ゆっくりいじめ系1827 万能お兄さん5_1

※かなりの俺設定があります
※人と共存しているゆっくりがかなりいます
万能お兄さん4の続きです。



冬。


この時期になると、一部を除いた人間のほとんどはやることがなく、家でごろ寝をしているところがほとんどである。
それは人間のみならず、自然の生物も同じであった。
ただ、生物達にとっては、四季の中でもっとも過酷な時期を過ごさねばならない。蓄えがなければ冬を越せずに死んでしまう。
それは人間も同じだ。だが、人間は生物ほど過酷ではないので大丈夫である。

この村は比較的裕福なので、するべき仕事もなく、皆それぞれ家でゆっくり過ごしていた。
万能お兄さんのみならず、他の3人のお兄さん達も、それぞれ冬を過ごしていた。




虐殺お兄さんは、ゆっくりは冬になると外に出なくなるので、虐殺はなし。農家の仕事もなし。
代わりに家で家族と楽しく過ごしていた。

「くらえ!波動ビーム!!」
「ぐおっ!!死んだぁぁぁあああ!!」
「へへっ、兄ちゃんおしかったね、あと少しで僕を倒せたのに」
「くっ!!まだまだだ!!兄である俺が弟に負けるわけにはいかん!!もう一回だもう一回!!」
「はいはい、わかったわかった」

彼は弟と格ゲーを楽しんでいるようだ。
だが、今のところこの兄弟は3:7の比率で弟が有利のようだ。肉体においては勝るが、こういったものにおいては弱いようだ。
「兄より強い弟などいないっ!!」
どこかで聞いたような台詞を言って、彼はまた弟に挑戦していた。


愛でお兄さんは、家のゆっくりと共に楽しく過ごす傍ら、ブリーダーとしてゆっくりんピースから依頼された新しいゆっくりれいむを躾けていた。
いづれ人に渡すであろうこのれいむは、人の家で住んでも迷惑をかけないようにしなくてはならない。愛でお兄さんとはいえ、躾を手抜くような
ことは絶対にしない。一人前の飼いゆっくりとなるべく、挨拶の躾をしていた。

「よし、じゃあ主人が帰ってきたらなんていうのかな?」
「おかえりなさい!!」
「よしよし、じゃあご飯を食べるときはなんていうのかな?」
「いただきます!!」
「うんうん、じゃあ食べ終わったらなんていうのかな?」
「ごちそうさま!!」
「うん、でも一言足りないよ?」
「ゆっ!ゆーっと・・・、いつもごはんをつくってくれてありがとうございます!!」
「よしよし、ちゃんと感謝の言葉を忘れちゃだめだよ?」
「ゆっくりりかいしたよ!」
「こらこら、敬語で言わないとね」
「ゆっくりりかいしました!!」

ペットのれいむとまりさの助けもあり、順調に躾が進んでいた。
彼は、穏やかにゆっくりと過ごしていた。


虐待お兄さんは

「ほーれほーれ、暖かい暖炉だぞー」
「ゆっ!!寒いよ!!ゆっくり暖めてね!!」
「ああ、もちろん」
そういうと、暖炉の火にれいむを当てる。足に当たる底面がじりじりと焼け、部屋にいいにおいが漂ってきた
「ゆぎゃああああああああああ!!!!あづいよおおおおおおおおおお!!!」
「んー?お前が暖めてほしいっていったんだろうが、贅沢抜かすんじゃねぇ!!」
「ゆぎぃぃぃいぃぃいいいい!!!!!!暖めてほしいんであって、焼いてほしいんじゃないよおおおおおおおおお!!!」
「黙れ腐れ饅頭がっ!!!」

そういい、じりじりと焼いておく。
程よく焼けたところで、彼は底面を齧った。焼き饅頭になっているので、うまい。それに、体の芯から温まる。
冬でやるととてもおいしい焼き饅頭である。冬のみの楽しみの一つと言ってもよい。
れいむの半分を食べると、彼は小麦粉を断面にかけ、オレンジジュース適量をたらした。
しばらくすると、みるみる皮ができていく、さすが生きた饅頭。だが、食べられた分の餡子はもどるわけがなく、れいむの体は半分程の大きさ
になっていた。

「おら、飛べ」
そういい、れいむを床に置く。れいむはぴょんぴょん飛び跳ねると
「ゆっくり治ったよ!!」
と喜び、お兄さんに向かい
「じじいはゆっくりしね!!おうちかえる!!」

と言って、逃げようとした。無論逃がすはずもなく、蹴飛ばして動かなくなったところを掴み上げ、発情ありすのケースに放り投げる

「うほおおおおおおおお!!!!れいむううううううううう!!すっきりしようねぇぇぇぇえええええええ!!!!!」
「いやああああああああ!!!こっちにこないでえええええええええええ!!!!」

と、ありすにレイプされ、しばらくすると頭から茎を生やした。お兄さんが食べたせいで、餡子の量がたりずに黒ずんでいく。だが、元の大きさは
成体なので、体は黒く朽ちても子は宿すことが出来る。
赤ゆっくりはいづれ虐待するのにとっておく。楽しみで仕方がない。
彼は冬ならではの虐待を楽しんでいた。







3人のうち、万能お兄さんは今年はいろいろなことがおこり、彼にとってはとてもとても長い冬であった。
計画のために色々奔走し、道を作り、ゆっくりとの間に子をつくったりと大変だったが、充実していた。

万能お兄さんは冬でも少量だが、色々やるべきことがあった。
もっとも、それは少し先なので彼は読書をしようとおもい、1階の居間へむかう。
居間は家で最も広く、ゆっくりの寝場所兼遊び場でもある。暖房もつけており、ゆっくり達はこの上なくゆっくり過ごしていた。
居間にお兄さんが大量の本を抱えてやってきた。それをみたゆっくりたちは起き上がり、

「ご主人様、どくしょですか?」
「うん、いつものたのむよ」

そういうと、彼は座布団の上に座り、足をのばす。伸ばした足の先にはてんこがいて、彼はてんこの頭の上に足を乗せる。
背中にれてぃが近づいたのを確認すると、彼は背をれてぃに預ける。
ゆっくりの中で、最も大きいれてぃならではの役である。背中は柔らかくて気持ちがよく、体がゆっくりと沈む、おかげで腰を痛めずにすむ。
次にれいむとまりさが近づいて、彼の肘掛となる。家のゆっくりは、野生のゆっくりより1〜2回りも大きい。お兄さんの育て方が良いからだ。
肘掛も柔らかく、高さもちょうど良い。おかげで腕を疲れさせない。2匹は少しへこむが、気にしないどころか喜んでいる。
これでゆっくり椅子の完成である。
柔らかい饅頭の背もたれと肘掛はとても気持ちがよく、じんわりと暖かいので疲れることはない。足のやわらかい感覚もいい。
万能お兄さんのゆっくり達ならではの、出来る事であった。
他のゆっくりたちも、主人である彼に寄り添い、彼はゆっくりに囲まれる形となる。
体の周りにさまざまな種類のゆっくり達が集まり、足の上には胴付きたちも寝そべったりする。
彼は体の上に本とぱちゅりーを置き、ぱちゅりーもお兄さんと一緒に本を読む。読書する速度はお兄さんより早いので、
彼は気兼ねなく本を読める。
読み終わった本を左に出すと、めーりんが「じゃおっ!」と威勢良く返事をして掴み、新たな本を彼に手渡す。
後はこの繰り返しである。ゆっくり達も、主人と一緒に寄り添っているおかげで気持ちよくなったせいか、皆静かに寝息を立て始めた。

今、この部屋は非常にゆっくり時間が過ぎ、種に関係なくゆっくりがゆっくりできるゆっくりぷれいすであった。



午後三時。念のためにセットしておいた時計が鳴り、彼は起きた。本を読んでいる最中寝てしまったようだ。
「もう三時か、はやいなー」
そういうと、彼は自分の体の上で寝ているゆっくり達をやさしくどかして、倉庫に向かった。
「おやつ用」と書かれた柵の中には、加工所で安く買ったゆっくりれいむとありすがいる。

「ゆっ!! おにいさんここはれいむとありすのおうちだよ!!」
「とかいはのこのいえにきやすくはいらないでね!!」
といつもどおりの抗議をする。その抗議を無視して、掴み上げた。無論「ゆっくりはなしてね!!」と抗議をするがこれも無視。

そして居間に持って行き
「みんなーおやつの時間だよー」
と声を掛ける。

家のゆっくり達は、れいむとありすを見て、おやつがなんなのかをすぐさま理解し、喜びの声を上げる。
「ゆっ!? おやつ!! ゆっくりたべたいよ!!」
「はやくとかいはのわたしによういしてね!!」
と、2匹も自分達もおやつが食べられると思い声を上げた。そして、居間にいるゆっくり達を見て

「ゆうっ!! とってもきれいなまりさだよ!!」
「ほんとね!! とかいはみたいにうつくしいわ!!」
「ほかにもたくさんいるよ!! みんなとてもきれいだよ!!」
「ゆふん! みんなとかいはみたいだわ!!」
「ゆぎゃああああああ!!! れみりゃだああああああああああ!!!」
「ふらんもいるうううううう!!! とかいはじゃないわ!!ゆっくりどこかにいってね!!」
と、ゆっくりをみてそれぞれ反応した。

家のゆっくり達はそれをみてゲラゲラとあざ笑う。
「わらってないでたすけてね!!れいむ、おねがいだよ!!」
と、れいむは同族の家れいむに助けを求めるが、ニヤニヤと笑うばかりである。ありすも同族の家ありすに助けを求めるが、こちらも同じである。

お兄さんは居間のコタツの上に二匹を置いた。
コタツの周りにはゆっくり達が囲むようにして二匹を見ている。二匹は、ゆっくり達に囲まれ怯えている。
「お兄さん、はやくこいつらをおいだしてね!!ゆっくりできないよ!!」
「そしてここはとかいはであるわたしのいえだから、お兄さんもでていってね!!」
万能お兄さんは無視して、薬ビンと注射器、オレンジジュースを取りに行った。無視されたのがわかり
「どぼじでむじずるのぉぉぉおおおおおお!!!!」
「わだじのばなじをぎいでよおおおおおおおおおお!!!!!」
と2匹は泣き喚いた。

「よし、ではみんな。今から三時のおやつにしましょう」
彼はそういうと、薬ビンと注射器をとりだし、薬ビンの液体をれいむに注射した。

「いだああああああああああいいいいいい!!」
そして、ありすとれいむを振動させ、発情させる
「「ゆっゆっゆっゆっ」」
二匹が声をあげ、顔が赤くなったところでやめる。二匹はそれぞれ顔を見合すと

「れいむううううううううう!!!!あいしてるうううううううううううう!!!!!」
「ありすううううううううううう!!!わたしもおおおおおおおおおお!!!!!!!」
と交尾を始めた。

周りの者達を気にせず励む二匹。それを楽しむようにして見守る家ゆっくりとお兄さん。

「すっきりー!!」
「すっきりー!!」

と交尾を済ませた。
れいむの頭から茎がどんどん生えてくる。ただ違うところは、茎の伸びる速さが早かった。先ほどお兄さんが注射したのはゆっくりの成長を促す
促進剤だ。高価な市販品より強力で、自作なのでコストも安い。

「ゆっ!! れいむ!! もうあかちゃんができてるよ!!」
「ほんとだね!! あかちゃんたちゆっくりそだってね!!」

しかし、赤ゆっくりはゆっくりらしからぬ速度でどんどん大きくなった。

「ゆっ!! この赤ちゃん大きくなるの早いよ!!」
「ほんとだ!! 赤ちゃん早すぎだよ!!」

だが、赤ちゃんが大きくなるのはうれしいようだ。しばらくすると、赤ゆっくりがそれぞれ種類がわかり、れいむが4、ありすが5といった割合だ。
そして、一匹の赤れいむが落ちて

「ゆっくちちていってにぇ!!」

と声を上げた。二匹は感動し、声を掛けようとしたが
「ゆっくりしてい・・・」
言い終わらぬうちに、万能お兄さんが赤れいむを手に取り食べた。
「ゆぴゅっ!!」
「うん、やっぱりできたては美味いな。」




「ゆぎゃああああああああああ!!!!!! あがぢゃんがああああああああああ!!!!!!!」
「ありずのごどもがああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」


生まれたばかりの赤ちゃんを食われ、二匹は絶叫を上げる。
「あーうるさいうるさい」
すると、彼はまだ大きくなっていない赤ありすを茎からちぎる。
「きゅぴっ!!」
と悲鳴を上げたが、意も介さずにそのまま口に運んだ。
「うお、凄く甘いな。でもうまいや」

「ありずのごどもがああああああああああああああああ!!!!! じねぇぇぇぇええええええええええ!!!!!!!!」

ありすが泣き叫びながら万能お兄さんに体当たりをする。が、その先には彼が注射器を突き出していて、見事に刺さった。そして薬を注入される。
「いだいいいいいいいいいいい!!!!!!!」
「はいはい、どんどんおやつを作ってねー」
「ご主人様!! おやつ! おやつ!! 食べたいですー!!」
「はいはいー、順番に並ぼうねー」

そういうと彼はれいむの赤ちゃんを全て茎からちぎり、家ゆっくり達に分け与えた。
「れいむのあがぢゃんがあああああああぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!! どぼじでぇぇぇえええええ!!!!!」

「「「「むーしゃ♪むーしゃ♪しあわせー♪」」」」
家ゆっくり達は順番におやつとなる赤ゆっくり達を与えられる。だが数が足りないので、この二匹を更に振動させ、子供を作らせる。
れいむだけではたりないので、先ほど注射したありすにも作らせた。

二匹は、先ほどの出来事で赤ちゃんがどうなるかを理解し
「赤ちゃん、ゆっくりうまれないでね!!!」
「生まれたらゆっくりできなくなるよ!!!」

と懸命に声を掛けるが意味はない。次々と作られ、次々と食べられ、衰弱すればオレンジジュースをかけられて、またすっきりさせられる。
目の前で赤ちゃんが出来ることに喜び、そして食べられることに嘆き、それの繰り返しが30分ほど繰り返された。

しばらくして、家ゆっくり全てが十分な量を食べたので、子作りはやめることにした。
家ゆっくりは皆大満足である。
「ご主人様!!おやつありがとうございます!!」
「そこのれいむとありすもありがとね!!」
「あなたたちの赤ちゃんおいしかったよ!!」

と、家ゆっくり達は主人と二匹に感謝を述べた。行っている行為は残酷だが二匹にも感謝を述べるところをみると、彼の教育の行き届きがよくわかる。
そして、万能お兄さんは30分も繰り返された喜びと悲しみにより精神が崩壊した二匹を手に取り、それぞれ齧り付いた。

「「ゆぎゃあああああああああああああぁぁぁ!!!!!!!!!」」

目を覚ましたように悲鳴を上げる。
「あー美味しい。やはりいじめた後はうまいもんだねぇ」
と、二匹とも3分の1まで食べたところで、満足したので食べるのをやめた。
そして、なくなった皮を小麦粉とオレンジジュースで治し、倉庫へと放り込んだ。しばらくはショックで動かないだろう。
だが、問題はない。またおやつ製造機として働いてもらうだけだ。お菓子の一個でもあげれば、餡子脳は嫌な記憶などすっかり忘れるものだ。
なんとも便利な存在である。



居間に戻り、彼は思い出したように家ゆっくり達に語りかけた。
「そういや「計画」のために頭数が足りない。だからだいぶ前約束していた通り君達の子供を作りたいんだ。君達はどんな相手がいいんだい?だれでもいいよ」

家ゆっくり達は顔を明るくした。普通のゆっくりと違い家ゆっくり同士で勝手にすっきりはしない。万能お兄さんが彼女達全てをHENTAIお兄さんから伝授したテクで
すっきりさせたりはするが、子供を作らせたことはない。
だが「計画」の人数あわせのために作るというのは約束していた。無論、ブリーダーとして誰かに譲ったりもせず、この家で育てる。今がその時期だ。
待ちに待った子供を作ることが出来る……。そのうれしさを感じて、家ゆっくり達は自分の相手を考えた。
だが、皆同じことを考えていたようだ。
「「「「「私達は…………」」」」」
「ん?」


「「「「「ご主人様がいいです!!!!!!!」」」」」
「……え?」


顔を真っ赤にしながら全てが異口同音に答えた。これには彼も面食らった。
まさか自分を選ぶとは考えてもいなかったのだ。だが、先ほど誰でもいいと言ったので、断ることはできない。しばらく考えた後彼も意を決して
「ほ、本当に僕でいいのかい?」

「ご主人様はわたしたちゆっくりをとってもゆっくりさせてくれました!!」
「野生より幸せで、はたらくよろこびをおしえてくれて、わたしたちをやさしくしてくれたのはご主人様だけですぜ!!」
「むきゅ。それに、捕食種たちとも一緒にゆっくりさせることもしてくれたのもご主人様だけですわ!!」
「ゆっくりというしゅぞくが一つになって生活できるのはご主人様だけなんですよー」
「おお、偉大偉大」
「もこたん、ご主人様とインしたいお!!」
「ご主人様と合体してこどもつくりたいんだみょん!!ちーんぽ!!」
「ふふふ……ご主人様のアレはすぐおいしい……すごくおいしい」
「だからご主人様」
「「「「おねがいします!!!」」」」

後半になって若干官能的になったのは多少気になったが、こうまでして僕のことを思ってくれたのか……。彼は目頭を熱くした。
「……わかった。じゃあ方法を考えるからゆっくりまっててね」
「「「ゆっくりまつよ!!!」」」



「うーん、でもすぐにいい考えが浮かばないから栄養補給だ」
方法を考えながらも、彼は唐突にれいむとちぇん、ふらん、れみりゃをそれぞれ一口ずつ齧った。

「「ゆんっ!」」

嬌声にも似たような声をあげる。齧ったところはみるみる治っていく。これもひとえに彼が改造したからだ、家ゆっくり達はおかげでれみりゃやふらん並みの
再生能力を獲得している。便利なものである。
普通成体ゆっくりは大きくなるにつれ、外側も硬くなり、中身の餡子もパサパサしてまずいものだが、彼のゆっくり達は外は成体以上に丈夫(ゆっくり基準)だが齧ると弾力があり、
中身は特別おいしいというような感じだ。白餡に変えたのか、彼の教育が良いのかのどちらか、もしくは両方だろう。
「やっぱりお前達はおいしいね。あの二匹も美味しかったけど、お前達には遠く及ばないよ」
最高の褒め言葉を受け取り、齧られたゆっくり達はそれぞれ感動して

「「「もっと食べていいですよ!」」
と元気よく言った。

「でも、もうおなか一杯だよ。ありがとう、気持ちだけは取っておくね」
と4匹にそれぞれ感謝の口付けをする。された4匹はメロメロだ。

「よし、じゃあ皆人生ゲームをしようか!」
「「「「「ゆっくり遊ぶよ!!」」」」」

と、家のゆっくり達と人生ゲームをし始めた。他にもババ抜きや七並べ、モノポリーなどを楽しむことができる。
万能お兄さんのゆっくりだからこそ、ゲームを理解でき遊ぶことが出来る。
彼は、これと似たようなことを繰り返して冬を楽しく過ごしていた。


四天王と言える4人は、それぞれ冬を楽しく過ごしていた。


一方その頃。


北の村を占拠したドスまりさたちの群れは、かなり安定した冬篭りをしていた。
人間の溜め込んだ食料も大量にあるし、なにより家に住むというのがよい。

ゆっくり史上世にも珍しい、ゆっくりによる村の占拠は、ゆっくりにとってとてもゆっくりできるゆっくりぷれいすとなっていた。

「ドス、にんげんの家ってとってもゆっくりできるわね!!」
クイーンありすがドスに言う。
「うん!!みんなもとてもゆっくりできているし、うれしいよ!!」
眼帯をつけたドスまりさも答える。

それぞれの民家には、ゆっくり達が人間の物を壊したり、動かしたりして遊んでいる。
この民家の持ち主は、この光景をみたら、ゆっくりたちを皆殺しにするだろう。
だが、その持ち主はこの群れの襲撃により、この村から消え去った。
だから、この村には人が来ない。家のものをどんなに壊しても、殺される心配はない。
いや、心配どころか、この家は、いやこの村は、もうこの群れの物となったのだ。

数多くのゆっくりたちが典型的に語る
「ここはわたしのいえだよ!」
の自分の家宣言は、めずらしく成功しているのだ。
それも、このゆっくりたちにとってはとてもうれしいことだった。

「ゆっくちー」
「とてもゆっくりできるよー」
「にんげんのいえはとかいはのわたしにぴったりねー」

多くのゆっくりたちがとてもゆっくりしていて、ドスとクイーンはその光景をほほえましく見ていた。

「ねぇ、ドス……」
「ゆっ、どうしたの?」
「こどもがほしいな……」
「うん、まりさもほしいよ。でも、いまつくると冬をこせなくなるから、春になったらつくろうね!」
「うん!!いっぱいいっぱいつくろうね!!」
と、ドスとクイーンは固い約束をした。

群れにも、今すっきりすると、群れの存亡が危うくなるので、ドスはすっきりすることは固く禁じた。
群れのゆっくりたちも、春になればたくさんすっきりでき、こどもとゆっくりできるとドスの宣言を快く受け入れ、今こうしてゆっくりしている。

だが、この群れのドスは村を占拠したことによって、一つの約束を忘れてしまった。本来、ドスのようなものならば簡単にものを忘れたりはしない。
だが、自分の群れをゆっくりさせる使命にとらわれ、そして村を手に入れたことにより、自分達は人間に勝てるということを確信してしまったのだ。
それらが一人の人間の入れ知恵にすぎないのだが、そんなことも知らず、自分達だけで全て出来ると、考えてしまったときにはすでに遅かった。

今、ドスの頭の中には「群れをゆっくりさせるために、下等な人間を跪かせる。人間より強い私は負けるはずがない」と
硬く信じてやまなかった……。その片目がなぜ失ったのかも忘れて……。

だが、そんなドスが変わったことも知らず群れのゆっくりたちは、静かに冬がすぎるのをゆっくり待っていた……。



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最終更新:2008年12月29日 22:08
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