ゆっくりれみりゃ系いじめ25 ゆっくりれみりゃの日常

「う~~♪ た~べちゃ~うぞ~♪」
 空の低い森の中を、ボヨンボヨンと飛んでいるのはゆっくりれみりゃ。
 俊敏でなければならないはずの捕食種なのだが、この四肢の有るれみりゃは違う。
 太っているわけでは無いが、丸々とした体型に低い運動能力、そしてゆっくり随一の低い知能。
「う~~!! まで~~~~♪」
 しかも、狩りも、遊びの一環としてしか考えていないのだろう。
 その顔に、真剣の文字はなくヘラヘラと笑いながら獲物を追いかけている。
「はぁはぁ!! ゆっくりにげるよ!!」
「ゆっくり~~~!!」
 逃げていたのは、ゆっくり霊夢親子だった。
 お散歩中に襲われ、必死でにげている最中。
 そして、親子は上手くれみりゃを誘導し、その差を少しずつ広げていく。
「う~~まつんだどぉ~~♪」
「まじゃ~~~♪」
 この日、このれみりゃは二匹で狩りに出かけていた。
 お母さんれみりゃと子供れみりゃ。
 二匹とも四肢をだらんと下げ、大きな目で獲物を捕らえて追いかけてくる。
「うつう~~~♪ れみりゃはかりのてんさいだど~~~~♪」
「う~~♪ まぁまぁすごいどぉ~~♪」
 差が広がっている事に気付かないようで、お互いの顔を見つめあいながら森の中を飛んでいく。
「う~~♪ ぶじゃ!!!」
 当然れみりゃにそんな器用な事ができる筈もなく、お母さんれみりゃは木の枝に正面衝突。
「うあああーーー!!! れみりゃのびゅーてふーーーーなぼでーーーがーーー!!!」
 地面に落ちたれみりゃは自身の首から下が目の前に落ちているのを認め、大声で泣き散らす。
「う~~~? う~~♪」
 そこにやってくる赤ちゃんれみりゃ。
「う~~~♪ まぁまぁはがりのてんさいだどぉ~~~♪」
 おかあさんれみりゃの体と頭を交互に眺め、一言話し、満面の笑みでその体にむしゃぶりつく赤ちゃんれみりゃ。
「あああーーー!! それはまぁまぁのからだだどぉーー!! たべものじゃないどぉーー!!!」
「うまうま♪」
「ちがうどーー!! れみりゃのがらだだべないでーーーー!!!!!」
 赤ちゃんれみりゃは、母親の必死の叫びに耳も貸さず、自分の体よりも遥かに大きな獲物を進める。
「おいし~~どぉ~~~♪」
「うーー!! ざぐやーーー!! ざぐやーー!! だずけでーーー!!!」
「う~~~♪ ぶさいくなにくまんだどぉ~~~♪」
「う?」
 今だ首だけのれみりゃが、自分を見ている赤ちゃんれみりゃに気付いた。
 その顔は、何か宝物を発見したような、そんな顔だった。
「う~~~♪ あがじゃ~~~ん!! まぁまぁをだすげてねぇ~~~♪」
「う~~♪ おいしそ~だどぉ~~~♪」
「う? うああーーー!!! あああーーーー!!!」
 衝撃で帽子が吹き飛び、おまけに体もない。
 れみりゃの赤ちゃんにその状態が自分の母親であるとは到底思えなかった。
「う~~~♪ ぶしゃいくなまんじゅ~~もおいし~~ど~~~♪」
「まぁまぁはぶさいくじゃないどーーー!!!! いたいどぉーーー!!! だずけでーーー!!!!」
 母親を食い終えた赤ちゃんれみりゃは、見えぬ母親を探し、水面に映った自分の姿を母親だと思い込み湖に散った。

 ――

「ゆゆ!! みんな!! もうだいじょうぶだよ!!」
「よかったねおかーさん!!」
「ゆっくりできりゅね!!」
「そうだね!! ゆゆ!! ここにおみずがいっぱいあるよ!!」
「ほんとだ!!」
「すごいね!!」
「これはながれていないから、にんげんがくんだんだよ!!」
「だったらあまいね!!」
「おれんじぎゅーすだね!!」
「れいむたちがみつけたから、みんなれーむたちのものだね!!!」
「「「「ゆっくりいたあだきまーーす♪」」」」
 そうして霊夢一家も湖に消えた。



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最終更新:2022年01月31日 01:33
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