ゆっくりいじめ系1954 ぱちゅりーの教育

ぱちゅりーは不幸だった。
どういう風に不幸だったかというと、

「んほおおおおおおおおお!!!!ばじゅりいいいいいいい!!!」
「むぎゅうううううう!!!!!やべでええええええええ!!!!!!」

とまあこういうことだ。
そんなわけでぱちゅりーはレイパーありすに犯され、望まぬ子を作らされた。
さらに不幸なことにその六匹生まれた子供達はすべてがありすだった。
親によってはこんな有様ならば子供を殺してしまうことは少なくないのだがこのぱちゅりーは子ありす達を殺そうとはしなかった。




「「「「「「おかあさん!ゆっくりしていってね!」」」」」」

ありす達が生まれてすでに半月ほど、すでに子ゆっくりと呼べる大きさにまで成長した子ありす達。
彼女等は今日も朝の挨拶にお決まりの文句を親のぱちゅりーに叫ぶ。
親ぱちゅりーはそんな子供達をにっこりと笑顔で見つめている。

「おかーさん、おなかがすいたわ!」
「むきゅ!はい、ごはんよ!ゆっくりたべてね!」
「おかーさん、おうたをきかせて!」
「いまはごはんのじかんだから、あとでゆっくりきかせてあげるわね!」
「ありすはおかあさんとすりすりしたいわ!」
「むきゅ、すりすりましょうね。す〜りす〜り。」

そんなわがままな子ありす達の態度にもいやな顔一つ見せず常に笑顔で世話をする親ぱちゅりー。
長女である子ありすはそんなおかあさんが大好きだった。
彼女の口から聞かされたいなかものの片親の話。
最初はショックで無様だった。
自分の片親がレイパー……というものはよく分からないが、いなかものであると知らされれば誰だってそうだろう。
しかしそんな自分たちをおかあさんは見捨てなかった。

「おかあさん!」
「むきゅ?どうしたの、ありす?」

笑顔で振り向く親ぱちゅりー。
そんなぱちゅりーに長女ありすは声をかける。

「おかあさん!ありすはとってもとかいはなありすになるわ!おかあさんのこどもとしてはずかしくないように!」

すべての子ありす達、皆が言いたいこと。
しかし自分の片親がとんでもないいなかものであったため言うに言えなかった誓いの言葉を口にする。
親ぱちゅりーがいなかもののありすを嫌っているのはよくわかっていた。

『いなかもののありすはいきるかちがない。』
『いなかもののありすはゆっくりではない。』
『いなかもののありすはほかのゆっくりからさげすまれる。』
『いなかもののありすは…』

ありす種はとかいはでなければいけない。
とかいはにならなければいけない。
何度も何度もそう聞かされて育った。
だから自分達は絶対にとかいはになるのだ。
話で聞かされた片親のようないなかものにはならない。
そうおかあさんに誓うのだ。

「ありすもとかいはになるわ!おねえちゃんにまけないくらいのとかいはに!」
「ありすもなるわ!」
「ありすもよ!」

妹のありす達は長女ありすに続き口々に言い合う。
誓いの言葉を受けた親ぱちゅりーは一瞬驚いた顔になる。
しかしすぐに、子ありすが見た今までで最高の笑顔でこう口にした。






「むりよ。」



長女ありすは時間が止まったような気がした。
今おかあさんはなんと言ったのだろうか?

「おかあさん、い、いまなんて?」
「きこえなかった?むりだといったのよ。」

妹達も硬直している。
そんな子供たちに向かって、今までで最高の笑顔のまま親ぱちゅりーは普段の諭すような口調で言う。

「とかいはのありすはね、あいしあったふたりのあいだにできたこどもでなければなれないの。あなたたちはいなかもののくそれいぱーのこどもだからいっしょうかかってもとかいはにはなれないのよ。」

「「「「「どおじでぞんなごどいうのおおおおおおおお!!!!!」」」」」

お母さんの言うことが理解できない。
子ありす達は火のついたように泣き出した。




目の前ではあの糞レイパーの子供が泣き叫んでいる。
どれほどこの時を待ち望んだことだろう。
この生ゴミ共が生まれたときからずっとどうすればこいつ達を苦しめられるか、それだけを考えていた。
こいつらが生まれた時、ありすばかりであった事で閃いたのだ。
ありすはいなかものであることを極端に嫌う。
こいつらには自分がいなかものであると知らしめるのが面白いかもしれない。
しかし奴等は独自の自分勝手なとかいはの概念を持ち、自分がとかいはであることを決して疑わない。
ならば、とかいはの概念をあの生ゴミ共が親と思っている自分で固定化してしまえばよい。

「にどはいわないわよ。あなたたちはいなかものなの。ほかのゆっくりからさげすまれ、ばかにされ、きらわれる、ね。
うまれたときから、いいえ、うまれるまえからきめられていたこと。あなたたちのおやであるくそれいぱーのありすがわたしにあなたたちをやどしたときからあなたたちはいなかものなのよ。
でもしんぱいしないで、おかあさんはあなたちをみすてはしないわ。どんないきるかちのないいなかものでもわたしのこどもだもの。しかたがないからそだててあげるわ。」

最高の笑みでそう子供たちに言う親ぱちゅりー。

「ありずはどがいはよおおおおおお!!!!!」
「いまはちがってもきっとなるからああああああ!!!!!」
「おがあざああああああああああん!!!!」

子ありす達はもはや半狂乱だ。
そういえば、ふと唯一黙って呆然としていた長女ありす気づく。
おかあさんは一度も自分達にゆっくりしていってねと返してくれたことがない。
ゆっくりにとって当然の挨拶であるそれを、反射行動に近いそれを。
そして、答えを聞きたくも無いのに、聞かずにはおれぬ質問を呟く。

「おかあさん、ありすたちのこと、きらいなの?」

ぱちゅりーは更なる最高の笑顔で当然のように言った。

「だいっきらいよ。」




それからの日々は一変した。
親のぱちゅりーは相変わらず笑顔で子ありす達の世話をしている。
しかしその笑いがただ表面上笑っているように見えるだけの仮面であることを子ありす達は知っていた。
子ありす達は自分たちがいなかものであることを自覚させられた。
少なくとも本人達はそう思っている。
他のゆっくりと接触することもしない。
いなかもののありすはどんな目にあうかをぱちゅりーに吹き込まれた彼女たちは他のゆっくりと会う事を極端に恐怖した。
彼女達の唯一の希望は親ぱちゅりーだった。
たとえ自分達を嫌っていても、おかあさんだけがいなかものの自分達を助けてくれる。
そう思い込んでいた。

夜に寝言だと言いながらいなかものを罵倒しても、
忘れていたと言って三日もの間一切の食事を与えられなくても、
末の妹が野犬に食われた時声を上げて大笑いしていても、
狩に行って大怪我をした長女を無視して食事を始めても、
次女が川で遊んでいた時叩き落されても、
ありす達は親ぱちゅりーが唯一の救世主だと信じて疑わなかった。



久々なのでリハビリ程度に。


過去書いたもの

奇跡のゆっくりプレイス
醜い男
生きるための選択
体つきゆっくり愛好家
ありすの戦い
黒歴史

byデストラクション小杉

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最終更新:2009年01月25日 15:46
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