librahack.jp 公開によって検証が始まるまでの関係各所の動き
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Librahackメモ
に本人による詳細版があります。
日時 | 概要 | librahack氏 | 捜査機関 | 図書館 | MDIS |
3月13日 | Librahack氏がクローラの試作を行う | クローラのテストを実施 | |||
3月14日 | librahack氏がクローラを完成させる | クローラのテストを終えて、さくらインターネットのレンタルサーバ上で実行するよう設定 | |||
3月14日 | librahack氏のクローラにより図書館サーバの不具合が表面化 | 1秒1回程度の頻度でクロールを実施。約30分程度 | 数分のサーバ不調が起きるようになる。以後、苦情が数回寄せられ、再起動にて対応 (合計4回) | 後日、図書館に再起動対応を教えた? | |
3月15日 | 苦情の電話 | 再起動にて対応 | 担当者不在 | ||
3月19日 | MDISに調査と対策を指示 | クローラによる障害だと認識。報告書で「ロボットによるリンクアクセスが実行されており、WEBサーバの高負荷の原因となっておりました。」と回答 | |||
3月20日 | 担当部署が不在で当直の者が受ける | 報告書で「ロボットによる集中的なリンクアクセス」と回答。Robots.txtを更新 | |||
3月21日 | 警察への相談 | 岡崎署は休日に生活経済課が不在となるため、当直の者が対応 | この日に警察に相談を行う | ||
3月24日 | 「大量アクセス」の言葉が確認できる最初の文書 | データが取れないことに気付き、図書館側の仕様変更だと理解してカテゴリリストからクロールを開始するよう修正 | MDISに対策を指示 | 報告書で「新着案内の大量アクセスの件」と題して、URLの一部を毎日変更するよう対処 | |
3月31日 | 対策が功を奏していないため、再度調査を指示? | ||||
4月1日 | ファイアウォールによるアクセスブロックが実施される。改正国立国会図書館法が施行され、一時的に岡崎市立中央図書館が違法状態になる。 | データが取れないことに気付くものの、さくらインターネットのサーバにプロセスを止められたと誤解 | クローラのアクセスを遮断するよう指示 | ファイアウォールの設定を変更。報告書で「『新着資料』に大量のアクセス」と表現 | |
4月2日 | librahack氏が自宅からのアクセスを開始。警察が捜査を開始 | 生活経済課の担当者が図書館を訪問し、「事件にできるかもしれない」とヒアリングを実施 | 警察の訪問を受けて対応 | ||
4月5日 | ログの提出第1回目 | アクセスログの提供を求める? | WEBサーバのログを提出 (3/14~4/4) | ||
4月8日 | ログの提出第2回目 | アクセスログの提供を求める? | 個人情報を警察の求めに従って確認 (提供) | WEBサーバのログを提出 (4/5~4/7) 同時にさくらインターネットからの利用者の個人情報を提示 | |
4月15日 | 警察が図書館に被害届の説明を行い、提出を促す | 被害届の説明を行い、提出を促す | 被害届を提出 | ||
4月16日 | ログの提出第3回目 | アクセスログの提供を求める? | 報告書で「大量アクセスのログ採取」と題して、WEBサーバー大量アクセスと表現、ログ提出 | ||
4月29日 | 苦情を受けてサーバの再起動を行う | 目録サーバ再起動手順を説明 | |||
5月10日 | WEB側に残っていた予約データを削除 | ||||
5月25日 | librahack氏逮捕される | 自宅にて朝食を採っている時、家宅捜索を受ける。任意事情聴取の後、逮捕される。 | librahack氏の自宅を家宅捜索。任意取り調べの後、署内で逮捕。 | ||
5月26日 | 事件が報道される | 当番弁護士と接見、納得できない調書にはサインしないようアドバイスを受ける | 報道を見てlibrahack氏の逮捕を知る | ||
6月11日 | IPA経由で指摘された脆弱性の対策を実施 | ||||
6月14日 | librahack氏釈放される | 起訴猶予処分で釈放される | 起訴猶予処分としてlibrahack氏を釈放する | ||
6月24日 | librahack.jp公開 | 事件に関する詳細を記したサイトを作成・公開 |