ゆっくりいじめ系1761 ちょっとしたイタズラ

妊娠しているゆっくりを探すには洞窟を見つければいい。

家族単位で生活するためには、番2匹で生活するよりも広いスペースが必要になり
妊娠してからは餌集めに労力を割くため、まず大きな巣を作ってから子作りに励むのが理想だ。
しかし、実際には何も考えずにすっきりを行い、いざ子供が生まれるときになって巣が小さいことに気づく。

慌てて巣を広く掘ろうにも、自身は動けずパートナーは餌を集めないといけない。
故に、洞窟など人間も進入可能な安全でない住居を住まいにするゆっくりは珍しくないのだ。

「ゆっくりしていってね!」
洞窟の入り口で声をかける。
すると・・・
「「ゆっくりしていってね!」」
奥の暗がりから2匹のゆっくりの声が木霊した。

「ゆっ、ここはれいむのおうちだよ!かってにはいってきたお兄さんはでていってね!」

「お兄さんはゆっくり出来る人?ゆっくり出来る人ならまりさにおかしをちょうだいね!」


洞窟にいたのは、成体のれいむ種とまりさ種だ。
予定通り、れいむ種が植物型の妊娠をしていた。
れいむの頭から1本生えている茎に6つの実をつけている。
実の大きさからみて、いつ生まれてもおかしくない。


「僕は、ゆっくり出来るお兄さんだよ。その証拠にお菓子をあげよう。」

登山用リュックから円形のクッキーが入った包みを取り出すと、それを2匹の前に撒いた。
まりさが我先にと地面に落ちた砂まみれのクッキーにむしゃぶりつく。

「とってもゆっくりできそうだよ!むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」

「ゆっ、れいむもお菓子食べたいよ!むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」

2匹はあっとういう間に数枚のクッキーを平らげた。
まさに味を占めたゆっくりは更にお菓子を要求してくる。

「ゆゆっ、お兄さんお菓子が足りないよ!」
「もっとちょうだいね!」

ここで交渉を行う。

「お菓子をもっとあげるからお兄さんも、ここに居ていいかな?」

無理にゆっくりを家に連れて帰ってもいいが
これはちょっとしたイタズラがしたいだけなのでこの場で行う。

「ゆっ、おにいさんはゆっくりできそうだね!」
「もっとお菓子をくれるなら、とくべつにまりさのおうちにいてもいいよ!」

れいむとまりさは少し押し黙った後、快く了解してくれた。

「ありがとう。お菓子はまだまだあるから、2匹で仲良くゆっくり食べていってね!」


「「ゆっくりしあわせー♪」」


これは、ただのクッキーではない。
アルカリを含んだ化学物質を混入してある、強アルカリクッキーだ。
アルカリは毛に含んだケラチンという物質を溶かす効果がある。
それが脱毛剤の仕組みだ。
簡単に言うと、いまゆっくりが食べているのは脱毛クッキーである。

ただし、含有アルカリは成体には無毒化出来る様にごく適量
お腹いっぱいに食べたとしても、毛が抜けるようなことはない。
その効果は体の小さな赤ゆっくりや、いま生やしている実ゆっくりに対してのみ影響を及ぼす。




チクタク、チクタク・・・懐中時計を眺めるお兄さん。
そろそろかな・・・。

れいむの頭上に生えている実ゆっくりの1匹がプルプルと震えていた。

「ゆ〜ん、まりさにそっくりな赤ちゃんが生まれそうだよ!」

自分では見えないれいむのために、どの赤ちゃんがこれから生まれるのか教えてあげたまりさ。
2匹は自分達の初めての子供にわくわくと胸を躍らせている。

「赤ちゃん、ゆっくり生まれてね♪」
そんなれいむの願いとは裏腹に、赤まりさは今にも茎から落ちようとしていた。

プチッ

実ゆっくりと茎が自重により切り離される音である。
しかし、自重により切り離されたのは髪の毛
茎には金髪とその上に乗っている黒いお帽子が残されていた。
そして生まれると同時にそれらを失った赤まりさが落下し
あらかじめ、まりさがひいて置いた葉を重ねた柔らかいお布団にポフッと着地する赤まりさ。
お兄さんは、その様子をニヤニヤと眺めていた。


「ゆっくちちていっちぇね!」


「「ゆ”っ?」」


れいむとまりさは凍りついた様に驚愕の表情を浮かべて固まった。
両親の不可解な反応に、赤まりさも疑問に感じ
自分の挨拶がなにかおかしかったかなと思い、もう一度言い直す。

「ゆっくちしていっちぇね!」


「「・・・・・・・・・・・・。」」

2匹の冷ややかな視線。
不安になった赤まりさは親の元に駆け寄った。
しかし・・・

「ゆげっ!」

親まりさに体当たりをされ転がる赤まりさ。
赤まりさの体重が軽いため絶命にはいたらなかったが手加減のない体当たりに
餡子の隋まで衝撃が走り、そのまま昏倒した。

「なにこの、変なゆっくり?どこから入ってきたの!」

「ここは、れいむ達のおうちだよ!ぷくー!」

お兄さんは笑いを一生懸命こらえた。
ゆっくりは飾りで固体認識をする。
だから、飾りのないゆっくりは例え肉親であってもそれがわからない。
例外として、目の前で飾りを失う場合は固体認識が出来るのだが
生まれる前であった場合はそれが当てはまらないらしい。

続けて、他の5つの実もケラチンが十分アルカリで分解され
禿饅頭が落ちようとしている。

「ゆゆ〜ん、赤ちゃんがたくさん生まれそうだよ!ゆっくり頑張ってねれいむ!」

「ゆっ、こんどこそれいむの赤ちゃんが生まれるんだね!」

赤れいむが3匹と赤まりさが2匹。
それらも、いまから判別しようのない禿饅頭と化す。

プチプチプチプチチッ!

先ほどの赤まりさの様に、柔らかい葉っぱに落ちる赤ゆっくり。

「「「「「ゆっくちちていっちぇね!」」」」」

元気いっぱいの可愛らしい挨拶。
親の反応は相変わらず冷ややかだ。

「ゆぎゃああぁあああ、変なゆっくりがきゅうにわいてきたよ!」

「どぼぢであがじゃんがいなくなっちゃうのぉおおお!」

片時も目を離さずに見ていたまりさにとっては、まるで手品をみているかのようだろう。
さっきまで、自分にそっくりな子が2匹もいるよ!他の3匹もれいむに似てかわいいね!なんて思っていた。
それが、一瞬にしてゆっくり出来ない変なゆっくりに変わってしまったのだ。

それに対して、赤ゆっくり達は状況がまるでわかっていない。

「みゃみゃー、どうちたにょ!」
「なんでゆっくちちてにゃいの!」
「ゆっくちちちぇいっちぇね!」
「まりちゃはみゃみゃとすーりすーりちたいよ!」
「おかあぁしゃ〜ん!」

「変なゆっぐりはまりざたちのおうぢがらででいげぇ!」
「ゆっ、きっとこの変なゆっくり達がれいむたちの赤ちゃんを隠したんだよ!」

れいむとまりさは、散々心待ちしていた我が子に襲い掛かった。
2匹にしてみれば彼らは侵入者であり未知の外敵なのだ。

「やべちぇ〜!」
「たちゅけておかあちゃ〜ん!」
「こっちにこにゃいでにぇ!」
「もう、おうちかえりゅ〜!」
「ゆっくちできにゃいよぉ!」

5匹は巣穴を逃げ回るも、次々と親に踏み潰されて息絶えた。
途中、姉妹をつきとばして、それを囮にして逃げようとしたゆっくりがいた。
あっ、まりさ種だなんて気がついたが、すぐにそいつも潰されてただの餡子と化した。

「もっちょ・・・ゆっくちちゃかった・・・」

全滅したところで、茎に残っていた赤まりさのお帽子をもぎとると
それを、最初に親まりさの体当たりで昏倒していた赤まりさに被せてやった。

「ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”」と痙攣しているので、もう長くはもつまい。
その様子にれいむもまりさも気がついた。

「れいむのあかちゃんどうしたのぉぉおおお!」

「まりざのあがじゃんがどぼぢでこんなめにぃぃい!」
お前がやったわけだが(笑)

さて、ここでネタバレ
この赤まりさのお帽子をとってやると、はい禿饅頭が出現です。

「「ゆ”っ?」」


再び凍りついたように固まる、れいむとまりさ。
もっとよくわかるように、ホイッホイッと帽子をとったりつけたりして繰り返す。

「お前らは自分の赤ちゃんを潰してたんだよぉ〜ホイホイッホホイッ!」
念入りに手品のタネを明かしてやる。

「「ゆぎゃあああぁぁぁぁああああadawksaa!!」」


ようやくゆっくり理解した2匹の親ゆっくり。
悲鳴の終わりには泡を吹いて失神した。


「ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”・・・ゆ”・・・」
ほどなくして、昏倒していた赤まりさも息を引き取った。
せめてもの情けでお帽子で被せたままにしておいたやろう
起きたときに、ちゃんと自分の赤ちゃんの赤まりさだとわかるようにね♪




過去の作品

ゆっくりいじめ系1222 ゆっくり繁殖させるよ!

ゆっくりいじめ系1254 赤ちゃんを育てさせる

ゆっくりいじめ系1261 水上まりさのゆでだこ風味

ゆっくりいじめ系1297 ゆっくり贅沢三昧・前編

ゆっくりいじめ系1466 ゆっくり贅沢三昧・後編

ゆっくりいじめ系1467 まりさの皮を被ったアリス

ゆっくりいじめ系1468 肥料用まりさの一生

ゆっくりいじめ小ネタ222 ゆっくっきんぐ ドナーツ編

ゆっくりいじめ系1532 可愛そうな赤ちゃんにゆっくり恵んでね

ゆっくりいじめ系1580 ゆっくりしなかった魔理沙と愛のないアリス

ゆっくりいじめ系1673 ゆっくりクアリウム

ゆっくりいじめ系1715 ゆっくりトイレ

ゆっくりいじめ系1735 ゆっくりれいむと白いお部屋

ゆっくりいじめ系1743 プラチナまりさとフリーすっきり権



作者:まりさ大好きあき

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2008年12月18日 10:59
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。