ゆっくりいじめ系1991 比ゆ

年がら年中ゆっくりを虐待している俺だが、たまには生産的なこともする。

「ゆっくりしていってね!」

目の前には、5匹の赤れいむ。
1週間前に、近所の森にいた茎を生やしたゆっくりから毟り取ってきたものだ。
親ゆっくりは引っこ抜くついでに生ゴミにしておいた。

「おう、お前ら行くぞ」

バスケットに5匹の赤れいむを入れて、俺は家を出た。
向かう先は近所の森。
そこにターゲットのゆっくりがいるのだ。

そのターゲットのためだけに、俺はこの赤れいむ5匹を育てた。

「ゆっくりー!」

見よ。このゆっくりした赤れいむを。
俺が必死こいて育て上げた、もとい調教した結果を。

ゆっくちなどと糞ガキ丸出しのセリフなど言わない。
ぷりぷりした体はやわらかく、弾力に富み、なめらかだ。
指で触れると、まるでパウダーでもまぶしているかのようにススーっと滑る。
瞳はキランキランに輝き、髪の毛は美しいキューティクルを・・・
と、まあ要するに超ゆっくりしてる。
近所のゆっくりパチュリーに見せたら、あまりのゆっくりっぷりに興奮したのか、クリームを吐き散らして死んだ。

エサは虫やら草なのだが、そこに各種サプリメントを振りかけまくったので舌が肥えることなくムッチリしたのだ。

「今日は、近所のおねーさんに会わせてやろう。社会見学ってヤツだな。いい子にするんだぞ?」

近所のおねーさんというのは、ターゲットであるゆっくり霊夢のこと。
成体で、6匹家族だ。
れいむと5匹の生後1週間の赤ゆっくり。
赤ゆっくりは全部まりさ種だ。
なぜなら今回のネタのために、俺が隙を見てれいむ種だけ皆殺しにした。
伴侶のまりさも邪魔だったので、狩りに出ていた時に生ゴミに出した。

そうこうしている間に、ターゲットの住む洞窟についた。
とりあえず定番のセリフでいこう。

「ゆっくりしていってね!」

「ゆ?ゆっくりしていってね!」
「ゆっきゅり!」
「ゆっくち!」
「ゆっくい!」
「ゆっくてぃ!」
「ゆっくぴ!」

1匹の親れいむと、5匹の糞カスみたいな赤まりさが返事に応えてくれた。

さっそく本題に入る。

「れいむよ、かくかくしかじかだ」
「ゆっくりりかいしたよ!」

1行で理解してくれて助かる。
3日ほど俺の赤れいむを預かってほしいという話である。
話の途中で嫌な顔をしたが、赤れいむを見せたらすぐに笑顔になった。
野生の親れいむにとって、俺の赤れいむは最高にゆっくりしている存在だ。
つい一緒にゆっくりしたくなったのだろう。

夏なので腐るほど虫がいるので食糧にも困るまい。

「そんじゃ、3日後に引き取りにくるから」
「ゆっくりさよならだよ」

俺は赤れいむ5匹を巣に入れてから、家に帰った。



「おにいさんのおチビちゃんたち、れいむのおうちでゆっくりしていってね」

「ゆっくちちていっちぇね!」
「まりしゃとあしょびたかったらクッキーちょうだいにぇ!」!」
「まりしゃたちとゆっくちちたかったらごはんちょーらいね!」
「まりしゃのほうがゆっくちちてるね!」
「にんげんしゃんのごはんをちょーらいね!」

小汚い洞窟に残された赤れいむに、家族が歓迎を示す。

洞窟同様、薄汚い家族に赤れいむは気分が悪くなったが、男の躾がよかったのでそれには触れなかった。

「ゆっくりするね!」
「れいむおねーさん、ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりおせわになるよ!」
「いっしょにゆっくりしようね!」
「ゆっくりしていってね!」

その言葉に、親れいむは「ゆっ」と声を上げた。

「ゆゆ。おチビちゃんたちは、もうおとなのことばがしゃべれるんだね!すごくゆっくりしてるよ!」

自分の子供、赤まりさはお子様な言葉遣いだというのに。
なんてゆっくりした赤ちゃんなのだろう。
親れいむは感動した。

そして、3日の社会見学が始まった。
それは親れいむにとっては感動の連続であった。



朝。

いつもは赤まりさを無理やり起こしていた。
きっと赤れいむもそうなるのだろう。
そう思っていたが、なんと赤れいむは親れいむよりも早く起床していた。

「ゆっくりおきたよ!」

なんとハツラツな笑顔だろう。
親れいむが大切にしている朝一番のすりすりは、赤れいむと行った。



「れいむもかりにいくよ!」
「おねーさんといっしょにいくよ!」

朝食後、そんなことを赤れいむは言った。
赤ゆっくりが狩りをするなど聞いた事もなかった親れいむは驚く。

「ゆ・・・!?おチビちゃんたちは、もうかりができるの?」

赤れいむは、生まれたときから狩りをさせられていた。
男の躾は凄まじく、狩りに出ると親れいむよりも多くの食糧を集めた。

あまりの素晴らしさに、親れいむは赤れいむにたっぷりぺーろぺろをしてあげた。
ちなみに5匹の赤まりさは巣穴で呑気に寝ていた。


帰り道、川に差し掛かると赤れいむはそこで立ち止まった。

「ゆ?どうしたの、おチビちゃん?」

「れいむ、すっきりするよ」
「れいむも!」
「すっきりはゆっくりできるよ」
「まいにちすっきりするんだよ!」
「すっきりしたいよ!」

言うが早いか、川の水で体を洗い始める赤れいむ5匹。
互いに髪をなめ合ったり、すりすりをして皮の汚れを落としている。

「す、すごいよ!!おチビちゃんはすごくゆっくりしてるよ!!」

ゆっくりにとって水浴びは大切なのだ。
耐性があるとはいえ、あまりにも汚いとカビだらけになるから。
だが、水に弱いゆっくりにとって水浴びはあまり好きになれないもの。
赤まりさは水浴びが大嫌いだった。

それなのに赤れいむは、こんなにも身ぎれいにすることを喜んでいる。
親れいむは赤まりさの気分の悪くなるような体臭を思い出していた。




「むーちゃむちゃ!ちゃーわせー!」
「うっめ!むっちゃうみぇ!!」
「むちゃべっ!むぢゃっ!ゆひっ!!」
「むっちゃむちゃ!!」
「うみぇっ!!むっちゃうみゅえ!!!」

「しあわせー」
「とってもゆっくりできるごはんだね」
「ゆっくりしておいしいね」
「れいむもしあわせー」
「みんなでごはんをたべるとゆっくりできるね」

「・・・ゆぅ」

3日目の夜。
晩飯をたべながら、親れいむは深く息を吐いた。

赤まりさの食べ方の汚いこと汚いこと。
元飼いゆっくりの親れいむには見苦しいことこの上ない。
ついつい甘やかして育ててしまったので、自己責任といえばそれで終わりなのだが。

それに比べてどうだ。
赤れいむの実にゆっくりとしたご飯の食べ方は。
親れいむは頭を抱えた。全身が頭なのは気にしてはいけない。

「ゆ、おチビちゃん。おくちにあんよがついてるよ。ぺーろぺろ」

親れいむは赤れいむの口についた、コガネムシの足の切れはしを舐めとった。
それを見た赤まりさが、悔しそうな顔をして親れいむに顔を向ける。

「おかーしゃん!!まりしゃもいっぱいついちぇるよ!!ぺーろぺろちてね!!」

「ゆっ!まりしゃもだよ!!」
「まりしゃにもぺーりょぺりょちてね!!」
「れーみゅにだけぺーろぺろはじゅるいよ!」
「はやくぺーろぺろちてよ!」

中には、エサの中にわざと顔を突っ込むボケもいた。

「ゆぅ・・・」

明日、お兄さんに赤れいむを引き渡したらこのゴミクズと暮らすのか。
そう思うだけで親れいむは空しくなった。
数日前まで、あんなに可愛いと思っていた赤まりさが今ではただの不良債権に感じる。
それを赤まりさもなんとなく感じているようで、最近では親れいむに甘えることが多い。
もっとも、それがウザさを強調して親れいむは更に赤まりさが嫌いになっていたのだ。

「ゆぅ・・・れいむは、おチビちゃんたちとはなれたくないよ・・・」

こんなにゆっくりした赤ちゃんと離れたくない。
自分と同じ種の、こんなにゆっくりした赤ちゃんと離れたくない。
親れいむは切実にそう思っていた。
赤まりさとだけの生活に戻りたくなかった。
伴侶が死んで、だいぶ経つ。
もう赤まりさへの最後の未練、死んだ伴侶の思い出もほとんど消えていた。
哀れ餡子脳。



翌日。
赤れいむの引き渡しは滞りなく行われた。
早朝に現れた男は、親れいむの話を聞きもせず、さっさか赤れいむを回収していった。
この赤れいむ達は、これからも似たような系統のネタの仕込みに利用されることになる。


「ゆぅ・・・・」

巣に残った親れいむはため息をついていた。

「ゆっ♪」
「ゆゆー!こりぇでおかーしゃんはまりしゃたちだけのものだよ!」
「これでゆっくちできりゅね!」
「ちゃーわせー!」
「ゆ♪」

逆に、親を赤れいむから奪い返した気分の赤まりさはニコニコだ。
すぐにこの笑顔が曇ることになるのだが。


さらに翌日。
赤まりさは枝でぶっ叩かれて起こされた。

「ゆっくりおきてね!!もうあさなんだよ!!」

「ゆげっ!!」
「ゆぐっ!?」
「ゆぎゅっ!?」
「ゆぎゅぅ・・・」
「ゆぎゃっ!!」

赤まりさが起きると、そこにはプリプリと怒った親れいむが。
びくびくしながら、赤まりさは親れいむの次のセリフを待った。

「あのおチビちゃんたちはちゃんとおきてたよ!!ゆっくりりかいしてね!!」

テキトーに返事をする赤まりさ達。
あんないなくなった奴なんかどうでもいい。
赤まりさはそう思っていた。

それよりも重要なものがある。
朝一番のすりすりだ。
これはとてもゆっくりできる。
一日を生きる活力となるすりすりなのだ。

「おかーしゃん、まりしゃはんしぇいしたから、すーりすりをしてね!」
「まりしゃにもおねが

「うるさいよっ!おねぼうをするゆっくりできないこにはすーりすりはなしだよっ!!」

そして体当たりをされた。
ある意味、頬のふれあいである。



さらに数時間後。
親れいむは狩りの準備を始めた。

あれから何かと赤れいむと比較されっぱだった赤まりさは、ようやくゆっくりできそうだと喜んでいた。
が。

「れいむのおチビちゃん。きょうからはいっしょにかりにいくよ!」

赤まりさは一瞬、真白になった。
何を言っているんだコイツは、的な感じで。

「どぼじでしょんにゃこちょいうのおぉお!?」
「まりしゃはゆっぐちぢだいよぉお!!」
「あかぢゃんはゆっぐりずるのがじごどでじょおおぉお!?」
「ゆっぐりざぜでよぉお!!」
「ごんなんじゃゆっぐぢできにゃいよぉおお!!」

「だまってね!あのゆっくりしたほうのおチビちゃんたちは、ちゃーんとかりができたよ!」

ゆっくりしてない方のおチビちゃん5匹は泣きながら抗議をした。
自分達はまだゆっくりしなくちゃいけないのだと。
だがそれに返ってきたのは言葉ではなく、体当たりと枝だった。

「ゆべ・・・」
「ゆぼ・・・わがだよ・・・」
「がりに・・・いぎまぢゅ・・・・」
「・・・」
「・・・」



「まったく、ぜんぜんごはんがとれなかったね。ほんとうにゆっくりしてないおチビちゃんだよ!」

初狩りで、しかも赤ゆっくりが取れる食糧などたかがしれている。
5匹で集めた食糧は、小指の先ほどの量だった。

「それがおまえたちのごはんだよ!ゆっくりりかいしてね!!」

「どぼじじぇ・・・」
「おがーじゃ・・・」
「もっど・・・ゆっぐぢ・・・」
「おにゃか・・・しゅいた・・・・」
「ごんなんじゃ・・・ゆっぐぢ・・・」

「ごはんのたべかたもきたないし、ちょうどよかったね!これでれいむはゆっくりできるよ!」



その後、赤まりさは無理やり水浴びをさせられた。
体力のなくなっていた3匹がそのまま川に流れていき、残り2匹はその後の体罰で死んだ。


「ゆゅー・・・」

親れいむは悩んでいた。
それは群れの赤ゆっくりが、全然ゆっくりしていないことだ。
バカ丸出しの言葉遣い、臭い体、狩りもできないタダメシ食らいのごく潰し、そんなダメなものばかり。

「こうなったら、みんなでしつけしようね!」

この前、赤れいむ5匹を群れのみんなに紹介したら、1匹残らず感動していた。
ならば、群れの子供達がゆっくりしていないことは簡単に理解できるだろう。

この群れをよりゆっくりした群れにするため・・・
れいむは固い意思と共に、リーダーの下へと跳ねて行った。



おわり。

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最終更新:2009年06月06日 15:58
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