ゆっくりいじめ系1580 ゆっくりしなかった魔理沙と愛のないアリス

タイトル「ゆっくりしなかった魔理沙と愛のないアリス」






そこは四畳半ほどの小部屋
周囲はむき出しの冷たいコンクリートに覆われ
床はひび割れり、はげたタイルが敷き詰められている。

天井には20Wほどの弱い電球が備え付けられており
窓ひとつないその部屋は薄暗く不気味だ。

そこには1匹のバスケットボールサイズのまりさがいた。

「ゆゆっ、ここはどこなの?
まりさはおはなさんをむーしゃむーしゃしてたはずなのに・・・」

森の平和なゆっくりプレイスで生活していたまりさ
突如、何者かに襲われて目を覚ますとそこは、ゆっくりできなさそうな場所だった。

体の中心には碇型の返しのついた針が刺さっており、それは細いチェーンでパイプへと繋がっている。
出入り口らしきものは正面に小窓が開いているが、そのチェーンの長さは部屋の半分くらいの距離までしか長さが足りず
ロクに身動きをとることができない。
例え、そこまで辿り着いたとしても、穴の大きさは子ゆっくりがギリギリ入れるかどうかというサイズだ。

「ゆゆーん、まりさのぽんぽんに
じゃらじゃらしたものがついてるよ!」

小窓に近づこうとチャーンを引っ張りながら、ずりずりと進むが
たわみのあったチェーンはピンと張り、やはりそれ以上は伸びない。

「ゆべっ」
そのまま転倒してしまったまりさ。
その時、チェーンの繋がっていたパイプの根元でカチンッ、と乾いた音が鳴ると
部屋の備え付けの古びたスピーカーが起動した。




ピー・・・ガーガー・・・ザザザザー




[やあ、ありす
おまえはだれからもあいされ、そしてさべつせずあらゆるゆっくりをあいした
”とかいはのありす”だ
おまえが”すっきり”をしたかいすうは
きっといままでたべた”むし”や”くさ”のかずよりもおおいのだろう
おまえにとっていきるということは”すっきり”をするということなのだから

げーむをしよう

このとざされたへやは、そとがわからしかとびらをあけることはできない

そして、へやにでるためにはそのせまい”げーと”をとおることだ
しかし、おまえにはとおることができない

ひんとをやろう
これはゆっくりとゆっくりのふぇあなげーむだ

おまえの”すっきり”にあいがあれば
おまえはそとにでることができる

くりかえす
おまえの”すっきり”にあいがあれば
おまえはそとにでることができる]


ピー・・・ガー・・・ザザザザザ・・・



「まりざはありずじゃないよぉぉぉおおおお!」


浴室のような作りの部屋にまりさの悲痛な叫びが木霊した。

ゆっくり人違いだ。
いったい何者がまりさをここに捕らえたのかわからないが
おそらく、本来の目的はありすがここに監禁されるはずであったのだろう。



「どぼじだらいいのぉぉぉぉおおお!」


まりさは泣いた。
食べ物も飲み物もなく、小窓に近づくどころか動きが制限されて何もすることが出来ない。
泣いて泣き疲れて、そして眠った。

「むーにゃ・・・むーにゃ・・・」







今が朝なのかどうかはわからない。
半日眠っていたのか、それとも1~2時間だったのか、まりさは睡眠から目覚めた。

「ゆっくりしていってね!」

寝る前の事をすっかり忘れていたまりさ
ゆっくりとおかれている状況を思い出し、また涙する。

「ゆゆーん・・・ゆっくりできないよぉぉおおおおお!」

先ほどよりは大泣きはせず、泣き止むと
ようやく部屋の様子をよく見るようになった。

「ゆぅゆぅ・・・」

開いている地面に面している小窓が出入り口にみえて、そこばかり着目していたが
左右には戸棚と、奇妙な剣山のようなオブジェがある。
まずは目立つ戸棚へと近づいたが、手足のないゆっくりは戸棚の引出しまで跳んで届くかどうかで
引っ張り出すことは出来ない。
これが脱出物のゲームなら、確実にこの中に重要なアイテムが入っているのだが
仕方なく、まりさは奇妙な剣山の様なオブジェの方に振り返った。

そこには文字が書かれている。
”すーりすーりしてね、おそとにでられるよ”
そう書かれていた。
平仮名は読むことができるゆっくり。
どうやら、その剣山にすりすりをすれば外に出ることが出来ると書かれていることは理解したが
痛そうなので、とてもそんな事をする気にはなれなかった。

「ゆぅ・・・まりさはゆっくりしたいよ」

結局何も出来ないでそのまま、ゆっくりしていたまりさ。






ゴーン・・・ゴーン・・・

突如、鐘の音が鳴り響いた。


「ゆっ?ゆっ?」


天井部分から蓋が開き、べちゃべちゃと餡子が落ちてくる。
それは甘そうで、お腹をすかしたまりさにとって、とてもゆっくりできるものであった。

「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」


餡子を食べつくすとすっかり今までの疲労が回復したまりさ
もっとも、ゲーム開始から何もしていないのだが。

お腹が膨れたまりさは、ようやく動き出して今度は戸棚に何かないかと調べ始める。
戸棚の上部は観音開きになっており、ゆっくり1匹分は入れそうなスペースがありそうだが
そこまでは、とても届かない。
みれば足元にハシゴが転がっていたが、特に気にしなかった。

引き出しの中に何かないかと、「んーしょ、んーしょ」と伸びをして
ほほを戸棚に擦り付ける。

暗がりで先ほどまで気づかなかったが戸棚にも餡子がこびり付いていた。
さっき、天井からおちてきた餡子にしては位置がおかしいのだが
そんな事を気にするまりさではなかった。

「ひきだしさんひらいてね!ゆっくりこっちにきてね!」

しまいには念力頼りで引き出しを引っ張り出そうとするが、やはり届かない
「ゆゆーん・・・」

あきらめて、またもゆっくりしだすまりさ。
頭頂部に違和感を感じる。
「ゆっ?」
いつの間にかお帽子の内側に蔓がにょきにょきと伸びており、そこには3つほどのプチトマトサイズの実ができていた。

「どぼじでまりざにあがじゃんができてるのぉぉぉおおお!」

ポトリ、ポトリと赤ちゃんが落ちてくる。
この成長速度はレイプ時のものだ。
2匹のアリスと1匹のまりさが産まれた。

「「「ゆっくちちていっちぇね!」」」

「ゆっくりできないよぉぉおおおおお!」

望まれぬ赤ちゃん、まりさには”すっきり”のおぼえはなく
赤ちゃんに対してゆっくりしていってねとは言えなかった。

「おかーしゃん、ゆっくりしていってね!」
「まりしゃおかーしゃんのかわいい、ありちゅだよ!」
「まりしゃはまりしゃだよ、ゆっくちちていっちぇね!」

「ゆ・・・ゆっくりしていってね・・・」

その時、先ほどの届かない戸棚がガタガタと揺れて
音を立てていたのだが、あまりのショックにまりさは気づくことが出来なかった。





自分の親がかつてしてくれたように頭上の茎を落として
赤ちゃんに食べさせてあげるまりさ。
「むっちゃ、むっちゃ・・・あかちゃん、これをたべてね」

「ゆっくち、おいちいよ!」
「みゃみゃのにおいがちて、とかいはにゃたべみょのだね」
「むーちゃむーちゃ、ちあわちぇー♪」


突然、森からここへ連れてこられ
わけもわからないまま赤ちゃんが生まれてしまったまりさ。
うつろな瞳で見つめるのは赤ちゃんではなく、地面に面している小窓だった。
あの開いている窓を通り抜けることが出来れば、まりさはゆっくりできるのに
森のおうちにかえれるのに・・・そんな事を考えていた。

その時、まりさの頭上にピコンっ!と電球マークがつくと
まりさの頭に画期的なアイデアが閃いたのだ。
ちなみに、その電球は現在この部屋を薄暗く照らしている20Wの3倍ある60Wの電球だ。
裕福なご家庭では60W電球が主流だと言う、完全に余談であった。

「あかちゃんたち、そこのあなからおそとにでて、まりさをゆっくりたすけてね!」

「「「ゆゆ?」」」

まりさの視線の先にある小窓は開きっぱなしで、赤ゆっくりなら十分に通り抜けることが出来る。
だからといって、まりさが脱出できる保障はどこにもないが。

「「「ゆっくち、おしょとにでりゅよ!」」」

親の言うことなので素直に聞いてくれる赤ゆっくり。
餌の後なので特に素直だ。


今度は、戸棚が先ほどよりもガタガタと大きく揺れていた
「ゆゆぅ?」とそこで初めてまりさは戸棚の中に何かがいる事に気づいたが
これから外に出られることを考えると、それは些細なことだった。

実は、これがこれがまりさにとって
最後のゲームチャンスであったのだが・・・。


元気よく、お外に出ようとする赤ゆっくり達
先頭は長女の赤ありす
すぐに小窓に辿り着き、どこを通過した。


ゴーン、ゴーン・・・
また鐘が鳴り響く。


ピー・・・ガーガーガー・・・ザザザザー・・・


[やあ、まりさ
おまえはだれもきずつけず、そしてだれからもきずつけられることもなかったゆっくりだ
おまえは、だれよりもゆっくりしている
ゆっくりのなかのゆっくりだ
だから、おまえにはとくべつにもっともなんいどのひくいしゅつだいをおこなう


げーむをしよう

このとざされたへやは、そとがわからしかとびらをあけることはできない

そして、へやにでるためにはそのせまい”げーと”をとおることだ
しかし、おまえにはとおることができない

ひんとをやろう
これはゆっくりとゆっくりのふぇあなげーむだ

おまえはこれから8じかん
なにもしなければいい
ただなにもしなければ、とびらはひらきかいほうされる

こうきしんにまけるなまりさ
おまえはゆっくりのなかのゆっくりであることをしょうめいするだけでいいのだ]

ピー・・・ザザザー・・・

「ゆ?ゆゆゆ?
ゆゆ?ゆゆゆゆゆゆ?」

まりさは、わけがわからなかった
何もするな?
これは自分にあてられたメッセージ?
なんで、それを最初に言わないの?


ピー・・・ガーガーガー・・・ザザザザー・・・
続けて放送が流れる

[やあ、ありす
けんざんによくたえたね
ゆっくりにとってはじごくのくるしみだったんじゃないのかね

それでは、ほうそうのじゅんばんをいれかえてあげよう
これできみにもまんにひとつのちゃんすがうまれるわけだ

げーむはこうへいでないといけないね
きみはそのたいかとしてだいじなほほをうしなった
うんよく、とだなにすりつけたあんでまりさがにんしんしてくれればのぞみはあるだろう

とだなにかくれたまえ
もし、まどをつうかするものがいれば、きみのくさりははずれてそとのとびらもひらく
ただし、わすれてはいけないよ
おまえの”すっきり”にあいがなければけっしてしあわせにはなれないことを]



ピー・・・ガーガーガー・・・ザザザザー・・・


「ゆゆゆー?
まりさはまりさだよ、またありすだっていってるよ?」


ガチャーン!

その時、戸棚の中と正面の壁で金属音が鳴り響き
扉はゴゴゴ・・・と左右に開いた。
ガタリッと戸棚からバスケットボールサイズのゆっくりが落ちてくる。

ゆっくりアリスである。

「ゆふぅ・・・ゆふぅ・・・とかいはなありすは、なにがなんでもいきのこるのよ・・・」

「な、なんでアリスがいるの!」

今までずっと息を殺して戸棚に潜んでいたのだろうか
真っ暗闇の狭い場所でずっとこちらの様子を伺っていたのであろうアリスに対して
まりさは純粋に戦慄と畏怖をおぼえていた。


アリスはマヌケなまりさを見て「くふふ・・・」と鼻でせせら笑うと
正面扉からそうそうに部屋の外に出る。
すると、ゴゴゴ・・・と音を立てて扉が閉じていく。

「ゆ!まってね!
まりさをおいていかないでね!」

しかし、またもチェーンに阻まれまりさは扉まで辿り着くことが出来ない。
実は後30分ほどでロックは勝手に解除されていたのだが、放送の順番を変えられたり眠っていたまりさにとって
わかりようのない事であった。
そして一度開閉した扉は、二度開くことはない。

ピー・・・ガガガ・・・             

    [ゲーム オーバー]


[おめでとう、ありす
これですべてのしれんはしゅうりょうだ
おまえはぶじにそとにでることができた

ほんとうに、おめでとう]


ザザー・・・


「ゆっ、おかーしゃんがないてるよ!」
「ゆっくちたしゅけにいくよ!」
「まりしゃがいくからまっちゃちゃねみゃみゃー!」

赤ゆっくりが、まりさの叫びに気づき小窓に引き返そうとするが
そこはピッタリと金属板で閉じられていた。

「くふふふ・・・」

それを見ていたアリスは勝ち誇った笑いを漏らした。

「ゆっ!おかーしゃんにひどいことしたゆっくちはちんでね!」
「おかーしゃんをかえちてね!」
「ゆっくちちね!ゆっくちちね!」

アリスは体当たりしてきた我が子に対し、ひらりと跳び
2匹同時に踏み潰した。
「ゆびぃ!」
「ぷぴゅ!」

赤ちゃんまりさは、それを見て震えて後ずさりをした。
「ゆ・・・たちゅけてね!やめちぇね!」

「まりさのあかちゃん、かわいいわぁぁぁああ」

赤ちゃんまりさに飛び掛ると、今度は潰さないように気をつけて
交尾をする体勢をとった。
「やめちぇね!きもちわりゅいよ!
みゃみゃー!みゃみゃたちゅけてー!」

「んほぉぉぉおおお、まざこんなまりさもすきよぉぉぉおおお!」

粘液を振りまきながら、赤まりさを半分ほど潰しすっきりを強要するアリス。

「すっきりー!」
「もっちょ・・・ゆっくち・・・ちたか・・」

赤まりさも絶命した。


「とってもとかいはな”すっきり”ができたわ」

つやつやの肌になったアリスは廊下を進んで行く。
きっとこの先に外につながる出口があるのだろう。

すると、そこには先ほどの部屋と同じデザインの扉とやはり、地面に面した小窓があった。
小窓は開いていて、子ゆっくりならギリギリで通れるサイズだ。

「ゆ?なんで、またとびらがあるのかしら・・・」





ピー・・・ザザザザー

[やあ、ありす

これが、さいごのしれんだ
このろうかのさきにある、こあなをあかゆっくりがつうかすれば
とびらがひらき、おまえはじゆうになる


あいのある”すっきり”はできたかな
それでは、さいごのしれんをがんばりたまえ

くれぐれも、あかゆっくりをたいせつにすることだ
あかゆっくりはさいごのかぎになる]


ピー・・・ガガガガー・・・ザザザー

順番の変化した放送が今流れた。



アリスは最後の扉を前にして1匹、ただ立ち尽くしている。

「すっきりー!」

何を思ったか、アリスは扉に体を擦り付けるとブルブルと震えだした。
「すっきり、すっきり、すっきりー!」

自分自身で妊娠をしようとという魂胆だ。
すっきりすっきりと口で言う割には表情は険しく、ちっとも気持ちよさそうではない。
実もつかなかった。

それでもアリスは擦り付けながら
言葉だけ「すっきり!すっきりー!」と連呼し続けた。
やがて剣山で傷つけたほほから皮が擦り切れて餡子が流れ出し
扉を餡子でベトベトに汚して、涙と涎で苦痛にゆがんだ表情で絶命した。




過去の作品

ゆっくり繁殖させるよ!
赤ちゃんを育てさせる
水上まりさのゆでだこ風味
ゆっくり贅沢三昧・前編
ゆっくり贅沢三昧・後編
まりさの皮を被ったアリス
肥料用まりさの一生
ゆっくっきんぐ ドナーツ編
可愛そうな赤ちゃんにゆっくり恵んでね

作者:まりさ大好きあき



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最終更新:2009年01月22日 19:05
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