特技システム

特技システムまとめ

■簡潔説明

特技は〈自動取得リスト〉〈追加取得リスト〉に一覧で記載される。
これらはいずれも将来取得する/取得することができる特技である。

〈自動取得リスト〉
レベルが規定値に達すると自動的に取得できるスキルの一覧。

〈追加取得リスト〉
習熟ポイントを支払うことで取得できるスキルの一覧。〈自動取得リスト〉で取得したスキルの階級上昇版もこちらに記載される。

〈習熟ポイント〉
クエストやLvアップで得られるポイント。〈追加取得リスト〉の特技の取得に費やされる。

◆取得リスト

〈自動取得リスト〉〈追加取得リスト〉は共にキャラクター作成時に メインクラス/種族によりまずおおよそのリストアップがなされる。
〈自動取得リスト〉〈追加取得リスト〉は、サブクラスの取得/変更時に内容が変化する。
一部のクエスト、アイテムなどでもリストに特技が追加される。
 例:取得済みスキルの階級向上版(中伝以上)

◆特技取得

〈自動取得リスト〉〈追加取得リスト〉に記載された特技は、Lvの上昇や習熟ポイントの支払いによって取得される。
取得した場合、〈特技:○○/取得状況:会得〉となる。

◆特技成長

●特技の階級
特技は 「会得(習得のみ)→初伝→中伝→奥伝→秘伝」 と成長させられる。
これらは〈追加取得リスト〉に登録される。
  • 会得→初伝
習熟ポイントのみでレベルアップ可能。
また習熟ポイントは、すべての自動取得特技を初伝まで成長させるのに十分な量を与えられるようにシステム設計されている。
  • 初伝→中伝
高レベルのプレイヤーが作成する「中伝の巻物」を使用することで〈追加取得リスト〉に登録される。
巻物のコストはそんなに高いものではなく、このレベルのスキルで十分に実用である。
普通に遊んでいる一人前が持っている特技はほぼ中伝まで成長している。
  • 中伝→奥伝
かなりの高難易度クエストの報酬やレアドロップとして得られる「奥伝の巻物」を用いてリストに登録する。
習熟ポイントが大量に必要なものの、性能が数割アップしていることも珍しくない。
中小ギルドのカンストキャラクターにとって必殺技といえばこの辺り。
  • 奥伝→秘伝
大規模戦闘を必要とするハイエンドコンテンツの報酬として与えられる。大規模ギルドで は一定数を揃えている事も少なくないとのこと。大手戦闘ギルドの一線級キャラクターは主要戦闘用スキルを秘伝で固めている。

■詳しい説明 (Q&A回答)

◆〈エルダー・テイル〉の特技システム

〈エルダー・テイル〉におけるゲーム的なコマンドは「特技」に集約されていました。
「特技」は〈自動習得リスト〉と〈追加習得リスト〉の二つのリストで管理されています。
〈自動習得リスト〉は一定条件(主に一定レベルの達成)によって自動的にえられる特技が列挙されている、いわば「予定表」です。一方で、〈追加習得リスト〉は〈習熟ポイント〉を支払うことにより自由に習得できる特技のリストになっています。〈習熟ポイント〉はレベルアップおよびクエストの報酬などで得ることが出来ます。
〈エルダー・テイル〉において「特技を学ぶ」とは、リストに特技が収録されることを指します。学んだからとは云え、一定のレベルに到達するまで、もしくは〈習熟ポイント〉を支払って体得するまでは使用可能にはなりません。
(当然ですが、「特技を学ぶ」時点でその特技が〈自動習得リスト〉の特技であり、かつレベル条件を満たしていれば、一瞬で体得して使用可能になります。)
二種類の特技リストに特技を学ぶ方法は様々です。一定の種族、メインクラスを選択した時点で、〈自動習得リスト〉にも〈追加習得リスト〉にも数百の特技が登録されます。サブクラス選択/変更時にも、特技リストの変更や追加が行なわれます。一部の特殊なクエストは、この特技リストに新しい特技を追加することがあります。また、アイテムの使用などにより追加される場合もあります。

◆特技の階級

様々な特技が存在して、キャラクターごとの個性化を可能にする〈エルダー・テイル〉ですが、戦闘の基幹はメインクラス選択によってもたらされる12職業の戦闘特技にあります。ここでは、特技習得の実際を、〈暗殺者〉の特技、〈デッドリーポイズン〉で説明してみます。
基本として、特技の階級は「会得(習得しただけ)→初伝→中伝→奥伝→秘伝」となっています
〈暗殺者〉のメイン職業を選択した時点で〈デッドリーポイズンⅠ〉は12レベル特技として
〈自動習得リスト〉に登録されます。また、同時に〈デッドリーポイズンⅠ初伝〉が「追加習得リスト」に登録されます。
キャラクターは12レベル時に自動的に〈デッドリーポイズンⅠ〉を習得して使用可能になります。〈自動習得リスト〉のものですから、自動的に習得するわけですね。余談ですが、22レベルには〈デッドリーポイズンⅠ〉のアップグレード特技〈デッドリーポイズンⅡ〉が存在します。
さて、〈追加習得リスト〉には〈デッドリーポイズンⅠ初伝〉と言う特技が存在します。この特技を習得するためには〈デッドリーポイズンⅠ〉の習得(会得)と一定の〈習熟ポイント〉を支払う必要があります。
〈デッドリーポイズンⅠ初伝〉は〈デッドリーポイズンⅠ〉よりもダメージなどが上昇しています。

高レベルの〈暗殺者〉は、自分の技術を巻物に記すことが出来ます。これには〈筆写師〉のつくるインクと紙が必要です。こうして作られた巻物は「中伝の巻物」と呼ばれます。この巻物を使用した〈暗殺者〉は、巻物に対応した中伝を学びます。この場合〈デッドリーポイズンⅠ中伝〉が〈追加習得リスト〉に登録されます。これもまた、一定の〈習熟ポイント〉を支払えば身につけることが可能です。
強力なモンスターの一部は、非常にレアなアイテムとして「奥伝の巻物」をドロップすることがあります。奥伝は中伝よりも更に強力な特技です。このクラスになるとダメージはただ単に「会得」した常態よりも数十%向上していることが多いようです。
非常に難易度の高いクエストを突破することにより「秘伝の巻物」を入手することも可能です。「秘伝」は現在、特技システムの中では、同一特技の最高峰に当たります。この「秘伝」もまた〈追加習得リスト〉に登録されますが、習得にはかなりの〈習熟ポイント〉が必要です。さらに「特技」は10レベルのうちに一定数しか習得できません。つまり、全ての特技を「秘伝」にすることは、システム上不可能になっています。

どのような〈冒険者〉であろうと、メイン職業の〈自動習得リスト〉の特技から自分のレベル以下のものは「会得ランク」で学んでいることになります。
また、多くの〈冒険者〉が、自分の習得した特技を「初伝」までは成長させます。この段階までは「習熟ポイント」のみで成長させられますし、初心者やソロプレイヤーでも全ての特技を成長させるのに十分な〈習熟ポイント〉が得られるゲームデザインになっています。
「中伝」からは〈習熟ポイント〉以外に資産が必要になってきます。しかし、この巻物にかかる費用はさほど高くないため、高レベル、特にカンストレベルの〈冒険者〉の多くは、自分が主要に使う「特技」は「中伝」まで成長させるようです。
「奥伝」からはかなり手に入れることが難しくなります。非常に強力なモンスターからドロップするために、マーケットでのプレイヤー間売買も相当な金額になります。ごく普通の中小ギルドのプレイヤーや、生産ギルドのプレイヤーは、カンストレベルであっても数個の特技が「奥伝」であれば恵まれていると云えるでしょう。
大規模戦闘を頻繁に行なう戦闘ギルドに参加する〈冒険者〉は、「奥伝」まで成長させた特技の数が戦力に影響を与えることもあるために、出来るだけ多くの特技をこの段階まで成長させたいと願います。
有名な大規模戦闘系ギルドの一軍〈冒険者〉は、習得している戦闘系特技の全てが「奥伝」である事も珍しくありません。
「秘伝の巻物」は主に大規模戦闘を必要とするクエストで得られるアイテムです。大規模戦闘系ギルドでは珍しいアイテムではありませんが、中小ギルドの〈冒険者〉が習得していることは、ごく希です。

◆〈エルダー・テイル〉の召喚システム

いくつかのメイン職業では、精霊や幻獣などを「召喚」する特技を与えてくれます。「召喚」された存在(召喚生物、と呼称されます。アンデッドを召喚しても「召喚生物」なのはゲーム用語だからですね)は、独自の存在として召喚した主に従います。
召喚の特技によって、召喚されている時間や行なってもらえる行動、召喚される存在の種類などは多岐にわたります。非常にバリエーションが豊かなために、召喚生物の全貌を把握しているプレイヤーは存在しないと云われています。
何故これほどのバリエーションがあるかについては、〈エルダー・テイル〉運営の長い歴史が関係しています。
〈エルダー・テイル〉は中央の開発会社と運営および地域サーバ管理会社が別な事で有名です。中央の開発会社(米アタルヴァ社)は、ゲームデザインの方向性、戦闘システムの作り込み、基本的データシステムの決定などを行なっていますが、街やダンジョン、アイテムやクエストなどの作成は、サーバごとの運営会社が行なっています。
12職業の特技は戦闘バランスの大きな部分なのでアタルヴァ社がデザインを行ないますが、召喚生物に関しては文化の一側面という判断で、各サーバ運営会社が追加作成出来る仕様になっているのです。
もちろん基本的な、つまり〈自動習得リスト〉に掲載される召喚生物は、アタルヴァ社が開発を行ないましたので、召喚系特技を使用する職業は、レベルさえ到達すれば基本的な召喚生物の特技を習得します。
〈召喚術師〉でいえば四元素精霊や、〈森呪遣い〉における祖霊動物(アニマルスピリッツ)がこれに当たります。
しかし、これら基本的な召喚生物以外も、各サーバ運営会社が独自に作成した召喚生物があり、これらは主にクエストを通じて習得されます。この仕様により、各地域にふさわしい背景を持った召喚生物が登場するようになり、ゲームはバリエーションが豊かになりました。
しかし、同時にそれはゲームバランスの低下も招きました。非常に強力な召喚生物が作成され〈召喚術師〉が無敵のクラスとして脚光を浴びた時期があります。これにはバランスを司るアタルヴァ社も腰を上げて、召喚生物作成のガイドライン作成と、戦闘ログ監視を始めました。現在では、戦闘ログの自動分析により、あまりにも強力な召喚生物は、アタルヴァ社から、各運営会社にイエローカードが出るようになっています。
しかし、バランスを崩すほど強力ではないとはいえ、多すぎるバリエーションは〈召喚術師〉を万能な職業に近づけました。〈召喚術師〉は「召喚生物で戦う攻撃型の魔術師系職業」ですが、召喚生物の中には「戦士のようなタフネスを与えるもの」や「回復呪文を連発するモノ」などが存在したためです。
そのため、再度バランス調整が入り、現在では、「召喚生物は一度に16種までしか登録できない」仕様となっています。
紆余曲折のあった〈召喚術士〉ですが、プレイヤー間の現在の評価は「いろいろ出来るけれど、器用貧乏の職業」と云うことになっています。
しかし、日本サーバーにおいては、主に生産職などの間で「とにかく可愛い召喚生物を集めて楽しく暮らす」プレイスタイルなども見られるために、人気自体はさほど低くない職業でもあります。

◆よく判る、作中の人のスキル熟練状況!

【中レベル、普通の娘タイプ】
セララ「最近覚えたスキルは初伝、ほとんどの特技は中伝。奥伝はもってないけど、将来に向けて、お金は積み立て中です」

【中レベル、真面目な予習の娘タイプ】
ミノリ「覚えたら復習して、その日のうちに初伝にしてます。4レベル先まで中伝の巻物は購入済みですので、初伝に成長した瞬間に随時習得リストには追加しています。でも熟練ポイントが足りないですね。練習してポイントがたまったら、順次中伝にしています。奥伝ですか? まだまだ先ですけど、マーケットで巻物の値段くらいはチェックしてます。出物があれば、あらかじめ買っておきたいな、なんて」

【中レベル、アホの子タイプ】
ルンデルハウス「呪文?はははは!僕のはデリシャス級だー!ん?そういう話じゃない?ふん、高貴なる僕は努力も欠かさないぞ。巻物?五十鈴が財布を管理しているんだ。僕ではなく彼女に聞いてくれたまえ!ははははは!!」

【中レベル、倹約娘タイプ】
五十鈴「とりあえず初伝までは巻物要らないので訓練で会得。中伝は知り合いに聞いて、現物があるなら交換で入手。どうしようもなくなったらマーケットで買う。でも、安いのを狙うので、時間はかかる。二人分だから倹約しなきゃ。奥伝?それってレベルが90になったら考えるモノだよね?」

【カンストレベル、中小ギルド所属タイプ】(わりと普通のヘビープレイヤー。廃人ではないならこのくらい)
マリエール「特技と呪文?んっとな、うちはだいたい四割くらいが奥伝やな。この辺、そろえるのに、ぎょーさんお金かかるんよ。でも、重要な回復呪文は、全部奥伝やから、安心したってな。それ以外のも全部中伝になっとるよ?当たり前やろ」

【カンストレベル、気にする研鑽タイプ】(廃人ではあるけどソロが多かったせいでこうなる)
アカツキ「……もちろん全て中伝にして、奥伝も買いすすめてる。もう七割くらいは奥伝だけど、秘伝は実はまだ習得出来ていないのだ。あれは、大規模戦闘が必要だから、ソロが多かったわたしは……。そろそろ身につけないといけないのは判ってるのだが」

【カンストレベル、元は大規模戦闘やってたタイプ】(なんだかんだで、廃人)
シロエ「特技は基本的に全部奥伝。この辺は金で済むからね。それからマナ操作系の呪文と攻撃呪文をひとつ、バフをひとつ選んで、秘伝にしてある。もちろん、これは習得上限。パーティーでもレイドでも使いやすいセレクトかな」

【カンストレベル、大規模戦闘ばりばりタイプ】(明らかに廃人)
アイザック「特技?秘伝四つに、残りは全部奥伝。それ以外にあり得ないだろ?どの秘伝を選んだかって?大規模戦闘用だよ。Wikiみりゃ判る。迷うこと無し一択。以上」

■〈大地人〉専用能力

ゲームであり物語でもあるエルダー・テイルでは、〈大地人〉にも専用の魔法が設定され、演出に一役買っていた。以下のようなものがある。

◆(マジックアイテム)作成秘術
〈冒険者〉がレベル45のクエストで入手できる〈ダザネッグの魔法の鞄〉などといったマジックアイテムを作成する。〈バッグ〉を含めた一部のマジックアイテムはクエストによって〈大地人〉から入手する方法しか知られておらず、クエストシステムの変化によって入手困難が懸念されていた。
(書籍版第3巻p036;Web版019中盤/書籍版第4巻p019;Web版028序盤)

◆冒険者からの転移
あぶない〈冒険者〉から逃げ出すための転移魔術。(書籍版第4巻p019;Web版028序盤)

◆遠隔連絡魔法(水晶球)
水晶球に魔術師が念を凝らす儀式魔法によって離れたところにいる相手に声や映像を飛ばす。受話相手は魔術師である必要ではなく非魔術師の領主に連絡をとるのに使うこともできる。
(書籍版第4巻p019;Web版028序盤)

◆遠隔連絡魔法(伝達管)

■大災害後

メニューを経由せずに特技を使用することも可能。

特技モーション中は他の特技が使用不可な仕様でも、メニューを経由しなければ併用できたり、
キャラ対象の呪文を場所対象で使用できたりと、ゲーム仕様になかった挙動も可能。

場合によっては、通常の使用方法を大きく上回る効果を出すことも可能。
アキバでは「秘伝」のさらに上の段階「口伝」として噂になった。

口伝


■特技の分類

エルダーテイル、大災害後、どちらにおいても特技は様々な分類でまとめられている。以下代表的な例。

12の職業別の系統として分ける方法。当wikiにおいてもこの分類で基本的にページ分けされている。

  • ◆目的別
攻撃/防御/補助/回復、単体/範囲/パーティー、必殺技/奥義/緊急回避、従者召喚/戦技召喚といった、各特技の機能を端的に表す分類。
各ページのそれぞれの特技の開設の最初に記載されている項目を参照。

大地人学者による魔法の規模を基準とした分類。詳細は別ページ参照。

特技の強化具合を示す度合いであるため厳密には特技の分類ではないが、魔法の等級と区別するため列挙する、詳細は前述の項目参照。


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最終更新:2020年03月27日 17:37
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