最近WindowsPEというWindowsのLiveCD環境があることを知った。
今まではWindowsが起動しなくなったPCのバックアップなどはKNOPPIXやUbuntuを使っていたが(*1)、今更ながらWindowsPEという便利なものがあるらしいと知って作ってみた。
今まではWindowsが起動しなくなったPCのバックアップなどはKNOPPIXやUbuntuを使っていたが(*1)、今更ながらWindowsPEという便利なものがあるらしいと知って作ってみた。
検索してみればいろいろなサイトでWindowsPEの作成、カスタマイズ方法について解説されていたので、ここでは参考になるサイトを紹介する。
- Microsoft - Windows? 7 用の Windows? 自動インストール キット (AIK)
- http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=696dd665-9f76-4177-a811-39c26d3b3b34&DisplayLang=ja
Windows回復環境(以下WinRE)が欲しい場合、Windows7では c:\recovery の中にWinre.wim(*2)が入っている。
これはそのままsourcesに置いて、ブート情報をbcdストアに追加してやれば回復環境として使うことができる。
PEと回復環境のイメージファイルはどちらも200Mに満たないので、ブートCDやUSBメモリを作るならどちらも起動できるようにしておくと便利。
単独のWinREディスクが欲しいならバックアップと復元メニューから簡単に作成可能。
これはそのままsourcesに置いて、ブート情報をbcdストアに追加してやれば回復環境として使うことができる。
PEと回復環境のイメージファイルはどちらも200Mに満たないので、ブートCDやUSBメモリを作るならどちらも起動できるようにしておくと便利。
単独のWinREディスクが欲しいならバックアップと復元メニューから簡単に作成可能。
WindowsPE作成 参考リンク
な○の 屋
WinPEがブートするUSBメモリの作成方法を詳しく説明している。
マルチブートUSBメモリについての説明も参考になる。
特にめんどくさいbcdストアを簡単に編集できるバッチファイルは非常に便利。
マルチブートUSBメモリについての説明も参考になる。
特にめんどくさいbcdストアを簡単に編集できるバッチファイルは非常に便利。
私はここを参考にWinPEを作成した。
WinPE 3.0 ( Windows AIK for Windows 7 )
http://yuichi.tea-nifty.com/blog/winpe_3x/index.html
WinPE2.0 (WindowsAIK で マルチwimイメージ & DOSブート なUSBメモリ作成)
http://yuichi.tea-nifty.com/blog/2007/11/winpe20_windows_5486.html
バッチファイルのメモ 2
http://yuichi.tea-nifty.com/blog/2008/02/2_9d5b.html#editbcd
http://yuichi.tea-nifty.com/blog/winpe_3x/index.html
WinPE2.0 (WindowsAIK で マルチwimイメージ & DOSブート なUSBメモリ作成)
http://yuichi.tea-nifty.com/blog/2007/11/winpe20_windows_5486.html
バッチファイルのメモ 2
http://yuichi.tea-nifty.com/blog/2008/02/2_9d5b.html#editbcd
Microsoft support
PEにIMEを組み込む時に。
x64版Winでx86版WinPEにIMEを組み込む方法については上記「な○の屋」さんに書いてある。バッチの一部を書き換えるだけ。
x64版Winでx86版WinPEにIMEを組み込む方法については上記「な○の屋」さんに書いてある。バッチの一部を書き換えるだけ。
- Windows PE 2.0 に Input Method Editor (IME) サポートを追加する方法
- http://support.microsoft.com/kb/926181/ja
Microsoft TechNet
- チュートリアル : Windows RE イメージを作成する
- http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc749147%28WS.10%29.aspx
@IT
WinPE2.0ディスクの作成方法と、bcdeditの使い方の説明。
bcdに項目追加する時は「な○屋」さんのbcd編集バッチが便利だが、ちょっと編集したいとか削除したい時には結局bcdeditを使うことになるので参考になる。
bcdに項目追加する時は「な○屋」さんのbcd編集バッチが便利だが、ちょっと編集したいとか削除したい時には結局bcdeditを使うことになるので参考になる。
- 管理者必携! 最強のデータ・サルベージ・ツールを自作する
- http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/winpe2/winpe2_01.html
- bcdeditでVista/Windows Server 2008のブートOSメニューを変更する
- http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1110bcdedit/bcdedit.html
Computerworld.jp
実はよく読んでないけど参考になりそうだったので。
- Windows PE 完全活用ガイド―[1]PEを使いこなすための基礎知識
- http://www.computerworld.jp/topics/mws/164289.html
http://pnpk.net
EeePCをWinPEを使いバックアップする方法を丁寧に解説している。
勿論他のPCを使っていても使える知識なので参考になる。
勿論他のPCを使っていても使える知識なので参考になる。
- EeePCをWindows PEでバックアップする@DriveImage XML、ImageX、Norton Ghost
- http://pnpk.net/cms/archives/2370
@Palm84
SYSLINUXでマルチブートUSBメモリを作る際に参考になる。
未だもってDOS環境が必要になることも時々あるので、ついでにFreeDOSも使えるとうれしい。
未だもってDOS環境が必要になることも時々あるので、ついでにFreeDOSも使えるとうれしい。
- 【私的】SYSLINUXでマルチブート(USBメモリ&ネットワーク)
- http://www10.plala.or.jp/palm84/syslinux.html
2ch Windows板
スレのリンクを貼ってもそのうち落ちるので適当に検索して欲しい。
WindowsPE、Bart's PE、VistaPE、それぞれのスレが立っている。
WindowsPE、Bart's PE、VistaPE、それぞれのスレが立っている。
WindowsPEはここで紹介したMicrosoft純正のプレインストール環境。
Bart's PEはXPベース(*3)、VistaPEはVistaベースのWindows LiveCD作成ツール。
いずれも試したことがないのでよく知らないが、cmd.exeがシェルになる(*4)WindowsPEとは違い、通常のWindows環境に近いリッチな環境のディスクが作成できるようだ。
ただしWindowsのセットアップCD,DVDが必要になる。
いずれも試したことがないのでよく知らないが、cmd.exeがシェルになる(*4)WindowsPEとは違い、通常のWindows環境に近いリッチな環境のディスクが作成できるようだ。
ただしWindowsのセットアップCD,DVDが必要になる。
アプリケーション
WinPEに組み込んでおく or PE上で使えると便利なアプリケーションを紹介する。
WinPEは構成ファイルをすべてメモリ上に展開するので、あまりたくさんのアプリを組み込むとメモリの制限が厳しくなる。
それほど使わないアプリケーションはwimファイルには組み込まず、USBメモリ(or CD/DVD)上のフォルダに配置した方がいいだろう。
それほど使わないアプリケーションはwimファイルには組み込まず、USBメモリ(or CD/DVD)上のフォルダに配置した方がいいだろう。
最低限のWin32アプリケーションは動作する(*5)が、動かない(必要なdllが足りないなど)ものも多い。
何が動いて何が動かないかは実際試してみて確認するしかない。下で紹介するアプリケーションは動作を確認した。(*6)
何が動いて何が動かないかは実際試してみて確認するしかない。下で紹介するアプリケーションは動作を確認した。(*6)
dd for windows
Unix系OSで使えるddコマンドのWindows版。
単なるファイルコピーならxcopyでいいが、MBRも含めたコピーorバックアップを行うならddが便利。
でも壊れかけHDDの救出に使うなら適当なLinux等でddrescueを使った方がいい。
単なるファイルコピーならxcopyでいいが、MBRも含めたコピーorバックアップを行うならddが便利。
でも壊れかけHDDの救出に使うなら適当なLinux等でddrescueを使った方がいい。
- chrysocome.net - dd for windows
- http://www.chrysocome.net/dd
portableapps.com
色々なオープンソースアプリケーションのポータブル版を作成しているサイト
PEでもネットくらいは見れるとうれしい…という時にFirefoxPortableやChromeが便利。
PEでもネットくらいは見れるとうれしい…という時にFirefoxPortableやChromeが便利。
7-zip
高い圧縮率を誇る7-zip形式での圧縮が可能なアーカイバ。
zip系の圧縮と、いろいろなファイルの解凍に使える。wimファイルの中身をのぞくこともできる。
同梱の7zファイルマネージャはエクスプローラーライクな2画面ファイラとして使うことができる。
GUIでファイル操作を行いたい人は入れておくとなにかと便利。
x64版もあるのでPEx64でも使える。
zip系の圧縮と、いろいろなファイルの解凍に使える。wimファイルの中身をのぞくこともできる。
同梱の7zファイルマネージャはエクスプローラーライクな2画面ファイラとして使うことができる。
GUIでファイル操作を行いたい人は入れておくとなにかと便利。
x64版もあるのでPEx64でも使える。
notepad2
Windows標準のメモ帳の置き換えを狙った軽量テキストエディタ。
メモ帳では機能が貧弱すぎるという場合に。
普段WindowsではTerapadを使っているが試しに入れてみた。まぁ、普通に便利なエディタです。
x64版がある。
メモ帳では機能が貧弱すぎるという場合に。
普段WindowsではTerapadを使っているが試しに入れてみた。まぁ、普通に便利なエディタです。
x64版がある。
あふw
私が普段使ってるファイラ。
これがないといろいろ困る。
これがないといろいろ困る。
Blackbox for Windows
やっぱりシェルが欲しいという人に。合計ファイルサイズ1Mに満たない超軽量のシェル。bb4winの略称で呼ばれる。
bbLeanという派生版が人気らしい。
bbLeanという派生版が人気らしい。
- 2ch bb4winスレのwiki
- http://bb2ch.is.land.to/index.php?FrontPage
この手の代替シェルは昔ちょっといじったことがあるくらいだったが、今回試しに導入してみた。
メニューの設定ファイルなどが構造化テキストになっているため非常にわかりやすい。
しかしPE上でランチャー代わりに使うならあふwのメニューでもいいし別になくても…
メニューの設定ファイルなどが構造化テキストになっているため非常にわかりやすい。
しかしPE上でランチャー代わりに使うならあふwのメニューでもいいし別になくても…
筆者のWinPE
起動時にMSIME、bb4win起動と、ついでに入れたFINALDATA2006のレジストキー書き込みを行っている。
bb4winの右クリックメニューはほとんどアプリケーションへのショートカット。
bb4winの右クリックメニューはほとんどアプリケーションへのショートカット。
画像ではfirefoxPoatableと7-zipPortable(7zFM.exe)を起動している。
7-zipファイルマネージャはF9(若しくは表示メニューから)で2画面表示モードにできる。
左右のウインドウでファイルのコピーなどが行える。基本的にエクスプローラと同じ使い方ができるので、エクスプローラ風のファイラが欲しい人には便利。
7-zipファイルマネージャはF9(若しくは表示メニューから)で2画面表示モードにできる。
左右のウインドウでファイルのコピーなどが行える。基本的にエクスプローラと同じ使い方ができるので、エクスプローラ風のファイラが欲しい人には便利。
http://pnpk.netの紹介にもある通り、DRIVEIMAGE XMLを動作させるにはいくつかファイルをsystem32に追加してやる必要がある。
FINALDATA2006も何かが足りなくて最初動かなかった。メモとらなかったので何だったかは忘れた。
FINALDATA2006も何かが足りなくて最初動かなかった。メモとらなかったので何だったかは忘れた。