ゆっくりいじめ小ネタ208 ゆっくりこうないえん2


ああ、この痛みのいやらしい事といったら! 作者の今の叫び
  • ゆっくりこうないえんの続き?
  • れみりゃはおばかさんです。


ゆっくりこうないえん 2

「う~あまあまぁ♪うっ!?」
さて、木の虚にいたゆっくりの群れを美味しくいただいたれみりゃであったが。
口の中を噛んでしまった。

「う~……いたいどぉ。でもあまあまおいしかったどぉ♪」
こうしてれみりゃはおうちへと帰っていった。どうせ寝れば治るのだ、と思って。
れみりゃは重大な傷は修復できる。
だが、重要性の低いほんの些細な傷はどうだろうか。

その結果は翌日に出た。
「い、いたいどぉ!?」
今まで食べてきたゆっくりの恨みか先日いただいた口内炎れいむの祟りか。
れみりゃには口内炎ができていた。
「う~……いたいどぉ。でもさわらなければもんだいはないどぉ」
体つきといえど捕食種のためか、こういった事には頭が回っているようだ。
れみりゃは狩りに向かった。
今日も昨日追い掛け回した群れだ。
「う~う~うあうあ~♪」
患部に触れずに移動できる辺り、体つきはつくづく有利である。

そしてふらふらと飛びながら群れの上空に着く。

「「れ み り ゃ だ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ !!」」

当然群れは大パニック。昨日も襲ってきたれみりゃがまた来たのだから当然だ。

慌て逃げ惑う群れの中かられみりゃは適当にありすをつまみ上げ
「い、いなかものはさわらないでね!」
噛み付き
「ぎゃぶぅ!!」
餡子を啜り上げ
「びゅべべべべべべべべべべべべべ!!」
そして―――
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ありすの亡骸を投げ捨て、れみりゃは頬を抱えて苦しんでいた。

れみりゃという種族の食べ方を思い出していただきたい。
餡子を吸う、だ。体無しは皮も食べるが体つきは基本餡を啜る事のみを行う。
しかも、意地汚く口いっぱいになるまで啜ることが多い。
要するにだ
「口いっぱいに餡子を啜る奴がなぁ!患部に当てずに飲み込むなんてぇ!できるわきゃねぇだろぉぉぉぉぉ!」
ということだ。
飼われて躾がキチンとなされているれみりゃなら少しずつ啜ることもできたろうが、野生種にはどだい無理な話だ。
やはり、肝心なことを忘れている辺り、れみりゃは(特に)餡子脳(おばかさん)と言われても文句は言えない。

「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!ほっべだがいだいどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!ざぐやぁ!ざぐやぁ!!」
残念ながらさくやはこの辺りにはいない。

何がなんだかわからないゆっくりの群れ。
いち早く立ち直ったのは賢いぱちゅりぃだった。
「むきゅぅん!あれは〈こうないえん〉よ!」
ぱちゅりぃの友達のありすが立ち直りつつ
「きのうたべられちゃったれいむがかかってたおびょうきね!」
と妙に説明的な口調で続く。
「みんな!いまならあのれみりゃをやっつけられるわ!!」
それを聞きゆっくり達は活気付く。
「「「ゆゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」」」
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

数十分の格闘の末、ぱちゅりぃの指示の元れみりゃを生け捕りに成功した群れの面々。

「ぱちゅりぃ、なんでこのれみりゃをいきてつかまえさせたの!」
「そうだよ、まりさのおともだちのれいむやありすはこいつにたべられちゃったんだよ!!」
「こいつといっしょじゃゆっくりできないよ!!」
群れの皆は一様にぱちゅりぃに詰め寄った。
慌てず騒がずぱちゅりぃは皆に
「むきゅん!たしかにれみりゃといっしょにいてはゆっくりできないわ!
 だけど、れみりゃをごはんとかんがえればどうかしら?」
「ゆゆっ?」
「れみりゃのからだはおいしいおにくだわ、しかもあるていどごはんをたべさせればちゃんとなおる。
 つまりわたしたちはいっぴきぶんのごはんでずっとたべられるごはんをてにいれたのよ!」
「「な、なんだってぇぇぇぇ!!」」
一様に驚いたが群れがずっと食べられるご飯を手に入れたというのはうれしいことだ。
「そういうことだったのね! ふゆのほぞんしょくというわけね!すごくとかいてきだわ!」
「でも、いっぴきだけじゃみんながまいにちたべられないよ?」
こういう意見が聞こえたが
「まいにちたべちゃ、おいしいというのがあたりまえになっていままでのごはんがたべられなくなっちゃうわ」
「たまのぜいたく・・・・・・とかいてきなひびきね!!」
「したがこえちゃうんだね、わかるよ~」

毎日とはいえないがおいしいごはんが食べられることがわかり、群れは幸せそうだった。

捕まったれみりゃはぜんぜん幸せじゃない。
いつもどおりあまあまを食べようとした結果がこれなわけだがまったく判っていない。
食べられることが判っているわけもないのだがさっきの戦いで口のあちこちがさらに痛い。
「うぅ~……おくちがちくちくいたいどぉ~ざぐやぁぁぁぁぁ!ざぐやぁぁぁぁぁぁ!!」


余談だが口内炎というのはストレスからも発生するという。
これから群れのゆっくり達にちまちまと食べられ続けるれみりゃの口内炎が治ることは多分死ぬまで無いだろう。

「いだいどぉぉぉぉ、ざぐやー!ザぐやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
だからさくやはいないっつうに。


あとがき
口内炎の治療ですがしょうゆをやってみました。死ぬほど痛いです。火傷に味噌塗りたくったときの傷みを思い出しました。
れみりゃが餡子を啜るって設定は口内炎起こしたら致命傷ですよね。意地汚いってことは大量に一気食いしそうですし。
つくづくおばかさんだなぁ、体付きれみりゃは。


おまけ。捕まらないで逃げ切った場合。

なんとかほうほうのていで逃げ出したれみりゃ。しかし、口の痛みはひかない。患部に啜った餡子が付着したままなのだ。
「うぅぅぅ、じぐじぐするどぉ………」
こういうときは水なりうがい薬を使って口をすすげば大分痛みが緩和される。
しかし、いままでこんな事にならなかったれみりゃが知るわけもなく巣穴でひたすら悶絶していた。

翌日。れみりゃは小腹がすいたが狩りにいく気が沸かなかった。昨日みたいな痛い目に合いたくないからだ。
それにまだじくじくとした痛みは続いていた。
「きょうはおうちでゆっくりしてるどぉ~……」
れみりゃはこの痛みがとれるまで家にいることにした。
3日・4日・5日……
「うあぁぁぁぁ!も、もうがまんできないどぉ!!」
一向に治らない痛みにれみりゃは腹を立てていた。もうこの痛みには慣れてしまっていた。
今日こそ狩りにでて思う存分ゆっくり達を啜ってやる。そう思いながら、れみりゃは巣を飛び出して



50メートルと進まないうちに落ちた。
「うぁ!?」
5日も何も食べてなければ体力が衰えるのは当然の話である。
「か、からだがうごかないどぉ!!どぼじでぇぇぇぇぇ!?」
数時間ほどして衰弱していたれみりゃを見つけたふらんがれみりゃを巣に持って帰っていった。
「う~♪ゆっくりしねぇぇぇ~♪」
「うあぁぁぁぁぁぁぁ!」
どうやら、こちらも口内炎は『死ぬまで』治りそうもなかった。

今まで書いた何か。
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最終更新:2008年11月08日 18:09
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