ゆっくりいじめ系2128 虐待商品があるお店

「えーっと確か場所はここら辺で間違いないハズだよな・・・」

不自然なほど蠢いているバッグを持ち、男は周りを見回しながらつぶやく。
(いくら見知った町とは言え、ちょっと油断してたかな・・・)
そう思いながら男が角を曲がるとようやく目的の場所を発見したらしく
その顔は安堵に緩む・・・はずだったのだが、実際の表情は物凄くしかめっ面に。

「うえ・・・、なんだよこの看板・・・どう考えても店としてマイナス印象だろ・・・」

見上げると入り口であろう扉の上に描かれている憎たらしいゆっくりまりさとれいむの絵
どう考えても商売用の看板とは言えない、腹ただしさを覚えるそれから目を背け、男は店へと足を向ける。

男が目を背けた、その看板にはこうも書かれていた。




虐待商品があるお店
SHOPゆーゆー

と・・・




――




男がこの店に立ち寄るきっかけになったのは数日前の出来事が原因だ。
「ただいまー」
いつも通りに帰宅の旨を伝えると、居間の方からぽいんぽいんと一匹のゆっくりが跳ねてきた。
「おかえりなさいぅっく、おにーさん!」
無邪気な声で言うのは留守中に進入したゆっくり・・・ではなく、この男が飼っているゆっくり、ゆっくりすいかである。
以前、近郊の山で重症だった所を見つけ、助けてやったら恩義を感じたのか男に付いて来てそれから一緒に暮らしている。
助けた際に事情を聞くと、本人いわく”やまのしてんのう”で外から来たゆっくりだったにも関わらず群れを統率する立場にあったらしく、
冬篭りの為のすっきり制限や食事制限を提言したが、他の四天王を除く群れの仲間には理解されず、
一人で食料集めに奔走していた所をその制限に怒った群れの仲間数十匹に襲われて、
その結果重症を負っていた所をこの男に助けられたそうな。
確かにこのすいかの能力を見る限り”やまのしてんのう”だった事もあながち嘘ではなさそうだ。。
唯一の欠点を言えば酒をよく飲むので酒臭くいつも酔ってる所だが、
酒自体は何故か自分の角で作る事が出来るし必要な食べ物は少量なので食費がかからないし、
知能も身体能力も上々と言った個体なのでプラマイゼロ・・・所かプラス方面の方が多いくらいだ。

「あぁ、ただいますいか、変わった事はなかったかい?」
「うん、だいじょうぶだったよ!、あ・・・でも」

そこまで言っておいて、言いよどむが男はそれで全てを察したらしくすいかに伝える。

「あぁ、またか、そうなるように仕組んでるとはいえ毎日のようにかかりすぎだろ・・・」
「ゆぃっく、しかたないよおにいさん、やまのみんなはげすなこがおおかったからねぇ・・・」

男とすいかが頭を捻っているのは、この家に侵入してきたゆっくりのことである。
男の家の近辺ではゆっくりは畑を荒らす害獣ならぬ害頭として扱われているため、
男はその対策として群れの事をよく知っている上に群れのゲスを恨んでいるすいかから情報を得て、
ゆっくりが屋根から侵入できるように小屋の屋根に穴を開けて小屋の周りに緩い坂道を作り、
小屋の中にはあまあまがある、この坂道を登れば小屋に入れると言う看板を立てかけておけば、
屋根から落ちたゆっくりをそのまま捕獲する事が出来る、小屋の中はゆっくりでは開けれない扉しかないので、
落ちたゆっくりは捕獲されたも同然、、、と言う小屋、その名も”ゆっくりはいっていってね!”を作った。
 ・・・作ったのだが、その効果は思った以上でさすがに今回は入りきれなくなっているらしい、
すいかに今日来たチラシや手紙などを部屋へ運ぶよう頼み、自身は小屋へと足を運ぶ。

「外から来たとは言えすいかみたいな優秀なヤツがいたのになー、にしてもどうするか、ってうわっみっちり入ってるじゃねーか・・・」

マジックミラーで作った小窓から中を確認すると、いるわいるわその数およそ百。
一番下にいるゆっくりは圧死しているし、真ん中にいるのは

「ぶぎゅぅ・・・おぼいぃ゙ぃ゙ぃ゙・・・ゆ゙っぐり゙どいでねぇぇぇぇぇ・・・・」

だのいって苦しんだり、上にいるのはいるので

「んほおおおおぉぉぉぉ!!」だの「ずっぎりぢだぐない゙ぃ゙ぃ゙ぃぃ!!!」

だの言っては数を増やし、ただでさえギリギリな許容量をさらにギリギリにしている。
上部ですっきりしてるれいぱーありすにとっては、天国かもしれんがこれはマズイ、視覚的にも容量的にもマズイ。

「加工所のゆっくり引取人が来るのは来週だって言うのに、うぅむ」
「おにーさん!、ろうほうだよ!!ろうほうげぇぇぇえ」

どうしたものかと考えていると、玄関から何かを加えた興奮したすいかがこちらへ跳ねて来て、そのまま酒粕を吐いた。
男は吐く直前に紙切れを飛ばしたすいかに関心しながら紙切れを拾う。

「ん?なになに・・・虐待道具のあるお店、SHOPゆーゆー新装開店???、おいおいすいか俺は虐待お兄さんじゃないぞ?」

まぁ必要とあらば虐待はするが。

「ちがうぃっく!おにーさん!!はしのほうをよくみてね!!」

すいかに促され紙切れの端の方を見るとそこには

”処分に困っているゆっくり・罰を与えたいゆっくり・歌を披露させたいゆっくり大量に求む!!
処分方法は斬新な方法を用いて行います、是非一度お試しになってください!!”

と書いてあった。

「こ・・・」

ふるふると紙切れをもった男が震える。

「ゆぃ~?」
「これだあああああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
「!!?!?!ゆびぅいっぃぃぃぃぃっえれぇぅっっぷ!!!」

男は今までにないほどの大音量で叫び、その音量が酒の入った頭に響いたすいかはまた酒粕を吐く事となるのであった・・・。




――




「と、まぁ回想はこんなところさ!!」

突っ込む相手もいないので、周囲から白い目で見られる。

「さて・・・入ろうか」

ゲフンと咳払いをして店へ入る。
入るなりまず"ゆっくりいらっしゃいませ!"とか聞こえたけどこれも逆効果じゃないかなと思いながら店内を見回す。

基本の虐待商品は当然ながら、どうやって使うんだこの虐待道具と言った物、
そして流石にそれだけではなりたたないのかゆっくりフードやお菓子、日用品、人間用の商品も含めてずらりと並べてある。
更にレジには焼きゆっくり・揚げゆっくり・蒸しゆっくりなど様々な種類のゆっくりの容器があり、食欲をそそる。
しかも店の一角には休憩スペースがあり、椅子とテーブルが数組置かれていて、そこで数人が”ゆっくり”と寛いでいる。

「虐待商品だけが置いてると思ったら、ここは・・・そうか店全体で虐待してるのか」

後で知った事なのだがどうもここの社長が生粋の虐待お兄さんらしく、その名に冠して妥協は許されないと言う嗜好だそうで、
店内各所の至る所にゆっくりが使われているらしい、これぞまさに虐待道具のあるお店である。
てかこの理由から考えると今現在、店内各所にいる人は皆虐待お兄or姉さんなんだろうか。

「まぁそれはともかくまずはこいつらの処分だよな」

そんなことを考えながらもバッグを持ち直し、レジカウンターの男性の所へ。

「すいません、先日ゆっくりの処分の件で手紙を出した者なんですが~・・・」
「あ、存じてますよ、どうぞこちらへ」

にこやかに応じる男性だが、その瞳は男のバッグに注がれていた。
こんな店で店員をしてるのだから当然、彼も虐待お兄さんなんだろうなぁと思いながらレジ奥にある部屋へと向かう。

「それで、今日はそのバッグの中身を処分・・・と言うことで?」
「えぇ、まぁそうです、と言っても個数が多すぎて一握りしか持ってこれなかったんですがね」

部屋につくなり本題に入り、数多のゆっくりが入ったバッグを店員が呼んだ人に渡す。
バッグを受け取った店員がよかった、間に合ったと呟いたが特に気にせず、
男は今まで疑問に思っていた事を店員にぶつけてみる事にした。

「ところで・・・一ついいでしょうか」
「はい?何でしょうか?」
「ゆっくりの処分方法って一体どういう風に行っているんですか?」

これだ、正直店に入った時からちょっとだけ思っていた。
各所にゆっくりが使われている以上、そこに使用しているのは全て引き取ったゆっくりなのではないか、と。

「あぁ、やはり気になりますか」

その疑問を察したのかはは、と苦笑いをし店員は答える。
ここで使っているゆっくりはこの処分ゆっくりとは関係のない全て特注品だと言うこと、
雨マットゆっくりはポリマーを使いナイロン状態にし、それを数枚重ねているそうだ。

(そういえば店舗に入った時に”ゆぎゃ”とか聞こえたような・・・。)

そして棚ゆっくりの方はこのナイロン状態のゆっくりを鉄に巻き付けて作っているらしい。

(作者に知識がないとは言え、適当すぎるだろそれは。)

レジで取り扱ってるファストフードゆっくりも、しっかりとした工場で作られ冷凍保存されて店舗に送られているらしい。

(こういうのは基本めーりん産なんだけど、まぁ大丈夫か)

「ははぁ、そういった仕組みなんですか・・・」
「いえいえ、良いんですよ、店の特性上どうしてもそう思われてしまいますからね、
それでこのいただいたゆっくりの処分方法なんですが、時間に余裕があるなら見て・・・いや、お聴きになって行かれますか?」

お聴きに?、処分するのなら普通は見るんじゃないのか?と思ったが特にこの後予定もないので、お言葉に甘える事にした。

「それでは仕上がるまで少々お待ちくださいね」

ゆっくりの提供者と言うことで、サービスとしてフライドゆっくり2個入りとゆっくりコロッケ3個入りを貰い、
休憩スペースへ案内されそこでぼりぼりとそれらを貪っていると今まで静かだった店内のスピーカーからどこかで聞いた事があるようなBGMが。
そのBGMが流れ始めると同時に、周りの人が”ヒャッハァ!”とか言っていたがどうも常連でいつもの事らしく、隣にいる店員は華麗にスルーしていた。
でもこの人も若干震えてる辺り、同じように叫びたいのかもしれない。

「この曲に合わせてですね、先ほど提供されたゆっくりが歌うんですよ」

これのどこが処分?と思った私に感づいたのか、それともただ単に叫びたいのを堪えていたのを隠すためか、
聞いてもいないのに店員が説明をしてくれる。

「へぇ、でもそれだけじゃ処分にならないんじゃないですか?」
「その通り、このままでは処分になりません、特にゆっくりは歌う事が好きな個体もいますからなおさらです、ならばどうするか!それは・・・」
「それは・・・?」

ゴクリ

「答えは聴いてからのお楽しみと言う事で!」

そこまで説明しておいて、すすすとレジ内へと移動する店員。
いやいや、ゆっくりの処分に関してそこまで勿体つけなくてもいいんじゃないかな、と思うけどまぁいいや。
そうこうしている内にBGMの流れるスピーカーから、ゆっくりれいむの声が。


「ゆっ!きょうはれいむのすてーじにきてくれてありがとう!!ゆっくりしていってね!!!
ゆっゆゆぅ~! ゆっ! ゆっ ゆゆゆぅ~! ゆっゆゆぅ~! ゆっ! ゆっ ゆゆゆぅ~!」


こ、この曲は・・・、おいおいおい色んな意味で大丈夫なのか?、某糞著作権団体とかそこら辺とかさ、
とか思いつつも流れてくるBGMに耳を傾ける、不快だがこれからどうなるのかと言う好奇心の方が勝ってしまう己が悲しい。
しかし酷い歌声だ、あんな看板でこんなBGMで店舗はやっていけるのかと思ったが、
周りにいる人の反応を見る限り、そこそこ儲けてはいるんだろうなぁ・・・。

とか考えてると歌っているゆっくりに変化が起こり始めた。

「ゆ゙っ…ゆ…ゆぅ…… ゆ…ゆっゆ……」

歌い始めて2分くらいなのに、あきらかに疲れてきている。
こりゃ交代だなと思っていると、パシィン!という鞭で叩かれるような思いもしない音とれいむの叫び声がスピーカーから響き渡る。

「ゆ゙べぇっ!!!」

パシィン!パシィン!!と叩かれ、叫び声がする度に周りの人が歓声をあげる、どういうことなの・・・。

「ゆ゙げぶっ!!ぎびぃっ!!!、やべでえ゙え゙ぇ゙ぇ゙ぇ!!!!、
うだびばず!!!うだびばずがら゙っ!!、だだがない゙でぐだざい゙い゙ぃ゙ぃぃ!!!!」

数発叩かれると、鞭で叩かれるより歌った方が楽と馬鹿なゆっくりでも理解したのだろう、
歌うと懇願すると鞭で叩かれる音が止む、止むが周りの人は不満そうだ。

「ゆ゙っ゙…ゆ゙ゆ゙ぅ… ゆ゙…ゆ゙っゆゆ゙ゆ゙ぅ…」

ダメージが残っているのだろう、先ほどより辛そうだが必死に歌っているが、
歌が止まりそうになる度に再度鞭で叩かれ「ゆぎゃがあ゙あ゙ぁぁぁ!!!!!!」と叫んでいる。
しかもおまけとばかりにこのゆっくりの親であろうゆっくりれいむの
「でいぶのお゙ぢびぢゃん゙ん゙ん゙!!!ゆ゙っぐり゙ぢでない゙でお゙うだをゔだっでね゙え゙え゙え゙ぇ゙ぇぇぇぇ!!」
と言う叫びもマイクが拾っているものだから、周りからの歓声がヒートアップするのは仕方ないね。

それでもゆっくりは「おうちかえる!」などと言わずに歌おうとするので男はなんとなく、なんとなくだが、
おそらく音楽に合わせて歌を歌い終われば家へ帰してやるか、食べ物をやるかと約束して歌わせているに違いないと思った。
ゲスな個体だから最初に食べ物を与えてその味を覚えさせ、調子付かせてから歌い終わればそれが大量に手に入ると分かると大概のゆっくりは歌う事を選ぶだろうて。

「そして歌が止まりそうになると、こうして鞭で叩き無理やり続けさせる、と・・・。」

当然、歌は終わらないだろう、処分と言う名が付いてるのだから。
今日預けたゆっくりたちの大半は愚かにも歯向かった為潰され、
大半は人間を利用して美味しい食べ物を手に入れて、ゆっくりしてやると言う叶わぬ夢を死ぬまで思い続け、
鞭で叩かれ苦しみながら歌い、ゆっくりできない生のままその生涯を終えるのだろう。

「・・・足りてないみたいだったし、残ってる小屋のゆっくりも全部持ってくるか・・・、どうせありす辺りが無駄に増やしてるだろ」

意外とフライドゆっくりが美味しかったので、またロハで貰おうと思った男はそれを先ほどの店員に告げ、店を後にする。






「ゆ゙げ゙え゙え゙え゙え゙ぇ゙ぇ゙ぇぇ!!!!、どぼぢでお゙ゔだざんお゙わらない゙のお゙お゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙!!!!!!」






今日も今日とてSHOPゆーゆーは虐待商品があるお店としても大盛況だ。




あとがきと言う名のざれごと
始めましての人は始めまして、そうでない方は強制的に始めまして。
まぁ初SSなんでたうぜん始めましてになるんですが、とにかく酷いです。
設定は適当として、ゆっくりの叫び声とかそこら辺が難しい…
あぁ、分かり辛いでしょうが元ネタはSHOP99のあの曲です、店舗関係者さんごめんなさい。
と言うか更に遡るとニコニコ動画と言う動画サイトで見た、SHOP99 新日暮里店BGMが元凶です、恐るべしTDN
何となくあの曲を歌わせたいなー、歌えなかったらあれこれしたいなーとか思って書きなぐりました。
てか最初の萃香の部分いらないじゃないか、はいそうですねぶっちゃけ書きたかっただけです(´・ω・`)

それでは、ぶりゃんぬとしょぼんぬにちゃりんぬ、そして今は亡きおまんがな氏に愛を込めて。

作業用BGM:ゲイティブフェイス

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最終更新:2009年02月03日 21:59
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