ゆっくりいじめ系2380 豆れみりゃと二重人格お兄さん

fuku5629.txt『重箱の隅』の続きです。





 豆れみりゃと二重人格お兄さん




 俺は豆れみりゃ一家の入った重箱を、家事の邪魔にならないよう台所の片隅に移動させる。
 それから通常サイズのれみりゃの入ったガラス箱も、同じように移動させた。
 そうした上で、その一角を手製の柵で囲い、さらに蚊帳を張ってれみりゃが勝手に飛び出ないようにする。

 かつて、台所全体を我が物顔に飛び回っていたころからは想像もできないほどの都落ち――
 豆れみりゃ用のこーまかん(重箱)、通常れみりゃ用ガラス箱、それと豆れみりゃ数匹が踊れる程度の面積の床。
 それが、俺がれみりゃ達に与えたあたらしい住処だ。
「こんなせまいとごろやだどぉー」
「おぞどにでだいどぉーー!!」


 俺は通常れみりゃに、あることを言い聞かせた。
「これからは、お前がこのおちびちゃんたちをきちんと世話してやること。いいね」
 通常れみりゃは豆れみりゃ達を見ると、元気よく頷く。
「わかったどぉ~!」
 なかなかものわかりがいい。
「餌もすべてお前にまかせるからな、きちんとわけてあげるんだぞ」
「う~わかってるどぉ!おぜうさまはりっぱなおねーさまだどー」


 * * * *


 それから数日が過ぎた。
「うっう~おちびぢゃんたち~ごはんだどぉ~」
「うー!」
「ぷっでぃんー!」
 俺が通常れみりゃのガラス箱に与えた餌を、通常れみりゃはきちんと豆れみりゃ達に分け与えている。
 親豆れみりゃはというと…
「おっきいおちびちゃんはぁ、いっぱいたべなきゃだめだどぉ!」
 相変わらず子ども扱いされている。無理もない。通常種のれみりゃから見れば親豆れみりゃも子豆れみりゃも小さいことには
 変わりないのだ。
「おぜうさまはまんまぁなの~!おちびちゃんじゃないどぉ~!」
 おちびちゃん扱いされてぐずる親豆れみりゃだが、不承不承に餌の施しを受ける。
 親豆れみりゃが泣こうがわめこうが、俺は通常れみりゃにしか餌を与えていないからだ。
「ぐやじいどぉー!でもおながずいだがらごはんたべるんだどぉー!」

「うー!でっかいおぜうさまのおうち、とってもえれがんとだどぉ~」
 一匹の豆れみりゃが、通常れみりゃのガラス箱を見てそう言った。
 今や、豆れみりゃだけに与えられた空間は”こーまかん”重箱と、数匹の豆れみりゃが踊ることができる程度の
 床の広さしかない。
 それに比べ、通常れみりゃのガラス箱は体に比例して大きく居住区全体の半分以上の場所を取っている。
 新しいれみりゃ居住区はそれほどに狭いのだ。
 通常れみりゃは胸を張って答える。
「おぜうさまのこーまかんだどぉー!えれがんとなのはあたりまえだっどぅ♪」
「おぜうさまたちのこーまかんのなんばいもおっきくてりっぱだどぉー」
 他のれみりゃも追従する。
「ぴかぴかしてきれーだどぉー」
「いっぱいうーできるどぉー!」
 気をよくした通常れみりゃ。
「そうだっどぉ!いいことかんがえたど♪
 おちびちゃんたちぃ、おぜうさまのこーまかんのおちびちゃんになるどぉ♪
 おぜうさまをまんまぁだとおもっていいどぉ~♪」
 当然怒るのが親豆れみりゃだ。
「あうー!もうゆるざないどー!」
 何倍も大きい通常れみりゃに飛びかかり、ぽかぽかと打ち据える。
「あう?おっきいおちびちゃん、おいたはだめだどぉ♪」
「うううーーー!!」
 はっはっは、ぜんぜん相手にされてないでやんの。

 と、そのとき、俺は脳の奥が疼くのを感じる。それは俺と”もうひとり”が人格交代する前兆だ。
「まったく、いいところで……」
 しかし、考えようによってはむしろいいタイミングかもしれない。
 この状況を見れば、俺が”もうひとり”の仕掛けたゲームに乗ったということは一目瞭然のはず。
 ここから”もうひとり”がどうするのか。お手並み拝見といこう。
「あとは、任せた――」
 次に戻ってくるのが楽しみだ。


 * * * *


――数日して”戻ってくる”。
 いつものように”もうひとり”が散らかした部屋を掃除すると、俺は台所へと向かった。

 台所の隅のれみりゃ居住区の外観は変わっておらず、れみりゃの数や状態にも変化はない。
 しかし、
「うあー!うあー!」
「まんまぁ~」
「うー!おぜうざまのおっきいおちびぢゃん~~」
「おぢびぢゃん~まんまぁをだずげでぇ~!!」
 蚊帳で手狭に囲われた居住区の中で一匹のハエが親豆れみりゃを追い回している。
 大きさからいえばいい勝負だが、鈍重なれみりゃと俊敏なハエでは勝負にならない。
 すでにババくさい衣服はぼろぼろに食い破られ、ところどころから肉餡がはみ出ている。
「あっ、まんまぁのじゅうしゃだどぉー!まんまぁをはやくたすけるんだどぉー!!」
「まんまぁはつよいんだろう?ハエぐらいどうとでもなるんじゃないのか?」
「つべごべいわずにだずげなきゃだめなのーーー!!!」
 親豆れみりゃは手をばたつかせてハエを追い払うが、すぐさまハエは舞い戻ってきてれみりゃに食らいつく。
「うんぎゃーー!!ぶんぶんいやだどぉーー!!」


 俺は通常れみりゃにハエ叩きを握らせた。
「これでぶんぶんをやっつけるんだ」
「わかったどぉ!おっきいおちびちゃん、いまたすけるどぉーー!」
 すっかり豆れみりゃを自分の所属物と思っている通常れみりゃである。発奮してハエを追い回し始める。
(やっぱりゆっくりしてるけど)
「いっくどぉー!」
 大きく振りかぶって、べちん。
「いだいどぉぉぉぉ!!!」
 思いっきりハエ叩きを振り下ろされた親豆れみりゃの悲鳴が上がった。
 しかし、ハエはとっくに飛び立ってしまっている。
「うー!?おちびちゃんごめんだどぉ!こんどこそ……うー!」
「うっぎゃーーー!!」
「どーじでぶんぶんにげるんだどぉーー!ずるいどぉーー!」
「もうやだどぉーー!!」
「まんまぁ~!まんまぁ~!」
 やると思ったぜ……期待通りだ、通常れみりゃ。
 むきになってハエ叩きを振り回しながら親豆れみりゃを追い回す通常れみりゃ。子豆れみりゃはぴーぴーと泣きながら
 それをみまもることしかできない。
「びゃぶぅぅぅ!!!」
「またしっぱいだどぉ!だけどだいじょうぶだどぉ♪」
 何が大丈夫なのかわからないが、大した自信だ。
「つぎこそほんとーにまちがいなくほんきのふるぱわーでぇ、いちげきひっさつだどぉ!
 おねーさまに、お☆ま☆か☆せ☆だっどぉ♪」
「いだいのやぁぁぁぁ!!!!」


 * * * *



「さて」
 通常れみりゃからハエ叩きを奪い取り、ハエを始末してやる。
 すでに親豆れみりゃは全身打撲状態で、虫食いよりもハエ叩きのダメージの方が深刻というありさまだ。
 通常れみりゃはというと、悪びれる様子もなく親豆れみりゃをなでている。
「う~おっきいおぢびちゃんごめんだどぉ。でもでもぉ、けっかよければすべてよしだっどぉ♪」
「ぜんぜんよぐないどぉぉぉぉぉ!!!ぞれにおぜうざまはおちびちゃんじゃないどぉぉぉ!!!
 でっかいおぜうざまなんがぎらいだどぉぉぉぉぉ!!!!」
「これからどうしたものか……」
 思案するが、すでに十分痛めつけられたれみりゃをどうするか判断に迷う。

「あう?おふろだどぉ♪きもちいいどぉー♪」
 とりあえず鍋にお湯にを入れ、そこに親豆れみりゃを入れてみた。通常種のゆっくりに与えるオレンジジュースとやらの代わりだ。
 ひょっとしたら出汁が取れるかもしれないしな……
 そのまま火にかけ、ことこと煮込む。
「あう~?ひかげんがあつすぎるどぉ!きのきかないじゅうしゃだどぉ!もっとぬるくするどぉ~」
 蓋の下から何か声がするが、気にしない気にしない。
「~♪~♪~♪」
「あぢゅいぃぃぃぃぃ!!!!!!」
「本当に、これからどうしよう……」

 折角”もうひとり”がいるのだから、たまには手抜きもいいかもしれないという結論に達した。
 れみりゃ居住区を区切っている蚊帳を広げ、れみりゃ達の行動可能な空間を倍ほどに広げてやる。
「うっうー!ごーじゃすだっどぉ~」
「ひろびろ~だっどぉ~!」
 早速うれしそうに飛び回る豆れみりゃ。
 ほんの少し前まで、この台所すべてを勝手気ままに飛んでいたのだが……そんなことはもう忘れているのかもしれない。
 通常れみりゃの方は、このぐらいの空間ではまだ飛ぶには手狭なようで、床に座り込んで豆れみりゃ達を応援している。
「うーみんなかわいいどぉ♪とってもえれがんとだどぉ♪」

 ひとしきり飛び回った後、豆れみりゃ達は床に降り立って踊り始めた。
 どうせならここで邪魔してやりたいところだが、今日は安息日だ。
(命拾いしたな……)
「うっうーうあうあ☆」
「じょーずだどぉー!」
「うあ☆うあ☆」
「せくしぃだどぉー!」
 こんなときばかり手際のいいことに、順番に列を抜けて声援を送る役に回っている。
「……」
 通常れみりゃが音頭を取り、手足をばたばた、翼をぱたぱた。
「れみ☆りゃ☆」
「しびれるどぉー!」
「う……」
「しゃおらぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
 その瞬間、俺は沸かせていたお湯を蚊帳の向こうへぶち撒けていた。
「うびぃぃぃぃぃ!!??」
「あうあーーー!!」
「まんまぁ~!まんまぁ~!」
「あ、ご、ごめ、つい」
 まったく無意識に体が動いていた。
 そうか、何で湯なんか沸かせていたのか自分でも不思議だったんだが、こういうことだったのか。
「大変だ、大変だ」
 俺はいそいそと床を拭き始めた。

「それじゃあ、俺は一旦出て行くからゆっくりしていってね!」
「うー!ばいばいだどぉ!もうもどってこなくていいどぉー!」
「ぽーいだどぉー!どっかいっちゃえだどぉー!」
「そういうなって。俺がいなくなったら、お前ら飢え死にだぞ☆」
「とっととでていくどぉー!」
「わかったよ、ばいばい」
 俺はそっと引き戸を引く。……少し待ってまた開ける。顔だけを出して、
「ゆっくりしていってね!」
「うざいどぉぉぉぉぉぉ!!!!」
 もう一回。
「……ゆっくりしていってね!」
「ゆっぐぢでぎないどぉぉぉぉ!!!!」


 * * * *


 しばらくして台所へ戻る。
「うーおなかすいだどぉ~」
「ぷっでぃんー」
 いつものようにわめくれみりゃ達に餌を用意する。
「安息日、安息日……」
 そうだ、今日は特別に親豆れみりゃにも餌をくれてやろう。結果については責任持たないけど。
「うっうー!おぜうさまのかり☆すまにやっときづいたんだっどぅ?
 と☆く☆べ☆つ☆にゆるしてやるんだどぉ♪もうわるいことをしてはだめだどぉ♪」
 重ねて言うが、結果については特に責任持たない。それに”もうひとり”が俺のあとを引き継いでどうするかは
 なおさら知ったことじゃないのだが…まあ安息日だしな、いい気にさせておいてやろう。

 俺から餌を得た親豆れみりゃは、両手にそれを抱えて子れみりゃのもとへと飛ぶ。
「うっうー!まんまぁがでぃなーをもってきたどぉー♪おちびちゃんたちいっぱいたべてえれがんとにそだつんだどぉ♪」
 威信回復をかけて、目いっぱい餌を抱えてきた親豆れみりゃだが、子豆れみりゃたちの反応は今ひとつ。
「うー?」
「おぜうさまはおっきいおぜうさまからもらうからいらないどぉ?」
「どーじでーー!!!???」
(尺が違うんだよ)
 親豆れみりゃが一生懸命に餌を抱えたところで、その量はたかが知れている。
 それよりも通常れみりゃ用の――豆れみりゃには巨大な――皿に群がって餌を食む方が手っ取り早いのは当然だ。
 それに、長い習慣づけによって『おっきいおぜうさま=ごはんをくれる』という風に記憶が上書きされているのだろう。
「まんまぁがまんまぁなのーーーー!!!」


 * * * *


 それからまた”もうひとり”と交代し、戻ってくると、何やられみりゃ居住区にみょんな植物がしげっている。
 百日紅(さるすべり)のようにつるつるとした幹。枝からはまばらに葉が茂り、いたるところに棘が生えている。
 れみりゃ達はそれに絡まって遊んでいるように見えたのだが、
「いだいどぉーー!!」
「だじでーー!だじでーー!」
「?」

 居間の机の上に紙切れが置いてあった。
「何々……?」
<カザリガリノキ
 カザリガリノキは、ゆっくりの髪飾りを取るよう開発された植物です。
 庭に植えるなどして防ゆっくりにどうぞ。
 棘があり、外部からの刺激によってオジギソウのような就眠運動を誘発します。お手を触れる際にはご注意ください>
「世の中にはいろいろなものがあるものだなぁ……」
 俺は感心した。
 そういうことなら。俺は早速台所へもどって観察を始める。
「いぢゃいぃ~~!!」
「だずげでぇ~まんまぁ~」
 子豆れみりゃはすっかり枝と枝の間に入り込んでしまっている。出ようとしても翼や手足が枝のどこかしらにひっかかり、
 その度に枝はよじれて豆れみりゃを刺す。

 今やいっぱしの虐待お兄さんとなった俺には、こうなった経緯が容易に想像できた。
「えれがんとないんてりあだどぉー!」
「おぜうさまがじきじきにたんっけんしてあげるどぉ~!」
 意気揚々と、生い茂るカザリガリノキの突っ込んでいく豆れみりゃ。しかし豆れみりゃに触れられ動き出した木に捕らわれ、
 そのうちにれみりゃが大事にしているお帽子を取られてしまう。
「おぜうさまのおぼうしかえすんだどぉー!」
「かえさないとたーべちゃーうどー!」
 腹を立てた豆れみりゃ達は、茂みのより奥へと進んで行き――
「どーじででられないんだどぉーー!!??」
 そして現在にいたる、と。


「じゅうしゃー!なんとかずるんだどぉー!」
 俺は適当に返事をする。
「自分でしなさい、まんまぁでしょ」
「うー!そうだどぉ!まんまぁがいまたすけてあげるどぉー!
 うっうー!」
 こいつら本当に面白いな。
「うー!……あう?」
 先ほどの俺の想像通りに木に突っ込み、絡まってもがく親豆れみりゃを見て俺は心からそう思ったのだった……
「だれが~!!まんまぁをだずげでぇ~!!」


 * * * *


 それにしても、最近床が汚れてきたな……
 もちろん台所のこちら側は俺が掃除している。問題なのはれみりゃ居住区の床である。

「自分のこーまかんは、自分できれいになさい」
 俺はれみりゃ達に布きれをやり、そう言い渡す。
「う~?なにばかなこといってるんだどぉ~?」
「おそうじはぁ、じゅうしゃのしごとだどぉ☆」
「あ、そ。
 お兄さんは言うこと聞かない子にはご飯あげないよ?」
「そんなのめっだどぉー」

 それから最初の食事の時間が来た。
「うっうー!おぜうさまはおなかがすいたどぉ♪」
「ぷっでぃーんはやくぅ☆」
 昨日までと同じくそう命令してくるが、無視。
「おながずいだどぉー!!」
「ぷっでぃんたべたいどぉー!!」

 れみりゃ達はその次の食事にも、そのまた次の食事にもありつけなかった。
 うおんうおん泣くその声がいくらか鬼気迫ってきた。それでも掃除に取り掛かる気配はない。
 こちらとしては一匹生き残れば繁殖させられるのだから譲歩するつもりはない。全滅という一線を越えなければいいだけなのだ。

 三日目に入って、通常れみりゃが布切れを使って自分のガラス箱をのろのろと掃除し始める。
 しかし、やはり気が進まないようですぐに投げ出してしまう。
「う゛ーづまんないどぉー!」
「そろそろ昼飯だどー……じゃなかった、昼飯だぞー。お掃除終わらさないとご飯抜きだぞー」
「ううー!」
 俺の言葉で、ようやく豆れみりゃどもも通常れみりゃを真似て掃除を始める。
「うー!ごんなのえれがんとじゃないどぉー」
「づがれだどぉー!!」
 飛び回るには狭くとも、むらなく拭くのには広すぎる空間だ。しかもれみりゃ達は統率を図るでもなく、
 それぞれ思うがままに動いて頭をぶつけ合ったりしている。
 俺は料理に取り掛かった。今日は豪勢に肉饂飩だ。
「えれがんとならんちだどぉー!」
「はやくたべたいどぉー♪」
 どうやら飯にありつくつもりらしい。今までの流れでどうやったらそう思えるのか、不思議でならない。
「いいにおいだどぉー」
「……」
 深く考えるのも馬鹿らしい。俺は気にせず料理に集中しよう。

 近所の猟師からもらった肉を取り出し、普段はあまり使わない香辛料類もふんだんに使って調理を進めていく。
 俺が葱を切る包丁の音が、れみりゃ達の物音をかき消して台所に響く。
「うっうー!まちきれないどー!」
「はやくつくってほしーどぉ-!」
「……」

「よし、完成だ!」
 テーレッテー
「奥義・肉煮込み饂飩みそ風」
 品名の前に奥義を付けたことにより味わいと風格がそなわり最強に見える。
「はやくはやくぅ、おぜうさまにちょーだいだどぉー!」
「おなかすいたどぉー!」
 何だ、早速いただこうと思ったのに麺が延びてしまうじゃないか。
 俺は一応床を一瞥するが、もちろん掃除が終わっているはずもない。
「お前ら、掃除、終わってない、以上」
 簡潔に切って捨て、居間へと向かう。
「あうーー!!やだどぉーーー!!」
「おなかぺこぺこだどぉぉぉぉぉ!!!」
 俺は少し考えたあと、丼を持ったまま台所へ戻る。
「あう!」
「いじわるしないで、はやくたべさせるどぉー!」
「いや、俺ここで食うことにしただけなんだけど。何勘違いしてるの?馬鹿なの?死ぬの?
……うっめ!これめっちゃうっめ!」
「あうーーー!!!!」
 半ば錯乱状態なのか、仰向けになってごろごろ転がりだすものまでいる。いいぞもっとやれ。
「しばらく、料理に凝ってみようかね……」
 俺はやけに美味く感じる饂飩をすすりながら、そう思ったのだった。





 END


 □ ■ □ ■


”もうひとり”視点からとか、野生で生活したら?とかは書ききれないのでいったん締め。
 豆れみりゃは初心者向けな一方ダイナミックないじめができないので結構ストレスなのぜ……
 ぬるいじめ用ゆっくりってことで。

 読了ありがとうございました。

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最終更新:2009年03月29日 06:03
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