ゆっくりいじめ系875 楽園2-裏側

  楽園の裏側


 の続きで、虐待お兄さんの平凡なる日常の話です。
 前作のラストより始まります。

 注) 愛でお姉さんが出てきます


















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「おにいさん、ゆっくりしていってね!」


知らないということは幸せだ。


「ああ、一緒にゆっくりしような」


これからどうなるのかも分からないのだから。


このゆっくりれいむは髪飾りにバッジを付けた群れの一員だ。
虐待お兄さんの表の顔しか知らないこのれいむは、私のことを優しいお兄さんだと思っている。
このれいむだけではない。群れのゆっくりや村の人間達も私のことを愛でお兄さんと勘違いしている。
私としても勘違いされたほうが何かと都合がいいので訂正する気はないが。


れいむに手伝ってほしいことがあると言って、村のはずれにある洞窟まで連れてきた。
普通のゆっくりならばこんな危険で怪しい場所についてくるなどありえないが
虐待お兄さんは立場上、群れのゆっくり達の保護者という扱いなので言えばすぐついてくる。
「れいむ、もう少し歩くからこの飴玉を舐めて我慢してね」
「おにいさん、ありがとう!」
警戒されることなく、れいむは飴玉を口に入れ美味しそうに舐める。
しかし、これはただの飴玉ではなく睡眠薬入りの飴玉だ。
「ゆゆ! なんか眠たくなってきたよ!」
「おやすみ、れいむ」
周りに人気がないことを確認してから
眠ってしまったれいむをすばやくゆっくり専用の捕獲袋に入れた。
群れのゆっくりを捕まえる場合、けして人に見られてはならない。
家に呼んで捕まえても良いのだが、家に入ったゆっくりがそう何度も行方不明になっては怪しまれる。
睡眠薬で眠らせるのも、騒がれて他の人間に気付かれることを避けるためだ。


今日捕まえたのがゆっくりが1匹ではなく2匹ならば、こんなことにならなかったのにな。
虐待お兄さんが今求めるゆっくりは、赤ちゃんゆっくりだ。
しかし、野生で生きるように躾ているため赤ゆっくりたちは巣から出てこない。
巣から引っ張り出すのはさすがに人目につくため、赤ゆっくりを虐待に使いたい場合は出産させるしかないのだ。
またゆっくり達は群れのゆっくりの誰かがいなくなっても、悲しむことはしてもその原因を考えようとすることはない。
何故なら野生で生きている以上、不慮の死というものはけしてなくならず群れのゆっくり達はそのことを理解している。
餌を取っているときに夕立に遭い、死んでしまったゆっくり。
遊んでいるときに小動物に襲われ、死んでしまったゆっくり。
人里周辺に引っ越してきたため、餌場から離れ危険が増えたことも幸いしている。
手を出したわけでもないのによく自滅してくれるので、虐待お兄さんが群れのゆっくりを捕まえても自滅したと思われて怪しまれることはない。


家に戻ると、れいむを地下室に連れて行き
手際よく捕まえた悪いありすと群れのれいむを振動させ発情させる。
「いっじょにずっぎりしよおねええぇぇぇええ!」
「おにいいざあぁんん! だずげでええぇぇぇ!
「頑張って元気な子を産んでね」
「んほおおおおおおおおお! イっくうううううぅぅぅ!」
「いやあぁぁあぁぁぁ! まだじにだぐないいいぃぃぃいぃ!」
このれいむは成体一歩手前という大きさなので、にんっしんっすると死ぬことが分かっているようだ。
だが、別に死んでも死ななくてもこれから産まれる赤ゆっくり達の
餌になってもらう予定だったのでどうでもいいことだ。


「「すっきりー!」」


れいむは額から茎を伸ばしていき体は黒ずんでいく。
ありすのほうはれいむの状態にまったく気付いていないのか
「もっどずっぎりざぜでえええええぇぇぇ!」
2回戦目に入ろうとしていたので捕まえて殴ってから防音の透明箱の中に押し込んだ。
このありすは繁殖用としてしばらく生かしてやるかな。
さて、明日にでもなれば赤ゆっくり達は産まれてくるだろう。


翌日


「「「「ゆっくちちていってね!」」」」
黒ずみ死んだれいむの周りに赤れいむ5匹と赤ありす3匹がいた。
「おじさんは、ゆっくちできるひと!」
「ゆっくちおなきゃすいたよ!」
「そこにある黒いものを食べろ」
相変わらず騒がしい。
だが、こいつらにはこれからやってもらうことがあるので死んでもらっては困る。
黒ずみ死んだ元母親だったものを指差して食べろと指示した。
地下室に連れてこられたゆっくり達の食事は基本的にゆっくりの死体だ。
いちいち用意したのでは、私の食費が勿体無いしな。
「むーちゃ、むーちゃ、ちあわせ~!」
「あまーい!」
一番早く食べ終わった赤れいむを掴み、持ち上げる。
「ゆゆ!?おそりゃをとんでるみちゃい!」
「いいなー! れいむもやりちゃい!」
「一番早く食べ終わった君は特別に良いところに連れて行ってあげるよ」
「いいちょころ? ゆっくちできる?」
「ああ、できるさ。他のみんなは今度連れて行ってあげるから
 それまでは、ここでゆっくりしててね」
といって、持ち上げたれいむを地下室の隣にある拷問部屋につれていった。


「きょうこそはまりさがかつぜ!」
拷問部屋に入るなり、傷だらけのまりさが開口一番に言ってきた。
このまりさは、私を倒したと勘違いしたあのまりさだ。
「とっても弱いまりさが勝てると思ってるの?」
「まりさをいままでのまりさとはおもわないことだね!」
このまりさには勝負に勝てたら部屋から出してやると言ってある。
そのため、まりさは必死になって頑張っているのだが今のところ連戦連敗中だ。
「今日はさらにハンデをあげて、相手はこの赤れいむだよ」
「ゆっくちちていってね!」
「ゆっくりしていってね!」
「この赤れいむに勝てたら、部屋から出してあげよう」
「おにいさん、ばかなの? こんなちっちゃなあかちゃんにまりさがまけるわけないぜ!」
20cmを越えるまりさと、まだ産まれて間もない3cmほどの赤れいむだ。
だが、言葉とは裏腹にまりさは赤れいむに怯えていた。
「へぇ、昨日もそんなこといっておまえより小さな子まりさに負けてたよなぁ」
「ゆぐっ!」
「おまえ、ものすごく弱いからこいつにも負けるんじゃないの?」
「ゆゆゆ! なら、まりさのつよさをおしえてやるんだぜ!」
赤れいむを地面に降ろしてやり、スッとその場から離れた。
赤れいむはまだこれから何が起きるのか理解できてないらしく、しきりに首をかしげていた。
「ほら、始めろ」
「ゆっくりしんでね!」
「ゆ?」
まりさは一直線に赤れいむに突っ込んでいき、踏み潰そうと跳ねた。
そして、赤れいむとぶつかる寸前
「ゆがぁぁぁぁぁ!」
思い切り弾き飛ばされた。
そして壁に当たって口からは餡子を吐いてる。
「おいおい、まさかこんな小さな赤ちゃんにも勝てないのか?」
「ゆぐぐぐぐぐ」
「まりさおねーしゃん、すっごくよわいね!」
まさかの赤れいむからも駄目出し。
さすがのまりさのこれに堪えたのか
「まりさはよわくない。まりさはよわくない。まりさはよわくない」
自己暗示のようにまりさは呟き始めた。
「赤れいむ、まりさに勝てたら美味しいものをやるぞ」
そう言うと、赤れいむはぴょんぴょんと跳ねてまりさに近づく。
「ゆっ! こっちにこないでね!」
「ゆっくちちてね!」
まりさは先ほどの一撃が効いているのか、自分よりも遥かに小さい赤れいむに怯えていた。
そして、赤れいむの体当たりが当たった瞬間まりさは吹き飛んだ。
「ゆべぇ!?」
このまりさは実際のところ赤れいむの攻撃で吹き飛んでいるわけではない。
虐待お兄さんがまりさと赤れいむがぶつかる瞬間に透明なガラスの棒でまりさを叩いているのだ。
人間でも変な場所にガラスがあると、それに気付けずガラスにぶつかることがある。それは思考の死角だ。
思考の死角を付かれると人間でも気付けない。何故なら思考の死角ゆえにそこに考えが及ばないからだ。
そしてこの思考の死角はゆっくりにも当て嵌まる。
目の前のゆっくりに集中してるまりさは透明なガラスの棒に気付けないのだ。


まりさは盛大に餡子を吐き出し、息も絶え絶えだ。
「まりさは本当に弱いなぁ」
「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ!」
虐待お兄さんは赤れいむを掴み、まりさの目の前まで持ってくると
手の力だけで赤れいむを強く握り始める。
「ゆ! やめてね、おにーしゃん、いちゃいよ!」
無視してどんどん握る力を強くしていき、赤れいむは潰れた饅頭になった。
「ゆっぐぢ・・・ぢだげ・・・が・・・よ!」
「こんな簡単に勝てる赤ちゃんにも負けるなんて、よくそれで野生で生きてこれたな」
まりさは簡単に殺された赤れいむを見つめる。
この赤れいむは、まりさよりも強かった。
でも、簡単に殺されてしまった。
「まりさはもしかしてよわい? ものすごくよわい?」
いい感じに壊れてきた。


これからはまりさを倒した赤ゆっくりが特別と思わないように
しばらくは赤ゆっくりと戦わせるが、その後はどうしようか。
最初は虐待お兄さん自身が戦い、まりさの弱さを理解させ
その後は同じ大きさのゆっくり、子ゆっくり、赤ゆっくりと戦わせてきたが
赤ゆっくりより弱い生物って何かいたっけ。
ああ、いつも捕食していた虫に逆に捕食させられるってのも悪くないか。


チーン


今後の虐待予定を考えていると呼び鈴がなった。
どうやら誰かが尋ねてきたようだ。
茫然自失のまりさを放置し、潰れた赤れいむはまりさの餌として床に置いた。
そして、地下室から出た瞬間に仮面を被る。


「こんにちは、いらっしゃいますか?」
「はい、なんでしょう?」
愛でお姉さんが来たようだ。大きな袋を手に提げている。
「ゆっくり達に御飯を食べさせてあげたいのですが、よろしいですか?」
「あー、そうですねぇ」
どうやら食事を与える許可を取りに来たようだ。
ゆっくりと遊びたい時は勝手にやってもらって構わないのだが
食事を与える場合に限り、私の許可を必要がいる。
建前上は人間の食事に慣れてしまい、野性の生活を忘れられては困るというものだが
本音は虐待お兄さんが食事を与えていると勘違いさせることにより、群れのゆっくり達に恩を売るためだ。


「昨日悪いゆっくりを捕まえたゆっくり達にでしたら良いですよ」
「ありがとうございます」
また食事を与えるゆっくり達に何もしないでも御飯が貰えると思わせないために
何かしら人間に役立つことをしてからでないと、人間の食事を与えることはしない。
普段は適当に、雑草抜きなどどうでもいいボランティアをさせてから与えるが
今回は久々にゆっくり達が悪いゆっくりを捕まえたので、それを理由に食事を与えることにした。


昨日来たゆっくり達の広場に出ると
「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」
「はいはい、ゆっくりゆっくり」
「ゆっくりするね」
大合唱の挨拶で歓迎された。愛でお姉さんは喜んでいるが、ほんとうざい。
だが、そんなことを顔に出すわけにもいかず、さっさと話を切り出し始める。
「昨日、みんなは悪いゆっくりを捕まえたからご褒美に御飯をあげるよ」
虐待お兄さんが宣言することにより、ゆっくり達に食事与えるのは虐待お兄さんと勘違いさせ
そして、愛でお姉さんに合図をする。
愛でお姉さんはいそいそと袋から御飯を取り出し、ゆっくり達に分け与えていく。
「おにーさん、おねーさん、ありがとう!」
「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」
「おねえさん、もっとちょうだい!」
「こらこら、みんなで分けなきゃダメでしょ」
虐待お兄さんは幸せなゆっくり達の光景を仮面を被り続けたまま眺めていたが
食事に見向きもせずに俯いてるゆっくりまりさを見つけた。
愛でお姉さんも気付いたようで、俯いてるゆっくりまりさに近づいていった。
「どうしたの?」
「ゆ! おねえさん、あのねあのね、れいむがね、いなくなっちゃったの!」
というなり、泣き出し始めた。
ああ、昨日捕まえたれいむと仲が良かったゆっくりか。
愛でお姉さんはまりさを抱き上げると、頭を撫でながら慰め始めた。
群れのゆっくりがいなくなって悲しむゆっくりがいても、愛護派の人達が慰めるのでゆっくりの心のケアも万全だ。
システムはよく回っている。


虐待お兄さんはここを楽園に作り変えた。
ゆっくり達に虐待するためのゆっくりを集めるための仕組みを作り
さらに虐待に必要になったときや純粋なゆっくりを虐めたくなったとき
悪いゆっくりが来なかったとき、群れのゆっくりが増えすぎたときなどは群れのゆっくりを拉致してくれば良い。
虐待お兄さんは立場上、群れのゆっくり達の保護者という扱いなので簡単だ。
群れのゆっくり達は、愛護派の援助はあるが基本的に野生のまま生活をするように躾けているので
群れのゆっくりの誰かがいなくなっても、それはどこで生きていても起こることと理解している。
なので、群れの規模はここに来た当初から増えても減ってもおらず、一定の規模を保っているが
群れのゆっくり達はそのことに対し誰も気にしない。
また畑番そのものはゆっくりに任せ、自分は呼ばれたときだけ行くだけで
ほとんど働いていないも同然だが、報酬はしっかりと入る。
ゆっくりへの報酬は愛護派からの施しで十分だろう。
自分が働くことなく、また面倒なことをするでもなく
ただ、ゆっくりを虐待して遊ぶ日々。
ああ、ほんとうになんて素晴らしい楽園なんだろう。


ゆっくり達はここを楽園だと勘違いしている。
危険な生物はほとんどおらず、れみりゃや野犬がたまに来たりもするが
お兄さんを呼べばすぐに退治したり捕まえたりして助けてくれる。
また怪我をしたり、困ったことがあった場合も助けてくれる。
昔住んでた場所に較べ餌場まで少し遠くなってしまったが
たまに人間からお菓子や生ゴミなど、美味しいものを貰えるので気にならない。
気が向いたときに雑草取りなどの人間の手伝いをするととても喜ばれ一緒にゆっくりしてくれる。
また越冬という習慣も残っているが、越冬で死んでいくゆっくりはいなくなった。
なぜならゆっくりが作った巣ではなく人間が作った小屋で冬を過ごせるからだ。
食事もどうしようもないときだけは助けてくれるので餓死するゆっくりもいない。
ただ、たまに悪いゆっくりが来るのが困りものだが、来ない日は気ままに心ゆくまでゆっくりできる。
ああ、ほんとうになんて素晴らしい楽園なんだろう。


本当に知らないということは幸せだ。



















終わり


fuku2270の楽園を加筆修正する予定でしたが思ったより長くなったので別にしました。
説明不足的な部分を追加+虐待です。

レスで人間とゆっくりの共存という話が出てきましたが
舞台を仕掛けたのは虐待お兄さんなのですから、そんなことはありえません。
虐待お兄さんではなく、愛でお兄さんだったら本当に楽園となったのかもしれませんね。


by 睡眠不足な人


今までに書いた作品
  • ドスまりさのお願い(前)
  • ドスまりさのお願い(後)
  • 楽園
  • 楽園2-裏側

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最終更新:2008年09月16日 00:22
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