その他 輝夜のシムゆっくり

※作者がシムゆっくりをやりたい欲望を輝夜に託して書きました


「あ、あれ・・・ちょっと、えーりん、たす。あ、あぁ・・・」

パソコン画面には「ゲームオーバー、もっとゆっくりしたかったよ」と表示される。
「あ、あれ、終わちゃったんですか」と隣で見ていた鈴仙が苦笑する。
「仕方ないでしょ。急に大寒波が来るなんて・・・そうだわ。鈴仙、あなたがやってみなさいよ」


鈴仙は渋々、パソコンの前に座りリトライを選択する。
「えーっと、初心者だから設定を初月にして・・・災害をなしに、捕食種の襲来をなしに・・・」と、
初心者向けの難易度にわざわざ設定してくれる姫を見て、常日頃もコレだけ活発に働いてくれれば良いのに。と思う鈴仙。
「所持金は・・・10万まで引き上げれば問題ないわね。さ、どうぞ、何かあればその都度教えていくわ」

『シムゆっくり~難易度:ゆっくりれいむを育てよう』

箱庭が表示され、サイドに気象状況やゆっくりれいむのステータスが表示されている
画面下部にはツールバーが表示され、りおんなアイコンがある。

「まずはご飯アイコンを使って餌を与えるの」
「えーっと、これですね」

ご飯アイコンをクリックすると画面上にいくつか選択肢が出てきた。
「満腹度がそうね、ご飯のボリューム。リッチさというのがご飯の質よ。あまり質の悪いものを食べさせると病気になるわ」
「じゃあ、この高級ケーキがいいですね」
「待ちなさい。お金って項目もあるでしょ」
「えーっと・・・1万円」
「所持金は10万円なのよ。そんなの買ってたらすぐに破産よ」
「じゃあ・・・」
「最初はこれよ」
そう言って輝夜が指差したのは『クズ野菜大盛り』だった。
満腹度は8(最高が10)と多いものの、リッチさは3(最高は10)と低かった。価格は100円ととても手ごろだ。
「えー、リッチさが低いじゃないですか」
「安いし、当面は満腹度だけあればいいのよ」
「ほら、これフードってあるじゃないですか」
「あー、市販の餌ね。満腹度もリッチさもいいし、お値段も手ごろだけど」
「だけど?」
「ゆっくり自体があんまり好きじゃないのよ。あなたも紫が外から持ってきた保存食食べたでしょ?」
「あのパサパサしてクッキーみたいだけど、甘くなくて・・・アレな食べ物でしたね」
「それだと思ってくれれば良いわ」
「うーん、じゃあ、野菜で」

鈴仙は『クズ野菜大盛り』をクリックすると、画面には木箱に入れられた野菜が表示される。
ゆっくりれいむはそれを見つけると一心不乱に食べ始める。
空腹のステータスが回復していく。
「基本は餌とコミュニケーションよ。ほら、手のアイコンがあるでしょ。そこをクリックして」
言われるままに鈴仙は操作する。
ご飯の時と同じようにいくつかの選択肢が表示される。
「えーっとあ、撫でるってありますよ。よーし、撫でちゃうぞ」
鈴仙は撫でるアイコンをクリックしてしまう
「
あ」
「え?」
食事中に撫でられ、ゆっくりれいむは少し怒る。
『おしょくじちゅうだよ。ゆっくりたべさせてね!!』
というメッセージが表示される
「・・・怒られちゃいました」
「何かしてる時に手のアイコンでできるアクションはやらない方が良いわ」
「このお家?のアイコンは何ですか?」
「建築アイコンよ。クリックしてみて」
また同じようにいくつか選択肢が出てくる。
「○○の木系は食糧を自動的に供給してくれるのよ。けど一本じゃ量が少ないからたくさん植えなきゃいけないの」
「でも、一番安いリンゴの木で10万円しますね」
「だから、最初の方はあまり意味がないの」
「この供給量と供給速度って何ですか?」
「下に何が供給されるか書いてあるでしょ。リンゴの木ならリンゴ、畑ならクズ野菜盛り合わせって」
「はい」
「リンゴの木を見てみなさい。供給量は三個、供給速度は二日に一回」
「あ、でも、畑は安いし供給量3個で供給速度は一日一回ですよ」
「※マークがあるでしょ。クリックしてみなさい」
畑はゆっくりゆうかがいないと作物を供給できませんというメッセージが表示される。
「特定のゆっくりがいないと使えない建築物やアイテムもあるから気をつけなさい」
「難しいですね」
「慣れるわよ。さ、ゆっくりれいむにお家を建ててあげて」

鈴仙は建築アイコンで出た選択肢の中から家を選ぶ。
「小さな家と大きな家がありますけど」
「一匹だけだから小さな家で良いわ。あと、作る場所に注意なさい」
輝夜のアドバイス通り、鈴仙は岩肌までカーソルを持っていく。
すると、今まで藁葺き小屋だった家が洞窟に変化する。
「岩肌なら洞窟に変化するわ。藁葺き小屋よりも耐久力があって敵からも見つかりにくいわ」
「あ、木の上にカーソルを持ってくると鳥小屋になりますよ」
「ええ、それはりゅっくりれみりゃやゆっくりふらんみたいな飛べる子専用だけどね」
「じゃあ、とりあえず、洞窟を作りますね」
残金が8万9900円になる


「あとは、ゆっくりれいむをクリックして。移動でこの場所まで連れてくれば良いわ」
「はーい」
「家を作ると、いろんなイベントが発生するから注意深く見守るのよ」
すると、突然画面が揺れだす。
「わっ、地震ですか?」
「災害イベントは起こらないようにしてるから、たぶん」

『ゆっくりしていってね!!』
「ドス・・・まりさ?」
「あちゃー、最初の訪問者がコイツか」
「ダメなんですか?」
『やぁ、れいむ、ドスまりさだよ。さいきんここにきたんだね。ドスのむれにはいらない?』
選択肢が表示される。

・群に入る。
・群に入らない。
・戦う。

「戦うは無理よ。今はゆっくりパチュリーぐらいしか撃退できないわ」
「じゃあ、群に入るんですか?」
「ハイリスクハイリターンなのよ。人間と交渉したりや捕食種を倒してくれたりするんだけど」
「失敗する事も?」
「そうなの。『育てよう』ってクリア条件だから断るのが無難ね」
鈴仙は群に入らないを選択する。
『ゆ?!どうじでぞんなごどいうの!!』
「怒っちゃいましたよ」
「良かったわ」
「え?いいんですか?」
「ここで怒るって事はあまり良い個体じゃないのよ。断って正解だったわ。このゲームだと性格の良い子は基本的に能力も高いって覚えて」
ああ、いくら性格の良いゆっくりパチュリーだからってゆっくりちぇんみたいな速さで動けるって事はないわよと輝夜は付け加えた。

「あ、雨が降ってきました」
「特に注意することはないわ。大雨に発展する事はないから外に出さなければいいだけよ」
しばらくするとステータスの清潔さが下がってくる。
「これはどうすれば?」
「どうしようもないわ。晴れた時に外に出してあげれば回復するから今はそのままよ」

しばらくすると雨がやむ。
「茶色くなってる地面は泥濘よ。そこに移動させると清潔度が下がるから注意して」
「はい・・・こっちに誘導して」
「そうそう、あとはゆっくりれいむをクリックして、日向ぼっこを選択よ」
「日向ぼっこ・・・と」
「じゃ、しばらくは自分で動かしてみて。私は適度なところでアドバイスするわ」
「あ、その前に質問して良いですか?」
「何かしら」
「所持金ってどうやって増やすんですか?」
「まず建築アイコンよ」
鈴仙はそう言われるとまず建築アイコンを開く。
「そこにある出荷箱を作って、そこに森で採ったキノコや山菜を入れるとお金がもらえるの」
「へー、なんだか猟師みたいですね」
「ゆっくりゆうかが仲間に入ると栽培もできるんだけどね。れいむだと山菜かキノコ採集しかないわね」
なるほどと答えながら、出荷箱を作る位置を探す。
「なるべく巣の近くが良いわ」
そう言われ、巣のすぐ傍に出荷箱を設置する。
その間に輝夜はメモを書いてくれた。

出荷できるもの:採れる、製作できるゆっくり(必要な建築物やアイテム)
・山菜:全て(茂み)
・キノコ:全て(木)
・魚:にとり(池)
・果物:全て(各果樹)
・人形:ありす(特になし)
・野菜:ゆうか(畑)
・お花:ゆうか、めでぃすん(畑)
・花束:ありす(お花)
・薬草:パチュリー、えーりん(茂み)
・丸薬:えーりん(薬草)
・木材:ドスまりさ(木)

「普段もコレぐらい細かかったら・・・」
「声に出てるわよ」
ムスッとしながら輝夜が答える。
「あ、いえ・・・その、詳細なメモをありがとうございます」
「季節は春だから山菜が取れるわよ」
輝夜はゆっくりれいむを茂みまで誘導し、採集するをクリックする。
メーターが表示され、だんだん溜まっていく。
「これが一杯になったら採取完了よ。採取は連続でできるけど」
輝夜がステータスを指差す、疲労度が徐々に溜まっていっている。
「これに気をつけてね。日向ぼっこや巣でゆっくりさせたり、水辺で水浴びさせたら回復するから」
それから鈴仙は採集と休憩を繰り返す。エサを適度にやり。ゆっくりれいむはすくすくと育つ。


~チュートリアルクリア、ゆっくりさせてくれてありがとう!!~


「あ、あれ?もう終わりですか?」
「チュートリアルだもん。さ、次はキャンペーンモードよ!」
鈴仙は翌日、寝不足でミスを繰り返し永琳にこってり搾られた。






~CM~
虐待&愛護プラスキットや新ゆっくり発見風神&地霊キットも合わせてご購入ください。
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最終更新:2008年09月27日 13:47
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