ゆっくりいじめ系1186 二匹のゆっくりを育ててみた。2

「二匹のゆっくりを育ててみた。2」


※つづきです

※例のごとく痛そうなシーンがあります

粗筋

 育てた赤ゆっくりが胴体付きになった
 しかもきめぇ丸やきもんげと違って裸
 お留守番の出迎えのつもりだったらしいけど
 おうちを散らかされちゃったんで
 躾をかねてお仕置きしちゃうぞ! るんるん!

 現状
 空中に固定された透明の箱に、頭だけ閉じ込められて
 底面にあるギリギリ首だけ通る穴から、ちっこい胴体をぷらぷらしている





【1.さあ始まりだ!】

裸(ら)れいむは、恐怖した
おにーさんの目が尋常じゃないのだ
愛しさと悲しさと心強さを兼ね備えている

確かにおにーさんの為にご飯を作ろうとしたら、サーロインは生ゴミに成り果ててしまったし
お風呂を沸かそうとしたら、お水を止め忘れて2LDKが湿地帯になった

しかしそれはおにーさんへの愛の証なのだ
あの日おかーさんから生まれ
他のおうちの子達は、いろんなニンゲンに貰われて行ったのに
自分とまりさだけは 残ってしまったのだ

そんな売れ残りのれいむを おにーさんは大事に育ててくれたのだ






『いや 今回そういう回想いらないから 早く泣いてね』






ベチン






「ゆっ……………ぎぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!ゆぁぁああああああああ!!!!!!」

12年前、お兄さんの親友を泣かせたという『輪ゴムぱっちん』が
すっぱてんこーな裸れいむのおへそに炸裂した

さっきお兄さんが試したように
輪ゴムは分厚いジーズンの絹を通り越して、太ももに後悔する痛みをもたらしちゃう威力だ

それがぽよぽよな お腹の痛烈にヒットしたのだ
それも零距離でだ

正直これは紙も破れる

もちろんのれいむのお腹の皮は吹き飛んで、中の茶色い餡子が染み出してきた

知っているだろうか?
硬く鍛え抜かれた筋肉は
ハンマーの一撃を受け止め、2t車を腹筋だけで支えてしまう
しかしそんな一流拳法家のディフェンスを打ち砕く方法がある

筋肉の硬度と厚みは、無類の天然たんぱく質シールドだ
しかしそれを覆っているモノ、すなわち皮膚と神経は鍛えることができない

そこを攻撃する方法は…"鞭"だ
ひっぱたくという攻撃は重量や衝撃によるダメージを想定していない
むしろダメージより痛みを与えるのが目的だ
対象には肉体的損傷を与えずに、ただ苦痛だけを蓄積させていく
文明誕生初期からある、すばらしいお仕置き方法である

この攻撃方法の有効な場所とは…………肌、ようするに生物の体全体

裸れいむにとっては、全身余すところなく急所になるのだ







ゆっくりそのものが元から弱点の塊だけどね






「ゆぎぃぃいいい! ひゅぎぃぃぃぃいい! ぎぃぃぃいいいいいい! ぎゅぎぃぃぃぃぃぃ!」

うん、ずっと痛いよね パッチンってさ

裸れいむは短い腕で おへその傷をさすりさすりしつつ
少し流れ出てしまった餡子を詰め直していた


『今のは! おにーさんが楽しみにしていた 松坂牛の分だ!』

「ぞんなのぉ れいぞうごにぃい ながっだよぉぉおおおお!」

『知るか! 黙ってお仕置きに耐えなさい!』

お兄さんは中指を折り曲げと親指でロックし
全身全霊を込めたデコピンを、おなかをさすりさすりしていた右腕に射出した

バジン!

「いじゃぁああああああああああああ! いじゃああああぁぁぁぁあ! いじゃい いじゃい いじゃい いじゃいぃぃぃぃいい!!!」

裸れいむの芯まで届くような鈍痛は、食らった腕から体全体に警報を鳴らした
情けなく歪んだ顔からはブワァと汗が吹き出て
れいむは片腕を45度の往復角度で しゅぴぴぴぴ っと高速に振っている

ふふふ、そんな事では痛みは逃げないよ
むしろそんな一生懸命に手を振っていると、いつか攣(つ)ってしまって
別の痛みにさい悩まされるぞ?

れいむはひりひりする腕に向かって息を吹きかけている
しかし透明な箱の中に口は格納されているわけであって
ふーふーは自分の顔に戻りかかってくるだけである

『今のは! おにーさんが楽しみにしていた 薔薇風呂の分だ!』

「だがら! ぞんなの おにーざん ぶだん ばいっでないでしょおおお!!!!」

『知らん! 素直にお仕置きに耐えなさい!』


さて、裸れいむの痛みが治まるまで用意するものがある
れいむが水浸しにした風呂桶から やかんを汲んでくる
もう一つは高枝切りバサミだ




ちなみにウチはマンションなので 木なんてない



でも買うよね? ね? 普通だよね? ほらこんな時のために便利だしね☆




「まりじゃぁぁぁ! づらいよぉぉぉ まりじゃああ だずげにぎでよぉお! でいぶは ごごだよぉおおお!!!」


シュールだなぁ、壁から突き出た透明な箱
透明箱には裸れいむの涙で ふやけた顔がギリギリのサイズで格納され
やっぱりギリキリの底面の穴から首を通し
裸の宇宙人ボディがぷらぷらしている

これを見て 何もしないでいろってのが残酷だ
いったいだれがこんなナイスなセッティングをしたんだ
荷重に耐えれる透明箱を壁に固定するだけでいくら掛かったと思ってるんだ

さて

れいむの腕を握ってみる
うーむ直径3cmほどの腕だ
指先がないので腕しかない
このシンプルアームで ご飯の器を抱えたりできるのか

『えいっ☆』

ありえない方向に曲げてみた

ぐんにょり

だいたい肘に当たる部分を逆方向にイってみた

「ゆふっっ! ふこっっっっ! ほごごごごっっっ!」

どうも骨に当たる部位はないようで折れる音はない
たぶん中身は運動餡子と神経だけで
餡子のスライムが肌色のタイツを着込んでいるようなものなのだろう

『うんしょ☆』

そのまま曲げきって折りたたんでみた

「ゆっ! ふっ! ゆふぉ!」

痛そうだな…こんな絵図よく転落事故動画とかで見るよね
この反応から分析すると
ありえない身体異常が起こると 痛いとか言えなくなるなるみたいね

んじゃ開放してあげよう

おお、元に戻らない
曲がってはイケナイ方向に 30度くらい逆らって肘辺りから腕が変形している
二の腕は正常だが、復元しない第一腕は
折れたところを起点にして ものすごい速度で痙攣している
残像が見えるね
神経が圧縮されて変な信号が暴走中のエマージェンシーなのだろう

可哀想なので声をかけてあげる

『痛いの 痛いの とんでいけー   そーりゃ とんでいけー』


ぷるるるるるるるる (可愛い腕)


むぅ元に戻らないぞ
さすがに無理だったか

致し方ない
れいむをこれ以上苦しめたくない

『れ、れいむ 大丈夫だ! 痛くならない方法を思いついたんだ!』

「ゆひっ! な! なんじぇも! いいいぎゃら! はやぐ! ぢで!」




高枝切りバサミで裸れいむのくるぶしあたりから足に相当する部位を切り落とした



バジュリ…ぽとん



「ゆぎぃぃぃいいいいい! じぃいいいい! ぢんじゃうぅぅうう! でいぶ じぬぅぅううう!」

『すんごい痛いだろうけど 大丈夫。 そう簡単には死なない。 れいむは死なせないよ!(いい意味で)』

なんだか知らないけど 虚空に向かって短い両手を伸ばしている

「ひぎっ! ゆぐっ ゆふふふ ゆひひひひひひ」

『ほら! あんよが痛すぎて 腕の痛みは無くなっただろう? よかった! はらしょー!』

なんだか れいむが笑い始めているけど まぁいいや

『でさ、れいむ 報告と忠告があるんだけどさ』

「ゆひひひひひひひひ」

『足を切り落としたから』

「ゆふふふふふふふふふふふふふ」

『かなり合理的に そこから餡子が流れ出してるで やんす』

「ゆふぇ!?」

左の足先を切断したのだが
そこからペットボトルを逆さまにさせたように
じょんぼ じょんぼ じょんぼ と体内の餡子が排出されている
下にシート敷いて置いて良かったぜ

じょぼじょぼじょぼじょぼじょぼじょぼじょぼじょぼじょぼじょぼ

「あああああああああああああ、あんござん どまっでね! あんごさんが いないど でいぶが ぢんじゃうでしょおお!!!!」

『おおー、大漁じゃあー 豊作じゃあー』

なんかもったいないので 下にバケツを設置して溜めてみた
数分もすればニワトリばりに餡抜きが完成するな
餡子が無くなると皮しか残らないので意味がないけども


『れいむ 監督からの助言だ! 足を下げているから 餡子が流れてしまうと思うぞ』

「ゆぅうう!? わがっだよ! でいぶは あじを あげぶよ!!!」

しゅぴ

そういうと裸れいむは、左足を90度前に突き出した
振り上げたせいで 餡子がちょっと顔にかかった

『okばっちりだ! 申し分ない! 餡子は止まった!』

「ゆひぃぃぃ ゆひぃぃぃぃぃぃ」

『次は右足逝ってみよう!』

サクリ………ぽて

「いっじゃあああああい!!!!! まだ あんござんが でぢゃぶぅううううう!!!!」

『足を上げるんだ 早く! ゆっくりするな! がんばれ! 負けるな! 自分を信じろ!』

しゅぴぃ

両足を空中電気椅子っぽく 前方へあげるれいむ
なんか体操で こんなのあるよね?つり革で体支えてさ

『良かった… 本当に良かった。 れいむが… れいむがしんじゃうかと思った』

「ゆぎぎぎぎぎ」




┗━ ))


こんな態勢だ
自分だったら5秒も維持できないだろう
しかし裸らいむは自分の命が掛かってる
ゆっくりするためには ゆっくりしないで根性なのだ
命の執着って見苦しいよね


『命ってすばらしい れいむ… 君は僕に感動を与えてくれた ありがとう』

「おにーじゃん… だ…だずげ…」


サクリンコ…ぽてり

シャックリ…ぽてり


とりあえず感動のお礼に 右腕と左腕も切り落とした

ぴぃやあああああっと 吹き出る餡子

「あんござん どまっでっで いっでるでじぉぉおおおおお!!!!!!」

『な、なんてこった! れいむ 両腕も前に突き出すんだ! 早く!』


四箇所の切断と、無慈悲な餡子の流出で
裸れいむの顔がげっそりとしてしまった


┣━))
┗━))

右腕びょーん
左腕びょーん
右足びょーん
左足びょーん

『ふつくしい れいむ… 君は美しいよ…』

「ゆぎっ! ゆぎぎ! も!もぶ! だべぇ!」


とうとう疲れてきた御様子で
腕と足が下がってきた
再び切断面四箇所から餡子が滴りはじめた


『く、くそう このままでは れいむが 皮になってしまう… そうだ! アレだ! アレがあったんだ!』


大急ぎで自分の部屋に戻り アレを取ってきた


羽ペンだ


お兄さんはインクをつける部分を固く握り締めると
ふぉさふぉさした羽で 裸れいむの脇とか股とか こしょこしょした

「!? ゆっひゃひゃひゃひゃひゃや ゆひゃあああああ!!!!!!!」

そりゃ全身裸なので くすぐったいことこの上ない
今まで守りきっていた『ヒ』の字の姿勢ず崩れ
やたらめったら四肢を振り回している

あーあ 餡子流れはじめちゃった


『れいむ そんなことしてるとしんじゃうよ』


こしょこしょ


『早く おてて あんよ 上げないと』


こしょこしょ


「ゆひゃらはひゃありゃはひゃああ!」


やめてあげた

そろそろ 僕の気持ちも理解してくれただろう

輪ゴムを取り出すとウインナーの要領で
四箇所の切断面を縛ってあげた


「…ゆ………ゅ……………」

『お疲れ様です』


痛みも慣れてしまったのだろうか
というか今までがパラダイス過ぎて
切り落とされた痛みなど大した事ないのだろう


顔を閉じ込めた透明箱の上部を空ける


「…おにーじゃん………だじで…ぐ……れ……る……の?……」


やかんの中身を注いだ


「ゆ!?」


じょぼぼぼぼぼぼぼ

ちなみにさっきの戯れの間に 沸かして熱湯にしておいた
あっという間に箱を満たし、裸れいむの口元まできた
常温にふれた熱湯は湯気を舞い上がらせて むわっとする


「がぼっ! あぢゅいぃいい! あじぃ! がぼぼぼ! あじゅういぃぃぃい!」


とぽぽぽぽぽぽぽぽぽ

熱湯はれいむの額を通り越しす


「…(がぼっ! ごぼぼぼ! ぶっぼり がべでべ! がぶびぼ!)」


やがて箱の分布が9割9分ほど熱湯と顔に占領されると
おにーさんはふたを閉じた

台所から椅子を持ってきて
ぶら下がってる裸れいむの前に置いて座る

足を組んで、腕を頭の後ろで組んでニコニコする


「…(ぐぼっ! ぼびびがん! がぶべで! ぼぶびば!)」


ものすごい高速に裸れいむの足は空中を泳ぎ

どう考えても抜けるはずがないのに
手のない両腕を箱の底面に押しつけて抵抗している



やがて反抗は収まり お湯が茶色に染まってきた


ぷこぉ


右目が外れた


黒目はお兄さんを見つめ
浮力と対流の関係で 八の字にたゆたっている


そのあとリボンやら髪の毛も剥がれ
最後に顔の中身を占めていた餡子は 全部お湯に溶けた

中身のない裸れいむの顔の皮は
にごった熱湯―いや、お汁粉によってもう見えない



お汁粉に漂う両目は
透明箱のこちら側に ぴったりと貼り付いており

何か訴えているようである






『さようなら れいむ…』






箱の底面へ包丁を持ち出すと
れいむの首を薙いだ





びしゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



首の皮だけで支えていた胴体が床に落ちると共に
箱の中に納まっていた大漁のお汁粉―――れいむが流れ出してきた

黒い命の液体と共に

眼球

リボン

髪留め

頭髪



順番にれいむを構成しいたパーツが床に広がると
甘い餡子の香りが部屋中に漂った


ぴちゃぴちゃと音を鳴らし
お汁粉にぬかるんだ部屋から隣の部屋に行くと




『おーーーい まりさー   空いたぞーーーー   準備いいかぁーー?』





ありゃりゃ なんにもしてないのに 裸まりさ息絶えちゃったよ

なんか怖いものでも見たのかな~?















































【2.そいでもって】


『…こんなお仕置きを敢行するからな?』

三度 戸締りした玄関に戻ると、お兄さんは裸れいむ裸まりさに忠告した

『何もするな 何も考えるな 大人しくしていろ』

今度こそとお兄さんは仕事場へ向かう

サービス残業を通り越して 日の出と一緒に自宅に帰宅すると

あの時の姿勢のままで 放心状態の二匹が立っていた




『おおっ 約束守っているようなだなv これからも 安心してお留守番を任せられるな!』


この日から お留守番という言葉で気絶する二匹

元気を出してもらおうと 人ごみへ連れ出してしまい、新たな事件が起きてしまうのは また別のお話





★他の作品





★もうすぐ完成するよ

一匹のゆっくりが生き残りたい。 ~捕食種おんぱれーど~

一匹のゆっくりを捕まえてきた。第弐幕 ~子ゆっくりがさらわれちゃった!~

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最終更新:2008年10月18日 03:54
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