くま
CV:山口勝平

生年月日・星座:ともに不明
身長:130cm(「Persona4 the Golden ANIMATION PRODUCTION PROGRAMS」の設定資料集より)
(ただし、人間形態時は170cm)
体重:不明(ただし、人間形態時は55kg)
血液型:不明

公式

テレビの世界にいる正体不明のクマ。
基本的に一人称はクマなのだが、人間形態時を中心にたまにボクと言ったりもする。

熊の着ぐるみの姿であるが、この着ぐるみ自体がクマの身体であり、当初は中身が存在しなかった。
この着ぐるみの身体は比喩としてクマ毛やクマ皮と呼ばれる。

主人公達一向がテレビの世界に落ちたとき、彼らを最初に犯人と疑った。テレビの世界に人が落ちてくるとシャドウが暴れて落ち着けないので、犯人と疑ってほしくなかったら真犯人を突き止めてほしいと願い約束をする。

当初は過去の記憶が無くてクマ自身も自分の正体が分からず、主人公たちとのやり取りからそのことに気づき、自分が何者なのかを考えるようになる(後述のように実際にはクマ自身が自ら記憶を封印していた)。
また、本作における「」コミュの担い手である。星アルカナの人間像としては、「確たる目的を持って邁進する人間」であると同時に「目的に対して手段がはっきりしていない人間」を表す。

テレビの世界を住処としているが、実は現実世界にも出ることができる。
元から出ることはできたらしいが、主人公達と会うまではその発想自体が無かった。

最初は中身が無いクマだったが7/10に現実世界に来るとともに中身が生えてくる。中身はどういうわけか外国人風の金髪碧眼の美少年で、女好きである。しかしこの姿でも人間ではないらしく、レントゲンはぼやけてしまって映らない。
周囲に悩殺効果を含んだキラキラオーラを撒き散らすが、素の性格が不条理なほど吹っ飛んでいることを熟知している自称特別捜査隊の女性陣には、いまいち効果が薄い。
この際の姿は、「熊田」と呼ばれる。
ミス?八高コンテストで女装した時はアリスのコスプレをし、白鐘直斗のメークアーップ!の甲斐もあって、見事に優勝した。ゴールデンでは、衣装に女装姿と少年姿で着るものが追加された。この姿でも装備や動きに違いはなく、スカートでも腰巻タオルでも容赦なくスクリューアタックを見舞う(中は見えないので、安心)。なお、衣装はP4Uでクマの部屋(陽介の部屋のクローゼット)にきっちり飾られている。

現実世界に出てくるようになってからは花村陽介に衣食住を肩代わりしてもらっており、彼と共にジュネス八十稲羽店でのアルバイトに精を出している。
持ち場は主にフードコートや食品売り場で、着ぐるみを着て仕事をしていることも関係して、ジュネスのマスコット的存在として知られるようになる。
なお、熊田の姿となっている際の着ぐるみは人間でも装着できるらしく、アニメ版では学童保育のアルバイトで鳴上悠(主人公)が子どもを喜ばせるために着用した。
また、特殊能力として任意で平たく薄くなる能力も得られるようになりP4Uではクマ総統に拉致されたクマが薄くなる能力を発揮して捕らえられたロッカーから脱出するシーンが描かれている。

基本的にボケに輪を掛けたボケキャラで、普段からとぼけた言動が多く決定的に緊張感に欠ける。
また非常に女好きかつ好色で、特捜隊メンバーを含めて何かと女性にナンパをかけるが、そのぶっ飛んだ性格のため成功例は数えるほどしかない。
周りの空気を読まないことも多く、常日頃の暴走っぷりに引きずり回されている特捜隊メンバー(特に男性陣)からは、時折仕返しされることもある。

しかし一方で義理堅く、「約束」に対して真摯。仲間の事を思う気持ちも非常に強く、主人公達がりせの影に追い詰められた際には文字通り捨て身の特攻で危機から救い出した。
仲間の中でも特に主人公を深く敬愛しており、センセイと呼んで慕っている。
その他の特捜隊で特に付き合いが深いのは主人公と共に約束を交わし、上述のように居候している花村陽介であり、
ジュネスで共にバイトしていることも手伝ってか行動を共にしていることが多い。互いに遠慮の無いやり取りや、
二人共どこか性格が似通っていることもあいまって、その関係は仲のいい兄弟に近い。
また主人公の従妹である堂島菜々子とも「いっしょに遊ぶ」という約束をし、非常に仲が良い。クマが自分の正体を思い出したのも菜々子が心肺停止に陥ったショックからで、菜々子が昏睡状態から回復したのもクマの呼び掛けからであった。
物語終盤に一度失踪するが、このとき誰もがクマのことを大事な仲間と思ってたということが分かる。

性格のため言い回しも非常に独創的で、上記のように主人公を「センセイ」と呼ぶのがその代表。主人公以外の男性陣へは基本的に下の名前(堂島遼太郎へは「パパさん」、足立透は「アダッチー」など揺らぎがある)、女性陣は「○○チャン(○○には下の名前の最初2字が入る)」で呼んでいる。
なお、直斗への呼称は、無印やゲーム版ドラマCD第1弾では彼女が女性と判明した後も「直斗」だったが、ドラマCD2代以降及びP4Gで追加されたイベントでは「ナオチャン」となっている。

初期は軽く押しただけでひっくり返り、自力で起き上がれないほど非力だったが、ペルソナに覚醒した際自らを鍛え直した結果、自力で起き上がれるようになった。その方法は胴体の重心を移動させる方法。

手先が器用でテレビの世界で特捜隊メンバーがかけてるメガネは全てクマお手製である。また鼻メガネも作ったことがあり天城雪子が大絶賛していた。実際にテレビの中の世界で使える仕様の鼻眼鏡も作ったが、最終的には巽完二に投げ捨てられる(アニメではしばらく着用)。が、熱い要望により、ゴールデンでは衣装の一部として登場した。シリアスさをぶち壊す戦闘を演出できる。
一方で、字は絶望的に下手。ドラマCDで直斗からは「クサビ文字」とまで言われる有様。

かなり大食いで菓子の中でもアイス、特に現実世界に出てきた初日に陽介のおごり及び完二の薦めで食べたホームランバーが大好物。
しかし、鍋島ラーメン「はがくれ」 ではラーメンを11杯も食べて自力では動けなくなるほどの食べ過ぎ状態に。

出会った当初からずっと自分の正体が何か分からず苦悩していたが、物語終盤で自分がシャドウであったことを自覚する。
作中の台詞を要約すると、「ある時一体のシャドウに自我が芽生えた。そのシャドウは、自分が自分以外の誰かに好かれたいと思うが故にクマの格好をし、自らの意思で「自分がシャドウであること」すらも忘却した」
言うなれば、「シャドウの突然変異種」とも呼べる存在がクマである。
シャドウや誰かのシャドウに自我が芽生えたケースは、P4の過去作であるP3(本編)において一人、FES(後日談)において一人確認されている。
望月綾時メティスがそれに相当する(実際、甘いマスクでモテモテの同類の存在を感じてるような発言もある)。
ただし、前者は存在が設定されていた段階で「シャドウの中でもことさら強大で、特別な役目を担う存在」であったこと、後者は「怪物としてのシャドウの変異体というよりは、ユング心理学において説明されているシャドウという解釈のほうが色濃い」といった違いがあるため、本当にただの凡百のシャドウが自我を獲得したのはシリーズ現行最新作であるP5を含めてもクマだけである。
人間の姿が美少年だったり女好きであるというのも「誰かに好かれたい=モテたい」という潜在意識からという側面があったようで、菜々子やP4Uのラビリスなどから純粋な感謝を受けたときは、普段の好色さやお調子者具合からは信じられないほど本心から照れてしまっている。

上記のように菜々子が死んだと思われた際にショックから正体を思い出すとともに、現実世界から姿を消してしまう(意識がシャドウに戻った=現実世界で活動する体を一時的に消失したための模様)。
その後ベルベットルームで主人公と再会して正体を告げ、シャドウが現実世界にいるわけにはいかないため皆と一緒にいるわけにはいかないこと、菜々子を救えなかったことに対しての謝罪をするが、菜々子がまだ生存していることを教えられる。
そのために生じた迷いから現実世界に戻ってきて、シャドウである自分であっても、外見からではない本当の意味で必要としてくれる者たちがいることとを認識し、シャドウであるという事実を受け入れた。

P4本編のノーマルor真ENDにおいて、テレビの世界に戻ると言っているが、P4UやP4Gでの後日談での状況を見る限り未だ花村家に居候中と思われる。
P4本編のシナリオ上(バッドエンドではないため)必ずカムイに転生するのだが、P4Uではなぜかキントキドウジのままである。

「Persona4 the Golden ANIMATION PRODUCTION PROGRAMS」の設定資料集によれば、設定上の身長はクマは130cm、熊田は160cmになっている。他の者より内面的に幼く動きが多いために設定身長よりも低めに設定し、子どもっぽく描いているのだと思われる。
ただし、これは作画時のキャラ対比のために設定されたものなので実際の設定身長と同じという訳ではないが、P4Gラストの集合写真などを見ると花村たちと比較して170cmよりも低めに描かれているようなので、作品を通して低めに描かれるようになっているのかもしれない。


漫画版


関連書籍(小説等)


戦闘スペック

全ての能力がバランスよく伸びていく。
特に魔の伸びは雪子に次いで二位。しかし耐まで雪子と同レベルで、後期ペルソナに移行しても電撃属性の弱点は相殺されないので、打たれ弱い。
覚えるスキルは氷結魔法、バステ回復、HP回復、補助スキルと多岐にわたるが、あまりに幅広すぎるためスキルの取捨選択が非常に難しい。
「何をやらせるか」を明確に決めておかないと、半端な器用貧乏なキャラになってしまう可能性もある。
物理スキルは全く覚えないものの力はそこそこ高いので、装備を整えればアタックでも十分ダメージを与えられるが、武器に命中率の低いものが多いのがネックとなる。
使い勝手としては陽介と雪子を足して2で割ったようなものと考えればよい。

P4Gの仕様変更で、初期習得スキルに毒串刺し、レベルアップスキルにギガンフィストと物理系スキルが追加されているため、より多彩な役割を任せられるようになった。反面、スキルの取捨選択がさらに悩むようにもなった。
防御面においては耐性こそ変化は無いが防御の心得が習得できるため、無印に比べて倒れづらくなった。
バイクイベントで追加されるスキルにはクマの仕様を劇的に変化させるような
ものは無い。
最終段階のペルソナへ転生させると習得できるスキルは「カムカムミラクル」。
敵味方どちらかもしくは両方にHP,SP全快効果やバステ付着、ダウンなどの効果がランダムで現れるという博打技。
SP消費が25なので、キツネの機嫌が悪いときに全快効果を狙うくらいだろうか。それ以外ならボス戦のピンチ時にHP・SP回復狙い程度と、いまいち使いどころが掴めないスキルと言える。


非公式

発売前はウザイ等と嫌われていたがウザカワイイという人もおり、発売後はカワイイと評判がよくなった。
P4G収録の「鞠子の部屋」におけるインタビューによると、クマ役の山口勝平氏自身も初期は「ウザイ」キャラとして演じていたが、何度も演じるにつれて「ウザカワ」へと変えていったとの事である。

アニメ版放送時にニコニコ動画で行われた「マヨナカ生テレビ」出演時
における収録の裏話では、ゲーム開発当初は熊田を着ぐるみクマと同じ声で演じていたのだが、キャライラストが付いたところ非常に違和感があったため、熊田を現在の声質で演じることとなり、熊田のパートを収録しなすこととなったと語っている。

アニメ版以降、クマに関連するワードとして「イキリタツ!」が使われている。
これは元々マヨナカ生テレビのコーナーにおいて山口氏がアドリブで発言したもので、後にアニメ本編でのアドリブや山口氏のその後の出演でたびたび使われた事に由来する。
なお、この元のセリフは下ネタとしての発言であり、意味はお察しいただきたい。ちなみに山口氏は直後にちゃんと謝罪している。

ペルソナ


初期段階

初期段階ではクマの中から美少女が出てくる予定だったが途中で直斗が女性に変更されたためクマの中身に美少年枠が回ってきて今の熊田が出来た。
余談だが初期イメージ案のクマは多分今のほうがマシだと思われる。(だって初期案2がカラフルで今の可愛さがないんだもの…)

考察

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年03月27日 15:02