配信が重い人の設定の見直し方法


配信を軽くするための設定



その他





配信中PCが重い。または配信がptptするという人向けのFMEおよびSCFHの調整方法を紹介しておきます。
配信にはFMEとSCFHを使用している前提になっています。
全部一気に試すのではなく、1つずつ試して軽くなったところでやめるとよいかもしれません。
5~6に関しては読んでもあまり意味が理解出来ない人は非推奨です。
やっつけ的に作ったので見づらければ申し訳ありません。


1.プレビュー画面をOFFにする

配信中にFME・SCFHで自分の撮影画面を表示するプレビューが、OFFになっているか確認しましょう。
これは配信画面の取り込みがちゃんと出来ているかなどを確認するときに便利ですが、配信中にずっとONにしているとかなりPCに負荷がかかります。
FMEではPreviewの横に「Input Video」「Output Video」「Audio」という項目があるのでそれぞれOFFにしましょう。
Audioに関してはそれほど負荷はかからないので、チェックしたい人はOnのままでもかまいません。
SCFHではレイアウトウィンドウのことです。配信中に取り込み範囲を確認したいときはこちらで確認し、確認が終わったら消しておきましょう。


2.SCFHの設定が合っているか確認する

よくSCFHと言われていますが、ここではSCFH DSFのことを指します。
このSCFH DSFのことを単純にSCFHと略して言われていますが、SCFHとSCFH DSFは一応別のソフトウェアなので間違ってSCFHを落としてしまっている人は、SCFH DSFの方をダウンロードしなおすことをおすすめします。
まず、日本語化が出来ていない人は、LanguageからExternalを選択してSCFHを再起動させて日本語化させてください。
次にオプション項目ですが、もしオーバーサンプリングにチェックが入っていたらチェックを外しましょう。
これは擬似的にフレームレートを倍増させる機能で、画面がなめらかに描写されますがPCに負荷がかかります。
次にスレッド数ですが、これはCPUのコア数にあわせてください。コアの数はタスクマネージャのパフォーマンスタブで確認できます。
CPU使用率の履歴のグラフがいくつに分かれているかで、2つに分かれていれば2コアのCPUということです。
最後に、縮小方法です。基本的には「Software (Nearest)」を選んでください。「Software (Bilinear)」は画質はよくなりますが、CPU負荷が大きくなります。
ビデオカードを搭載しているPCの場合、ここにDirectDrawやDirect3Dなどが選択出来る場合があります。
これは画面の縮小にCPUではなくビデオカードの機能を使います。1pssよりも2pssのほうが画面がなめらかになりますが、その分負荷が高くなります。SoftwareとDirect3D(Directdraw)のどちらを使った方がいいかは環境次第なのですが、SCFH右下のパフォーマンスを見て数値の高くなるほうを選ぶなどしてください。
注意としてはWindows Vistaを使っている方は必ずSoftwareの方を使ってください。


3.FMEの設定を見直す

まず、FormatをVP6にまず設定します。(環境によってはH.264の方が軽くなる場合がまれにあります)
そしてInput sizeとOutput sizeは出来るだけ同じサイズにしてください。
配信で負荷を減らすためには「Frame Rate」 「Bit Rate」「Input(Output)size」をそれぞれ下げることになります。
ここでは「Input(Output)size」が480x360に設定されているものとして話を進めます。
まず、配信しているものがゲームなら、動きが激しいゲームかどうかを調べましょう。
格闘ゲームのようなキャラが高速で動き回るようなゲームなのか、アドベンチャーゲームのようにあまり画面が動かないか、動いてもゆっくり動くようなゲームかです。
まず、画面が高速で動くようなゲームではない場合、「Frame Rate」を30.00fpsから落とします。
20.00fpsもしくは15.00fpsくらいまで落としてみましょう。格闘ゲームなどの動きの激しいゲームの場合は30.00fpsのままに。
次に、「Bit Rate」を落とします。ミノリスWikiを見て初期設定した方はおそらく400kbpsにしてると思うので、200kbpsくらいまで50きざみで落としていき、重くならない値をさがしましょう。
直接手打ちで数字を打ち込んでも有効なので、選択で自分の選びたい数値がない場合は半角英数字で入力しましょう。
200kbpsまで落としてもまだきつい場合は、Input(Output)size」を両方320x240に落としてみてください。
それでもまだきつければ、Audio設定のSample Rateを22050にしてAudio Bit rateを56くらいに。


4.取り込み範囲を小さくする

SCFHで撮影範囲を選択するとき、範囲を小さくしたほうが負荷が減ります。
ゲーム画面などを小さく出来る場合は小さくして撮影範囲を狭めると、配信者はゲーム画面を見にくくなりますが視聴者は見やすくなります。








1~4までを実行してもまだ重い方はOSの設定で改善する場合があります。

ここからはPCにあまり詳しくない方は無理に行わないでください。

ウィンドウズの設定に関することなので、自分の環境がよく分からないのに設定すると動作が不安定になる場合があります。

不具合が起こっても責任が持てませんので自己責任でお願いします。

OSはwindowsXPの場合です。2000、Vista、7は設定方法が若干異なります。基本的に似ているはずですがよく分からない場合は無理に設定しないでください。




5.FMEの優先度を上げる

タスクマネージャーを起動し、配信中のCPU使用率が100%近い人なら一定の効果がある可能性があります。
50%以下しかCPUを使用してない場合は設定する必要はありません。
ここでのCPU使用率は動画配信中の状態にして計ってください。
タスクマネージャーのプロセスタブでFMEを右クリックし、優先度の設定で通常以上か高にします。


6.ページングファイル(仮想メモリ)をなしにする

これは大容量のメモリを積んでいて、最大にメモリを使う作業をしてもメモリ使用量が積んでいるメモリを超えない場合に有効です。
タスクマネージャーでメモリ使用量を確認しながら、ゲームを数種類同時に開いたりブラウザでいろんなHPを同時に開いたりしてみてください。
メモリ使用量が積んでいるメモリぎりぎりの場合や超える場合はあきらめましょう。まだまだ余裕がある人はページングファイルなしに設定します。
この設定は配信を軽く行う設定ではなく、Windowsの動作そのものが軽くなる設定です。
先にこの設定の意義について説明します。
メモリには実際に積んでいるメモリの物理メモリと、ハードディスク内に擬似的にメモリ領域を作った仮想メモリがあります。
OSや各アプリケーションは物理メモリと仮想メモリを併用していますが、仮想メモリは物理メモリに比べて速度が圧倒的に遅いです。
よって、仮想メモリで処理している部分が足をひっぱって動作が遅くなるのです。
そこで、仮想メモリを0にしてすべての処理を物理メモリにさせてやれば動作が速くなります。

注意

仮想メモリを0にした状態でメモリ使用量が物理メモリを超えると、新たにアプリケーションを起動しようとしてもメモリ不足で起動できません。
メモリ使用量がどんどん増えていくようなアプリを起動しっぱなしにしておいて物理メモリを超えた場合は、フリーズする場合があります。

設定方法


コントロールパネル → パフォーマンスとメンテナンス → システム → 詳細設定タブを選択。

パフォーマンスの欄で設定 → 詳細設定タブを選択 → 仮想メモリの欄で設定

設定を元に戻せるようにここの元設定を覚えておきましょう。


ページングファイルなしにチェックを入れて設定を押し、OKを押して再起動すれば完了です。

Vistaの場合はページングファイルなしを選択するには上の方にあるチェックを外さないと設定出来ません。





すべて試してもまだ改善しない場合は、パソコンのスペック不足などが考えられます。

スペックの調べ方



「OS」 「CPU」 「メモリ容量」

コントロールパネル → パフォーマンスとメンテナンス → システム

「ビデオカード」

コントロールパネル → パフォーマンスとメンテナンス → システム → ハードウェアタブ → デバイスマネージャ → ディスプレイアダプタ

「回線速度」

スピードテストでぐぐって適当なサイトで測定してください。上り速度が重要です。

BNRスピードテスト
http://www.musen-lan.com/speed/


また、ファイル名を指定して実行で「dxdiag」と打ち込むと、Directx診断ツールが立ち上がります。
回線速度以外の上記のスペックとさらにマザーやBIOSの種類なんかも確認できます。ビデオカードだけはディスプレイタブに移動して確認。

これらをメモしてミノリスchなどで相談してみましょう。


FMEの各設定に出てくる用語解説です


「Frame Rate」

Frame Rate(フレームレート)とは1秒間に何度描写するかです。もう少しわかりやすく言うと1秒間に静止画何枚使って動画にしてるかです。
たとえば画面右端から左端まで玉が1秒間で転がるとします。
もしフレームレートを極端に2にすると、この1秒間の動作を2枚の静止画で表すことになります。
つまり最初の右端に玉がある時の静止画と左端に転がりきった時の静止画2枚になり、動画にすると右端から左端へ玉が瞬間移動しているように見えます。
ようするにかくかくした動画になります。
フレームレートが30ならば、この最初と最後の間に28枚の転がっている最中の静止画が入り、動画になるとなめらかに転がっているように見えます。
上でも述べたように、動きの激しいゲームなどを配信するときには大きめの数値が必要になります。

「Bit Rate」

Bit Rate(ビットレート)とは1秒あたりのデータ容量です。単純にビットレートを上げれば画質が上がる代わりに負荷が大きくなります。




FormatのVP6横のスパナボタンを押したときに出る設定ボックス


「Keyframe Frequency」

StreamServerに映像を送るまでの時間
秒数を大きくするほど滑らかに描画されます。小さく設定すると早い動きや細かい動きなどの処理が省かれます。

「Quality」

画質を指定します。ただし画質を上げるとフレームレートが犠牲になります。Best Qualityを選ぶと画質が向上し、フレームレートが下がります。

「Noise Reduction」

ノイズ除去。ノイズが入ってるのはあまり見ないのでいらないんではないかと。 

「DateRate Window」

これについては少し自信がありません。どれくらいの大きさのデータずつ圧縮していくかの指定とかかな?

「CPU Usage」

CPU使用量

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最終更新:2011年06月09日 18:16
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