてくれればこんなものは使わずに済むんだが・・・どうだ?」

今だ!

すぐそばまで来て目線を合わせようとした男の首筋に思い切り噛み付くフラン。
しかし、男は血の滲む首筋に動じる様子も無く、フランを噛み付かせたままで

「人間の血の味は嫌いとか言ってなかったか? いや、今はそんなことを言ってるんじゃなかった。 そっちがそういうつもりなら、ほれ」

言うが早いか、いきなりフランのそこに紐の付いた豆(のようなもの)を挿入する男。

「ううっ・・・うーっ!」

フランは、異物が挿入される感触にビクりと身体を震わせるが、若干ではあるが慣れてきた事もあり、そのままさらに強く噛み付く。

「ほ・・・お。 顎筋力はかなりいい感じになったな。 ゆっくりに筋力と言うのもあれだが・・・でもな」

男はフランの首を片手で掴み、

「ふっ!」
「ぐ・・・あ、がぁっ・・・」

思い切り締め上げた。

「人間に手を出すなと教えたはずだぞ。」
「あが・・・が・・・く・・・」
「人間の世界で生きていくと決めたのはお前だ。 教えられたことは守れ。」
「か・・・あ・・・ぁ・・・」

ギリ・・・ギチ・・・

男はフランの目が虚ろになりかけたところで手を離す。

「げはぁっ! がは、ごほっ!」

激しく咳き込みながらも、フランの目に恐怖や恭順の色は全く無く、ぎらぎらとした光を放っている。

「はぁ・・・この状況になってなおその目か。 人間以上の精神力なんじゃないか? いや、逆にゆっくりフランだからと考えるべきか・・・?」

ぶつぶつとつぶやきながら、男は紐の先のスイッチをスライドさせる。

「う・・・あうっ!? かはぁっ!?」

胎内でいきなりブルブルと動き出したそれに驚き、その感覚で一気に男から注意をそらしてしまうフラン。

「それは、・・・ええと・・・ローターと言うものでな。 ただ振動し続けるだけのものなんだが・・・なかなかのものだろう?」
「う・・・ふうぁっ! あ・・あうぅっ!」

フランの両手は吊り下げられているため、どうにか脚でそれを身体から引き抜こうとするのだが、太腿をすり合わせることでローターは更に奥へと侵入していく。

「ふあぁっ! やめ・・・ぬけっ! ぬ、ぬい、てぇ・・・」
「本当は精神を極力弄りたくなかったんだが・・・ここまで我が強いと一回心を少し折っておかないとどうにもならんしな」
「な・・・なにいって・・・あぁうっ!」
「お前が屈服するまで続けると言うことだ。 さて、ダメ押しをしておくか」

男はそう言うと、器具の山から輪になっていない数珠のような物を取り出してローターに気をとられているフランの後ろに回り、後ろの蕾に何の予告も無くその先端を挿入した。

「ふぎぃっ!? あううぅあっ!」
「それは・・・あーと・・・アナルビーズ、というものだ。 どんな感じだ?」

説明書らしきものを読みながら興味深げに聞いてくる男に対し、フランは羽を思い切り振り回しながら

「うく・・・し、しねっ! しねぇっ!」

と狂ったように絶叫した。
しかし男は羽根が当たっても特に動じる様子も無く、ビーズの珠を一つずつゆっくりとフランの蕾に飲み込ませていく。

「うっ・・・ううぅあああっ!」

未知の感覚に対する恐怖と屈辱から涙を滲ませ、歯を軋むほどに食いしばって男をにらみつけるフラン。
男はそんなフランをまぶしそうに眺め、

「・・・俺が部屋を出たらお前の腕の拘束を緩める。 それからお前がどうするかは自由だ」
「ゆ・・・う・・・? な、なに・・・?」
「それを引き抜こうがどうしようがお前の勝手と言うことだ。 別に壊したっていいんだぞ? 俺としちゃちょいと困るが・・・」
「う・・・こ、こわしてやる! こわして、おまえも、ころし」
「だから軽々しくそういう言葉を使うな。 カメラ・・・よし、と。 じゃあ2時間後にまた来る。」

そう言って男は部屋を出て行った。







男が言ったとおり、男が部屋を出てすぐに腕の鎖が伸び、(枷ははまったままだが)自由に動かせるようになった。

(こわしてやる・・・ぐちゃぐちゃにこわしてあいつにたたきつけてやる!)

フランは歯軋りしながらそこに手を伸ばし、ローターのスイッチ部分を掴み、

「う・・・う・・・あぅ・・・」

引き抜くことができなかった。

(う・・・うそだ・・・うそだうそだうそだ!!)

フランは自分の身体に起こっていた変化に驚愕し、必死に否定しようとする。
しかし。

(こ・・・こんな、こんなのが・・・)

憎んでいるあの男に無理やり挿入されたこのおぞましい道具が。

(きもち・・・いいなんて・・・ぜったいうそだぁっ!)

男によって幾度も刺激を与えられた身体は、既にその感覚を快楽だと知ってしまっていた。

基本的にゆっくりの身体は外からの感覚に順応しにくい。
なので、自分に必要の無い異物が体内に入ると苦痛や嫌悪感といったサインが現れ、吐き出すかあるいはなるべく順応しないように反発する。
しかし、普通ならば異物である媚薬を定期的に塗りこまれ続けた身体はその異物に順応してしまい、反発反応(=嫌悪感)をかなり薄めてしまっていた。
なので最初の頃の嫌悪感>"その感覚"という図式が崩れ、"その感覚"をそのまま快感として受け入れてしまったのである。

いくら反発しようとしても、身体は既にその感覚を快感としか認識しない。
さらに、幻覚剤の依存性がその快感を否定することを拒んでいる。

「う・・・うあ・・・ううううぅーっ!!」

初めて認識する快感への恐怖、そしてそれを圧倒的に上回る屈辱で、フランの目から涙が溢れ出す。
そんなフランの心とは裏腹に、フランの指はローターの挿入されているそこを弄り続けている。
フランのそこは異常なほど体液を分泌してぬめり、フランの指を何の抵抗も無く受け入れていた。

「うっ・・・ううっ・・・うああああああーーーっ!!!!」

屈辱に顔をゆがませ涙をこぼしながら、フランは始めて覚えた自慰の快楽を味わい続けた。







2時間後。

「・・・ふん。 なかなかいい顔になったな、フラン」
「・・・ふぅ・・・ひゅぅ・・・」

フランの目は相変わらず憎悪をたたえて男をにらみつけていたが、その目の下には隈ができ、隠し切れない疲労が表に出てしまっている。
フランに挿入されていたローターは既に抜け落ちてしまっていたが、フランはそれを壊す気力も無いようだ。
体重を壁に預け、時折身体をピクンと痙攣させる以外はほとんど動かない。

「さて・・・と。 これから最終段階に入るが、その前に・・・ほら。 水だ。」
「・・・・・・・・・」

フランの周りにはフランから分泌された体液が広がり、甘い匂いがあたりに充満している。
普段余り水分を必要としないゆっくりでも、これだけ体液を流せばさすがに喉が渇くだろう。

「別に何も入ってない、普通の水だ。 喉が渇いているだろう? 遠慮なく飲めよ」

男の言葉にフランは、

「はぁ・・・は・・・ん・・・んく・・・んぐ・・・」

なんとおとなしく男の用意した水を飲み始めたのだ。

「そこらの川の水じゃないぞ。 由良高山の高級雪解け水だ。 美味いだろう?」
「・・・・・・・・・」

フランは何も言い返さず、ふいっと顔を背けるだけだったが、男は特に不満顔もせず満足そうだ。
それもそのはず、わめきも暴れもしない、以前のフランのみを知る者が見れば仰天するであろうおとなしい反応だ。

「さて、喉も潤ったところで最後の試練だ」

男は幾分嬉しそうな、うきうきした様子で持ってきた荷物を開き始める。
今までに無い順調さに心ときめいているのだろう。
対するフランは、今までのようにむきになって反発する様子は無く、ただ静かに男の作業を眺めている。
その顔に浮かぶのは静かな憎悪と疲労、そして幾分の・・・諦念?

「さて・・・と。 ほら、これが特注品の催淫香だ。」

と言って男が取り出したのは、一見どこにでもある普通の香鉢。

「・・・・・・?」

フランは香鉢の存在は知っていたが(以前男が部屋で炊いていた。 妙な香りだった)、"サイインコウ"と言う名は初耳だった。
ただ、またろくでもないものだろうことは理解できる。

「これは人間用というわけじゃなくてな。 ゆっくりにも、妖怪にでも効くらしいんだ。」

男は香鉢に香を落としながら続ける。

「今までの人間用と違って、お前にも絶大な効果が見込めるんだよ」
「・・・・・・はぁ・・・」

またあんなのが、しかもあれ以上の強さでくるのかと思うと疲労が何倍にも増した気がして、フランは大きなため息をついた。
同時にゾクリとした快感も走ったのだが、フランの自我はそれを全力で否定した。

「そして・・・駄目押しにこいつらだ。」
「ゆゆー? ここはどこ?」
「ゆっきゅりあったかいね!」

この間連れて来たばかりの野良ゆっくり一家、そのうちの親れいむと子れいむが1匹ずつ籠の中から現れた。

「おい、あそこにフランがいるだろう?」
「ゆゆ? ふ、ふ、ふらん!?」
「ああ、大丈夫だ。 ほら、ちゃんと鎖で縛られてるだろう」
「ゆゆっ、ほんとうだね! おちびちゃん、ゆっくりちかよらないでね!」
「ゆっきゅりわかったよ!」
「お前達は、俺が迎えに来るまで適当にゆっくりしていればいい。 そうすればこれからもゆっくりした生活をさせてやるからな。
「ゆっくりわかったよ!」

そういってフランから距離をとり、部屋の隅でゆっくりし始めるれいむ親子。

「よし。 じゃあまた2・・・いや、1時間後に来る。」
「にどと・・・はぁ・・・くるな・・・」

ため息を吐きつつも毒づいてくるフランに苦笑しながら、男は香に火をつけて部屋を出た。







「ゆっゆっゆー♪ おちびちゃん、すーりすーりしようね!」
「ゆっくりしゅーりしゅーりしゅるよ!」

部屋の隅で親子のスキンシップをしているれいむ親子がうるさいが、フランは怒鳴りつける気力も無く壁にもたれかかっていた。
と、香の煙がフランよりも香鉢に近かったれいむ親子の下にたどり着いた。

「ゆ・・・ゆゆぅ? なんだかゆっくりしてきたよぉ~?」
「ゆゆ~。 ゆっきゅりできりゅねぇ~」
「・・・・・・?」

れいむ親子の様子がおかしい。
顔が紅潮し、目がとろんとして、酔っ払ったような表情になっている。

「ゆっくりできー・・・ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ!」
「ゆゆ・・・ゆぅ・・・ゆっきゅりちちぇいっちぇにぇえ!」

と、ほとんど間をおかず発情したように(実際発情して)目を血走らせ、ブルブルと痙攣し始める親れいむ。
普通と違うのは、その発情した目が自分の子供に向けられているところだ。

「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・あがぢゃん! ゆっぐりじでいっでねえええええぇ!!」

いつもの何倍もの声を張り上げて自分の子供に突進していく親れいむ。
対する子れいむも、

「おきゃあしゃん! ゆっきゅりちちぇいっちぇにぇ!」

尋常ではない様子の母親におびえる様子も無く、ろれつの回っていない舌で声を張り上げている。

「う・・・う・・・? ・・・・・・ッ!?」

れいむ親子を訝しげに眺めていたフランの顔色が変わった。
竹林の薬師特製の香が、フランの元に届き始めたのだ。

「う・・・うぅっ! うぁ・・・ッ!」

いつものローションと同じくらいに考えていたフランだが、この感覚はまず種類が違う。
あのローションは身体の外側からじわじわと快感が染み込んでくる感じだった。
しかし今回は、身体の芯から快感と、同時に言葉では表現し難い衝動がダブルで襲ってきているのだ。

「はっ・・・はっ・・・はぁっ・・・」

無意識に手を下へ下ろそうとするのだが、あいにく両腕の鎖は緩んでいない。
フランは、必死に太腿を擦り合わせて渦のような快楽に耐えている。

「んっふうううううぅぅぅ!! あがぢゃあああああん! ゆっぐりじでねぇえええええ!!」
「ゆぎゅっ! ぎゅっ! ゆっぐぢじでるよおおおおお!! おがあぢゃんもゆっぐぢじぢぇにぇええええ!!」

そんなフランをよそに、れいむ親子は交尾に勤しんでいた。
しかし親れいむはともかく、のしかかられて今にも潰れそうな子れいむまでが恍惚の表情をしている様は異常としかいい様が無い。
子れいむの皮は圧迫に耐え切れず所々裂け中身が漏れ出しているのだが、全く頓着していない。(痛みを感じていないのだろうか?)
「んっほおおおおおおおおおぉぉぉ!!」
「ゆっぐ・・・ゆぴゅっ!」

ブチャアッ!

親れいむが絶頂と同時に勢いをつけて子れいむにのしかかり、子れいむは恍惚の表情のまま破裂した。

「ゆふぅ~・・・ゆふぅ~・・・あがぢゃんぎもじよがっだよぉ~・・・ゆゆゅ?」

発情が少し収まった霊夢は、目の前に小さめの潰れた饅頭が転がっているのに気づいた。

「ゆっ・・・ゆゆっ! あまあまさんだよ! れいむがたべるよ!」

大声で宣言し、饅頭と一緒に潰れているリボンも気にせずかぶりつくれいむ。

「むーしゃ、むーしゃ! しあわせ~!! ゆぅ?」

小さな潰れ饅頭をぺろりとたいらげたれいむは、目の前にあった饅頭とはまた違う甘い匂いが漂っているのに気づいた。

「ゆっゆっ! あまあまさんのにおいだよ! こっちにあるね!」
「ふっ・・・うぁ・・・はぁっ!」

甘い匂いの元を探すれいむの視線の先には、顔を紅潮させて自分の秘所を必死に弄り続けているフランがいた(腕の鎖がいつの間にか伸びていたが、気づくはずもなかった)。
早くも甘い匂いの元に気づいたれいむは、ついさっき自分で絶対に近づくなと言ったフランの元へぽいんぽいんと跳ねて行く。

「ゆっ、ゆっ、れいむにあまあましゃんちょうだいね!」
「ふぁ・・・は・・・んう?」

自分の中から湧き上がってくる快感に夢中だったフランは、目の前で叫ばれて初めてれいむの存在に気づいた。
見れば、ゆっくりにあるまじき形相で目を血走らせ、フランのもっとも濃厚な香りを放っているそこを食い入るように睨み付けている。

「ゆ・・・ふふ・・・うふふふ・・・」
「ゆっゆっ! 早くれいむにあまあましゃん・・・ゆゅ?」

フランは両手を伸ばすとれいむを掴み上げ、自分の秘所に押し付けた。

「ゆ・・・ゆぶぶ・・・べーろ、べーろ、あまあま~!!」
「ふ・・・はぁっ!」

れいむがそこを舐め回し、大声で叫ぶたびにフランにゾクゾクとした快感が走る。
そこから溢れてくるフランの蜜を必死に舐め取っているれいむの血走った目を見ているうちに、フランの本能がむらむらと湧き上がって来てしまった。

「べーろ、べー・・・ゆぐっ! むぐぐぐぐ・・・」
「ふぅ・・・うふふっ・・・あ・・・ははっ・・・」

フランはれいむを掴んでいる両手に力を込め、より強く自分に押し付け始めた。
息ができないれいむは時折白目をむいているが、それでもあまあまを求めて舌を動かし続けている。
そんなれいむを見るフランには、快楽に蕩けた表情の中に獲物を見る酷薄そうな視線も混ざり、何とも言えない妖艶な雰囲気をかもし出していた。

「ゆぐ・・・もっど・・ゆぶぇ・・・も・・・ど・・・」
「う・・ふふふ・・・もっと・・・もっともっと!」

ギリ・・・ギチ・・・ミリミリ・・・

双方同じようなことを口にしながら、フランはさらに強くれいむを自分へ押し付け、れいむはもう満足に動かない舌でなおフランの蜜を舐め取ろうとしている。
爪をつき立てられているれいむにはいくつもの傷ができ中身があふれ出し、血走った眼球がポロリと落ちそうなぐらいに飛び出しているが、何ら気にする様子は無い。

そして、フランの目がニィッと歪み、

ギヂ・・・ヂ・・・グヂュ・・・バヂュウゥッ!!

れいむを思い切り自分へ押し付け、そのまま押し潰した。

「ゆぶ、ぶ・・・ぐびゅえぁっ!?」
「うふふ・・・は、は・・・あはははははっ!!」

れいむの中身が勢いよく飛び散り、そこらじゅうにばら撒かれる。
フランは顔にかかった餡子をべろりと舐め取り、

「うふ・・・あはは・・・きゃはははははっ!!」

哄笑しながら潰れたれいむをさらに細かくズタズタに(と言うよりは粉々に)引き裂いていった。







「注意、この香には催淫作用のほかにその種の本能も引き立てる副作用があるので、取り扱いには注意が必要、か。」
「あ゛・・・あ゛・・・あ゛・・・」
「しかし・・・実際に見ると凄まじいもんがあるな。 そう思わんか? まりさ。」
「ゆ゛あ・・・あ・・・あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・・」

男と一緒にモニターを見ているのは、今潰れたれいむのパートナーであり、れいむに潰されて貪り食われた子れいむの父親であるゆっくりまりさだ。
れいむが子れいむを食べたところまではものすごい叫び声をあげて暴れまわっていたのだが、そのれいむが潰されるシーンを見てから反応がほとんど無くなった。
まあ普通に考えて無理も無いことだろう。
ゆっくりを見慣れている男をして"凄まじい"と言わしめる事態が自分の家族に起こったのだから。

「さて・・・これ以上放っておくと本当に壊れかねんな。 一度香を止めて経過を見なければ・・・お前は、」
「あ゛・・・ああ゛・・・ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・・」
「どうにもならんか。 まあ好きにしてくれ。 扉は開けておくからな。」

涙を流してうめき続けるまりさにはもう興味を示さず、男は地下室へ行く準備をし始める。
と、

「ん? 何だ。 お前も行くのか?」
「んゆぅ~♪」

男について部屋を出たゆっくりゆゆこに意外そうな顔をしながらも、男は急ぎ足で地下室へと向かった。







「換気扇、異常なく起動・・・と。 よし、ドアロック解除」

さすがに今度は換気扇をつけて男は部屋に入った。

「よし。 調子はどうだフラン? うぉっ!?」
「ふぅあっ!!」

ジャララッ・・・ガキン!!

男を見るなり飛び掛ってきたフランに驚き、のけぞる男。
フランの鎖を伸ばしたまま忘れていたのだ。

「ふぅー・・・ふふふっ。」
「これはまた・・・威勢のいい顔になったもんだ。」

男への怒りはそのままに、野生の本性を丸出しにした酷薄そうな笑みで飛び掛られた男は、苦い顔をして香鉢に歩み寄る。

「この香の効果は煙が消えても最低数時間持続するらしいからな・・・今まで突っ込んだ知識が白紙に戻ったら適わん。 一度消すか・・・」

と言って男が香鉢の元にたどり着いたその時。

シュウ・・・ガシン!

と、いきなり扉が閉まった。

「なッ!?」

§
このとき男がとるべき最良の行動は、手元にある香鉢をいち早く消し止めることだった。
しかし、焦った男は扉に駆け寄ってしまった。
扉のロック解除装置のある左の壁でも香鉢でもなく、扉本体へと。
まあ普通なら決してひとりでに閉まることの無い扉が勝手に閉まったのだから、仕方のないことと言えなくも無いが・・・
§

ガン!

「なぜ扉が・・・!? この扉に誤作動など起こり得るはずが・・・!」

と、その時さらに、

カシュウウウウ・・・

換気扇までが止まってしまった。

「馬鹿・・・な! いかん、香を・・・」

と、付き合いの長いフランでさえ始めて見る焦燥の表情を見せながら香鉢へ駆け寄る男。
しかし、換気扇が停止した今、香鉢から出る煙は四方へ満遍なく噴出されている。
当然、男のいる方向も例外ではない。

「う・・・あ゛・・・がッ!?」

香をまともに吸い込んだ男に強い貧血のような感覚が走り、そのまま崩れ落ちてしまう。
そしてこの状況では最悪なことに、男は貧血のときに反射的にやってしまう行動、深呼吸をしてしまったのだ。

「はあぁ・・・う゛ッ・・・か・・・ア゛・・・」

男は浅く速い呼吸を繰り返し、

「フッ、フッ・・・フゥー・・・」

ほどなくしてその呼吸が平常時に近づくと、男は何事も無かったかのようにむくりと起き上がった。
しかし、

「フゥー・・・フラン。」
「う・・・あ?」

その表情は一変していた。
その目は真っ赤に充血してぎらぎらとした光を放ち、全体的に尋常ではない雰囲気があふれ出ている。
それは、こんな状況にあるフランでさえ思わず怯んでしまうほどに。

「フラン・・・フラン。」
「な・・・なに・・・?」
「フラン・・・今かラ・・・お前、ヲ・・・犯す・・・」
「え? な・・なん・・・ッ!?」







その時、男とフランがいる部屋の前の廊下では。

「ん~ふふ~♪」

男の後をこっそりと付いて来ていたゆゆこが楽しそうに歌って(?)いた

「はかせがしんだら~♪ ふらんもはかせもたべていいの~♪」

間延びした声で歌いながら庭へ向かうゆゆこ。

「にんげんは~はじめてだから~たのしみ~♪ どんな~あじかな~♪」

一人と一匹の死体が出来上がるまでなどという歌を歌いながら、ゆゆこはフランの甘味と人間の未知なる味に心躍らせていた。







「うっ・・・ぐうっ・・・」
「ハァ・・・グ・・・ウ・・・」

フランを力ずくで押さえつけ、組み伏せる。
そしてフランの身体にまだ付いていた親れいむの餡子をべろりと舐めあげると、男は壁のボタンを思い切り殴りつけた。
と、フランの四肢を拘束していた鎖の手錠部分がガチャリと音を立てて外れた。

「ふ・・・ふぅっ!・・・うあ!?」
「クアァ・・・フゥッ!」

千載一遇のチャンスと男に飛び掛るフランだったが、男の動きに一歩遅れをとってしまった。
男は飛び掛ってきたフランの爪が服や皮膚を傷付けても何の動揺も無くフランを組み伏せ、

「あぅ・・・はな・・・せぇッ!」
「フゥ・・・クアアァ!」

フランの脚を力任せに広げさせると自分の異常に膨れ上がった怒張を取り出し、

「う・・・うぁ・・・? や・・・やめ・・・!」
「フゥッ!」

クチュ・・・グブリ・・・

フランのそこに何の遠慮も無くいきなり突き入れた。

「う・・・あ・・・ああああああぁっ!?」
「クゥア!」

フランの絶叫が響き渡った。
しかし男は思い切り突き込んでいる様子だが、サイズの大きすぎるそれはフランの小さなそこには到底収まりきるはずも無い。
怒張は先端が挿入されたまま、それ以上の進入を拒まれていた。

「い゛・・・あ゛・・・あぎ・・・や・・・やめ・・・ッ!!」
「フウウウゥ・・・」

男はそれでも自らの全てを突き入れようと無理やり腰を下ろしていく。
フランの方も、それによってもたらされる感覚が苦痛だけならまだ抵抗できたのだが・・・
これまでの積み重ねと催淫香の効果により、秘所をミヂミヂと押し広げられる激感に頭が痺れ、身体が勝手に痙攣してしまう。
抵抗どころか、自我を保つことさえ難しい状態だった。
そして、

ギヂ・・・ミヂ・・・ヂ・・・グブリ!

「が・・・っかはああああっ!?」
「ハァッ!!」

とうとうフランのそこを押し広げ、男の怒張が全てフランの胎内に収まった。
ありえないくらいの苦痛と快感にフランは白目を剥いて口から泡を吐き、痙攣するだけになっている。
フランのそこは今にも裂けそうなほどに拡張され、真っ赤に充血していた。

「フゥ・・・フウゥー・・・グヂュリ・・」

男はフランの口からたれている泡を舐めとると、フランの身体を床に押し付けたまま腰を動かし始める。

「ゴボッ・・・あ゛う゛っ! あ゛がっ! あ゛う゛あ゛あ゛ぁっ!!」
「フッ、フゥッ・・・ハァッ!」

まともな言葉すら発することのできないフランの片足を上げさせ、男の動きはどんどん速くなっていく。
そして・・・

ゴボォッ!

「かは・・あ゛う゛・・・ ッ!? ああああ゛あ゛あ゛っ!?」
「カアァッ!」

男の精が、異常なほどの勢いでフランの胎内に吐き出された。
異常な量の吐精は終わることを知らず、収まりきらなかった分が繋がっている男とフランのわずかな隙間から零れ落ちていた。

「あ゛・・・あ゛あ゛・・・はあぁ・・・は・・・」
「フゥ・・・フウゥ・・・」

ようやく収まった男が、フランから自分自身を引き抜く。
フランの秘所は無惨に拡がり、吸収し切れなかった男の精が溢れ出ていた。
虚ろな目でがくがくと痙攣するフランのそこを眺めていた男は、おもむろに未だ全く衰えない怒張をぶら下げながらフランを抱えあげた。

「フウウウゥ・・・」
「あ゛・・・あ゛う゛・・・」

そして、フランの秘所の少し後ろにある小さな蕾に自分の怒張を突き立て、

グボォッ!

「う゛ぁ・・・? っぎいいいいイイイイィッ!?」
「ガアアァ!」

何のクッションも置かず最後まで一気に突き入れた。

「い゛ぎ、あ゛っ! がっ! いぎいいいぃっ!!」

先ほどのボロ人形のようなフランのどこからこんな声がと言うような絶叫を上げるフラン。
その蕾も秘所と同様限界まで押し拡げられ、ギチッギチッと悲鳴を上げている。

「フウ・・・ウゥッ!」

抱き合うような体勢で自らをフランに突き入れたまま、男はフランの身体に両腕を廻し、へし折れんばかりに抱きしめた。
男の体に密着する形になり、ちょうど男の肩の辺りが目の前にあったフランは、何を思ったか

「が・・・あ゛あ゛・・・がぁうっ!」

男の肩に思い切り噛み付いた。
フランは人間の血は嫌いなので、この行動も香の影響で破壊本能が刺激されただけなのだろう。
しかし、鬼気迫る様子で体を動かし続ける男とその男の肩から流れ出る血を舐めとるフランには、一種この世のものではないような淫靡さがあった。

そして

「ッグウウウゥァッ!」
「くうあああああああっ!!」

血と精に塗れたまま、男とフランは同時に絶頂まで昇り詰めた。

「かはぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「ウ・・・グウウウゥッ!」

男はまだ衰える様子も無く、フランの頭を掴み上げると、その口に自分を勢いよく突き入れた。
フランも今度は冷静に(?)男のものに噛み付き、爪を男の体に突き立てる。
男は急所に噛み付かれても平気でフランの頭を動かし続け、

「グ・・・グゥ・・アァッ!」
「むぐうぅっ!」

フランの喉奥に精を放った。

「むぐ・・・がはっ!」
「グゥアァッ!」

男はぎらぎらと光る目でまたフランを組み伏せようとする。
フランも、うっすらと笑いながらそんな男に自慢の牙と爪を向けた。

「クゥ・・・クク・・・カカカッ!」
「う・・・フフ・・・ウフフフフフッ!」






香の火が落ちたのがそれから30時間後。
香の効果が消えたのは48時間後。
香の効果が完全に消えるその時まで、二人きりの饗宴は続いていた。







「・・・・・・あ゛~・・・」
「・・・ん?」
「何で生きてんだ・・・? 奇跡としか言いようがねぇ・・・」
「・・・はぁ」
「しかし・・・体が動かん・・・脱水症状も酷ぇ・・・」
「あたりまえ」

研究所の地下室には、頬がこけて体中傷だらけで転がっている男がいた。
そして、少し離れた壁にもたれかかって、棚から取り出したスポーツドリンクを滅茶苦茶マズそうな表情で飲んでいるゆっくりフラン。

「しかし・・・あ゛~あ゛・・・また失敗かよ・・・俺には才能も運」
「はかせ」
「・・・あん?」
「ふらん・・・ん・・・わたし、は、これからはかせにきょうりょくする」
「・・・・・・あ? 何で? どういう風の吹き回しで・・・」
「わたし、は、いままで、どんなはかせでもこわくなかった」
「ああ・・・だろうな。」
「でも、こわれたはかせは、なんでも、こわかった」
「何でも・・・何よりも、か? つうか思い出させんでくれ。 死にたくなる・・・」
「だから、はかせ、が、こわれないように、きょうりょくする」
「ああ・・・サンキュー。 しっかし・・・実験体のお情けで成功なんざ、口が裂けても言えねえなぁ・・・」
「ふん・・・」







そのころ研究所の庭では。

「んうぅ~・・・おなかすいたぁ~・・・」

ゆっくりゆゆこが頬をこけさせ、消耗しきった顔でひなたぼっこをしていた

ゆっくりゆゆこもやはりゆっくり。
男を閉じ込めてしまえば、当然食事も来なくなることに気付けなかったのだ。
仕方ないので雑草や虫などを食べていたのだが・・・
ゆっくりゆゆこは一般的なゆっくりによく見られる好き嫌いというものが無いので、雑草でも十分美味しく頂きますだった。
しかし、いかんせん量が少なすぎるのだ。
大食らいのゆゆこにとって、この3日間は地獄だった。

「んゆぅ~・・・しにそう~」

悲しげな顔でつぶやいたとき、塀の隙間から小さなゆっくりまりさが入って来ている事に気付いた。
見れば身体も帽子もボロボロで、どんな修羅場を潜り抜けてきたのかと言うような風体だ。

「ゆ・・・ゆ・・・おかーしゃん・・・おとーしゃん・・・まりしゃあるいたよ・・・」
「んぅ~?」
「まりしゃいいこだよ・・・おいてかにゃいでぇ・・・」

と、その時、庭の片隅から小さいまりさに対する返答があった。

「ゆ・・・ゆ・・・まりさ? まりさなの!?」
「おとーしゃん!?」

家族が目の前で発狂し、潰しあって粉々にされる様を見せ付けられて廃人と化していた親まりさだった。

「まりざああああああ!! おどーざんどゆっぐりじようねえええええ!!」
「おとーしゃあああん! ゆゆ? おしょらをとんでるみちゃー・・・ゆぴゅっ!?」
「ごっくん♪」
「・・・ゆ?」

親まりさには何が起こったか一瞬理解できなかった。

ええと、まりさの可愛いおちびちゃんがまりさの方に寄ってきて、そのときゆゆこが舌べらを出してまりさのおちびちゃんが・・・?

「あ・・・あ・・・ああああああああああああああああーーーーー!!!!」
「んゆ?」
「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーー」

家族を一気に、しかもあんな惨いやり方で奪われた絶望の中にただ一筋差し込んだ光であるおちびちゃん。
そのおちびちゃんを目の前でまた失った。
いともあっさりと、そして残酷に。
まりさには、もうゆっくりと言う言葉はただの一欠片も無くなっていた。

「わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーー!!!」

ガブゥッ!

「ゆぎゅああっ! ゆびゅっ! ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ・・・」

視点すら定まらないほどの怒りを万全に込めた体当たりは、ゆゆこの一噛みにあっさりと打ち砕かれた。

「ん~・・・これはほぞんしょく~」

四分の一程度を齧り取られ、もううめき声でリズムを取るだけの饅頭と化したまりさを放って、ゆゆこはひなたぼっこに戻った。
3日ぶりに味わった甘味の余韻を味わいながら。



余談ではあるが、ゆゆこはこの後男が地下と自分の身体を直して庭に出てくるまでの4日間、更なる空腹地獄に苛まれ続けた。
人を呪わば穴いっぱい










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  • 大富豪でリクエストいただいたゆふらんちゃんウフフなSSでした

  • 以前私が書いたSSの番外編・・・と言うよりはパラレルストーリーです

  • リクエストくれた"ROMにいさん"へ
1ヶ月以上待たせて本当に申し訳ない
就活頑張って下さい
                       598より

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最終更新:2009年04月03日 03:39
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