〈契約術式〉

■〈契約術式〉

〈料理人〉の『手料理』からヒントを見い出し完成させたシロエの口伝。
サブ職業〈筆写師〉で作る契約書を用いた魔法の一種。この「魔法の開発」が原因で、シロエは“東の外記”という新たな二つ名を得ることになる。
以下のように契約文書の内容によってまったく異なる効果を発揮するもので、内容によってはシロエ自身が「〈冒険者〉の特技にはない」とした戦術級魔法以上になりうる(実際にリ=ガンが戦略級~国防級に及ぶ旨の予想をしている)。
コストとして、契約内容に見合った契約書・インクを用いる(あるいは作成する)必要があり、また契約という形式をとるため、契約そのものを実現する手段を必要とする(対象が契約できる状態であること、契約に必要な資金、など)

「ゲームの終わり(下)」のケース

シロエが持つ最高の素材、〈妖精王の紙〉と〈刻竜瞳のインク〉から作り出された契約書を用いた魔法の一種。
この魔法によって、一度死亡したルンデルハウス=コード〈大地人〉から〈冒険者〉に転生した。濡羽いわく「大規模な改変魔術」。
対象が死亡した状態であったため、リ=ガンから聞いた〈魂魄理論〉を応用することで、
  1. 回復魔法による魄の補填と魂の補填
  2. ゾンビ化による魂と魄の接続
  3. 契約術式による〈冒険者〉の取得
  4. 〈冒険者〉の特性による大神殿での復活
という段階で転生を実現しており、この〈契約術式〉そのものに死者を復活させる能力があるわけではない。
システム上は、サブ職業〈冒険者〉を取得した形で表現されており、一般的なサブ職業に転職する方法(〈料理人〉であれば、大地人の料理人から手引き書を購入することで転職可能)のように、〈エルダー・テイル〉には本来存在しない「サブ職業〈冒険者〉に転職できる手引き書(ルンデルハウス専用)」を作成した、とみることもできる。


ルンデルハウス=コードの契約書

『契約――〈記録の地平線〉代表シロエは、ルンデルハウス=コードと以下の契約を締結する。
 ひとつ。シロエはルンデルハウス=コードを、この書面にサインが行われた日付時刻を持って、
 ギルド〈記録の地平線〉へと迎え入れる。
 ひとつ。ルンデルハウス=コードはギルド〈記録の地平線〉のメンバーとして、
 その地位と任務に相応しい態度をもってその任務に従事する。
 ひとつ。〈記録の地平線〉はルンデルハウスの任務遂行に必要なバックアップを、
 両者協議のもとできうる限り供与する。――これには〈冒険者〉の身分が含まれる。
 ひとつ。この契約は両者の合意と互いの尊敬によって結ばれるものであり、
 契約中、互いが得たものは、契約がたとえ失効したとしても保持される。
 以上、本契約成立の証として、本書を2通作成し、両者記名のうえ、それぞれ1通を保管する。』


「供贄の黄金」のケース

アキバ市街一般のゾーンの購入(と破棄)についての契約を行い、その契約書の破棄によって該当ゾーンをヤマトサーバへ委譲・固定する、という大規模な〈契約術式〉。
一般的に契約破棄は契約前の状態に戻ることが多い(ゾーンの契約であれば、再契約可能になる可能性が高い)が、ルンデルハウス=コードの契約書が失効時にも保持される契約文となっているように、このゾーン契約の契約書を破棄した際にヤマトサーバへの委譲が永続される契約文を盛り込んだと考えられる。
この方法でシロエは、アキバ市街一般のゾーンを購入不可(ゾーン情報を参照した際「購入しますか?」と聞かれることがない)状態に固定した。

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最終更新:2014年02月21日 05:08
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