【がんばれごえもん きらきらどうちゅう ぼくがだんさーになったわけ】
ジャンル | アクション | |
対応機種 | スーパーファミコン | |
メディア | 24MbitROMカートリッジ | |
発売・開発元 | コナミ | |
発売日 | 1995年12月22日 | |
価格 | 9,980円(税別) | |
書換 |
ニンテンドウパワー 1997年9月30日/1,000円/F×6・B×4 |
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プレイ人数 | 1~2人 | |
判定 | バカゲー | |
ポイント |
横スクロールアクションに回帰 極まったパロディとおバカネタ 世界一ノリノリなゲームオーバー画面 連打ゲーの多さとインパクト戦廃止は不評 |
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がんばれゴエモンシリーズ |
SFC版『がんばれゴエモン』シリーズの4作目にしてSFCにおけるアクションシリーズ最終作(*1)。本作以降、タイトルからナンバリングが省かれるようになった。
アクションアドベンチャーであった前作から一転、再び横スクロールアクションに回帰した。システム面は『奇天烈将軍マッギネス』をほぼ踏襲しつつ、前作の謎解き・探索の要素も盛り込まれている。
「タイムトラベル」というテーマでSF要素が濃かった前作に続き、今作では宇宙に進出する。
今日はものしりじいさん98歳のバースデー。
そこにやって来た新客はなんとゴエモン・インパクト。
実は彼は惑星インパクト出身の宇宙人で、
故郷の星をセップク丸という悪いスポーツマンが荒らしているから帰らなければならないという。
「なに水くせぇこといってんでえ! 仲間じゃねえかっ!!」
ゴエモンたちはインパクトを助けるために宇宙へと飛び立った。
ついに地球を飛び出したゴエモンたちの運命やいかに…。
基本システム
+ | ミニゲーム一覧 |
キャラクター性能
前作で確立されたキャラクターの性能差を受け継いでおり、各々の特殊能力を活かして進む局面も多く存在する。
+ | キャラ一覧 |
ネタ・パロディ要素が満載
ゴエモンシリーズおなじみのネタ・パロディ要素も豊富。今作はコナミが得意な「スポーツ」をテーマにしているためか、いつも以上に気合が入っている。
エビス丸の武器が新体操の道具になっていたり、各エリアがスポーツをモチーフにしたデザインになっていたりするのは序の口で…
意味不明なサブタイトル
アクションゲームとしての面白さは健在
ミニゲームが充実
ゲームオーバー画面が秀逸
BGM
その他
インパクト戦廃止&ボス戦が連打ゲー
キャラチェンジに制限
キャラ間のバランス
アクションステージの難易度が高い
惑星ごとの難易度バランスが歪
敵を倒しても小判やアイテムが出ない
ゴールたぬきの仕様変更
説明不足過ぎる終盤のストーリー展開
アクションとしての面白さは健在。ネタ、演出共に進化を遂げているのは間違いなく、ゴエモンシリーズの一作としては十分な完成度である。
惜しむらくは連打要素の異様な多さ。ミニゲームとして見ればそれぞれの面白さはあるが、あまりの連打の過酷さは多くのプレイヤーを辟易させた。
また、ミニゲームの実質強制と、インパクトバトル自体が廃されてしまった事は大きすぎるマイナスポイントと言えよう。こうした欠点からSFCの前3部作ほどの評価は得られなかった。
ボス戦がミニゲームかつほとんど連打ゲー。この点さえ無ければ素直に良作として推せたであろうだけに、惜しい作品である。
とは言え、前述したようにゴエモンシリーズらしい面白さはしっかり発揮されているので、ファンならプレイする価値は十二分にあると言えるだろう。
*1 のちにエビス丸を主人公にしたスピンオフ作品が出ており、SFC版シリーズ最後の作品となっている。
*2 組み合わせの順番をよく見るとコナミコマンドになっているのがポイント。
*3 光の速度で7000年かかるほどの距離
*4 攻撃ボタン押しっぱなしでリボンを振り回し続ける
*5 『魂斗羅』に登場したザコ敵。「エイリアン」のフェイスハガーに似た…というかまるっきり同じ姿をしている。
*6 ゲーム版の時点で既にヤバい雰囲気を漂わせているが、後述する漫画版では児童誌にあるまじき描写まで登場する始末であった。
*7 スポーツマンとしての正しい姿勢、精神のこと。
*8 この街にいるタコ型宇宙人もインパクト顔になっている。怖いわ!
*9 小判・団子・大判が回っている輪の中に混じってウ〇コが配置されており、誤って触ってしまうと他のアイテムが消えてしまう。
*10 こちらは野外フィールドの茂みの近くでジャンプするとまれに出現し、取ると武器レベルが1段階下がってしまう
*11 また、このイベントに登場するキャラに関して、『ゆき姫救出絵巻』の事件との繋がりを示唆する台詞がある。
*12 でろでろ道中ではユーロビート調にアレンジされ、タイトルが「オニ127%」に変わっている。
*13 カバディメカのささやき声もよく聞くと氏が担当していることがわかる。
*14 同色の「おおだま」を3つ以上重ねて消した際にその傍に隣接している「こだま」が「おおだま」に変化する。同色が3つ以上そろった状態で「こだま」になればそのまま消えて連鎖に繋がる。そして連鎖が起きると相手方のフィールドに「こだま」がオジャマとして送り込まれるようになっている。この仕様上「こだま」が溜まれば溜まるほどピンチになると同時に、形勢逆転の可能性も高まることになる。
*15 当時のコミックボンボンに掲載された招き猫収集の攻略記事では、帯ひろ志氏のイラストで「堂々と立つサスケと、その足元でひれ伏す他3人」という構図が描かれる始末であった。
*16 実際、ラストバトルを除く惑星インパクト内でのイベントと言えば、町での敵幹部との会話だけである
*17 唯一の例外はよりによってあの悪名高い『黒船党』である
*18 ダンサー設定について言及ある程度で、宇宙人設定自体はノータッチ
*19 ただし、インパクト自身が引き続き自我を持っていたり、ゴエモン以外のキャラクターが「インパクトはん」「インパクトどの」「インパクトさん」と呼んでいるなど名残はある。
*20 ゲーム中でもよく見ると1つ前のステージが敵母艦に急接近したところでゴールするようになっており、「敵母艦に突入→脱出する」という展開自体がゲーム上の正式な流れと思われるが、説明なしではまずわからないだろう。
*21 SOSは地球にいたインパクトにFAXという形で届いた。名前の由来はおそらく、当時NTTFAXのCMに出演していた女優の一色紗英。
*22 『ゆき姫救出絵巻』発売時の購入者特典として配布されたOVA『次元城の悪夢』では梅津秀行氏がエビス丸役を担当している。また、ゴエモンの声優も異なる。
*23 現在はイベント終了によりプレイ不可