1章2節【小川、襲撃】
~狂熱の残骸~
神「まぁゆき兄らしい手紙だよな」
天「すんげー邪気眼だよw」
え「で、問題のゆき兄はどこにいんだろうなw」
黒「どうせ驚かそうとしてるんだ…」
神「どんな登場の仕方すっか楽しみだなw」
神「まぁゆき兄らしい手紙だよな」
天「すんげー邪気眼だよw」
え「で、問題のゆき兄はどこにいんだろうなw」
黒「どうせ驚かそうとしてるんだ…」
神「どんな登場の仕方すっか楽しみだなw」
パチンと音がして
辺りが暗闇に包まれた
辺りが暗闇に包まれた
全員「お」
神「来たか?来たか!?w」
ピ「待ってましたw」
え「ゆーきー兄ー!」
黒「ごはッ!!」
え「どした、黒!?」
神「ぐぁっ!!」
ピ「がッ!」
天「何だ!?」
え「ごぁっ…!!」
天「えびッ!?ぐはッ!!!」
神「来たか?来たか!?w」
ピ「待ってましたw」
え「ゆーきー兄ー!」
黒「ごはッ!!」
え「どした、黒!?」
神「ぐぁっ!!」
ピ「がッ!」
天「何だ!?」
え「ごぁっ…!!」
天「えびッ!?ぐはッ!!!」
動く者が誰もいなくなって
しばらくして、明かりがついた
しばらくして、明かりがついた
小「リベラ・メのノイズが少し消えた…」
剣「…目論見は当たっていたか」
小「ゆき兄を装った手紙にかかったのはこの5人だけか」
剣「手間がかかるな」
小「…俺とお前の意志は決まっている…」
剣「そして、彼女を除いて」
小「あと、5人」
剣「外道は、来てないのか」
小「ち…あの馬鹿が…」
剣「…目論見は当たっていたか」
小「ゆき兄を装った手紙にかかったのはこの5人だけか」
剣「手間がかかるな」
小「…俺とお前の意志は決まっている…」
剣「そして、彼女を除いて」
小「あと、5人」
剣「外道は、来てないのか」
小「ち…あの馬鹿が…」
ドアが勢いよく開け放たれた
剣を持った高橋が飛び込んでくる
高「おい!誰かいるか!!」
剣「ほう」
小「クッ…ハハハ!!これはいい!
狙いが向こうから飛び込んできてくれた!」
高「小川ッ…剣三郎もか…!」
小「お前で6人目だ高橋!
正直、1番手がかかると思ってたんだが俺はラッキーだな!!」
高「なっ…」
剣を持った高橋が飛び込んでくる
高「おい!誰かいるか!!」
剣「ほう」
小「クッ…ハハハ!!これはいい!
狙いが向こうから飛び込んできてくれた!」
高「小川ッ…剣三郎もか…!」
小「お前で6人目だ高橋!
正直、1番手がかかると思ってたんだが俺はラッキーだな!!」
高「なっ…」
高橋の目に飛び込んできたのは血を流し
地面に倒れこんでる5人だった
地面に倒れこんでる5人だった
高「てめぇ!」
剣「…俺がやろうか?」
小「いや、見せてやるよ…ゆき兄には出来なかったリベラ・メの使い方を」
高「はっ!!」
体勢を低くして小川へと飛び込む
高橋の剣が振り下ろされる
小川は動かない
高「避ける気が無い…!?」
剣「…俺がやろうか?」
小「いや、見せてやるよ…ゆき兄には出来なかったリベラ・メの使い方を」
高「はっ!!」
体勢を低くして小川へと飛び込む
高橋の剣が振り下ろされる
小川は動かない
高「避ける気が無い…!?」
ガキィィィンと金属音が響いた
剣は空中に現れた光の盾に止められていた
剣は空中に現れた光の盾に止められていた
高「何だ…これ!?」
小「リベラ・メだよ」
高「…くそッ!」
小「リベラ・メだよ」
高「…くそッ!」
一旦引いて体勢を整える高橋
二呼吸ほど置いて剣を構えなおし、飛び込む
二呼吸ほど置いて剣を構えなおし、飛び込む
ガキン、ガキン、ガキン、ガキン
高「なんなんだ…!何なんだよコレは!!」
小「気が済んだか」
高「くそッ!」
小「気が済んだか」
高「くそッ!」
飛びのいて防御の構えに入る
何が来るかはわからない、だからカウンターなど考えずに完全に防御に徹する事にした
小川の手に光が集まり収束する
何が来るかはわからない、だからカウンターなど考えずに完全に防御に徹する事にした
小川の手に光が集まり収束する
小「神槍リベラ・メ」
高「槍…!」
小「…」
高「…」
高「槍…!」
小「…」
高「…」
睨み合い。
いつ来るか、わからない攻撃に全神経を集中させる高橋
いつ来るか、わからない攻撃に全神経を集中させる高橋
小「ふ…」
高「…」
小「神をも越える一閃なる衝撃!」
高「早いッ!!!」
高「…」
小「神をも越える一閃なる衝撃!」
高「早いッ!!!」
キィィィィィン!!!
小「止めたか」
高「…守りに徹したのは…正解だった」
小「それで、終わりと思ってるのか?」
高「何?」
高「…守りに徹したのは…正解だった」
小「それで、終わりと思ってるのか?」
高「何?」
パチッパチッ
高「何だ…この音は」
小「爆」
小「爆」
高橋を中心に
轟音と光と熱が巻き起こった。
轟音と光と熱が巻き起こった。
高「うぁあああああああああああ!!!!」
剣「…俺の金色の蛇の応用だな…
例え止められても後から巻き起こる爆発は防ぎようが無いか…」
小「神にも見切れぬ刹那の槍!
消えろ、高橋ッ!」
剣「…俺の金色の蛇の応用だな…
例え止められても後から巻き起こる爆発は防ぎようが無いか…」
小「神にも見切れぬ刹那の槍!
消えろ、高橋ッ!」
槍は、高橋を貫いた
高「ぁ…」
ズルリ、と槍が抜かれる
高「…ゆ、き…兄…わり…ぃ…」
ドサリと、崩れ落ちた高橋
ズルリ、と槍が抜かれる
高「…ゆ、き…兄…わり…ぃ…」
ドサリと、崩れ落ちた高橋
剣「…終わったか」
小「あと、4人だな」
剣「ちゅるやさんに、ゆきちゃんに、腹筋に外道か…」
小「…心当たりを手当たり次第に当たっていくしかないな」
剣「とりあえず、もうここに用は無いな…」
小「あと、4人だな」
剣「ちゅるやさんに、ゆきちゃんに、腹筋に外道か…」
小「…心当たりを手当たり次第に当たっていくしかないな」
剣「とりあえず、もうここに用は無いな…」
2人が出ようとした時
扉の前に立ちはだかる者が1人
扉の前に立ちはだかる者が1人
夜「まだだよ」
小「…誰だ」
夜「夜叉丸と申します、新世代の1人です」
小「…新世代?…よくわからんが、失せろ」
夜「そういう訳にも…いかないんですよッ!」
小「…誰だ」
夜「夜叉丸と申します、新世代の1人です」
小「…新世代?…よくわからんが、失せろ」
夜「そういう訳にも…いかないんですよッ!」
ガキィン
夜「…止められた」
小「何の真似だ…!」
剣「小川、まかせろ」
雷「お前の相手は俺だって」
小「何の真似だ…!」
剣「小川、まかせろ」
雷「お前の相手は俺だって」
天井から落ちてきたかのように
上から現れ、ゆっくり立ち上がる男
上から現れ、ゆっくり立ち上がる男
雷「剣三郎、戒名組でありながらトンカツに魂を捧げた男」
剣「…誰だ?」
雷「答える義理は無いね」
剣「…いいだろう、相手になろう」
剣「…誰だ?」
雷「答える義理は無いね」
剣「…いいだろう、相手になろう」
夜「小川~、トンカツに魂売って何になるの?」
小「あの人がいれば、それでいい」
夜「駄目だこりゃ…」
小「お前も邪魔者か…!お前も邪魔をするのか…!
どいつもこいつも邪魔をしやがる…!」
夜「逆に私達はあんたが邪魔なんだけどね」
小「神鎌リベラ・メ」
夜「うおっ…鎌…」
小「邪魔するなら…!容赦無く斬る!!」
夜「恐いなぁ、もう」
小「あの人がいれば、それでいい」
夜「駄目だこりゃ…」
小「お前も邪魔者か…!お前も邪魔をするのか…!
どいつもこいつも邪魔をしやがる…!」
夜「逆に私達はあんたが邪魔なんだけどね」
小「神鎌リベラ・メ」
夜「うおっ…鎌…」
小「邪魔するなら…!容赦無く斬る!!」
夜「恐いなぁ、もう」
雷「おい、剣三郎よ」
剣「何だ」
剣「何だ」
剣三郎の剣を捌きながら
雷雲が問う
雷雲が問う
雷「お前は何のために戦ってるんだよ」
剣「俺は俺のために動く」
雷「小川に手を貸す事が自分のため?」
剣「小川を手伝う事が最終的には俺のためになる」
雷「へぇー?トンカツの復活がねぇ…」
剣「…なぜ知っている?」
雷「さぁね、それよりお得意の技はどうしたよ」
剣「…いいだろう…蛇剣オロチの威力…見せてやる…」
剣「俺は俺のために動く」
雷「小川に手を貸す事が自分のため?」
剣「小川を手伝う事が最終的には俺のためになる」
雷「へぇー?トンカツの復活がねぇ…」
剣「…なぜ知っている?」
雷「さぁね、それよりお得意の技はどうしたよ」
剣「…いいだろう…蛇剣オロチの威力…見せてやる…」
互いに距離を取り合う
剣「飲み込め!神速なる白蛇の顎よ!!」
白い、エネルギーの奔流
その加速の先に、雷雲がいる
雷「うおったぁ!!」
身体をひねり、横に飛びのき
ギリギリで白蛇の牙を避ける
雷「ハハッ!どうだよ!」
剣「お前…どこかで俺の技を知ったんだな」
雷「そうかもね」
剣「だけど、情報が古い」
雷「ああ?」
雷雲をかすった白いエネルギーの奔流は遥か先で渦を巻き
螺旋を描きながら後方から雷雲に突っ込んできた
雷「なッ!?」
剣「…人は進歩をやめた時に腐る」
白い、エネルギーの奔流
その加速の先に、雷雲がいる
雷「うおったぁ!!」
身体をひねり、横に飛びのき
ギリギリで白蛇の牙を避ける
雷「ハハッ!どうだよ!」
剣「お前…どこかで俺の技を知ったんだな」
雷「そうかもね」
剣「だけど、情報が古い」
雷「ああ?」
雷雲をかすった白いエネルギーの奔流は遥か先で渦を巻き
螺旋を描きながら後方から雷雲に突っ込んできた
雷「なッ!?」
剣「…人は進歩をやめた時に腐る」
土煙を巻き上げ、エネルギーの奔流は雷雲のいた場所に直撃した
雷雲の立っていた場所の床石は瞬時に瓦礫と化す
雷雲の立っていた場所の床石は瞬時に瓦礫と化す
剣「…力の差もわからない奴に勝利は来ない」
雷「そりゃお前じゃね?」
剣「ッ!?」
雷「そりゃお前じゃね?」
剣「ッ!?」
剣三郎の後ろに、雷雲はいた
バットを構えていた
バットを構えていた
雷「動くな」
剣「…こいつ…」
剣「…こいつ…」
夜「あっちは勝負がついたようだけど?」
小「だからなんだ、お前を倒して剣三郎を助ければいいだけだ」
夜「どうやって倒すのかな?」
小「だからなんだ、お前を倒して剣三郎を助ければいいだけだ」
夜「どうやって倒すのかな?」
小川の鎌は大振り
攻撃後の隙は大きいが、範囲はとてつもなく広い
懐に入れれば何とかなるが、それが出来ない
だから夜叉丸は逃げに徹していた
付かず離れずで鎌の攻撃範囲外ギリギリを保っていた
攻撃後の隙は大きいが、範囲はとてつもなく広い
懐に入れれば何とかなるが、それが出来ない
だから夜叉丸は逃げに徹していた
付かず離れずで鎌の攻撃範囲外ギリギリを保っていた
小「舞い踊れ!死神の両手!!
タナトスロンド!!」
タナトスロンド!!」
鎌を高速回転させながら夜叉丸に投げつける
常人ならそれを見ることも無くバラバラに切り刻まれるだろう
だけど、夜叉丸は違った
常人ならそれを見ることも無くバラバラに切り刻まれるだろう
だけど、夜叉丸は違った
夜「そこだっ!!」
リベラ・メは、ヌンチャクに弾かれて
上空高く弾け飛ぶ
夜「これで、防御もできないねッ!!」
すかさず、夜叉丸が間合いを詰めにかかる
だけど、小川は動かない
不敵な笑みを浮かべ、言った
小「降り注げ、痛みの雨
テンペストフォール!!」
夜「なッ!?」
上空高く弾け飛ぶ
夜「これで、防御もできないねッ!!」
すかさず、夜叉丸が間合いを詰めにかかる
だけど、小川は動かない
不敵な笑みを浮かべ、言った
小「降り注げ、痛みの雨
テンペストフォール!!」
夜「なッ!?」
上空から光の弾丸が無数に放たれた
打ち上げられたリベラ・メは上空で光弾へと姿を変え
夜叉丸に降り注いだ
打ち上げられたリベラ・メは上空で光弾へと姿を変え
夜叉丸に降り注いだ
夜「うあッ!」
小「甘いんだよ、全然駄目だね」
雷「夜叉丸!!」
小「甘いんだよ、全然駄目だね」
雷「夜叉丸!!」
雷雲が一瞬、夜叉丸に気を取られた
剣三郎はその隙を見逃さなかった
剣を瞬時に後ろに回した
剣「呑みこめ!青き蛇の顎よ!我の敵を包み込め!」
剣三郎はその隙を見逃さなかった
剣を瞬時に後ろに回した
剣「呑みこめ!青き蛇の顎よ!我の敵を包み込め!」
拡散、収縮
球状になったエネルギーの内に雷雲は閉じ込められた
雷「しまッ…!」
剣「消化」
球状になったエネルギーの内に雷雲は閉じ込められた
雷「しまッ…!」
剣「消化」
凝り固まったエネルギーに僅かな切れ目が入る
そこから爆散するエネルギー、中心には雷雲
そこから爆散するエネルギー、中心には雷雲
雷「うあああああああああああああッ!」
剣「ふん」
剣「ふん」
夜「雷雲…!くッ!」
夜叉丸は降りしきる光弾を避け、弾き
なんとかしのいでいた
小「…」
夜「いつまで、続くんだッ!」
小「ふ…」
ピタリと光弾の雨が降り止んだ
夜「!? チャンス!!」
瞬時に状況を判断し
頭を防御から攻撃に切り替えてヌンチャクを構え
小川へと飛び込む
夜「これで決まったぁああああああああ!!!」
小「ハハッ」
夜「え…!?」
夜叉丸は降りしきる光弾を避け、弾き
なんとかしのいでいた
小「…」
夜「いつまで、続くんだッ!」
小「ふ…」
ピタリと光弾の雨が降り止んだ
夜「!? チャンス!!」
瞬時に状況を判断し
頭を防御から攻撃に切り替えてヌンチャクを構え
小川へと飛び込む
夜「これで決まったぁああああああああ!!!」
小「ハハッ」
夜「え…!?」
小川の手には銃が握られていた
神銃リベラ・メ。その銃口は夜叉丸を確実に捕らえていた。
小川の笑みを浮かべた顔は、死神。
神銃リベラ・メ。その銃口は夜叉丸を確実に捕らえていた。
小川の笑みを浮かべた顔は、死神。
小「地の獄をその目で確かめろ。
魔弾【黄泉】」
夜「しまっ…」
桃「させるかッ!」
魔弾【黄泉】」
夜「しまっ…」
桃「させるかッ!」
リベラ・メに投げナイフが放たれ
衝撃で銃口が揺れる
放たれた魔弾は微かに夜叉丸をかすり、天井を破壊した
瓦礫の雨が降り注ぐ
衝撃で銃口が揺れる
放たれた魔弾は微かに夜叉丸をかすり、天井を破壊した
瓦礫の雨が降り注ぐ
小「ちッ!神盾リベラ・メ!」
剣「クッ!」
桃「逃げるよ、目的は果たした」
雷「…痛ゥ…了解ッ!」
夜「桃花ナイス!!」
剣「クッ!」
桃「逃げるよ、目的は果たした」
雷「…痛ゥ…了解ッ!」
夜「桃花ナイス!!」
瓦礫の雨が降り終わり
小川と剣三郎はゆっくり話し出した
小「逃げられたか」
剣「…あいつらは…誰だ?」
小「敵だろ、次は本気で潰す」
剣「小川」
小「何だ?」
剣「死体が無い」
小「奴らが持っていったのか…?」
剣「…だろうな、それかまだ生きていたか」
小「死体なら幾らでもくれてやる
仮に生きていたとしてもリベラ・メのノイズは消えた
もう奴らに用は無い」
剣「…そうだな」
小「残り4人」
剣「行くか」
小川と剣三郎はゆっくり話し出した
小「逃げられたか」
剣「…あいつらは…誰だ?」
小「敵だろ、次は本気で潰す」
剣「小川」
小「何だ?」
剣「死体が無い」
小「奴らが持っていったのか…?」
剣「…だろうな、それかまだ生きていたか」
小「死体なら幾らでもくれてやる
仮に生きていたとしてもリベラ・メのノイズは消えた
もう奴らに用は無い」
剣「…そうだな」
小「残り4人」
剣「行くか」
2人は、瓦礫と化した城を後にした
~隠者の小屋~
雷「どう何だ?」
ス「死んではないね」
夜「そっか」
雷「どう何だ?」
ス「死んではないね」
夜「そっか」
部屋には高橋、えび助、天下、神楽、黒翼天、ピュアハートの6人が寝かされていた
それぞれの身体に付けられた機材は大型のコンピューターに直結されている
それぞれの身体に付けられた機材は大型のコンピューターに直結されている
雷「ゆき兄は小川がこいつらの命を狙ってるといったが…」
夜「なんで、小川は殺さなかったなんだろう?」
ス「仮説だけどね」
雷「ん?」
ス「小川の目的はわかるよね?」
雷「リベラ・メを完全に自分の物にして
死者復活の儀を行おうとしている」
夜「誰を復活させるかってのは…まぁ言わなくても」
ス「そう、ならなぜ、小川はこいつらを殺そうとするのかは?」
雷「理由は知らないけど…リベラ・メの完全使用に邪魔なんだろ?」
ス「そう、それは1年前のあの時に遡る」
夜「トンカツの乱」
ス「そう、あの乱の最後の流れを思い出して…」
雷「確か…ゆき兄が死者復活の儀で生き返って」
夜「その後、ゆき兄が自分の命を使って13人を生き返らせて」
雷「で、その後、皆が願ってゆき兄が復活だったよね」
ス「そうそう、んじゃこっち来て、説明する」
夜「なんで、小川は殺さなかったなんだろう?」
ス「仮説だけどね」
雷「ん?」
ス「小川の目的はわかるよね?」
雷「リベラ・メを完全に自分の物にして
死者復活の儀を行おうとしている」
夜「誰を復活させるかってのは…まぁ言わなくても」
ス「そう、ならなぜ、小川はこいつらを殺そうとするのかは?」
雷「理由は知らないけど…リベラ・メの完全使用に邪魔なんだろ?」
ス「そう、それは1年前のあの時に遡る」
夜「トンカツの乱」
ス「そう、あの乱の最後の流れを思い出して…」
雷「確か…ゆき兄が死者復活の儀で生き返って」
夜「その後、ゆき兄が自分の命を使って13人を生き返らせて」
雷「で、その後、皆が願ってゆき兄が復活だったよね」
ス「そうそう、んじゃこっち来て、説明する」
スイカは机の上に置かれた紙に絵を書き出した
ス「まずリベラ・メに100の力が合ったとする」
雷「ああ」
ス「死者復活の儀で力が99ほどゆき兄の身体に移ったとする」
夜「ふむふむ」
ス「この時点でリベラ・メに1。ゆき兄に99。ここまではいいね?」
雷「ああ」
ス「その後、ゆき兄は99の力+自分の命+皆の生き血で13人を復活させた」
桃「ふむふむ」
ス「99の力は多少の誤差はあれど、分散して13人に注ぎ込まれた」
雷「なるほど」
ス「その時点でリベラ・メは砕け散ったが1の力は残ってる」
ス「皆の想い+1の力でゆき兄は復活」
ス「ここでリベラ・メの力は完全に消え去った」
雷「で…?」
ス「そして、今回の事件の発端だ」
夜「決意の塔で小川がリベラ・メを復活させた?」
ス「そう、ただし復活させた時点でのリベラ・メの力は本来の1/13だろうね」
桃「…え?何で?」
ス「たぶん、小川は気づいてないけど元々リベラ・メは神が創った神具」
ス「いくら決意の塔の力とはいえ完全再現は不可能だろう」
ス「形だけは復活したが、それは完全なリベラ・メとしては機能していない」
ス「ならば、力はどこから手に入れるか。元々のリベラ・メの力を吸収するしかない」
雷「13個に分散された…リベラ・メの力…」
ス「まぁゆき兄は正統継承者だから例え13分割して皆に分け与えてたにしても
かなりの力がまだ残ってるだろうね」
ス「決意の塔でゆき兄が負けた原因もそこにあると思うんだ」
夜「っていうと?」
ス「ゆき兄の身体にあった、リベラ・メの力が共鳴してたんだと思う
だからあの時点では復活仕立てでもかなりの力がリベラ・メにはあったはず」
ス「ゆき兄の敗因は、ゆき兄自身が自分の中にあるリベラ・メの因子に気づいてなかった事と
リベラ・メについての知識で遅れを取ったせいかな」
桃「んで、それが何で命までは奪われない事に繋がるの?」
ス「リベラ・メが死者を生き返らす時の原理なんだけどね
最後のゆき兄復活の場合のような特殊な事例はともかくとして…
想いで増幅されたリベラ・メの力で対象の死体の傷や腐敗を癒し
最低限の心肺能力を回復させて、衰弱した体をリベラ・メの力が支えるって感じかな?」
雷「ふむふむ」
ス「だからね、生き返ってすぐの時になんらかの方法で体内からリベラ・メの力を抜けば
すぐにまた死んじゃうんだ」
ス「まぁでも、彼らはアレから1年も立ってるわけだ
リベラ・メのエネルギーを抜かれてもまた死ぬわけじゃない」
ス「ただ、身体が元気になってもリベラ・メのエネルギーは体内に残ってる
それで、1年のうちに身体に適応してしまったんだろうね」
雷「適応?」
ス「リベラ・メのエネルギーという臓器が体内に新たに出来たと考えればいい」
ス「しかし、当然リベラ・メのエネルギーはリベラ・メにあるべき物」
ス「もし、体を傷つけらればリベラ・メのエネルギーはそこを修復しようとする」
夜「だけど…それがリベラ・メで受けた傷なら…」
ス「そう、エネルギーは全てリベラ・メに戻る」
ス「これはつまり、体内の臓器が一部無くなったと同じ事
いくら、リベラ・メのエネルギーが無くても身体は元気だとしても
今まであった物が突然無くなるんだ、そりゃ身体にショックもかかる」
雷「なるほど」
ス「ゆき兄は正統継承者だからね
そんな事ぐらいでエネルギーの流出は無いんだろうけど」
ス「彼らを含む13人はまぁいわゆるイレギュラーな継承者だからね
リベラ・メの攻撃を受けただけでエネルギーが抜けたんだよ」
夜「で、いつ目覚めるんだ?」
ス「さぁ?一種の仮死状態だからね
でも、もう1年前の傷は癒えてるし、今さらリベラ・メのエネルギーが無くなっても死にはしない
そのうち目覚めるよ」
桃「ふーん…」
雷「ああ」
ス「死者復活の儀で力が99ほどゆき兄の身体に移ったとする」
夜「ふむふむ」
ス「この時点でリベラ・メに1。ゆき兄に99。ここまではいいね?」
雷「ああ」
ス「その後、ゆき兄は99の力+自分の命+皆の生き血で13人を復活させた」
桃「ふむふむ」
ス「99の力は多少の誤差はあれど、分散して13人に注ぎ込まれた」
雷「なるほど」
ス「その時点でリベラ・メは砕け散ったが1の力は残ってる」
ス「皆の想い+1の力でゆき兄は復活」
ス「ここでリベラ・メの力は完全に消え去った」
雷「で…?」
ス「そして、今回の事件の発端だ」
夜「決意の塔で小川がリベラ・メを復活させた?」
ス「そう、ただし復活させた時点でのリベラ・メの力は本来の1/13だろうね」
桃「…え?何で?」
ス「たぶん、小川は気づいてないけど元々リベラ・メは神が創った神具」
ス「いくら決意の塔の力とはいえ完全再現は不可能だろう」
ス「形だけは復活したが、それは完全なリベラ・メとしては機能していない」
ス「ならば、力はどこから手に入れるか。元々のリベラ・メの力を吸収するしかない」
雷「13個に分散された…リベラ・メの力…」
ス「まぁゆき兄は正統継承者だから例え13分割して皆に分け与えてたにしても
かなりの力がまだ残ってるだろうね」
ス「決意の塔でゆき兄が負けた原因もそこにあると思うんだ」
夜「っていうと?」
ス「ゆき兄の身体にあった、リベラ・メの力が共鳴してたんだと思う
だからあの時点では復活仕立てでもかなりの力がリベラ・メにはあったはず」
ス「ゆき兄の敗因は、ゆき兄自身が自分の中にあるリベラ・メの因子に気づいてなかった事と
リベラ・メについての知識で遅れを取ったせいかな」
桃「んで、それが何で命までは奪われない事に繋がるの?」
ス「リベラ・メが死者を生き返らす時の原理なんだけどね
最後のゆき兄復活の場合のような特殊な事例はともかくとして…
想いで増幅されたリベラ・メの力で対象の死体の傷や腐敗を癒し
最低限の心肺能力を回復させて、衰弱した体をリベラ・メの力が支えるって感じかな?」
雷「ふむふむ」
ス「だからね、生き返ってすぐの時になんらかの方法で体内からリベラ・メの力を抜けば
すぐにまた死んじゃうんだ」
ス「まぁでも、彼らはアレから1年も立ってるわけだ
リベラ・メのエネルギーを抜かれてもまた死ぬわけじゃない」
ス「ただ、身体が元気になってもリベラ・メのエネルギーは体内に残ってる
それで、1年のうちに身体に適応してしまったんだろうね」
雷「適応?」
ス「リベラ・メのエネルギーという臓器が体内に新たに出来たと考えればいい」
ス「しかし、当然リベラ・メのエネルギーはリベラ・メにあるべき物」
ス「もし、体を傷つけらればリベラ・メのエネルギーはそこを修復しようとする」
夜「だけど…それがリベラ・メで受けた傷なら…」
ス「そう、エネルギーは全てリベラ・メに戻る」
ス「これはつまり、体内の臓器が一部無くなったと同じ事
いくら、リベラ・メのエネルギーが無くても身体は元気だとしても
今まであった物が突然無くなるんだ、そりゃ身体にショックもかかる」
雷「なるほど」
ス「ゆき兄は正統継承者だからね
そんな事ぐらいでエネルギーの流出は無いんだろうけど」
ス「彼らを含む13人はまぁいわゆるイレギュラーな継承者だからね
リベラ・メの攻撃を受けただけでエネルギーが抜けたんだよ」
夜「で、いつ目覚めるんだ?」
ス「さぁ?一種の仮死状態だからね
でも、もう1年前の傷は癒えてるし、今さらリベラ・メのエネルギーが無くなっても死にはしない
そのうち目覚めるよ」
桃「ふーん…」
~狂熱の残骸~
瓦礫の山を歩く男がいた。
顔には、黒い仮面。
いや、黒いマントに、黒い剣。
その男は真っ黒だった。
瓦礫の山を歩く男がいた。
顔には、黒い仮面。
いや、黒いマントに、黒い剣。
その男は真っ黒だった。
仮「…誰もいねぇーよ…」
仮「急いで来たのになぁ…あー、全く」
仮「急いで来たのになぁ…あー、全く」
仮面の男は、瓦礫に座り込んだ
仮「あっち行ったりこっち行ったりと色々やってここまで来たのにな~…」
仮「まぁ、しょうがねぇか…」
仮「あっち行ったりこっち行ったりと色々やってここまで来たのにな~…」
仮「まぁ、しょうがねぇか…」
後方から、瓦礫を崩れる音がした
出「やっべぇー、遅れた」
仮「…」
出「うわッ!誰だお前!」
仮「んー…あー…仮面でいいわ、お前誰よ?」
出「出遅れショック坊…」
仮「ふーん…」
出「あ、お前もゆき兄からここに来るようにって連絡もらった?」
仮「ん?あー、まぁね」
出「ああ、何だ、お前も遅刻したんだな」
仮「…まぁ最初はこいつでいいか」
出「やっべぇー、遅れた」
仮「…」
出「うわッ!誰だお前!」
仮「んー…あー…仮面でいいわ、お前誰よ?」
出「出遅れショック坊…」
仮「ふーん…」
出「あ、お前もゆき兄からここに来るようにって連絡もらった?」
仮「ん?あー、まぁね」
出「ああ、何だ、お前も遅刻したんだな」
仮「…まぁ最初はこいつでいいか」
トンッと一歩、仮面の男が踏み出した
出「え?」
たった一歩、前に踏み出しただけだった
少なくても目ではそう見えた。
だけど、次の瞬間には、仮面の男は後ろにいた
そして、仮面はつぶやいた
仮「弱すぎる…駄目だこりゃ」
出「え?」
たった一歩、前に踏み出しただけだった
少なくても目ではそう見えた。
だけど、次の瞬間には、仮面の男は後ろにいた
そして、仮面はつぶやいた
仮「弱すぎる…駄目だこりゃ」
バシュッ!と、出遅れの胸から鮮血が噴き出した
出「な…え?」
何が起こったのかわからないまま、出遅れは地面に倒れた
血が、瓦礫を赤く染めていった
仮「…不意打ちと言っても、コレかよ…」
出「な…え?」
何が起こったのかわからないまま、出遅れは地面に倒れた
血が、瓦礫を赤く染めていった
仮「…不意打ちと言っても、コレかよ…」
仮面の男は、コツコツと足音を響かせながら
倒れている出遅れをそのままにして、その場から去っていった。
倒れている出遅れをそのままにして、その場から去っていった。
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