解説【Silver CrystalとBlack Crystalの違い】
Silver Crystal(LV1)…Defense +1
Black Crystal(LV1)…Block rate +10%
「Defense +1」は、「敵から受ける物理攻撃ダメージを1減らす」の意味。
「Block rate +10%」を、「敵の攻撃を10回に1回無効化する」の意味と考える。
敵からの攻撃は物理攻撃とし、10回分受けるとし、10回それぞれのダメージは全て一定量とする。
Black Crystal(LV1)…Block rate +10%
「Defense +1」は、「敵から受ける物理攻撃ダメージを1減らす」の意味。
「Block rate +10%」を、「敵の攻撃を10回に1回無効化する」の意味と考える。
敵からの攻撃は物理攻撃とし、10回分受けるとし、10回それぞれのダメージは全て一定量とする。
計算式…(敵から受けるダメージ)×(敵の攻撃回数)=総ダメージ量
敵から受けるダメージをxと置く。
敵から受けるダメージをxと置く。
Silver Crystal…敵から受けるダメージが1減るため、文字を使うと
(x-1) × 10 = 10x-10
総ダメージ量は、「敵から受けるダメージに10を掛けて、10を引いた数」だと分かる。
(x-1) × 10 = 10x-10
総ダメージ量は、「敵から受けるダメージに10を掛けて、10を引いた数」だと分かる。
Black Crystal…敵からの攻撃を10回に1回無効化するため、文字を使うと
x × (10-1) = 9x
総ダメージ量は、「敵から受けるダメージに9を掛けた数」だと分かる。
x × (10-1) = 9x
総ダメージ量は、「敵から受けるダメージに9を掛けた数」だと分かる。
- 計算結果
x | …7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13… |
S | …60 | 70 | 80 | 90 | 100 | 110 | 120… |
B | …63 | 72 | 81 | 90 | 99 | 108 | 117… |
よって、
xが9以下…Silver Crystalの方が性能がいい
xが10…どちらも同じ
xが11以上…Black Crystalの方が性能がいい
つまり、物理攻撃ではダメージ9以下ならSilver Crystal、それ以上はBlack Crystalが有利(*1)。
xが9以下…Silver Crystalの方が性能がいい
xが10…どちらも同じ
xが11以上…Black Crystalの方が性能がいい
つまり、物理攻撃ではダメージ9以下ならSilver Crystal、それ以上はBlack Crystalが有利(*1)。
もちろんこれは全て計算上の話であり、ダメージ(AT)が一定の敵は多くないし、
Block rate +10%とは、実際には「無効化する確率を10%上げる」、つまりあくまで確率なので、
必ず10%だけダメージを削ってくれるとは限らない。
ただ、長い目で見ればこの結果に近くなるので、考えておいて損はない。
Block rate +10%とは、実際には「無効化する確率を10%上げる」、つまりあくまで確率なので、
必ず10%だけダメージを削ってくれるとは限らない。
ただ、長い目で見ればこの結果に近くなるので、考えておいて損はない。
一般的な話
上ではLV1同士の性能を比べたが、上位の合成アイテムが追加された今ではまた違った結果が出る。
結論から言えば、高LVでは(同じLVどうしで比べると今は)Silver Crystalはさらに活躍する。
結論から言えば、高LVでは(同じLVどうしで比べると今は)Silver Crystalはさらに活躍する。
各アイテムの効果が次のようであるとする。受ける攻撃は物理攻撃、ダメージをxとする。
Silver Crystal…ダメージからaを引く (Defense +a)
Black Crystal…ダメージをb倍する (Block rate [(1-b)×100]%) 無論、bは1未満
例えば"Block rate +20%"は、"ダメージを80%にする"と考えて、b=80%=0.8。
Silver Crystal…ダメージからaを引く (Defense +a)
Black Crystal…ダメージをb倍する (Block rate [(1-b)×100]%) 無論、bは1未満
例えば"Block rate +20%"は、"ダメージを80%にする"と考えて、b=80%=0.8。
従ってアイテム合成後のダメージは、Silver Crystalは x-a 、Black Crystalは bx と表せる。
この時、いったいダメージいくつ以上からBlack Crystalの方が有利になるのだろうか(*2)。
この時、いったいダメージいくつ以上からBlack Crystalの方が有利になるのだろうか(*2)。
Black Crystalの方がダメージが低い(または同じ)とき、不等式を使って表すと x-a≧bx
式を変形すると、 x-a≧bx → x-bx≧a → (1-b)x≧a → x≧a/(1-b)
すなわち、ダメージが a÷(1-b) 以上の時にBlack Crystalの方がダメージが低い(か同じ)。
式を変形すると、 x-a≧bx → x-bx≧a → (1-b)x≧a → x≧a/(1-b)
すなわち、ダメージが a÷(1-b) 以上の時にBlack Crystalの方がダメージが低い(か同じ)。
以下は、Black CrystalがSilver Crystal以上の効果を発揮し始めるダメージの値を記した表である。
上辺のLVのBlackと、左辺のLVのSilverを比べている。()内は各アイテムの性能をaやbに直した値。
上辺のLVのBlackと、左辺のLVのSilverを比べている。()内は各アイテムの性能をaやbに直した値。
\黒 銀 |
LV1 (0.9) |
LV2 (0.8) |
LV3 (0.7) |
LV4 (0.6) |
LV1(1) | 10 | 5 | 4 | 3 |
LV2(3) | 30 | 15 | 10 | 8 |
LV3(6) | 60 | 30 | 20 | 15 |
LV4(9) | 90 | 45 | 30 | 23 |
LV1同士ではダメージ10でBlack Crystalに追いつかれるSilver Crystalだったが、
LV3同士を比べるとダメージ19までSilver Crystalに分があるのだ。
LVが下のBlackと比べては歴然、高LVのSilverではLVが上のBlackにも張り合っている。
LV3同士を比べるとダメージ19までSilver Crystalに分があるのだ。
LVが下のBlackと比べては歴然、高LVのSilverではLVが上のBlackにも張り合っている。
以上から、Silver Crystalはゲームが進んだ後も、敵の高AT化に良く対応しており、
寧ろ進んだ後で登場するものほど、十分に使う価値のあるアイテムだと言うことができる。
存外役に立つかもしれないので使ってみては如何か。
寧ろ進んだ後で登場するものほど、十分に使う価値のあるアイテムだと言うことができる。
存外役に立つかもしれないので使ってみては如何か。
しかし、後々のステージでは「小ダメージの大量攻撃」や属性攻撃が多くなるため、Silver Crystalが通じない機会も増える。本編など目ではない超高ATかつ属性乱舞のVSモードではやはり出番は薄いか。