ゆっくりれみりゃ系いじめ27 ゆっくりれみりゃの調教(基盤)

fuku954とか読むとちっとは分かりやすいかもしれません
※話自体はほとんどつながってないので読まなくても全く問題はありません
※俺設定を使っています
※「ここは○○な設定だろう!」な箇所は加齢にスルーの方向でお願いします








ゆっくりれみりゃの調教(基盤編)



ゆっくりれみりゃは楽しんでいた。
とある森の岩の間に住んでいるゆっくりの家族を見つけたばかりなのだ。

入り口に立ちふさがる親らしいゆっくりまりさ。
さっきからそのまりさを痛めつけているのだが、なかなか離れようとしない。
普通のゆっくりまりさが仲間を放ってすぐ逃げることも知っているれみりゃは、そこにも興味を抱いていた。
「う~♪ はやくどかないと、た~べちゃうぞ~♪」

好き勝手言いながら、膨らんで威嚇&入り口の封鎖をしているまりさを引っ掻く。
「ゆ゛うううぅぅぅ・・・」
「まりさ!もういいからにげて!ここはわたしがまもるわ!」
つがいらしいゆっくりありすが巣の中から叫んでいるが、
「ゆ゛・・・もうまちがえないんだぜ・・・ありすとこどもは・・・ぜったいにまもるんだぜ・・・」

満身創痍で息も絶え絶え、もう少しで止めをさせそうなまりさが何か言っている。
でもおなかが空いてきた。
「う~・・・うっう~♪」

もういいからこのゆっくりまりさから食べちゃおう。
そう思ってゆっくりまりさの傷口に手をかけて引き裂こうとした瞬間、

「見つけた」

どぶしゅっ!!

水っぽい音が響き、体に衝撃が走る。
ふと下を見ると、自分のおなかから何かが生えているのが・・・

「うっぎゃーーーーーー!!いだいいいいぃぃぃ!!」
後からやってきた激痛に身悶えようとするも、後ろの何かに固定されていて体をねじる事すらできない。

「い゛だい゛い゛いいぃぃ!!ざぐや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁあ!!」
「ゆぅ・・・うるさい」
後ろから声が聞こえたと思ったら、おなかを貫通しているものがさらに前へと押し出されてきた。
メシ・・・グシュゥッ!
「う゛ああぁ、じゃぐ・・・あ゛う゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ!!」
そこで、自分のおなかに刺さっているものが人間の腕のような形をしていることに気付くゆっくりれみりゃ。
人間のものより一回り小さい腕が二の腕まで突き出すと、その肘が曲がってゆっくりれみりゃの首を掴む。

「う゛あ゛あ゛あ゛ぁ・・・あぐっ!? う゛ーー!ぐーー!ん゛ーー!」
腹部を貫かれ、さらに首を締め上げられて叫ぶことすらできないゆっくりれみりゃ。

「ゆぅ・・・ゆ・・・ふ・・・ふら・・・ん・・・」
入り口を死守していたまりさがこちらを見て震えている。
しかし、そのボロボロの体で精一杯膨らみ、中へ通すまいと入り口を完全にガードし続けている。
一方、れみりゃを貫いている存在はそちらに全く反応せず、そのままどこへともなくわさわさと飛び立っていった。






ここはとある山の山腹に位置するゆっくりの研究所。
ここの主である俺は、今やるべき実験もないのでのんびりと研究中のゆっくりの部屋を巡回していた。
と、

「ふぅ・・・ただいま」
疲労気味の助手の声が庭から聞こえてきた。
最近いろいろと任せっぱなしにしてしまっていたから疲れているのだろうか。
特に、最近体つきのゆっくりれみりゃを捕ってきて欲しいと命令し、1日中探し回らせているのだ。
庭に出て助手を迎えようとし、

「おかえ・・・・・・なんだそれ?」
「ゆ? れみりゃ。」
「これがゆっくりレミリアなのは分かるが・・・何で腹ぶち抜いて喉掴んでんだ?」
「ん・・・持つのめんどくさかったし、うるさかった。」
「・・そうか・・・」
たぶん疲れるだけだろうから、いろいろ突っ込むのはやめておく。
しかし・・・
「意識が無いようだが、大丈夫か?まさか死んで・・・」
「ん~・・・ん?」
ゆっくりれみりゃの喉から手を離し、胴体から腕を(苦労して)引き抜く。
そのまま地面に落ちたれみりゃは、

「ぶっ・・・ぅあ・・・う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁあ!!」
「心配は要らなかったな・・・よし、第三実験室へ運ぶぞ」
「ん~」
助手と共に暴れるれみりゃを開いている実験室まで運んでいった。





ゆっくり研究所地上第三実験室

とりあえずゆっくりれみりゃを椅子に縛り付け、助手に指示を出す。

「実験用第二鞄と・・・薬品棚からB3とC6を持ってきてくれ。」
「ん。」
「ついでにゆかりんと・・・新入りのまりさも呼んできてくれ」
「うん。」


「さて・・・」
「う~、ここどご~!? れみりゃおうちがえる~!」
さすがは不死型、すでに元気を取り戻している。
「う~♪ はやくはなさないとしゃくやにきてもらうど~♪」
「・・・ん?」
「れみりゃはえらいんだど~♪ わかったらはやくはなすんだど~♪」

このれみりゃにとって、"さくや"とはいったい何を指す言葉なのだろうか・・・
親? 兄弟? いや、それなら別の呼び方をしている。
友人? それなら普通に名前で呼び合っている。
さて何だろう・・・

などと考えているうちに、もう助手が帰ってきた。
「ふぅ・・・はい」
「へぇ、これがフランちゃんの捕って来たれみりゃ?」
「成体ですね。かなり理想に近いのでは?」
「まあな。欲を言えば、お前のような突然変異種だったらパーフェクトだったんだが」

ゆっくりゆかりんはこの研究所で生まれたときから知能強化実験をしていた個体だ。
元の知能が高い種なため、他のゆっくりの追随を許さない知能を誇っている。

ゆっくりまりさは、ゆかりんがこの研究所に連れてきた元野性。
生まれたときからゆっくりにあるまじき知性を持っていた、おそらく突然変異種だ。
帽子にバッジがついているため、他との区別がつきやすい。

やはりゆっくり研究所たるもの、助手達もゆっくりで統一するべきだろう。
いや、決して設備に金を注ぎ込みすぎて助手を雇う金が無くなったからではなく。

そんなどうでもいいことはともかく。
俺はすぐさま最初の実験に取り掛かった。


「おうぢがえる~! しゃくや~! しゃくやどご~!?」

「B3を取ってくれ」
薬を注射器に入れ、れみりゃの頭部、胸の辺り、下腹の辺りに分けて打っていく。
「うあ~! いだい~! ざぐや~!」

これはゆっくりの中の油を分解し、ゆっくりの中身をさらに柔らかくするための薬だ。
こうすることで、何かを吸収した時、中身の密度が上がりやすくなる。

「よし、次。」
金属の、太めの筒状のものに、平べったいもの。
それらをれみりゃの両腕両足と羽に装着する。

「う~、こんなのいらない! ぽいっするの~! ぽ~い♪」
「そういうわけにも行かん」
言いながらそれらの器具のボタンを押す。

ガシュッ!
「う゛!? う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁあ゛!!」
器具の両端にある棘が、手足+羽の奥深くまで刺し込まれたのだ。
「いだいいいいぃいいいい!!う゛あ゛~~!!う゛あ゛あ゛あああぁぁ!!」

そして、その器具についている小さなハンドルを回していく。
「う゛っ・・・う!? うっぎゃーーーーー!! ざぐや~!!ざぐやああああああぁあ!!」
器具が少しずつ伸びていき、棘に刺されたままの手足+羽はそれにつられて伸び、負荷に耐えられなくなった部分から裂け始めている。。
「う゛~~~!!う゛あ゛~~~~~!!」
もう意味のある言葉を発しなくなってきた。
が、それには構わずハンドルを回す。



羽がところどころ千切れかけ、手足の皮がまんべんなく裂けて中身がこぼれ落ち始めたところで回すのをやめる。
「う゛・・・うぁ・・・」
「よし、次」
「う゛!? う゛あ゛ーー!! ざぐやあああぁああ!!」
軟化剤が効いているうちに食事を取らせ、できるだけ中身の密度を上げる。

壁からホースを1本取り出し、ゆっくりれみりゃの口に装着する。
具体的には、喉の奥までホースを突っ込み、ホースについているベルトで頭に固定する。
そして、"料理"を流し込む。
中身は、主にゆっくりの死骸や、市場でもらった余り野菜や余り肉などを混ぜ、液状にしたもの。
「む゛~~!?ん゛む゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅぅぅう゛!!」
吐き出そうとしているが、喉の奥まで入っている上にベルトできつく閉められているので全くの無駄だ。
「う゛ぶっ・・・ぐぶっ・・・ごぶぅ・・・」
両目から涙を滝のように流しながら、"食事"を続けていく。


「・・・っと」
れみりゃの胴体が限界まで膨らみ、薄皮が裂け始めたところでポンプを止める。
ホースを口から引き抜き、食べたものを吐き出さないように猿轡をかませる。
「むぅ!うぅ゛ーーーっ!!」
「よし、今日はこの辺が限界だな。明日には矯正器具も取れるから、調教はそれからだ。」
C6をれみりゃの肩の辺りに打ち、そのまま実験室を出る。
すぐに明日のための準備に取り掛からなければ・・・





翌日

部屋に入ると、れみりゃの姿が随分と変わっていた。

器具に引っ張られて千切れかけていた手足はその延長された状態のまま再生されている。
つまり短腕短足だったのが、ちょうどバランスのいい長さになったわけだ。

羽も同じだ。
こちらはかなり伸ばしたため、元より一回りほど広がり厚みもついている。

まず両手足+羽の器具を外す。
「む゛ぅ、むぐーーーー!!」

れみりゃの猿轡をはずし、今日の調教のための装置をセットする。
「ざぐや~~!!まだこぁいひどがきたー!! ざぐや~~!!」
椅子に縛り付けている縄は解かずに、大きめの声を出す。
「はい、こっちに注目!」
「う゛~?」

今日持ってきたのは、まぁ装置とも呼べないような普通のカートとプリン。
「今からお前の滑舌訓練を行う。」
「う~! ぷっでぃ~ん!」
早くもプリンに気付いたか・・・
「そう、プリンだ。 これから言う単語をお前がはっきりと言えたら食べられる。」
「う・・・う~?」

プリンをカートに乗せ、れみりゃに向き直る。
「ここにプリンが3個ある。」
「う~♪ はやくぷっでぃ~んたべさせて~♪」
「正解するとプリンが近づき、間違うと遠ざかる。 壁まで来ると一つ減るからちゃんと言うこと。」
「う~! ぷっでぃ~ん!! はやくたべさせないと、た~べちゃうぞ~!」
聞いちゃいない・・・が、この手順も後々重要になってくるから飛ばす訳にもいかない。

「まず"さくや"だ。お前がよく口にしている"さくや"を言ってみろ」
「う~? しゃくや~♪」
「駄目だ。 全然違う」
カートを一歩分れみりゃから離す。
「う゛~!? ぷっでぃ~ん!!」
「"さくや"とはっきり言うんだ。 言えないといつまでも食べられんぞ。」
「う゛~!ざぐやあああぁぁ!!」
「間違いだな。」
もう一歩分離す。
「後一歩でプリンが一つ無くなるぞ。 "さ・く・や"だ」
「う゛~・・・さ・・くや~!」
「・・・よし」
危なっかしいが、まあ合格点だ。
カートを一歩分進める。

「次は"プリン"だ。」
「う~♪ ぷっでぃ~ん♪」
カートを下げる。
「"プ・リ・ン"だ。はっきり発音しろ」
「う~!ぷっでぃ~ん!」
カートを下げる。
「壁まで来たからプリンが1個減ったぞ。」
プリンを1つ取り上げ、ドアの向こうに放る。
「う~!!れみりゃのぷっでぃ~んが~!!」
涙ぐみながら喚いているれみりゃに、

バチン!
「うっぎゃーーーーー!!」
「よく聞け! プリンと言えるまでお前は絶対にプリンを食べられん! "プ・リ・ン"だ!」
「う゛あ゛~~~!! ざぐやあああぁあ!!ざぐやああああぁあぁ!!」
プリンをもう1つドアの向こうへ放る。
「あ゛ーーーー!! れみりゃのぷっでぃ~ん!!」
「また間違えたな。 "プリン"だ。」
「う゛~! れみりゃはえらいんだどぅ~! ぷでぃんもってこないとさぐやにいいつけてやる~!!」
「ふぅ・・・」
続行不可能か・・・まぁ、予測の範囲内ではあるが。

「朝のプリンは無しだな。・・・ゆかりん!まりさ!」
「は~い」
「はい」
「話し方のコツを教えていてくれ。理解したかどうかは確認しなくていい。」
「確認無しでいいの?」
「ああ。ぐずり始めたらただ喋っているだけでもいい。ただ、発音ははっきりとな。」
「分かりました」
「あ゛~!! ぷっでぃ~ん!! ぷっでぃ~んがぁーーー!!」
「やかましぃわぁっ!!」

まだ喚いているれみりゃと、そのれみりゃを怒鳴りつけているまりさ、ぺらぺら喋りまくっているゆかりんを確認してから、俺は実験室を後にした。





夕方

「どうだ? 調子は」
「あ、博士。 はい、とても順調です。」
「ほぅ。 おい、れみりゃ。」
「は・・・はい・・・ご、ごめんなじゃい・・・ひっく・・・ごめんな、じゃいいぃ・・・」
「・・・ちょっと待て」
俺は滑舌の訓練を頼んだだけだ。
それが・・・一体なんだこれは?

「こちらの言うことを聞かず終始喚きっぱなしだったので、少し自分の立場を理解させました」
「やり方は聞かんことにするが・・・俺が命令したのは言葉だけだ。 やりすぎて命令を実行するだけの人形になったらどうするんだ?」
「そちらの方がやりやすいのでは?」
「駄目だ。あくまで自分で判断することができるものを作るのが目的だ。そんな人形ならいくらでも量産できる」
「・・・申し訳ありませんでした」
「まぁ・・・今なら修正はきくだろう。 おい、れみりゃ」
「はい・・・ごちゅ・・・ごしゅじんしゃ・・・さま」
 ・・・おい
「まりさ・・・?」
「それは私ではありません」
「じゃあ・・・ ッおいフラン! そいつをとっ捕まえろ!」
「ん・・・ゆ!?」
助手の手をするりと避わすと、ゆかりんは少しだけ開いていたドアの隙間からにゅるりと逃げていった。

「後で説教だな・・・」
「まともに聞くとも思えませんが」
「そん時は愛の無い鞭だ!」
これ以上の失態をれみりゃに見せるわけにもいかないので、すぐに滑舌のテストに取り掛かる。

「れみりゃ。 朝の続きだ。"プリン"と言ってみろ。」
「う~・・・ぷでぃん」
「駄目だ。"プリン"」
「ぷでぃ・・・ぷり、ん」
「よし。 次は"レミリア"だ」
「う~、れみ、りゃ」
「駄目だ」
「う・・・れみ、り、あ!」
「よし」
危なっかしいが、その後いくつか出した単語も全て発音できた。
1日目でこれならかなりいいペースだ。

れみりゃの縄を外し、特大プリンをやる。
「うっう~♪ うまうま♪」
手づかみでぐちゃぐちゃ食べるれみりゃを嫌悪感丸出しの目で見るまりさ。
「食事方法はいいのですか?」
「いっぺんに詰め込んでも覚わらん。 それに、こちらの言うことを達成したらごほうびが出ることを理解させないといかんしな。」

器具をまとめて部屋から出る。
「じゃあれみりゃ。また明日」
「う? う~♪」
自分も出ようとよたよた歩いてくるが、構わずドアを閉める。
「う!? う゛ー! れみりゃもでる~!!」
実験室の明かりを落とし、室内カメラをオンにする。
「う~! だじで~!! うー!!」
ドアをべしべし叩いているが、何の効果も無い。
「う~! だじで~!! ざぐや~~!!」

結局その後もドアを叩き続け、深夜零時の少し前にドアの前で丸くなり、泣きながら眠り込んだ。





次の日、れみりゃのいる実験室にあえて助手を一人で行かせる。

「う゛あ゛~~!! う゛っう゛っう゛っ・・・」
入ったとたん助手に抱きつき、泣き始めるれみりゃ。
助手の方はものすごい迷惑顔だが、ここは我慢してもらうしかない。
ここで助手のインカムに指示を出し、優しく抱きしめて頭を撫でさせる。
助手に対するれみりゃの信頼度を上げさせるためだ。

「よし、そのまま食堂まで連れて来い」
指示を出し、セッティングの完了している食堂へと向かう。


程なくして助手とれみりゃが食堂に入ってきた。
「うっう~♪」
「ふううぅ・・・」
助手の服をしっかりと掴み、上機嫌なれみりゃ。
対する助手は・・・いかん、そろそろ不機嫌MAXだ。

さっとれみりゃを助手から離し、食事を置いた席に座らせる。
量は、人間の1人前より一回り少ない程度だ。
食事にはB3が注入済みである。
「さてれみりゃ。 今日は食事のマナーと常識についての訓練を行う。」
「う~?」
「ここに並んでいるものを全て食べられたら、デザートの特大プリンをやろう」
「う~♪ ぷっでぃ・・・ぷり~ん♪」
「そうだ。 そのために、目の前の皿に乗っているものを食べてみろ」

今回の実験では、いわゆるテーブルマナーは特に力を入れなくてもいいので、食べればよしとする。
が、しかしと言うか案の定と言うか
「う~♪ これはまずいからぽいっするの~♪ ぽ・・・」

ドスッ!

「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ!! いじゃい゛い゛い゛い゛い゛ぃぃ!! 」
サラダの野菜を投げ捨てようとした手をフォークでテーブルに固定する。
「いいか? ここにあるものを全て食べ終えるまで席を立つことはできん」
フォークはすぐに抜き取り、れみりゃが握っていた野菜を皿に戻す。
「それに、これを食べなければプリンも無しだ。明日まで何も食べられないぞ」
「う゛!?」

中身の密度が増え、体が大きくなるとおきる特徴的な変化の一つ。
それが想像力の発生である。

このれみりゃは半日ちょいの断食を経験している。
それが丸1日の断食だ。
どんな感じかはっきりとは分からなくても、なんとなくの想像ができるのだろう。
「う~・・・う~!」

少し弱いか・・・?
ならば、
「・・・わかった。では最初のようにホースを突っ込んで無理やり食べさせよう」
「う゛!?・・・うー・・・だべまずううぅ!」
泣きながら少しずつ口に入れていく。
まぁ、すぐそばで俺がフォークを構えてることも理由の1つなのだろうが。

「そうだ。そこにあるものは全部"食べられるもの"だ。食べる時ではなくても"捨ててはいけないもの"だ。」
「うぎゅ・・・ひっく・・・まじゅいいぃ・・・」
「"捨ててはいけない"ことだけは絶対に覚えておけ。」
「うっ・・・うっ・・・うっ・・・」

意外だと思うかもしれないが、野生のゆっくりれみりゃは基本雑食だ。
普通はゆっくりや果物など甘いものを食べているが、それらがどうしても無かったときは草や虫なども食べる。
なので、
「う゛~・・・だべおわりまじだ・・・」
「よし。それではご褒美だ」

助手にプリンを持ってこさせる。
「う~!さくや~!」
助手に向かって駆け寄っていくれみりゃ。
助手の方は引き腰でれみりゃをにらみつけているが、全くお構い無しでまとわりつく。
「う~♪ さくや~♪」
「・・・フラン」
「う~? さくや~?」
「さくやじゃなくてフラン」
「う~、ふら、ん~」
「フラン」
「ふらん~♪」

テーブルに置かれたプリンを早速食べ始めるれみりゃ。
と、
「う~、ふらん~」
まだ食べかけのプリンの皿をフランの方へと押し出すれみりゃ。
今の食事で少し腹が膨れていることもあるのかもしれないが・・・

これはいい。
とてもいいペースだ。

テーブルに放り出してあったフォークで少しずつプリンを掬う助手と手づかみで食べていくれみりゃ。
そちらを横目で見ながら、俺は実験を次の段階へと進めることを決意した。





                                                続く

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最終更新:2022年01月31日 01:36
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