ゆっくりいじめ系891 技巧派まりさの誕生_2







子まりさもれいむも本能でその行為が、正確にはその後にあるものが今の自分達には危険なことをなんとなく理解していた。
また、交尾、ゆっくりの言葉ですっきり呼ばれるその行為だって快感の正体を究明したというよりも本能で気づいたと言ったほうがが正しい。
しかし、一度興奮状態に陥ったゆっくりにとってそれを自制するのは極めて困難なことであり、特にこの2匹のように愛し合う者同士だと途中でやめることは不可能だといっても過言ではない。
それは一見するとゆっくりにとって種の存続が個の存続の上位に置かれている証拠とも考えられている。

が、その一方で強姦されて出来た子どもを毛嫌いし、育児放棄する、自分がすっきりさせられることを嫌い、自分より身体能力が高く、餌集めの得意なパートナーであってもにんっしん役を押し付けたりもする。
要するに本能と理性、種と個の優先順位が一定していないのだ。また、知識の獲得に関しても多くの謎が残されている。
そのため、赤まりさや赤れいむを毎日のように餌として食べ続けてきた子まりさが交尾疲れで強烈な空腹感とともに目を覚ました時、そこにいるものが自分の赤ちゃんであることに気づけなくてもなんら不思議では無い。

「「「「「「「「「ゆっきゅりちちぇっちぇにぇ!」」」」」」」」」
「ゆっくりしていってね!」
「「「「「「「「「「おきゃーしゃ~ん!」」」」」」」」」」
本能のなせる業か、それとも刷り込みなのか、あるいは状況証拠の賜物か。子まりさが自分達の片親であると認識した10匹の赤ちゃん達が全く警戒することなく子まりさに擦り寄ってきた。
まりさは「ゆゆっ!きょうはごはんがいっぱいだよ!」と元気に声を上げる。
そして、その言葉を「おかーさんがおいしいものをいっぱいよういしてくれる」と解釈した赤ちゃん達は瞳を輝かせていた。
昨日いっぱいすっきりして、久しぶりに酷くお腹が空いていたまりさは、手近な赤ちゃんまりさを1匹、活きの良い状態のまま口の中へと誘った。

「おきゃーしゃんのおきゅちのな、ぎゃああああああ!?!」
母親が遊んでくれていると思った赤ちゃんの歓声が子まりさの咀嚼とともに阿鼻叫喚へと変貌した。
「「「「「「「「「ゆゆっ!?」」」」」」」」」
「「「おやーしゃん、にゃにしちぇるにょ!?」」」
「「「まりしゃをたべちゃだみぇだよおおおお!!」」」
「「「おきゃーしゃんのばきゃああああああああ!!」」」

突然の事態にもかかわらず、逃げることもなく母に口々に文句をたれる赤ちゃん達。
しかし、赤ちゃん達の、いや美味しい餌の言葉が子まりさに届くことは決してない。
その場から動こうとせず、ただ泣きじゃくるだけの赤ちゃんを手近にいるものから次々と口の中に放り込む子まりさ。
そして、いくら文句を言っても無駄だということに気づいた赤ちゃん達必死に逃げ惑う。

「おきゃーしゃんにゃんかおきゃーしゃんじゃにゃいよおおおおお!」
「まりしゃちにたきゅにゃいいいいい!」
しかし、子まりさと赤まりさの脚力の差は歴然。
桜の花びらの落下速度ほどしかないような赤ちゃんの足ではすぐに捕まって食べられてしまうだけだった。

「やめちぇええええええええ!」
「まりしゃおいちくないよおおおおおお!」
「ちゃべるんにゃられいみゅにちてね!」
「どほぢてちょんなこちょいうにょおおおお!」
あるものは追いつかれ、あるものは走り疲れ力尽きたところを、あるものは安易な策を弄して仲間割れしたところを。
瞬く間に10匹いたはずの赤ちゃん達はあっという間に残り1匹になっていた。

本来ならば片親が我が子を我が子と認識できなくても、パートナーがそれを諭す。
しかし、不運なことにれいむもはまりさと同程度の大きさ、つまり子どもであったために出産時の餡子の消耗に耐え切れず既に事切れていた。
「ゆううう・・・おきゃーしゃん・・・きょわいよおおおお・・・」
そして、残りの1匹が隠れている昨晩まで無かった黒い物体こそがそのパートナーのれいむだった。
「ゆふふふ・・・にがさないよ!ゆっくりたべられて・・・・れ、れいむ?!」
飛び掛ろうとしたまりさは、赤ちゃんの隠れていたものの正体に気づいて驚愕した。
今まで忘れていたことや遠目で気づかなかったことに疑問を感じるが、とにかく子まりさはその黒ずんだ物体が霊夢であることに気づいた。

「で、でいぶ!?どほぢだのおおおおおお!?なにがいっでよおおおおおお!!」
もう二度と動くことの無い最愛のパートナーを必死で揺さぶるまりさ。
しかし、穏やかな笑みを浮かべたれいむの亡骸は微塵も動く気配を見せない。
「ゆあああああああああああああああん!でいぶうううううう!でいぶうううううううううう!!」
愛する人の死に嘆き悲しむ子まりさ。
「ちょろーり、ちょろーり・・・」
その横を、先ほどの生き残りの赤ちゃんまりさが通り過ぎようとしていた。

「おまえたちがやったんだね!」
間違いではないが間違い以外の何物でもない結論に達した子まりさは、その赤ちゃんをねめつけ、呪詛を吐きながら思いっきり飛び上がる。
「ゆゆっ!?」
そして、パートナーを殺した悪い生き物を踏み潰すと丹念にその中身を舐め取った。
「うっめ、これめっちゃうめぇ!」
そう言いながらも瞳には涙を浮かべ、わずかに残った餡子をもう動くことの無いれいむの口の中に放り込む。
「でいぶ・・・ゆっぎぢぢでいっでね!」
その瞬間、子まりさの目にはれいむが微笑んだような気がしたが、間違いなくまりさの都合のいい妄想だろう。


その翌日、目を覚ました子まりさの目の前にはまたしてもみりょくてきなゆっくりがいた。
その日はゆっくりまりさ。翌々日はありす。それからみょん、ぱちゅりー、ちぇんと様々な種族がまりさの心を奪っていった。
そして、その度に次の日の目を覚ますとあの小さな奴らが自分の大事なパートナーを奪っていった。
いい加減パートナー作りを放棄したくなりそうなものだが、それをしないのがゆっくりのゆっくりたる所以だろう。
そんな調子で気がつけば、今となりにいるゆっくりゆかり、もといゆっかりんで子まりさのパートナーは27匹目。

「ゆううううん、まりさああああ!しゅごいいいいいいい!」
「ゆっゆっ・・・ゆっかりん、あいしてるよ!ゆっゆっゆ・・・!」
「ゆぅぅううううう・・・いぐううううう!」
「まりしゃもいぐよおおおおお!」
「「んほおおおおおおお!すっきりーーーーーーー!!」」
本来気位の高いゆっくりであるはずのゆっかりんだが、27匹ものゆっくりと関係を持った子まりさの技の前ではされるがままに乱れるばかりだった。

当然だろう。その数もさることながら絶倫のありすとの交尾を6回も経験し、ひ弱なぱちゅりーの体を気遣っての優しい交尾も4回経験している。
また、みょんのゆっくり中トップクラスの鍛え抜かれた体も味わい、ちぇんの2本の尾を用いた妙技をも体験済みの子まりさの技巧は通常のゆっくりのそれとは一線を画するほどのものになっていた。
「ゆっかりん、ゆっくりやすもうね!」
「ゆぅ・・・ゆぅ・・・」
子まりさが優しい言葉をかけたときにはゆっかりんは既に交尾疲れで眠っているが、そのあどけない表情を見守る子まりさには一向に眠りにつく気配が無かった。

「きょうこそ、だいじなひとをまもるよ!」
そう、子まりさはあの小さな連中からゆっかりんを守るために徹夜をするつもりだったのだ。
そのために体力はしっかり温存している。
さっきの交尾で子まりさは全力の半分ほどの力しか出していない。
ゆっかりんには申し訳ないと思ったが、これもパートナーを守るためなのだ。

子まりさは睡魔と闘いながらじっとゆっかりんの寝顔を見守っていた。
すると、突然ゆっかりんの頭から蔦のようなものが生えて来る。
「ゆゆっ!?」
その蔦はどんどん伸びていき、15cmほどの長さに達したところで伸びるのをやめる。
それからは徐々に蔦が枝分かれして行き、そこに小さな実が成った。
小さな実が大きくなるにしたがってゆっかりんの顔色が悪くなっていく。
そして、2時間も経った頃には種族こそ判別できないものの6匹の小さな赤ちゃんゆっくりになっていた。

「「ゅー」」
「「ゅっぅぃー」」
「「ゅゅっ」」
その小さな命は確かにゆっかりんを、子まりさの最愛のパートナーを弱らせていた。

しかし、生まれた姿ではなく、その過程を見たことで眠っていた本能的な何かが呼び覚まされてしまった。
そして、それらがある事実を容赦なく突きつけてくる。
お前は最愛のパートナーが託した子どもを食べたのだ、と。
「ゆ、ゆゆゆ・・・・・・」
その衝撃的な真実に愕然としたまりさはただその子どもたちが大きくなるのを見つめることしか出来なかった。


翌朝、ゆっかりんが目を覚ましたのを確認すると、子まりさは安堵のため息をついた。
そして「みんなゆっくりしたこだよ!」とだけ告げると、ゆっかりんにもたれかかって眠ってしまった。

3時間後、目を覚ますとたった一匹の赤ゆっかりんを残して誰もいなくなってしまっていた。
「ゆゆっ!?みんなどこいっちゃったね?」
「ちらにゃいわよ!ゆっかりんがめじゃめたときにはみんにゃかみかくちにあってちゃわ!」
その言葉に子まりさは打ちひしがれた。
もしかしたら自分が交尾のときに手加減をしたのがまずかったのかもしれない。
もっと一緒の子どもと遊んであげるべきだったのかもしれない。
などなど・・・自分が何かしたのではないかという疑念が子まりさの脳裏をよぎるが、それ以上考えても仕方が無いことを理解した子まりさは考えるのをやめた。

「ゆゆっ!ゆっかりん、まりさといっしょにゆっくりしようね!」
そうだ、自分にはこの子がいるじゃないか、そう思った子まりさは幼いゆっかりんを今までに食べてしまった赤ちゃんやどこかに行ってしまったパートナーの分まで可愛がろうと決意した。
「おきゃーしゃま!ゆっきゃりんおにゃかしゅいたわ!」

とは言え、状況は今までのたくさん赤ちゃんがいた頃から、それ以前の赤ちゃんが1匹ずつ放り込まれていた状態に逆戻りしただけ。
「ゆっきゃりんおなきゃしゅいたわ!」
「ゆっきゅりできにゃいわ!」
「ゆっきゅうりさせてきゅれにゃいおかーしゃまのばきゃ!」
案の定、我が子に急かされ、罵られ、無いとわかりきっている食糧を探すために空きっ腹を抱えて駆け回るするだけの日々。
それも3日、4日と続けていく内に赤ゆっかりんのゆっくりさせてくれない子まりさへの嫌悪感は増大し、どんどん態度が刺々しくなっていった。

そして5日目の朝。目を覚ますと赤ゆっかりんは二度と動かなくなってしまっていた。
「ゆっかりん・・・ごべんね、ごべんねええええええ!!」
その亡骸の前でひとしきり途方にくれていた子まりさはやがて我が子を口の中に放り込んだ。
中身の納豆のゆっくりらしからぬ風味はあまり好みではなかったが、我が子を亡骸さえも食べて生きようとする執念がそれを上回った。


そうして少しだけお腹を満たし、眠りについた子まりさが目を覚ますと、失踪したはずの子まりさが目の前にいた。
「おやーしゃん!いっちょにゆっきゅちちようね!」
「ゆゆっ!?どうしたの!?ほかのこたちは!?おきゃーしゃんは?!」
驚いた子まりさは赤ちゃんまりさに色々と質問をぶつけるものの、赤ちゃんまりさからは・・・
「めがしゃめたらしらにゃいばちょのいたの!しょれで、めがしゃめたらここにいちゃの!」
という要領を得ない答えしか返ってこなかった。

しかし、それでも我が子が帰ってきたことは喜ばしく思った子まりさ、満面の笑みを浮かべて「おかーしゃんとゆっくりしようね!」と元気良く叫んだ。
そして3日後にはかつての赤ちゃん達や前の赤ゆっかりんと同じ末路を、つまり飢えに敗れて死ぬか親を襲って反撃され手死ぬか、を辿るだけ。
そうして、子どもを食べた翌日には次に食べられる我が子が補充されていた。

その繰り返しを2回ほど続けた後、子まりさは目の前に現れた我が子をすぐさま食べるようになった。
「ごめんね、あかちゃん!」
「どほぢちぇええええええ、ゆきゅぃ!?」
気がつけば食べた我が子は6匹。せっかくゆっかりんとの間に出来た我が子は全員お腹の中におさまってしまっていた。

最後の1匹を食べた翌朝、まりさが目を覚ますとそこには既に発情全開のイけイけモードのありすが立ちはだかっていた。
立ちはだかっていたというのは、そのありすが子まりさ、いやもはや成体になっていたまりさよりも更に大きかったからである。
そしてそれ以上に体躯を大きく見せるのはそのありすの身に纏う性的な意味での百戦錬磨の禍々しいオーラ。

「まりぢゃがわいいいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
巨獣の咆哮のように力強く、それでいて欲望に塗れた聞くだけで妊娠して耳から今にも赤子が生まれそうな不快かつ醜悪な雄たけびを上げながらまりさを押し倒したありすは容赦なく体を振動させる。
どうやらこのありすは今までのパートナーのように動けない状態ではないらしい。
全身から粘着質な体液を分泌し、それをまりさにこすりつけながら舌でまりさの唇を、頬を下あごを愛撫と称した暴力で容赦なく痛めつける。

「まりざあああああああああああああ!いいいよおおおおお!ぢゅごぐいいわああああああ!でぐにぢゃんなのねえええええええ!」
しかし、まりさとて若いながらもそこら辺のゆっくりとは比較にならないほどの技術と経験を持ち合わせている。
あえて押さえつけられたまま抵抗せず、自らもしっかりと床に密着することで振動を軽減し、快感による理性の減退と疲労を抑えていた。
それと同時に上手く粘液を潤滑油代わりにして少しずつありすの体から抜け出していく。
「ゆっ、ぬけだしたよ!!」

そうして自分よりも大きなありすの暴力的な交尾から1度たりともすっきりさせられることなく抜け出したまりさは再び押さえつけようと飛び跳ねてきたありすを紙一重で交わすと背中を取って激しく振動を与え始めた。
「んぼおおおおおおおお!!まりぢゃああああ!いいよおおおおおお!しゅごくおばいよおおおおおお!」
「まりさは、ありすを“いかせ”たいんだぜ?ありすはとかいはのしゅくじょだからまりさがえすこーとするんだぜ!!」
その口調と言葉はかつてのパートナーのありすとの交尾の際にありすが喜んだ言葉と口調。本当はこんな輩に使いたくないのだが、犯し殺されるよりはましだ。
「ひへーなかみだへ、ありひゅ?」
「そ、そんなあたりもあえのこといわれたって、うれしくなんかないん、ひゃぁん!?」
恐るべしまりさ。危機的状況に陥って発揮された底力と、今までに培ってきた経験を武器に発情した自分よりも大きなありすをいともたやすく陥落してしまった。

それからはずっとまりさが主導権を握り続け、すっかり骨抜きにされたありすは攻められなれていないこともあってか経験豊富なプレイボーイにいいように弄ばれる乙女も同然だった。
「ゆっくりおやすみだぜ、まりさのかわいいありす!」
その言葉を聞いて安心したありすは自分よりも一回りも小さいまりさに体を預けて深い眠りに落ちていった。
一方のまりさは、自分のみを守るための最後の仕上げに入る。
少しずつありすの体を倒して行き、足にあたる底面が全部見えるように仰向けに寝かせ、それからありすの底面を容赦なく噛み千切っていく。
それが終わると、眠っているありすに更に子種を付け、ありすから離れた場所で眠りについた。


翌朝、目を覚ましたまりさは視界に広がっていた予想通りの光景にほくそ笑んだ。
例のありすは成体の中でも大きめでありながら、ひたすら子種を植えつけられ、それらがことごとく蔦と成ったことにより大量の赤ちゃんに餡子を吸い取られ朽ち果てていた。
恐らく衰弱する途中で目を覚ましたのだろう。自分が動けないことや、なぜか赤ちゃんが多いことに驚愕し、死の恐怖に怯えきった・・・そんな表情のまま黒ずんでいる。
そして、そのありすや自分の周りを徘徊する100匹あまりの赤ちゃん達。
それは、まりさが今後確実に食べられる餌の数でもあった。
「ゆふっ・・・しきまのおやからうまれたにしてはおいしそうなこだね!」

昨日のすっきり疲れを癒すために、36匹の赤ちゃんを生きたまま飲み込んだ。
「やめちぇええええええええ!」
「おきゃーしゃん、にゃにしゅるの!」
「まりしゃはおいちくにゃいよ!」
「ときゃいはじゃにゃいよ!」
「ゆっきゅちできなにゃいよおおおお!」
「いにゃかもにょのおきゃーしゃんなんか、ゆげっ!?」
「まりしゃきゃわいいのにいいい!?」
どいつもこいつも、もはや聞き飽きた断末魔を残してお腹の中に消えていった。

翌日、まりさが目を覚ますと昨日の食べなかったの赤ゆっくりが20匹と、何故か野菜くずが置かれていた。
赤ゆっくり達はその山盛りの野菜くずを美味しそうに食べている。
しかし、まりさは野菜くずに目を向けることなく一目散に我が子へと飛び掛った。

1匹。
「やめちぇえええええええ!」
2匹。
「ゆっくちやめちぇえええええええええええ!」
3匹。
「ゆっくちできにゃいよおおおおおお!」
4匹。
「まりしゃよりありしゅのほうがおいちいんだじぇえええええ!」
5匹。
「しまいをうるいなかものはくわれてとうぜええええええええええ!」
6匹。
「おにぇええええちゃあああああああん!」

恐るべき早さで消えていく赤ゆっくりたち。
必死に逃げ惑うが逃げ場はなく、また身体能力に差がありすぎる。
あっという間に追いつかれては1匹、また1匹とまりさの口の中に放り込まれる。
その地獄絵図が終わりを迎えた頃には20匹いた赤ゆっくりは全滅していた。
そうして空腹を満たしたまりさは野菜くずに興味を示すことなく、再び深い眠りについた。
そうやってありすに産ませた子どもを食い漁ること4日。


ある日、目を覚ましたまりさは信じられないものを目の当たりにした。
そこにいたのは、かつての最愛のパートナー・・・ゆっかりん。
「ゆ、ゆっかりん!?おほぢたの!?」
あまりの驚きに目を見開き問い詰めるまりさに、ゆっかりんは微笑みを浮かべると「よくわからないわ」と答えた。

それから2匹はすっきりした。
とりあえず、すっくりした。
とにかく、すっきりした。
そしてにんっしんした。
で、美味しく頂いた。
勿論、赤ちゃんを。

「どほぢでぞんなごどずるのがぢらあああああ!?」
起床後すぐの食事に夢中になっていると、突然ゆっかりんが悲鳴を上げた。
「ゆゆっ!どうしたの?ゆっかりんもいっしょにたべようね!」
「やめちぇえええええええええ!」

そう言ってまりさは美味しい赤ちゃんをゆっかりんの前に差し出す。
勿論、足が使い物にならないゆっかりんでも食べられるように底面の皮を餡子が露出するまで食いちぎって歩けなくしている。
「それがゆっかりんとまりさのあがぢゃんよおおおおおおお!」
滝のように涙を流しながら、絶叫するゆっかりん。

しかし、まりさには何故ゆっかりんが泣いているのか理解できない。
こんなに美味しいのに。
業を煮やしたまりさはちょっと強引にゆっかりんにご飯を食べさせた。
そして気がついたら赤ちゃんがいなくなっていたのでゆっかりんとすっきりした。

翌朝になると可愛い赤ちゃんを心行くまでゆっかりんと一緒に食べる。
しばらくはそんな生活を続けていたが、やがてゆっかりんが息を引き取った。


翌朝、目を覚ましたまりさの目の前には山のように野菜や果物、美味しそうな虫が積まれていたが、食べられるものでもないし食べたいとも思わないまりさは特に関心を示さず、空腹をごまかすために眠り続けた。

更に翌朝、目を覚ましたまりさは見知っていたはずの、でも今は見知らぬ、それでもどこか懐かしい森の中にいた。
そして、何故か見知らぬゆっくりに取り囲まれていた。
「ゆゆっ!みたことないこがたおれているよ!」
「ゆゆゆっ!?そのこは・・・みかししっそうしたのきのしたのかぞくのこだよ!?」
「ゆゆゆゆっ!ほんとうだ!あそこのおかーさんにそっくりだよ!」

もうほとんど何も覚えていないが、どうやらここはまりさが生まれた場所らしい、ということだけは理解した。
あれよあれよと言う間にそのゆっくり達の集落の長の元に連れて行かれ、一家に何があったのかを尋ねられるまりさ。
「ゆぅ~・・・なにもおぼえていないよ!」
「むきゅ~・・・しかたがないわね・・・それじゃあ、ぱちゅりーたちがよういしたすでゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしていってね!」
本能に従って返事をするまりさ。
「「「「「「「「「「「「「ゆっくりしていってね!」」」」」」」」」」」」
更にその言葉を返す集落のゆっくり達。

しかし、このゆっくり達はまだ知らなかった。
翌朝までにはこの50匹程度の小さな集落の全員が、親子だろうが姉妹だろうが長ぱちゅりーだろうがありすだろうがお構い無しにすっきり姉妹になるであろうということを。
更にその翌朝には新しい命が溢れかえってこの集落の人口が10倍に跳ね上がるであろうということを。
そして、食事の邪魔をされないように眠っている隙に足が動かないようにされてしまうであろうということを。
それどころか大半は産みすぎて朽ちてしまうであろうということを。
生き延びても技巧の虜になって正気を失ってしまうであろうということを。
それが集落の滅亡を意味しているということを。

‐‐‐あとがき‐‐‐
なんか長くなった。しかしありす越えレイパーはやりすぎのような気がしなくも無い。
すっきり姉妹ってのは「穴兄弟」みたいなものだと思っておいてください。

byゆっくりボールマン

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最終更新:2008年09月20日 01:21
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