ゆっくりいじめ小ネタ409 うんうんイーター

※ぬるい
※うんうん





「おかーしゃん!れいむ、うんうんちたいよ!」
「ゆっくりりかいしたよ!でも、おうちではしないでね!」
「ゆっくちりかいちたよ!おそとでうんうんしゅるね!」

今、そんなやり取りをしていたのは成体れいむと子れいむ。
彼女達は野良で、他にも子れいむが1匹と子まりさが1匹と一緒に暮らしている。
うんうんとはいわゆる排便のことで、ねぐらの中にあるとゆっくり出来ない。
そのため、うんうんをする時は自動販売機の隣のダンボールから這い出して行くことになっていた。

「ゆゆっ、うんうんしゅるよ!」
「ちょっと待った!!」

いつものように外に出て行った子れいむがうんうんをしようと力んだ時、それを阻止しようと一人の青年が走ってきた。
彼は子れいむを捕まえると即座にあにゃるに指をねじ込んだ。

「ゆびぃ!?やめぢぇええええ!う゛んう゛んでぎに゛ぁいよ!?」
「ゴメンよ。しかしそのうんうんをそこらへんにせずに俺に食べさせて欲しいんだ!」
「ゆっぐぢりがいぢだよぉ!だがらはやぐう゛んう゛んざぜぢぇね!?」
「よし来た!・・・・・・むーしゃむーしゃ、うめー!」

青年はさっそく子れいむのあにゃるの口をつけるとズズーッと一気にうんうんを啜った。
うんうんを食べ終えた青年はとてもゆっくりした表情をしている。

「さあ、れいむ。これはほんのお礼だ!」

彼が取り出したのはコンビニで売っているメロンパン。
パンを袋から取り出し、子れいむの前に差し出した青年は悠然とした足取りでその場を後にした。

「っていっておにーしゃんがうんうんとこうかんしてくりぇたんだよ!」
「ゆゆっ!ぱんさんよりもうんうんがいいなんてへんなおにーさんだね!」
「むーしゃむーしゃ、ちあわせ〜!」

何とかメロンパンを奪われずにねぐらまで持って帰った子れいむは、家族全員でご馳走に舌鼓を打ちながらそんな経緯を話した。
こんなゆっくりしたものとうんうんを交換するなんて、人間はわからないと首をかしげるゆっくり一家。
しかし、美味しいものが食べられるならそれで良いと結論付け、それ以上は考えなかった。

「ゆゆっ!まりしゃ、しゅごいことおもいちゅいたよ!」
「ゆぅ、すごいこと?」
「にんげんしゃんにうんうんをあげちゃらきっともっちょあまあましゃんがもらえりゅよ!」
「「「ゆゆっ!?」」」

子まりさの一言はほかの家族に衝撃を与えた。
それから長い話し合いの末、ものは試しでとりあえず人間と交渉をしてみようという結論に達した。



「今日は、ファ○タにするか・・・っと」
「ゆゆっ!おにーしゃん、まりしゃのうんうんとそのあまあましゃんをこうかんちてね!」
「へ・・・?うんうんとファ○タをか?別に構わないけど・・・」

そう言って、いとも簡単に甘いジュースとうんうんを交換してくれた。
彼女達は知る由もないことだが、人間の間では今ゆっくりのうんうんブームが巻き起こっていたのだ。

「えーっと・・・何飲もうかな?」
「おねーさん、れいむのうんうんとあまあまさんをこうかんしてね!」
「え・・・?あまあまさんなら、チョコレートがあったかな?」

またしても、簡単に美味しいチョコレートを手に入れてしまった。
こうしてうんうんトレードに味をしめたれいむ達はしばらくこれによって何もせずにゆっくりすることが出来た。
しかし、そんな平和な日常はある日を境に終わりを告げる。
崩壊の始まりは母れいむのお出かけ中に子まりさが不意に口にした言葉。

「あれだけあまあまさんをたべてるにんげんさんがうんうんさんでゆっくちできるなら、うんうんはゆっくちちてるの?」

その一言によって、ゆっくり出来るあまあまさんよりも人間が好むうんうんは美味しいのかもしれないという認識が出来上がってしまったのだ。
そして、母れいむがいない間に子ゆっくり達はこっそりとうんうんをして、それを口に含んでみた。

「「「むーちゃむーちゃ、ちあわちぇえええええええええ!!」」」

信じられないことにとても美味しかった。
それが思い込みによるものなのか事実なのかを知る術はないが、間違いなくゆっくり出来る味だった。
チョコレートよりも、ジュースよりも、メロンパンよりも、母れいむの持ってくるどんな食べ物よりも。
その日から、子ゆっくり達はこっそりとうんうんを食べるようになり、それと引き換えに人間と交換で得られる食べ物の量が減った。

「ゆぅ・・・さいきんなんだかゆっくりできないよ・・・」

母れいむは内心何かおかしいと思いながらも我が子のうんうん事情にあることが理解できず困り果てた。
減った食料を補うためにしばらく怠けていた餌探しを再開せねばならず、それが一層彼女をゆっくり出来なくさせる。
その上、必死の思いで食べ物を取ってきても贅沢に慣れた上に極上の甘味を知った子ども達は食べ物二口をつけようとしない。

「こんにゃゆっくちできないものたべらりぇないよ!」
「しょーだよ!ぷんぷんっ!」
「ちゃんとあまあましゃんもってきてね!」

が、子ども達も食事のグレードの低下の原因が自分たちの行いであることに気づく様子は無い。
結局、れいむは苦労と、それに見合わない罵倒を受けながらゆっくり出来ない日々を過ごすことになった。
1週間後。その原因が子ども達のうんうん事情にあることに気付くその日まで。



「「「ゆっぐ・・・おにーさん」」」

ある日、子ゆっくり達は久し振りにうんうんを交換しに自動販売機の前にやってきた。
本当はとても美味しいうんうんを別のものと交換したくは無い。
とはいえ、うんうんだけではお腹が膨れない。

「ま、まりしゃのうんうんとあまあましゃんをこうかんちてね!」

それに全てを知った母れいむは怒り狂って、もう食べ物を持ってこないと宣言してしまった。
自分の努力の結晶が排泄物以下だといわれればそうなるのも仕方ないことだろう。
それでも子ゆっくり達は現状を楽観視していた。うんうんがあれば何とかなるだろう、と。
しかし・・・

「お前らの糞なんかいらん」

話しかけた青年はそう言い残して立ち去った。
それからも、道行く人に何度もうんうんとの交換を持ちかけたが、全然上手くいかない。
女性も、子ども達も、老人も誰ひとりとして子ゆっくり達の交渉に応じてはくれなかった。

「ゆぅ、どうちてこうかんちてくれないのぉ・・・」
「ゆっくちできないよ・・・」
「ゆっくちちたいよー」

日が暮れるまで子ども達は必死に交渉を続けたが、結局誰ひとりとして交換してくれなかった。

「ゆぅ・・・ぜんぜんあまあましゃんもらえなかったよ・・・」
「しかたないよ。でも、まりしゃたちにはうんうんがありゅよ!」
「ゆゆっ!しょーだね、うんうんたべりゅよ!」

ねぐらに戻り、ひもじさを誤魔化すようにうんうんの風味を思い出す。
そして、むりっとひり出したそれに満面の笑みを浮かべたまま飛びついた。

「ゆっ!?」
「なにごれええええええ!?」
「ぜんぜんゆっぐぢぢでないよおおおお!?」

何故かうんうんの味が酷く劣化してしまっていた。
味は舌ではなく脳で感じると言うが、どうやら子ゆっくり達がうんうんが美味しいと感じたのはまさにそれだったらしい。
人間があまあまさんと交換してくれるものならきっと美味しいに違いない。
うんうんの味を支えていたその思い込みが、今日の徒労で崩れ去ってしまっていた。

「ゆぅ・・・おかーしゃあん、おながずいだよぉ・・・」
「ゆゆっ!うんうんをたべるようなゆっくりできないこはれいむのこどもじゃないよ!」
「ゆっぐ・・・ほどぢでぞんなこぢょいうのおおおおおお!?」

こうして子ゆっくり達は母れいむの機嫌が直るまで美味しくない上に満腹感うんうんを食べ続けることになった。


−−−あとがき−−−
しかし、越冬の時なんかは喰えたほうが良いような気もする

byゆっくりボールマン

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最終更新:2009年03月12日 10:47
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