そこまでハードな虐待では無い筈・・・
処女作ですので読みにくい点は多いかもしれませんが、少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。
『赤ちゃんれいむとすりすり』
「ゆっくり~♪ゆっくりしたこになってね~♪」
でっぷりした体を揺らしながら、笑顔で体を揺らすゆっくりれいむ。
最近俺の家の縁の下に住み着いたゆっくりである。
どうやら動物型のにんっしんっをしているらしく、のそのそとしか体動かせない様だ。
一緒に「すっきりー!」した相手は居らず、1匹だけ。
でっぷりの体ではろくにエサは取れないし、外敵からも身を守るのは難しい。
そのため外敵から身を守るのに縁の下は適した場所と判断したのだろう。
俺はこのゆっくりを追い出そうとも駆除しようともしない。
勝手に家のほうに上がってお得意の「おうち宣言」をする訳じゃないし、
「おかしをちょうだいね」やら「おやさいをよこしてね」等不快な台詞も吐かない。
それどころかにんっしんっ中の栄養を確保するべく、庭の雑草を食べてくれる。
ゆっくりれいむ自身は、ここが人間の住処という事は解っているらしいが
人間の恐ろしさを知っているのか俺と関わろうとはしなかった。
おなかの赤ちゃんを守る為でもあるのだろう。
たまに聞こえる声は鬱陶しいが、とりあえずは追い払うことはしなかった。
そんなれいむがのそのそと動き始め、独り言を言い始めた。
「あかちゃんのためにまたえいようをとるよ!」
「にがいくさでもがんばってたべるから、いいこにそだってね!」
そう言い終えるといつもの様に雑草を食べ始める。
ゆっくりは雑食とはいえ、雑草ばかりを食べるのは辛いらしいが
「むーしゃ・・・むーしゃ・・・」「う゛・・・あかちゃんのためなら・・・しあわせー・・・!」
などと言いながら涙目で賢明にほお張っている。
このゆっくりが来る前に比べると大分雑草は減った。ありがたい。
にんっしんっゆっくりが縁の下に住み着いて十日ほど経った時、その時はやってきた。
いつものように雑草を食べ終えて木陰で休むれいむに激痛が走る。
「ゆぅっ!!うまれるぅぅぅぅぅ!!」
めりめりと下腹部(?)から赤ちゃんが顔を覗かせる
「ゆうううううう!ゆ゛ぎぃぃぃぃぃぃぃいいいい!!」
「はやぐででぎでぇぇぇぇ!!ゆぐうううう!!!」
「ゆ゛っゆ゛っぶふー!!ゆ゛っゆ゛っぶふー!!」
「ゆ゛ぎゃがががあああああおおおおおおおおおおおおおおおおお・・・・・・・!!!」
メリ・・・メリメリ・・・ポーン!
勢い良く飛び出してきた赤ちゃんれいむ。その勢いのままぺしっと地面に落ちた。
「ゆ・・・ゆ・・・ゆっくちちていってね!」
産声にあたる誕生の挨拶をあげた。自然と顔がほころぶお母さんれいむ。
「ゆっくりしていってね!!!おかあさんだよ!!!」
これ以降痛みはこない。どうやら身篭ったのは1匹だけのようだった。
「おかーしゃん、ゆっくちちようね!」
「ゆぅぅぅ・・・かわいいあかちゃんだよぉぉ」
すりすりすりすり・・・
お母さんれいむが赤ちゃんにほお擦りをする。ゆっくりの間の愛情表現らしい。
ほお擦りされている赤ちゃんもきもちよさそうだ。
すりすりすりすり・・・
「ゆっ♪くちゅぐったいけどきもちいい♪おかーしゃんだいちゅき!」
そんな様子を見て俺はある事を思いついた。
早速準備に取り掛かる。
俺はお母さん用の桃一つと、赤ちゃん用の切り分けた桃を用意して2匹に近づいた。
人間の近づく音に気づいたお母さんれいむは、とっさに赤ちゃんを体の後ろに隠し身構えた。
「ゆっ?にんげんがなんのよう?れいむはわるいことしてないよ?だからゆっくりはなれてね!」
「いや、今君が赤ちゃんを産んだのを見かけてね。おめでとう!」
「ゆ!ありがとう!とってもゆっくりしたいいこだよ!でもこわいにんげんにはみせてあげないよ!!」
「そう言うなよ。君は赤ちゃんを産むためにここらの草を沢山食べてくれただろう?
あの草は人間にとってゆっくり出来ないものなんだ。それを沢山食べてくれたから嬉しくてね。
だからそのお礼とお祝いをかねて桃を持ってきたんだよ」
そう言いつつ用意した桃を目の前に置いた。
その匂いに釣られてふらふらとお母さんの後ろから赤ちゃんが現れる。
「ゆっ?いいにおいがしゅるよ!ももってなぁに?ゆっくちできる?!」
「ゆ!あかちゃんでてきちゃだめだよ!!にんげんはゆっくりできないよ!!」
「でもおなかしゅいたよ!!あれたべたいよ!!」
ゆーんゆーん、と泣き出してしまった赤ちゃんれいむ。お母さんは困っている。
「人間が怖いなら、お兄さんはもう行くよ。桃は置いて行くからゆっくり食べて行ってね!」
俺はそういってその場を後にし、家に入った。家の中から様子を伺う。
「ゆ!にんげんがいったよ!!あかちゃん、このももをたべようね!!」
「たべていいの?おかーしゃん」
「“おいわい”で“おれい”っていってたよ!あのにんげんはおかあさんのためにこれをくれたんだよ!
だからきっとたべてだいじょうぶだよ!!」
「ゆゆっ!おかあしゃんしゅごーい!!」
そうして、お母さんは桃にかじりつき、赤ちゃんは食べやすい切り分けた桃にしゃぶりついた。
「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー☆☆☆」
「むーちゃ、むーちゃ、ちあわしぇー☆」
お母さんれいむは最近雑草ばかり食べていた。久々のまともな食事、それも甘い桃。自然と涙を流していた。
赤ちゃんれいむは生まれて初めて食べたたべもの。“もも”の美味しさに感動した。
「おかーしゃん!もっとたべたい!にんげんのところにいこうよ!」
「だめだよ!!にんげんはこわいんだよ!!さっきはおかあさんのおかげでおいしいものがもらえたけど
ふだんはそうはいかないよ!!」
「ゆぅ・・・“もも”おいちかったなぁ・・・」
食べ終えて3分もすると二匹は寝息を立てていた。
あの桃にはゆっくり睡眠薬を仕込んでおいたのだ。
お母さんの方には強力な、ゆっくり去勢手術で使うようなもので、ちょっとやそっとじゃ目を覚まさない。
赤ちゃんの方には軽いもので、睡眠を導入する程度のものである。
ゆぅゆぅと寝息を立てる2匹に近づき、母親の方を持ち上げると、家のほうに持ってきた。
「さてと…始めますか!」
おれはまずゆっくりの両頬を餡子が見えない程度にそぎ落とした。
そこにガラス片や釘、とがった石などをはりつける。
その頬を水で溶いた小麦粉で覆い、形を元通りにして完成。そこで睡眠薬の拮抗剤を打っておいた。
小麦粉が乾いて定着するまでまだ少しかかるが、この薬は強力、まだしばらく起きないだろう。
30分程の作業を終えて外を見ると、もう赤ちゃんれいむは目を覚ましていた。
涙目できょろきょろとあたりを見回している。あ、大泣きし始めた。
俺は驚かさないように近づき、そっと声をかけた。
「どうしたんだい?大きな声で泣いて」
「ゆわぁぁぁぁぁん!!おかーしゃんがいにゃくなっちゃったぁぁぁぁ!!ゆえぇぇん!!」
甲高い声で泣き声をあげる赤ちゃんれいむ。野生だったら死んでるぞ。
「きみのお母さんはお兄さんの家でゆっくりしてるよ。だから君もおいで」
「ゆえええ…。ゆっ?おかーしゃん、いるの!?ちゅれってってぇぇぇ。ゆえぇぇん!」
随分と泣き虫なゆっくりだな・・・。そんなことを考えながら掌に乗せ、家の方へ向かう。
程なくして寝息を立てるお母さんが目に入ったようだ。お母さんはまだ目を覚ましていない。
「ゆぅ!おかーしゃん、いたぁ!ゆえぇぇぇぇん!!よかっちゃよう!!ゆぇぇぇぇぇん!!」
また泣くし。そんな赤ちゃんれいむをあやしつつ、桃を食べさせてあげた。
さっきの桃がよほど気に入っていたのかゆっくりらしからぬ反応で桃にしゃぶりついてきた。
ちあわせー☆、と声を上げる頃にはすっかり泣き止んでくれたようだ。
桃を食べさせてくれた事と、母親のところに連れてきた事で、あかちゃんはすっかり俺に懐いた様だ。
「もものおじちゃん!ありがちょう!ゆっくちできるよ☆」
「落ち着いたみたいだね、お母さんにも会えたし、よかったね!」
「うん!!もものおじちゃん!!おかーしゃんはにんげんはこわいっていってたけど、ゆっくりできるんだね!!」
笑顔で足元に寄ってきてこちらを見上げている。
そんな赤ちゃんを持ち上げて、俺の顔に近づける。
すりすりすりすり・・・すりすりすりすり・・・
「ゆ♪もものおじちゃんのすりすりきもちいい♪」
すりすりすりすり・・・すりすりすりすり・・・
きゃっきゃと声をあげて喜ぶ赤ちゃんれいむ。
俺が赤ちゃんれいむと戯れていると、お母さんれいむが目を覚ましてきた。
俺を見るや否や、赤ちゃんにほお擦りをしている様子を見て思わず声を荒げるお母さん。
「あかちゃんからはなれてね!!きやすくすりすりしないでね!!!」
そんなお母さんの声に気づいたのか、赤ちゃんは下を見てぱぁっと笑顔を見せる。
「おかーしゃん!このおじちゃんはいいにんげんだよ!ゆっくちできるよ!すりすりきもちいよ!」
「だめだよ!にんげんはあぶないんだよ!」
「ほらせっかくお母さんが起きたんだからお母さんのところへ行ってあげなさい。」
そういって赤ちゃんれいむを下ろしてあげると、ゆっくりなりの急ぎ方でお母さんが近づく。
人間と楽しそうにしているのがよほど気に入らなかったのか、その場で赤ちゃんにほお擦りを始めた。
すりすりすりすり・・・ずりッ!
「ゆきゃぁぁぁぁぁ!やめちぇぇぇぇぇ!!おかーしゃんすりすりしにゃいでぇぇぇぇ!!」
そんな悲鳴を上げる赤ちゃん。
お母さんは何が起こってるのかわからず、困惑している。
すりすりずりッ!すりずりッ!ずりッ!
「どうしてそんなこというの!?おかあさんのすりすりはにんげんのよりきもちいいんだよ!!」
「やべちぇぇぇぇぇ!!あんごがもれぢゃうぅぅぅ!!」
その悲鳴にハッとしてとっさに赤ちゃんを見る。
そこには頬が削れて涙を流して痛みにもがく赤ちゃんの姿があった。餡子もすこし漏れている。
「どうしてぇぇぇ?!なんであかちゃんがきずついてるのぉぉぉ!?」
「もものおじちゃんたしゅけてぇぇぇぇ!ゆえぇぇぇぇん!!」
何が起こったのか解らず悲鳴のような叫び声を上げるお母さんれいむ。
赤ちゃんれいむは泣きながらこちらに寄ってきた。おれは餡子が漏れないように拾ってやる。
さっきのお母さんにつかった小麦粉の余りを塗って、無傷の側の頬へすりすりしてやった。
すりすりすりすり・・・
「やべろぉぉぉ!!あがぢゃんにずりずりずるなぁぁぁぁ!!おがあざんがずりずりずるんだぁぁぁ!!」
「ゆ!おかーしゃんのすりすりはやだよ!!ごりごりでとげとげでいたいよ!!
れいみゅをきずつけるようなおかーしゃんなんてきらい!!ゆぇぇぇぇん!!」
「どぼじでぞんなごどいうのお゛お゛お゛お゛!!」
苦い雑草で何とか栄養をつけて、苦労して生んだわが子に罵声を浴びせられる。
お母さんれいむは精神的にかなりのショックを受けたようだ。さっきからしゃがれた声で叫んでいる。
「ゆ゛っ!?ぞうだ!!ぎっどにんげんのぜいでおがあざんがずりずりじであがぢゃんがきずづいだんだ!!
やっばりにんげんはゆっぐりでぎないね!!ばがなにんげんはどっどどあがぢゃんをはなじでゆっぐりじねぇ!!」
とっさに人間に責任転嫁するお母さんれいむ。いや大正解ですけど。
でも何も知らない赤ちゃんが止めの一言を放った。
「もものおじちゃんはゆっくちさせてくれるよ!!“もも”をくれりゅよ!!すりすりもきもちいよ!!
おかーしゃんはもものおじちゃんに“しっと”ちてるんだよ!!
だからにんげんがこわいなんていううそもついてただね!!
ゆっくりできないごつごついがいがのおかーしゃんなんていらにゃいっ!!ちねっ!!」
その一言に相当ショックを受けたのか白目をむきゆっゆっ、と痙攣しだした。
俺は小刻みに震えるお母さんれいむを掴み上げ、家の外の木に叩きつけるように投げた。
ぐしゃっと音がし。たぶん即死だろう。
「もものおじちゃん!こわかったよう!たしゅけてくれてありがちょう!」
そんな言葉を聞いて俺はまた赤ちゃんれいむを顔に近づけた。
すりすりすりすり・・・
「ゆっ!やっぱりすりすりきもちいよ♪」
すりすりすりすり・・・
「これからはもものおじちゃんとゆっくちするよ!」
すりすりすりすり・・・
「もものおじちゃん、だいちゅき♪」
すりすりすりすり・・・がぶり
「ゆ゛っ!?」
最終更新:2008年09月14日 20:29