歯科辞典、歯科大辞典、歯科用語辞典、医歯薬

 

 

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項目によっては、動画もあり


 

<Oral Studio歯科辞典の例>


用語名

歯根嚢胞

読み仮名
シコンノウホウ
分野名 口腔外科総論
用語解説 ・歯根肉芽腫中のマラッセの残存上皮が慢性炎症などの刺激により増殖
・失活歯のみに発症←失活歯がないと歯根嚢胞は生じない
・皮質骨が薄くなり、 濁音(歯根振盪)
・大きくなると歯肉腫脹、羊皮紙様感、波動、 Gerber隆起(上顎前歯部)
・組織学的には重層扁平上皮層(非角化)、肉芽組織層、線維質結合組織による3層構造
・嚢胞穿刺で、淡黄色粘稠の滲出液(コレステリン結晶)
・X-P的には歯根肉芽腫との鑑別は困難(境界明瞭)

歯科医師国家試験過去問題より

歯科医師国家試験過去問題より

歯科医師国家試験過去問題より

<好発部位>
上顎前歯部、下顎前歯部

《X-P的》
拡大した歯根膜腔と連続する原因歯の根尖を含む類円形、単房性のエックス線透過像
→炎症性であるので骨硬化像を認めることがある
・歯根肉芽腫との鑑別は困難(境界明瞭)
・上顎骨内で発生した場合、洞底線は消失

《組織学的》
・上皮層・炎症性肉芽組織層・線維性結合組織の3層からなる
・ピンク色のコレステリン結晶が認められる

<臨床経過>
顎骨内で小さいうちは無症状→増大し骨吸収が進む→一部が粘膜と接触→2次感染を起こして腫脹、疼痛・辺縁部骨硬化像(炎症性のため)

 

 

 


 

<歯科大辞典(歯チャンネル88)の例>

歯科大辞典<歯根嚢胞(歯根のう胞)

歯根嚢胞(歯根のう胞)
radicular cyst

歯根嚢胞(歯根のう胞:しこんのうほう)とは、虫歯などで歯髄が死んでしまった歯根の先端に出来るのう胞で、根尖病変の1つです。

歯根嚢胞(歯根のう胞)は、レントゲンでは黒く写ってきます。

根尖病巣  ←マウスをのせて下さい

根管治療が上手くいっていなかったり、歯根が割れてしまっていたりすると、歯根嚢胞(歯根のう胞)が出来ることがあります。

歯根嚢胞(歯根のう胞)はほとんど自覚症状が無いことも多いのですが、放置してそのままにしていると、ある時急に痛みが出始めたり、健康な隣の歯にまで悪影響を及ぼしてしまったりしますので、適切に対処することが必要です。

また、歯根嚢胞(歯根のう胞)が見られたからといって必ず治療が必要だと言うわけではなく、縮小傾向にあるようなものの場合には、そのまま経過観察をすることもあります。

もしも以前行った根管治療の失敗が原因だと考えられる場合には、再度根管治療を行いますが、根管治療を行っても治療不可能だと考えられる場合には抜歯になります。


⇒参考:根管治療(歯の神経・根の治療)

 


 

 

 

 

最終更新:2011年01月02日 00:07
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