ゆっくり加工場系13 ゆっくり商品開発

ゆっくり加工所では、日夜ゆっくり商品の開発に勤しんでいる。
今日は、加工所で新たに考案された新商品候補を見ていこう。


No,1 インスタントゆっくり汁

最初に紹介するこの商品は、インスタントゆっくり汁です。
素材は厳選されたちびゆっくりで、蓋をした丼の中へ入れてあるんです。
当然鮮度を落とさないように生きたものですよ。
蓋には小さな穴が開いていて、窒息することなく生かしておけるという仕組み。
そしてこの小さな穴はとても重要なものなんです!

食べ方としては、熱く煮えたぎった熱湯を用意し、その穴へと注ぎ込む。
ゆっくりの悲鳴をBGMに優雅に5分ほど待つ。
何も発しなくなったら蓋を外すとあら不思議。
おいしそうなお汁粉の出来上がりというわけである。


「どうでしょう? この商品は」

開発者が、モニターの人々に感想を求めた。

「いちいち丼を買わなきゃダメなのが、ねぇ?」
「融けきらなかったらどうするの?」
「値段設定はどうなってる?」

モニターとして呼ばれた人々は辛口な意見を述べていく。
それを開発者がメモしながらまとめていく。
いくつかの問題はあるが、なかなか良い点をもらえたようだ。



No.2 袋詰めゆっくり

次に紹介する商品は、この袋詰めゆっくりです。
これも厳選されたちびゆっくりを一匹ずつ丁寧に袋詰めし、セットで販売する予定です。
留め金の部分が少々特殊でして、いくつか取り外しが出来るんです。
これによって持ち運びの煩雑さを軽減しようという狙いがあります。

当然生きていますから、店頭やお買い上げ時には煩いかもしれません。
しかし、一匹目を食べたとき、残ったゆっくりの絶望の表情によってそれも気にならなくなるでしょう!
そして食べるごとに餡子が甘くなるのです。
勿論、そのままの甘さが良いという場合は一匹ずつ隠しながら食べればOK!


「これはどうでしょう?」

先ほどとは別の開発者が、意見を求める。

「どれくらい持つの?」
「店頭に並ぶ段階で自分の状況を把握したりしないだろうか?」
「店に侵入してきた野生種の対応は?」

疑問に思ったこと、こうすればどうだろうかなどモニターは積極的だ。
これも同じようにメモを取りまとめていく。



No.3 カプセルゆっくり

次に紹介する商品は、このカプセルゆっくりです!
これは食用ではなく、玩具用として考案しました。

このカプセルは上下に分けることができ、取出し自由なんです。
生まれたばかりの子ゆっくりをこの中にいれて育てます。
当然気づいたときからカプセルの中ですから、それほど文句を言うこともありません。

食事はカプセルの上の部分に空いた穴からオレンジジュースを適量入れるだけです。
近年の研究で、それだけでも生きることが出来るというのがわかっています。
しかも、ジュースのみで育ったゆっくりは大きくならないことが判明しています。


次に、どのようにして遊ぶかということです。
育てたゆっくりは適度に人に懐き、言うことを聞きます。
それを利用して、ゆっくり同士を戦わせたり、競わせたりすることが出来るんです!

勿論一度カプセルから出してしまうと、文句を言ったりするでしょうがジュースをかけて振ってみると文句も言わなくなります。


「率直な意見をお聞かせください!」

この開発者は若手のようだ。
なんというかエネルギーが伝わってくる。

「販売方法は?」
「遊戯スペース等の考えはあるのだろうか?」
「販売時の店側の負担等は?」

若い開発者はモニターの声を逃すまいと、必死でメモを取る。
時折深くうなずきながら、男の目には火がついていた。



No.4 本当はカキ氷用だった製造機

えー、今回ご紹介します商品は氷ゆっくり製造機です!
この箱には四隅にチルノフを固定してあり、さらに熱を伝わりやすくするための特殊素材で囲ってあります。
この中心にゆっくりを入れて、一晩放置するとかちんこちんゆっくりの出来上がりです。
それをヤスリで削り出せば、さまざまなお菓子に使うことが出来るスーパー甘味へと早変わりです。
箱に入れることが出来るものであれば、幾つか一緒に凍らせることも出来ます。


「どうでしょう!」

男はやけに自信満々だ。

「チルノフの交換方法は? どれくらい持つの?」
「もう少し詳細を煮詰めてからのほうがいいのでは?」
「発想が安易すぎではないか?」
「安定した販売が出来るのか?」

モニターからは次々と厳しい意見が出る。
正直私もこれはどうかと思う。
それらを聞いていくうちに、男は泣きながら出て行ってしまった。



No,5 簡単ゆっくりゃ調理セット

本日最後の商品は、この簡単ゆっくりゃ調理セットです!
この拘束具をゆっくりゃに取り付けることで、逃げられることなく、簡単に肉まんを取り出すことが出来るのです!!

使い方は簡単、首、胴、腕、足と固定します。
これで準備は完了。あとはお好みの部分を千切って食べるだけ!
再生するので何度でもお楽しみいただけるんですよ!

そして泣き叫んで煩い場合は付属のマスクをぴったり装着させるだけ。
このマスクは音を通さない特殊素材で出来ており、静かに食事をしたいときでも安心です!


「どうでしょうか、皆さん」

最後の開発者はどうやら女性のようだ。

「れみりゃ種は別売りなのか?」
「餌の確保などは?」
「逃走する可能性は?」

これで最後だといわんばかりにモニターたちも意見を出す。
女性は落ち着いた表情でメモを取り、案を煮詰めていった。



どうでしたでしょうか?
これらゆっくり加工所商品研究課の努力によって、日頃並んでいる商品が完成するのです。
もし興味がありましたら、見学も可能となっております。


アナタもモニターにご応募してみませんか?



後書き
スレからいくつかネタを借りました。
どうもせんきゅー!

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最終更新:2008年09月14日 10:10
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