ゆっくりいじめ系276 ゆっくりコルホーズ

200X年、幻想郷は餡子の波に包まれ……てはいなかった。
れいむは裂かれ、まりさは叩き潰され、あらゆるゆっくりは絶滅したかに見えた。

――――だがしかし、ゆっくりは絶滅していなかった!

新世紀救餡主伝説
饅頭の拳

※以上まであんまり関係無いです。




ゆっくりは労働力として使え得るのか。
多くのお兄さんとおじさんとえーりんが挑戦し、夢破れていったこの命題を解決すべく、
金とヒマを持て余したおじさんこと俺が、尊敬する聖帝様とジャコウ様とスター☆リンを範として
「ゆっくりコルホーズ」を開設したのは確か昨年の春のことだったか。

以来このゆっくりコルホーズ略してゆルホーズでは、数多くの野菜が生産され、
それ以上に無数のゆっくりの屍を積み上げてきたのである。
自由の有難みも知らず、ひびゆっくりと称し堕落した生活を送っている饅頭どもに、労働の素晴らしさを伝えるべく、
ここでは日々早朝から夕方まで、遅いときは夜を徹して徹底的に革命的労働をさせてやるのである。
一年間立派に務めあげたゆっくりには野菜を持たせて森へと帰してやり、そうでないゆっくりはまた一年間畑の世話をする作業を繰り返させてやるのである。
無論後者か途中リタイアしかいないが。
働いている間の賃金は少量の食事と俺からの無償の愛である。愛ならば仕方ないな。

しかしただ働けと言ってこのド饅頭どもが働くはずもない。
酷いときには野菜を食い荒らした後、開き直って、
「ゆゆ! ここはれいむのゆっくりプレイスだよ! ゆっくり出来ないおじさんは出て行ってね!」
などとのたまうありさまである。
このテのを一々口答えするたびに潰していてはキリが無いため、このおゆうぎもロクに出来ない
饅頭どもに、何とか農耕というものを仕込んでやる必要があった。

そこで思いついたのが、「奴隷農耕法」であった。何も一から十まで仕込んでやる必要は無い。
農法を学ぶ自由などこの駄饅頭どもには必要ない。必要な時必要に併せて、やり方を指示し、出来ないのならば仕置きしてやれば良いだけのことである。
そうやって体に直接刻みつけることで、脳?ではなく体?に覚えさせて、日々従順でロボットのような饅頭が作り上げられていくという算段である。
しかし広い農場中のたくさんのゆっくりを、人間が指導管理するというのは如何にも面倒くさい。
労働の省力化という観点からみればマイナスである。
そこで俺はゆっくりのことはゆっくりに任せれば良いという判断を下した。
ここで目を付けたのは、ゆっくりをあっさり殺してしまう、我慢弱いゆっくりれみりゃやゆっくりふらんのような捕食種では無く、
ましてや労働力と同じ種のゆっくりれいむやゆっくりまりさでは無かった。



「ゆゆゆゆゆ……づがれだああああ! ゆっぐりでぎないいいいいい!!」
一匹のゆっくりありすが、地面から生えた雑草を引き抜く仕事を放棄して、ごろんとその場に転がった。
周囲のゆっくり達はその姿を見て何か言いかけるが、すぐに黙々と土に向かい自らの作業に戻った。
起き上ったゆっくりありすは、「ゆっくりしていってね!」と叫ぶが、誰もかまってくれないのを認めると、ぷっくりと膨れ上がって怒り始めた。
「とかい派のありすを無視するなんて、みんないなかものね!」
そう言うと自分の持ち場から離れ、ゆっくりありすはゆっくりまりさの元へと近付いていく。
「まりさー! いっしょにすっきりしよー!!」
「ゆ? ありす。仕事は終わったの?」
「とかい派のありすはこんなやばんな仕事なんてしないのよ! それよりゆっぐりじようよまりざー!」
ありすはまりさへと飛びかかると、自らの頬を押し付けてずりずりと頬ずりを始めた。
「ゆぎゅうぼっ!! やめで! やめでね! お仕事をざぼったら“れんたいせきにん”で
 ゆっぐりできなんぼおおおおおおお!!!」
「ひがえめなどごろもがわいいよまりざぁああああああああ!!!」
「いやああああああ!! おじおぎはいやあああああああああ!!!」
「はぁはぁ! わだぢがおじおぎじてあげるよまりざあああああああああ!!!」
ありすの頬ずりは勢いを増し、火も付かんばかりである。その様を見ていた他のゆっくり達は、何かに気付いたような素振りをすると、草むしりの仕事を再開した。
無論交尾に熱中するありすとそれに襲われるまりさは気付かないが。

絶頂に達しようとするありすは、まりさに己のリビドーの猛りをぶちまけようと更に体を震わす。
「まりざ! ずっぎりずるよ! わだぢのあいをうげどめでええええ!!!」
「はなじでええ! しごどにもどおっいでえええええええeぷぎゃぁっ!!!」

急に頬の感覚を失ったありすは、目を閉じたまま目の前にいる筈のまりさに叫んだ。
「どぼじでわだぢのあいをうげどめでぐれないのおお!!? ずっぎりざぜでよおお!!!」
しかし答えは無い。いぶかしむありすが目を開けると、そこにはまりさの姿は無かった。
その姿を探して左右を見渡し、そして背後を振り返った。
「ゆゆゆ! まりさ、ここにいたんだねー! いっしょにすっきりしよー!!」
その声に答えるかのように、まりさの体が一瞬浮き上がり振り向いた。



まりさは、割れた額から餡子を垂れ流していた。
「ゆ゛ぅ゛うぅうううう!!? ま、まりざあああああああああ!!??」
「ずっぐぃり、ぢだ、げっがが、これだぼぉ……」
だらだら餡子を流しながら、その場に崩れ落ちるまりさ。
そしてその背後には、まりさをありすの方へと振り向かせたゆっくりが佇んでいた。
その姿を認めたありすは、抑えきれない劣情を発散すべくそのゆっくりへと飛びかかった。
「ゆ、この際だれでもいいからすっきりさせtゆぎゃあっ!!?」
飛びかかったありすは足で踏みつけられ、その顔が地面に押し付けられる。

さきほどちらりと見えた姿から、そのゆっくりの正体がありすにもわかってきた。
青紫色の髪の毛にカチューシャを付け、青い瞳でありすを見下すこのゆっくり種こそ、
ゆっくりさくやであり、しかもメイド服な胴体付きというレアなゆっくりであった。
ありすを踏みつけたまま、さくやはゆっくりにしては「ひんやりー♪」な目を更に冷たく光らせると、ありすに向かって口を開いた。
「おいあなた、仕事はどうしましゅたの?」
「ありすはとかい派だからあんな泥臭い仕事には耐えられないよ! それよりも、いっしょにずっぎりっあびばっ!!?」
ぐに、とありすを踏み付ける足は力を増し、ありすの頭頂部に食い込んでいく。
「もういちどだけチャンスをあげましょう。 あなたのおしごとをいってみろ」
「わ、わだぢはただすっきりじだがっだだけなのにぃいいい!!」
「そう……」
呟くと、さくやはゆっくりと足をありすの頭部から引き抜いた。ありすは許してもらえたのか、と思い、へらへらと笑いながら顔を上げた。
「とかい派のありすをけがしたんだから責任とってもらわないと……ね?」
調子に乗ったありすの顔に、驚愕、そして恐怖の色が浮かぶ。
ゆっくりさくやが右手を高々と掲げて、振り下ろした。
「わたしはサボリ魔がだいきれぇなんだ」



先ほどすっきりしようとしたありすと、そのありすに襲われたまりさ。
更に畑の同じ区域で働いていた、ゆっくりれいむとゆっくりぱちゅりーが、額の傷口から餡子を流すまりさと並ばされ、
さくやが手からぶら下げたありすへの“せいさい”を見せられようとしていた。
ありすは顔中をぼこぼこにされた上、大切な髪飾りを投げ捨てられしまった。
髪の毛を掴まれ持ち上げられているありすは、最早抵抗する気力もなくぶらぶらと揺れている。
「れいむ」
「ゆっ、……はい!」
さくやに声をかけられたれいむは、怯えた表情でさくやに答えた。
「なんでありすとまりさの交尾を止めなかったの?」
「ゆゆ、れいむは真面目に働いていtひでぶっ!」
れいむの言葉が終らないうちにさくやの蹴りが飛び、れいむの顔面に痕を残す。
「だれがおまえのことを聞いたの? どうして止めなかったっていってるの」
「ごめんなざいいい!! ありすにれいぷされそうだったからいやだったんですううう!!!」
「そう」
げし、とれいむを蹴り飛ばすと、次にさくやはぱちゅりーに向き直った。
「あなたは」
「む、むきゅー、ぱちゅりーは体が弱いから何も出来なiぱちゅりりりりーっ!!!」
右頬を張り飛ばされ、体の弱さから中身が偏ったのか、ゆちゅりーはその場に崩れ落ちた。
「石でもなんでもなげて止めなさい。 次まりさ」
しかしまりさは答えを返さず、「ゆ、ゆ、ゆ」と息をするだけである。
さくやが無言で蹴飛ばすと、まりさはぶぴゅると額から餡子を噴き出して、そのまま動かなくなった。

しばらくしてれいむとぱちゅりーが何とか起き上がると、さくやは二人の前にぼこぼこになったありすの顔を突き付けた。
ありすは二人の顔を認めると、ゆっくり何とか口を開いた。
「ゆ、ゆ、ゅ、ゆっくり、たすけ、て、」
「ゆ! ゆっくり仕事も出来ないありすが悪いんだよ!」
「むきゅー! そのままゆっくりしねばいいのよ!」
「どぼじで、ぞんな、ご、ど、いぅのぉ?」
ぐい、と持ち上げられたありすは、髪を引っ張られる痛みに少し呻くが、最早大声を出すことも出来ない。
畑じゅうのゆっくりに見えるように、さくやが高々とありすを吊り上げる。
他のゆっくり達も、なんだなんだとその姿を見ようと近付いてくる。
その姿を見たゆっくり達は悲鳴を上げようとするが、そうすればさくやにお仕置きされることがわかっているので、誰もが口を噤んだままである。
「みなさん! このゆっくりありすはあろうことか仕事中にすっきりしようとするはんかくめいてきな
 とろつきすとです! これからこのはんどうてきなありすのしょけいをおこないましゅ!!」
「「「「「「ゆゆゆ!!」」」」」」
さくやの言ってることは本人含め誰もわからないが、しかし「しょけい」の意味は何となくわかる。
ゆっくりさくやは、ポケットからプラスチック製の使い捨てナイフを取り出すと、ありすの額に先端を押し付けた。
「さいごに言いたいことはありましゅか?」
「ゆゆゆゅゅゅ、もっと、ゅっくり、ぢだがっだよおおおぉぉぉぉ…………」
「そう、はんせいしていればいかしてあげるつもりだったのにね」

そう言うとさくやはぶすり、と額にナイフを突き刺した。
「ゆぎぃッ!?」
「さぁ、なんぼんめにしぬかなぁ~?」
ざく、ざくとナイフは北斗七星の形をなぞるように、ありすの顔面を蹂躙する。
傷口からカスタードクリームを流すことで、ゆっくりありすの形状が崩れていく。
「もぅ、もうやめでぐだざいっ! ごめんなざいっ!! ごめんなざ、いっ!!!」
余りの痛みにありすは最後の力を振り絞って叫び身を捩るが、何もかもが遅かった。
「しねぇッ!!!」
「ずっぎりいいいいいいいいいうわらばっ!!!!」
ぶぴゅっ、と七つ目の傷から盛大にクリームを噴き出すと、ありすは皮だけになって動かなくなった。
それを投げ捨てると、さくやは居並ぶゆっくりに向かって声をかけた。

「なにをさぼっているのおまえたち!」

「ゆゆ! れーむはさぼってなんかいないよ!」
「ゆ、いそいではたらくよ!」
「れーにんのいってることはわかるーわかるよー」
「ちんぽー!!」
「むきゅー! 」

「くちごたえするまえに働けー! こころをこめて畑のおせわをしろーっ!」
「おぜうさまのために野菜をつくれーっ!!!」



その夕、ゆルホーズのゆっくり達を小屋に追い込んで閉じ込めたゆっくりさくやは、籠一杯の野菜を持って、俺の元まで来た。
「おやさいをおもちしました!」
「よし、そこに置け」
縁側に座っていた俺の隣に野菜を載せた籠が置かれた。
今日収穫されたキュウリとナスを、ゆっくり検分すると一本のキュウリに歯型が残っていた。
「おいさくや、これは何だ?」
「う! それはれいむの歯型です! あとでシメておきますのでどうkえひゃっ!」
「口答えするなタコ」
俺がチョップした頭を押さえ、口から少しわらびもちを吐きながらゆっくりさくやがその場に蹲った。
「どーしよーかなー、これいっぽんでどんだけそんがいがはっせいするのかなー?
 ……今日はれみりゃ無しね」
「そんなせっしょうな! どぼが、どぼがおぜうさまのおせわをさせてくだざいいいいい!!!」
だらだら目からわらびもちの涙を流しながら、さくやは俺の足にすがりついてくる。うぜぇ。
「あー、わかったわかった。ただし今日はプリンは無しね」
「でも」
「デモもストもあるか。きゅうり一本でどんだけプリンが買えると思ってんだ」
無論きゅうり一本でプリンなんぞ買えんのだが、さくやはそのまま黙ってしまった。
中途半端に頭が良いって損するからヤだねー。

もう日も沈んだ頃に、さくやを連れて家の物置の隣の小屋に行き、そのカギのかかった扉を開けた。
コンクリート打ちっぱなしの、ボロボロの毛布とぬいぐるみの転がった部屋。
その毛布に包まっていたゆっくりれみりゃが、目をこすりながら起き上った。
「うー、おはようだどぉー☆ 」
「はい! おぜうさま! おはようございましゅ!!」
転がるように部屋に入ると、ゆっくりさくやはれみりゃの世話をはじめた。
確認すると、俺は扉を閉じカギを閉めて、家へと戻った。
今日はさくやに冷蔵庫に詰まった、タダで貰った賞味期限切れのプリンを持たせていないから、
れみりゃはすぐに機嫌を損ねるに違いないが、よくもまああんな脳に蛆の沸いたような肉まんの世話を出来るものである。
俺なら「ぷっでぃーん!」とか叫んだ時点で潰してしまうが、これが種のサガってヤツだろうか。


翌日ゆルホーズを覗くと、さくやがいつもより多くゆっくりをいじめていた。
どうやられみりゃの機嫌の損ねるという俺の予想は当たっていたらしい。


「きさまらー! こころをこめてたがやさんかーっ!!」
「ゆっくり働いた結果がこれだよ!」





テーレッテー
ゆルホーズから次々に収穫される野菜の数々ぅ!
しかし、れみりゃのためと思い働くさくやの知らぬ間にィ!
ア! れみりゃの加工所行きと新しいれみりゃ購入が決定していたのだぁ!

次回ィ、饅頭の拳!
「わたしは妹様ふらん! れいむもれみりゃも許さない!」

さくや「お前はもうただの餡子の塊に過ぎん」



ゆっくり書いた結果がこれだよ!
ゆっくり十八番~ノンフライ~氏の「ゆっくり咲夜」を見て想像を膨らませた後、北斗談義してたらこんなのが思いついた。
このおじさんはジャコウみたいな卑劣なおじさんですが、どうせゆっくりさくやのゆっくり脳じゃ自分のおぜうさまが一定期間ごとに出荷されて、
その代わり新しい小さいおぜうさまが来ても気づかないので、本饅頭達は割と幸せだと思います。多分。
「汚物は消毒だ~!」とか「君たちは大事な労働力なんだ」とかも使えるね!



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2008年09月14日 05:06
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。