ゆっくりいじめ系1875 楽園~まりさの場合(2)


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狂宴終わって翌朝。
薬品等の後片付けが終わると、男とありすはさっさと部屋を出て行った。後に残されたのは子を宿したまりさと満身創痍のれいむ。最初に宿した子供は茎ごと全て男に持っていかれた。
その後まりさはありすに二回すっきりさせられ、頭には二本の茎が生えていた。赤ゆっくりの数は合計10匹、内訳はありす種とまりさ種が5匹だ。
れいむは精も根も尽き果てたといった様子でまりさに寄り添うように眠っている、頬は流した涙でふやけていた。そんなれいむの横で頭に生える二本の茎、10匹の赤ゆっくりを複雑な表情で見つめるまりさ。
レイパーありすに襲われたゆっくりの内、朽ちずに生き残った者ならば、望まぬ交尾で出来た子供など顔の判別が出来ない内に全て潰してしまうだろう、だがまりさにはそれが出来ずにいた。我が子の存在を誰よりも渇望していたまりさにとって、例えそれが悪意の末に身篭った子であったとしても、軽々に潰すなどといった選択を出来るはずもなかった。
しかしそれでは心中穏やかでないのはれいむである。目の前でありすに、よりにもよってよく知るゆっくりに最愛の伴侶を犯され、自分とではもう作ることの出来ない子供まで作られたその心の内は察するに余りある。
まりさもれいむの胸中を想ってか、最初は茎を潰そうとも考えた。しかし、頭に感じる重みに、茎から伝わる微かな胎動に、まりさの心は揺れるに揺れて、赤ゆっくりの顔が判別出来るようになるまで放置してしまった。こうなってはもう、まりさでなくとも潰すことなど出来ない。人間で言うなら予定日一月前の赤子を中絶しようかという暴挙に値するのだ、倫理的にも許される行為ではない。
まりさが潰すのを渋っているうちに、もはや手の施しようのない状況になったのを悟り、れいむはこの日一番の絶叫を上げ、気を失うように眠りに就いていった。

「ゆぅ…れいむ、ごめんね……それでもまりさにはあかちゃんころせないよぉ……」

まりさは消え入るようなか細い謝罪を口にすると、自身もまた深い眠りに落ちていった。





二匹が再び目覚めたのはそれから丁度24時間経ってからの事だった。
重い瞼を上げて互いの姿を確認するまりさとれいむ。いつも交わしていた朝の挨拶も、目覚めのすーりすーりも、今日はする気が起きなかった。
見上げれば10匹の赤ゆっくりがゆぅゆぅと寝息を立てている。茎の成長と比例して母性が強くなるのだろうか、昨日とは打って変わってその様子を慈愛の眼差しで見つめるまりさ。
そんなまりさを見て、れいむが言葉にならない感情に苛まれている。もう自分は子を産む事も授ける事も出来ないというのに……れいむはありすの事を思い出す度、はらわたが煮え繰り返る想いでいた。だがその感情が10匹の赤ゆっくり達に向けられる事はなかった、否、向けるまいと努めていたのだ。

「ゆうぅ…とってもゆっくりしたあかちゃんたちだよぉ…」
「ゆっ!ぐ…そ、そうだね…」
「……れいむ、ごめんね。まりさ、このこたちうんであげたいよ…」
「わかってたよ、まりさはあかちゃんをつぶせるようなゆっくりじゃないってこと……ありすはにくいけど、あかちゃんたちはわるくないよ、うまれてきたらふたりでそだてようね……」
「れ、れいむううぅぅっ……ありがどお゛お゛ぉぉっ!」
「……でもね…でぼね゛!?ほんとはれいぶがまりざのあがぢゃんうみだがっだよお゛お゛お゛お゛お゛!!!」
「そんなれいむに朗報だ!」

勢い良くドアを開けて入ってくる男。その突然の来訪に固まっている二匹を尻目に、男はなにやら道具を選定し始めた。
その様子に言い様のない恐怖を感じた二匹はずりずりと這って部屋の隅へ行こうとする、が、男の両の腕がそれを許さない。頭を鷲掴みにされた二匹は、そのまま部屋の中央へと持って行かれ、そのまま鉄製の台に置かれる。今度は茎の所為でまりさも動けないので拘束する必要はなかった。
台の上でガチガチと歯を鳴らしながら震える二匹。これからどんな酷い事をされるのだろう?そう思っていた二匹にかけられた言葉は全く予想外のものだった。

「まりさ、れいむのあかちゃんを産みたくないかい?」
「「……ゆっ?」」

何を言っているのだこの人間は?子供はもう二度と作れないと昨日あれほど自分達に説いたのはそちらではないか。
二匹の疑問をよそに、男は言葉を続けていく。

「れいむはもうまむまむが無くなっちゃったから無理だけど、まりさならまだにんっしんっ!出来るよ。」
「で、でもれいむはぺにぺにもなくなっちゃったんだよ?あかちゃんのもとがもらえないよ!」
「ああ、そうだね。だからコレを使うんだ。」

男が取り出したのはスポイト、それも口を鉄製に取り替えてある自作品だ。

「これをれいむのぺにぺにが在った場所に挿して中から精子餡を吸い取る、そしてまりさのまむまむに入れるんだ。こうすればぺにぺにがなくてもにんっしんっ!出来るだろ?」
「ゆ゛〜!?そんなことだめだよ!もうれいむにいたいいたいさせたくないよ!?」
「……ゆ、にんげんさん、れいむからあかちゃんのもとをとってね。」
「れいむっ!?」
「まりさ、れいむはれいむのあかちゃんがほしいよ。それともまりさはれいむのこどもうみたくない?」
「ゆ…ゆぅ〜……」

こう言われてはまりさは頷く他無い。まりさとて産みたくない訳ではないのだ、しかしれいむが苦痛に顔を歪めるのは見たくないので咄嗟に否定してしまっただけだった。だがれいむの決意は固い、万難を排してでもまりさとの間に子を設けるつもりでいた。

「それじゃあ決まりだね。」

男はれいむを掴み、顎付近にスポイトをあてがった、そして一気に三分の一程を鉄の先端が貫く。痛みに慣れたのか、小さく呻き声を上げるに留まったれいむだったが、これで終わりの筈も無い。見えない精子餡を取るには感触の違う餡子を探り当てる必要がある、つまり、れいむの体内を掻き回さなければならないのだ。

「いぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛い゛!!!」
「れいぶう゛う゛う゛!?にんげんざんっ、れいぶにいだぐじなでねえ゛え゛え゛!!!」
「んな事言ったって精子餡見つかんないんだから仕方ないだろ?ほーれぐ〜りぐ〜りっ、と。」
「い゛い゛い゛い゛!!?え゛っ、え゛っ、え゛っ、え゛っ」
「お、これか?よし、吸い取るぞ。」
「い゛や゛あ゛あ゛あ゛!!!ぼう゛お゛う゛ぢがえ゛る゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!ゆ゛ぶら゛ばっ!!!」
「ん、上手いとこ取れたな。次はまりさにコレ入れるぞ。」
「ゆ゛っ、はやくおわらせてね……」

れいむから取り出した精子餡に微量の成長促進剤を混ぜ、まりさのまむまむに注入する。れいむのときみたいに激痛に襲われる事もなかったので、まりさに暴れられる事も無く、要望通り作業は速やかに終了した。
男はポケットから親指大のブロック状の物を取り出すと、れいむの傷口をぺーろぺーろしていたまりさの前に数個置く。

「まりさ、分かってると思うが、茎二つに更ににんっしんっ!までしたら母体の栄養が足りなくなる。これは栄養剤だ、腹が減ったら餌と一緒にこれも食べるんだぞ。」
「ゆ……ゆっくりりかいしたよ。れいむもはやくげんきになってね、ぺーろぺーろ…」
「ゆぅ……ゆぅ……」
「結構、そじゃあまりさ……ゆっくり元気な赤ちゃんを産んでね!」

そう言うと男は用意していた野菜屑を二匹の傍に捨てやり、部屋を出て行った。





――数日後。
まりさのにんっしんっ!以降、男は二匹に対して目立った行動を取る事はなかった、むしろその逆である。相変わらず殺風景な部屋の中に閉じ込められてはいるが、それ以外は快適と言ってもいい程だった。
日に一度貰える野菜屑は、群に居た頃のごはんとは比べ物にならない程美味だったし、多すぎず、少なすぎない供給量にも満足だった。
日がな一日何もせず、空調の効いた部屋で毛布に包まり、二匹で寄り添いながら、たまにおうたを歌いながらゆっくりと我が子の誕生を待つ。まりさとれいむが想い描いていた『楽園』がそこにあった。
まりさが自分の子を孕んだ事により、れいむは茎の子供達に対して負の感情を抱かなくなっていた。まりさの中に我が子が居る幸福感と、最高にゆっくりとした環境の中で、れいむは『今ならこの子達も愛することが出来る』とすら思うようになっていたのだ。
そして訪れる出産の時。男が精子餡に混ぜた促進剤の効果で時を同じくして産まれようとする茎と腹の赤ゆっくり、先に産まれたのは茎に実った赤ゆっくり達だった。

「あがちゃんたちっ……ゆっぐりうばれてね…っ!」
「まりさ、がんばってね!もうちょっとでうまれるよ!」
「ゆ゛!?お゛、おちるよ!」
ぷちっ
「ゆっきゅちー!」
「「ゆっきゅちー!」」
「「「ゆっきゅちー!」」」
「「「「ゆっきゅちー!」」」」

最初の一匹が生まれ落ちれば後は連鎖的に次々と落ちていく、総勢10匹の赤ゆっくり誕生の瞬間だ。だが初めての挨拶も交わせぬまま次の出産に移るまりさ、狭い産道がみちみちと抉じ開けられて、中から赤れいむの姿が見えてきた。
れいむは歓喜した。胎生型は母体の因子が強く反映される為、母体となった種のゆっくりが生まれ易い。受け継がれてきたゆっくりの知識によってれいむもその事を知っていた為、赤れいむの飾りが見えた途端れいむは滝のような涙を流して喜んだ。

「ばりざあ゛あ゛あ゛!!でいぶのかわいいあがぢゃんうんであげでねえ゛え゛え゛え゛え゛!!!」
「ゆ゛〜っ…おながのあがちゃんもっ……ゆっぐりうまれでねえええっ……!」

そうこうしているうちにポンッ、と小気味のいい音を立てて産道から飛び出してきた赤れいむ。直ぐにまりさに振り返り、先に生まれたひと回り小さい姉達と共に両親を見上げた。
眼下に並ぶ22個の瞳はどれもキラキラと輝いていて、まるでこの世界の全てに祝福されているかのように見えた。親となった感動を胸に、まりさとれいむは赤ゆっくり達に初めての挨拶をした。

「「おちびちゃんたち……ゆっくりしていってね!」」
「ゆっきゅちちていっちぇにぇ!」×11
「ゆううぅぅっ!れいむぅっ、すごくゆっくりしたおちびちゃんたちだよぉ!とってもかわいいよおおぉぉっ!」
「ゆゆぅん、そうだね!わたしたちににてとってもゆっくりしたおちびちゃんだよおぉっ♪」
「お、ついに産まれたかぁ。」
「ゆ、おにいさん!みて、まりさのおちびちゃんたちうまれたの!」
「おじちゃんだぁりぇ?」
「ゆっくちりぇきりゅひちょ?」
「はいはい、ゆっくりゆっくり(笑)そろそろ生まれる頃だと思ってね、様子を見に来たんだ。」
「ゆ、そうだったの?なられいむたちのおちびちゃんをみてゆっくりしていってね!すーりすーりしてもいいよ!」

この頃になるとまりさとれいむはすっかり男に気を許していた。子を授かる喜びとゆっくりとした毎日に、数日前の惨劇の記憶は埋没していってしまったのだ、流石はゆっくり…といったところだろうか。ともかく、少々信じ難い事だが、まりさとれいむにとって男は『優しい人間』という扱いになっていた。

「ははは、気持ちだけ受け取っておくよ、今日はまりさに用件を伝えに来たんだ。」
「ようけん?」
「ああ、まりさにはちょっとした仕事をして貰いたいんだ。」
「ゆ!まりさはおかあさんなんだからおちびちゃんのおせわをしなきゃいけないんだよ、だからかわりにれいむがするよ!」
「いや、まりさにしか出来ない事なんだ。なぁに、そう難しい事じゃない。」
「ゆぅ…でも…」
「だいじょーぶだよ、れいむ。それよりまりさがいないあいだおちびちゃんたちのおせわをよろしくね!」
「…ゆ!わかったよ。おちびちゃんのことはれいむにまかせてね!」
「決まりだね、じゃあ行こうか。」

まりさを抱えて部屋から出て行く男、その顔には数日前のあの邪な笑顔が張り付いていたが、気づくゆっくりは一匹も居なかった。
to be continued...⇒

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最終更新:2022年01月31日 03:34
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