タイトルに機種依存文字が含まれているため、ページ名を便宜上『ポップンミュージック eclale』としております。


ポップンミュージック éclale

【ぽっぷんみゅーじっく えくらる】

ジャンル 音楽シミュレーション
対応機種 アーケード
発売・開発元 2016/10/30まで コナミデジタルエンタテインメント
2016/11/1から コナミアミューズメント
稼動開始日 2015年11月26日
判定 なし
ポイント 公募曲によるポップンらしさの復活
まさかの打ち切り終了
ポップンミュージックシリーズ


概要

アーケード版『pop'n music(ポップンミュージック)』シリーズの23作目。
サブタイトルの「éclale(エクラル)」はフランス語の「éclat(エクラ)=輝き」と「noble(ノーブル)=気品のある」を組み合わせた造語。

特徴

  • イラストの絵柄は前作『ラピストリア』同様の画風・デザインを踏襲しており、ジャンル名の撤廃やスコア計算式など前作から変更された要素はほぼそのまま継続。
  • 「ポップンクリエイターズパーティー」による楽曲やキャラクターの一般公募
    • 過去にも『20 fantasita』にて「つくって20」という同様の企画が行われていたが、本作では『SOUND VOLTEX FLOOR』から独立したポップン専用の公募サイトが立ち上げられており、過去作よりも大規模な展開となっている。
    • 楽曲公募コンテストで採用された楽曲がポップンに収録されている。
      • 稼働前に行われた「お題に挑んでクリエイト!ポップンオリジナル楽曲コンテスト☆大収録祭」の応募の際には「ラテン」や「テクノ」等、ジャンルを選択する形で、稼働直後より徐々に配信を重ね、実に40曲もの大量収録となった。
    • キャラクター公募は同じく公募を主体とするSDVXやMUSECAと共にイラスト投稿サイト『pixiv』とのコラボレーションを展開され、コンテストで採用されたキャラクターが実際に書き下ろし曲を担当する事になった。
    • さらに「お願い公募」と銘打ち、ユーザーからのお願いを募集。こちらは『10』の「お星様にお願い!」企画の再来とも言える。
      • 期間内にポップンをプレーすることで、公式サイトで叶えて欲しいお願いを投稿できた。
      • 投稿されたお願いはスタッフ選定の下にいくつかの候補が選ばれ、そこからさらに叶えて欲しいお願いをユーザー投票により決めるという形式だった。
      • 上記の投票の結果、最終的に14個のお願い候補が残り、徐々に解禁されていく形式となった。
        「○○さんの新曲が聴きたい」「○○のキャラに登場して欲しい」等といったお願いのテーマに沿ってポップンオリジナルの新曲が制作されている。
        中には「PONさんとwacさんに熱湯風呂をやって欲しいです。」という謎なお願いもあり、これもエイプリルフール企画として実現してしまった。
  • 前作の未クリアメダルの引継ぎ
    • 本作では前作ラピストリアでクリア失敗した譜面の灰色メダル(FAILED)がそのまま引き継がれる。
      • これまでのシリーズでは未クリアメダルが毎作引き継ぎ時に消滅していた。
      • あくまでラピストリアからの引継ぎである為、Sunny Park以前の既に消えた未クリアメダルは引き継がれない。
  • ポップンミュージックカードの連続払い出し機能
    • PASELIプレー限定だが、カードを引く際に追加でPASELIを払う事でもう1枚引く事が出来る(=1プレーで2枚まで引ける)ようになった。
  • コインプレー相当のPASELIプレー(ライトプレー)が可能になった
    • 2016/03/17のアップデートで、実質PASELIを支払ってコインプレーと同等のプレー(EXTRA STAGEが出現しない、イベントブースト無し)が可能になった。
      • 正確にはパセリ特典を排除した割引機能で、(店舗の設定にもよるが)通常のPASELIプレーが120円のところ、100円でコインプレーと同等となる。
      • 店舗によってはライトプレーが100円未満にされていることもあるため、元々ポップンの場合はPASELIプレーの特典が薄く、EXTRA出現を無視するならこちらの方が手軽にプレーできるということもあり喜ばれた。
  • キャラクター選択・楽曲選択方法がカテゴリ形式に変更
    • ポップンミュージック20 fantasia』までの表示形式に近い形だが、過去作のようにカテゴリを直接移動するのではなく、前作までのフォルダ同様に一旦カテゴリを選んで開く必要があり、操作の性質上フォルダの見た目が変わっただけとも見て取れる。
  • お気に入りカテゴリの追加
    • 楽曲のプレー終了時に7キーを押すことで登録でき、楽曲単位で自分の好きな曲のみを集めたカテゴリを作れる。
    • 2016/01/27のアップデートでキャラクターについてもお気に入りカテゴリが追加。こちらはキャラ選択画面で1キーを押すと登録。
  • EASY譜面で使用するボタンの数・配置の詳細が表示されるようになった。
    • ただしポプともスコアやクリア率など別の詳細情報を表示している間は表示されない。
  • 新オプション「JUDGE+」の追加
    • 「TIMING」を選択すると、ポップ君をGREAT判定以下で叩いた時のタイミングが早い(FAST)か遅い(SLOW)かがプレー中に表示されるようになる。
    • 前作まではオジャマだった「LOST(判定文字と光消滅)」「PANIC(判定文字がデタラメ化)」も「JUDGE+」に属するオプションに変更された。
  • ジャケットが表示される楽曲は、開始前のハリアイ画面で本来の担当キャラが表示されるように変更
    • Sunny Parkよりライセンス楽曲を中心に、選曲画面で担当キャラクターの代わりにジャケットイラストを使用している楽曲が導入されているが、今作ではこれらの楽曲を選んだ際、ハリアイ画面(曲開始前の準備画面)では実際の担当キャラのイラストが表示されるようになった。
    • ラピストリアではこれらの楽曲は親密度ゲージ(ハート)を貯められなかったため、キャラ表示に変更されたことでこれらの楽曲も担当キャラのゲージを貯めることが可能になった。
    • ただし表示されるキャライラストそのものは通常と同じで、過去作のような版権用の描き下ろしイラストではない(旧作では描き下ろしを使用していた「女々しくて」も通常のものに変更)。また、前作同様にジャケットキャラの対戦台詞は表示されない。
  • 「ポップンスターメーカー」
    • 1プレー終了後、エリアを指定し、そのエリアにいるキャラとメダルバトルをしてメダルを入手するイベント。
      • 一つのエリアには何人ものキャラがいて、その中からランダムで対象が指定される。
      • 初めて出会ったキャラとはバトル前に会話が入る。
      • 戦闘終了時には下記メダルを育てる為の経験値、楽曲解禁の為のルミナが入手できる。
    • メダルは最大4枚まで装備可能で、組み合わせによっては攻撃力が上がるコンボが発生する。
      • 対戦相手の体力ゲージを削り切った際にそのキャラのメダルを入手。
    • 条件を満たすことで選べるようになる裏エリアが存在し、裏エリアのボスを倒してメダルを入手することが後述のスターファクトリーでの隠し曲購入のための条件になっている。
    • スペシャルカードの特典コードにより入手できるスペシャルメダルもある。楽曲解禁等は無いが、限定メダルが確実に1枚入手できる。
  • 「スターファクトリー」
    • 「ポップンスターメーカー」等で入手したルミナを使用して、楽曲やキャラデコパーツを購入する事が出来る。
    • 条件隠し曲の解禁には特定キャラのメダル入手や、特定の楽曲のプレーが必要になっている。
    • ルミナは上限1000まで持ち越し可能。超過した分はそのプレー内に限り上限突破して1001以上も所持できるが、その回のうちに超過分を消費しておかないとプレー終了時に自動で切り捨てられて1000に丸められてしまう。
    • 販売価格はアイテムによって様々で、中には上限値である1000ルミナを丸々要求するものもある。
    • ルミナはスターメーカー以外にも各イベントなどで入手可能。
  • 新曲EX譜面が買い切り方式に変更
    • 今作では新曲のEX譜面のほとんどがスターファクトリーで販売されており、SOUND VOLTEXシリーズ等と同様の買い切り形式となっている。ルミナを使って購入しない限りは該当曲のEX譜面を選ぶことが出来ない。
      • ルミナは隠し曲の解禁等にも使用するため、稼働初期は隠し曲とEX譜面のどちらにルミナを使うかというジレンマもあった。
      • 例外的にライセンス楽曲や一部の追加楽曲、合同イベント等の楽曲は購入不要で最初からEX譜面が遊べる。
    • これにより今作のEXTRA STAGEではEX譜面無条件解放などは行われず、単なる1ステージ追加のみとなっている(Sunny Parkと同様)。

評価点

  • 公募曲によるポップンらしさの復活
    • やはり応募する側も「ポップンミュージック」を意識したようで、初期のポップンミュージック曲に近い雰囲気の曲が多く、全体的に原点に立ち返った雰囲気の曲が多い。
    • また、今回の楽曲公募はポップンらしさを差し引いても「FLOOR INFECTIONで多機種に移植されてなかったアーティストがポップンの楽曲公募で日の目を見た」や、「SDVXの人気アーティストが多くポップンに楽曲を提供して嬉しい」等と様々な評価や話題も振りまいた。
      • 加えて、「公募」がフィーチャーされた作品らしく、提供楽曲の約半分も「みんなでつくって20」出身者の楽曲で構成されていて、特にSDVX以外の機種に楽曲を書き下ろす機会が皆無だったBlackY氏の「Trixxxter」は大きな反響を呼ぶ事になった。
  • 新規の絵柄でイロモノキャラも描かれるようになった。
    • 稼働直後の追加曲でもアスパラ星人等が新規絵柄で描かれている。
    • 前作でほぼ皆無だったなんでもアリな非人間モチーフキャラも増加。代表例は八橋に女の子の顔と綺麗な美脚がくっついた「どすえ」。
  • お気に入りカテゴリの追加
    • 今までのカスタマイズカテゴリでは作れなかった自分の好きな曲やキャラだけを集めたカテゴリを作れるようになった。
      • これ自体は良いのだが、後述のようにいくつか問題もある。
  • 「TIMING」オプションの追加で判定のずれを意識しやすくなった。
  • スターメーカーでのキャラとのやり取り
    • 基本的には「メダルバトルしよう」という簡単なやり取りであり、前作のストーリーほど凝ったものではないが、そのキャラらしさが上手く会話に出ている。
      • ラピストリアではあまりキャラが描かれなかったキャラや、ひなビタ♪キャラとの会話も存在している。
      • 前作のストーリーで「ポップンワールドとラピストリアの2つの世界」という設定そのものが解決したためか、今作では旧絵柄・新絵柄のキャラが同時に登場し会話している。
      • 本作の楽曲解禁に要するクレジットの量は比較的重めだが、キャラクターとの会話やコンビネーションの組み合わせ探しを楽しんだりと、度重なる貢ぎの際に生じる「ダレ」への対策が本作で徹底的になされているとも言えるだろう。
  • 自由度の高いスターファクトリー
    • スターファクトリーでの楽曲及び譜面解禁では前作のストーリーの様に「楽曲解禁条件を満たす為にデコパーツ取得を強制させられる」という事例が一切無い為か、デコパーツを無視して楽曲解禁を進める事が出来たり、逆にキャラクターのカスタマイズやないものネダルでのイベント進行を優先する場合は楽曲解禁を破棄してそれら中心へシフトする事が出来たり…と様々な芸当が出来る為か、本モードは近年のポップンにおける個別解禁イベントの中では自由度が非常に高いとも言える。
  • 楽曲の解禁に必要なルミナは音ゲーの解禁としては軽め
    • 下記の通り、解禁自体が面倒な曲もあるものの、1プレーで2~300は入手できるので低レベルなら1~2クレ、高レベル曲でも4~5回クレプレーすれば解禁可能。
      • 特にボスキャラとのバトルでは入手ルミナも多めになっているので、倒すまでに必要なルミナも溜まるようになっている。
  • 『Sunny Park』以前に存在した楽曲ごとの個別背景(一枚絵)が復活・汎用背景もバリエーション増加
    • 旧曲の個別背景は通常の汎用背景に重ねる形で表示される。残念ながらFEVER・MISS時の背景は搭載されておらず切り替わらないが、それぞれの楽曲の雰囲気に合った固有背景が復活したことについては好評。
    • 前作ラピストリアの曲及びエクラル新曲は汎用背景のみだが、これについてもラピスのような濃い色合いで寂しいものではなく、全体的に落ち着いた色合いのものに変化し、背景にも気球や音符などが飛び交うなど明るいイメージになった。
      • さらに、ラピストリアでは実質的に汎用背景が1種類のみ(模様のみ変化)だったのに対し、今作では各キャラの属性に合わせ、明るいイメージなら青空(ゲージが溜まると夕焼け空)に気球などが飛び交う、和風なイメージなら花や文様が舞う、ダークなイメージの曲では深海のような背景で魚が泳ぐ、落ち着いたクール系の場合は歯車などが回る冷たいイメージの背景だったりなど、バリエーションが増加したため汎用ながら非常に凝ったものになっている。
        『4』の汎用背景のように楽曲個別に設定されているのではなく、担当キャラクターの属性で自動的に割り振られる形*1ではあるが、概ねイメージに合った割り振りとなっている。
      • 前作の問題点であった、どんな曲でも似たような背景で代わり映えせず場合によってはイメージに合わないという問題もこれにより解決している。
  • 家庭用限定の超高難度譜面として知られていたCS11の「カウボーイ(Blue River)」がEX譜面の変更もありついに移植された。
    • ただし元が理不尽配置故、さすがにAC版では譜面変更となり無茶な左右振り配置やノーツ数が減少し、多少は弱体化した。それでもCS曲特有のやや厳しい判定+辛ゲージもありLv49としては十分な難しさ。
      • 配信当初はLv50となっていたが、修正後の譜面は同レベル帯の曲に比べればまだマシである事や、既存のLv49上位陣の方が難しいなどの声があったことからアップデートでLv49へ降格となった。元々の(封印された)CS譜面のままであればLv50相応だったと思われる。
      • 配信前日のBEMANI生放送(仮)の告知にて「物理的に色々と無理でした」と譜面変更されることが事前に明かされていた。同時に、元の譜面がやりたかったという人は「お願い公募」へ投稿して欲しいと促されていたが、結局最終的にはお願い公募の投票リストにカウボーイの元譜面が入ることは無かった。
  • 上記「カウボーイEX」も含め、高難易度曲が多数登場。
    • 本作では「レベル49」の楽曲が、「カウボーイ」含め歴代最多の8曲も登場している。「レベル48」についても『Sunny Park』程ではないが11曲登場。最高レベル付近は曲数自体が少ない為、多く追加された事は喜ばれた。
    • 代わりに前々作・前作と続いた最高難易度「レベル50」の楽曲は(カウボーイの降格により)最終的には登場していない。
  • 懐かしの家庭用からの移植曲や過去作からの復活曲が登場。
    • 前作ではiOSアプリ「ポップンリズミン」からの曲が数曲移植されたのみだったが、今作では上記「カウボーイ」を始め、『CS14』から「ジャパニーズレゲエ(晴香-HARUKA-)」と「ファンクフィーバー(World Spider Web)」、ポップンリズミンから「Erosion Mark」と「Rhythm in Pocket」、そして削除からの復活曲としてAC7の「Jr.R&B(S・S・L ~スーパー・スペシャル・ラブ~)」とAC8の「J-R&B3(Can't Stop My Love)」が収録された。
      • いずれもスターメーカーでの購入が必要だが、特に出現条件は必要ない。
      • 新曲同様にハイライトゾーンが新たに加えられている他、「Jr.R&B」に関しては新規のEX譜面が追加されている。
    • 家庭用からの移植曲については当時のジャンル名や固有背景がきちんと搭載されている。
      • ただし、復活曲に関しては新曲扱いになっているためかジャンル名のみ復活となり、残念ながら固有背景や過去のハイスコア・メダルは削除されている。
  • ネットワーク対戦で相手のリザルト詳細表示
    • 今作より、ネットワーク対戦で対戦した相手のリザルトも詳細を見られるようになった。

賛否両論点

  • 一般公募が主体の方向性
    • 公募による楽曲が多く、追加曲数は十分にあるものの、BEMANIスタッフの楽曲は今までほど多くない。
    • 今までにもkors kやRyu☆等の公募出身の作曲者もいるのだが、彼らは一作につき1~2人程度の輩出であったのに対し、今作の場合はSOUND VOLTEXに近い方針を採ってしまったこと、アマチュアの悪い面がネットで拡散しやすくなった時代背景もあって、一般公募そのものに難色を示されがちな状況になってしまっていた。
  • 公募楽曲における過去キャラクターの大量使い回し
    • 公募楽曲はほぼ全てが過去作のキャラクターのそのまま流用であり、ハリアイイラスト(立ち絵)すら描き下ろされていない。
      • また、過去のee'MALL楽曲などと同様に担当時のカラーが固定されており、2Pカラーが普通に存在するキャラクターでも同キャラ対戦時にも相手側のカラーが変更されない。
      • ee'MALL楽曲については元々は大半が2Pカラー担当だったことが理由で固定されており、他のカラー固定曲も専用のハリアイイラストやジャケットなどでカラーが1種類しか表現できなかったことからの措置であったため、通常の1Pカラーの流用が大半である今回の公募曲で2P変化が搭載されなかった事はやや不自然なものとなっている。
    • ただし今作では公募曲が非常に多いため、その全てに描き下ろしを用意するのは難しかったと思われる。
      • 担当しているキャラクター自体は各公募曲に合ったものがきちんと選ばれており、使い回し自体は残念ではあるが、これまでずっと再登場していなかったキャラクターが新たな担当曲を得られたことは喜ばれた。
    • 新キャラではないということが災いしてか、公募曲がやや話題になりにくい状況になってしまったのも事実である。
  • Sunny Park・ラピストリア時代の隠し曲が依然隠されたまま
    • 前2作の隠し曲はごく一部を除いて本作でも無条件解禁されていないままとなっている。このため、今作から新規で始めたプレーヤーはスターファクトリーに隠し旧曲が大量に並んでしまう事態になっている。
      • さらに解禁した楽曲はSunny Park・ラピストリアのそれぞれのカテゴリに旧曲扱いで入るため、解禁した後に自分で探す必要がある(スターファクトリー解禁曲専用のカテゴリが用意されていない)。
    • ただし旧曲は比較的安値で購入できるようになっており、Sunny Park時代の楽曲はほとんどが60ルミナと非常に安いため、未解禁だった場合でも初期状態の所持ルミナで数曲を一気に解禁することも可能。前作のストーリー解禁よりもさらに軽くなっているため負担は少ない。
    • なお、Sunny Park・ラピストリア時代の楽曲は次回作『うさぎと猫と少年の夢』でFLOOR INFECTION解禁曲を除く全曲がようやく無条件解禁された。
  • 前作「ラピストリア」におけるメインイラストの新絵柄(通称・ラピス絵)の続投
    • これにより「世界観やバックストーリーに合わせた一時的な変更」ではなく、「デザインコンセプト自体が以降のシリーズに跨って変更された」という形であることが明確になった。このため、前作でイラストの変化を受け入れられなかったプレーヤーの一部からやはり不満を持たれている、
    • 一方で、今作では公募楽曲を中心に据えた関係で上記のように過去作流用のキャラクターが多いことに加え、本作独自の新画風キャラクターが前作よりも少なめであったことから、本作の新曲カテゴリ内では(使い回しではあるが)旧絵柄のイラストのキャラクターの比率の方が高いという事態にもなっている。
    • なお、前作でジズやかごめ等の一部のキャラクターに存在した「旧画風で新たなイラストを描き下ろし」は今作では一切行われていない。
  • 家庭用カテゴリが再び一纏めに変更
    • 前作まではアーケード版シリーズのようにタイトル別に分かれていた家庭用出身曲のカテゴリが、今作では「pop'n music 家庭用」として一括したカテゴリに変更された(16 PARTY♪以来)。
    • 家庭用出身曲は今作の時点ですべて合わせると120曲近く存在するため、この統合により一気にカテゴリが肥大化することになってしまい、Sunny Parkカテゴリ等と同様にこのカテゴリから曲を探すのがやや難しくなってしまった。
    • 尤も家庭用ポップンシリーズは2011年末にPSP版『ポータブル2』が発売されて以来事実上の凍結状態であり、その後2013年に配信されたiOSアプリのポップンリズミンも既に更新停止状態で腕前チェッカーが本作のプレーデータには対応していない等、時代に即していない面もあるため統合されてしまったのもやむを得ない事情があると思われる。
      • また、前作までたった2曲で無駄に1フォルダを専有していた「うたっち」等も今作で家庭用カテゴリに統合されたため、カテゴリ間の移動という点で見れば整理されたことで目的のシリーズカテゴリを開きやすくなったとも言える。
      • ただしリズミンからの移植曲についてはこのカテゴリには収録されず、前作までと同様に移植されたアーケード版タイトルのカテゴリに属することになっている。
    • なお前作に引き続き「ee'MALL」のシリーズカテゴリは用意されていないままだが、こちらは今作からBEMANIカテゴリ内に過去のBEMANIシリーズに収録された曲が分類される「BEMANI」のサブカテゴリが追加されたため、ある程度はフォローされた。

問題点

  • イベントを否定するキャラデコ仕様変更
    • 本作でキャラデコの仕様が変更されたが、稼働開始時点では「怪盗BisCoの予告状!!」がまだ開催中であるにもかかわらず同イベントで解禁したパーツが引き継がれないという事態となった。
  • キャラメダルが条件の隠し曲の解禁に運が絡む
    • 隠し曲追加の為にはスターメーカーで条件付きで出現するボスキャラを倒す必要があるのだが、その出現条件の多くに「特定のエリア内の所持メダルが一定枚数以上」が含まれており、まずはメダルを集めないといけない。
      • しかしエリア選択は出来てもキャラ選択は出来ない為、運が悪いと既にメダルをゲットしたキャラとのバトルばかり始まってしまう。
      • 後に救済策としてスターファクトリーで「ないものネダル」という必ず出会っていないキャラとバトルを始められるアイテムが追加された。ただし、1000ルミナとかなり高く、期間限定で行われた割引セールを利用しなければ容易に使用できない代物であった。
  • 隠し曲の条件が自力で気づくのは厳しい
    • メダルの所持枚数は自然に増えやすくいずれ達成されるとはいえ、メダル枚数の他にも「装備しているメダルが一定枚数以上特定の属性の場合」といった条件もあり、こちらはプレースタイルによってはいつまでも達成されない場合もある。
      • 後に公式サイトで条件が順次公開されるようになったが、ゲーム中での情報追加や条件緩和は無く、プレーしているだけでは気づきにくいのはそのままである。
  • ルミナの上限が厳しい
    • レベルの高い曲では解禁に999ルミナが必要だったりと消費がそれなりに激しい割には、引継ぎ上限が1000と少ない。
      • やりこんだ人ほど余らせてしまっている状態で、新曲が複数来た場合等は余らせて消えてしまった分を使いたくなる事も多い。
      • 特に初期はキャラデコパーツ等も少なく、余らせたルミナが消え続ける事も多かった。
      • 現在はパーツが増えた事や、ないものネダルの追加で余らせる事も減るようになった。
  • 楽曲のお気に入りカテゴリの登録と解除がしづらい
    • 登録は楽曲プレー終了後しかできず、公式サイトでも編集が不可能。
      • 特に終了後の一定時間しかできないのが不便で、プレー前から登録しておくことはできず、プレー後でも押し忘れたりするともう一度プレーしなおさないと登録できない。
    • 解除は基本的に不可能。
      • 上限の30曲を超えた際にオーバーした分の曲が消されるが、それ以外にお気に入りを外す事が出来ない。
        その上、優先順位がどうなっているのかが不明であり、登録の古い順から消えるとは限らず、最近登録したばかりの曲が先に消えたという事例も報告されている。
  • レベル別カテゴリ内での譜面難易度が変更不可に
    • 前作まではレベル別フォルダ内で譜面難易度(EASY・NORMAL・HYPER・EX)を切り替えると、該当譜面のレベルのフォルダに自動で移動していた。
      しかし今作ではレベル別カテゴリ内で譜面難易度を変更すること自体ができなくなってしまったため、同じ曲の別譜面をやりたい場合は別のカテゴリから選ぶ必要があるなど手間が掛かるようになってしまった。
  • 新曲のBATTLE-HYPER譜面の減少
    • これまで新曲には必ずBATTLE譜面がNORMAL・HYPERの2種類用意されていたが、今作では一部の楽曲のみに用意され、大半の新曲のBATTLE譜面はNORMALのみとなった。
      • BATTLE-HYPERの無い新曲が登場するのは『15 ADVENTURE』以来となる。
    • ただし、かつてスタッフが「一番譜面を作るのが大変なのはバトルモードの譜面」「『8』でのバトルハイパー譜面登場時、ノーマル譜面と同時にしかも差分を計算して作らなくてはならないという厄介な仕様にしてしまった」と語っていたこともあり、制作上の負担が大きかったと予想されるため、削減も仕方ないものと思われる。
  • ランダムセレクトが完全に廃止
    • 前々作ではランダムセレクト専用フォルダが存在し、前作では専用フォルダこそ削除されたがフォルダ選択中に時間切れでランダムに楽曲を選ぶことができたが、今作ではカテゴリ選択中に時間切れとなった場合は前回遊んだ曲が強制選択されてしまうため、ランダムセレクトが完全に行えなくなった。
  • カスタマイズカテゴリ等の不便な点
    • プレーした曲がカスタマイズ対象外になった場合(未クリアを条件にしていて、カスタマイズカテゴリから対象の曲を選択してクリアした場合等)には、カスタマイズカテゴリの先頭ではなく、オススメカテゴリに飛ばされてしまう。
      • 未クリア、未フルコン、ポプともに負けている、等、対象を減らすのを目的に使う事も多い為、一々別カテゴリに飛ばされるのは非常に不便。
    • その他のフォルダについても、NET対戦カテゴリから楽曲を選んだ場合(次のステージでは当然その時プレーした対戦待ち曲が消えている)や、削除予定曲をプレーして期日が来て消された後のプレーなどで同様の現象が発生する。
      • 特にNET対戦についてはせっかく対戦しても終了後にいちいちオススメカテゴリを閉じてまた対戦カテゴリに戻らなければならないため、前作よりも不便さが増している。
  • ラピストリアキャラの表情変化廃止
    • 前作ではラピストリア絵柄のキャラに限り勝利・敗北時に表情が変化したが、今作では表情変化が廃止され、多くのキャラは勝利時(主に笑顔)のイラストのみが使用されている。一部のキャラのみ別の表情が使われている。
    • もっとも、通常の表情自体は大半が楽曲バナーに残されており、偶発的ではあるが前作の楽曲の大半が「キャンディポップ(CANDY)」等のような「ハリアイイラストと楽曲バナー時でキャラの表情が異なる」仕様にこぞって変更されたとも言える。
      • 表情変化については、後に『BeatStream アニムトライヴ』に本作と同様のイラストで移植されたミミ・ニャミ・いろはが向こうの機種で搭載されているため、今作でも搭載予定があったのではという噂も。
    • また、前作では楽曲開始前にラピス使用演出があったが、今作ではこれも廃止され、若干のロード演出が挟まれる程度になった。
      • とはいえ、こちらの方は設定の関係上作品特有の演出だったり、ラピスのアニメーションの都合で処理が若干落ちている点が指摘されていた事から、廃止自体は妥当という意見が多い。
  • 新キャラクターの会話について
    • ボスキャラクター達との会話シーンが多く設定されている反面、本作のデフォルト楽曲やボス以外のスターファクトリー隠し曲の新キャラクター達には会話のやりとりはなかった。
      • なお、該当キャラクターの多くには台詞自体は設定されているのだが、それらが発表されたのは公式Twitterの広報。発表された媒体が媒体故にキャラクター同士の掛け合いは無いに等しく、新キャラの中で何故か「田中さん」だけ台詞の発表が無かった。
    • ただし前作はストーリーモードを重点に置いた作品だったため会話シーンが非常に多かったということもあり、これについては前々作以前と同程度に戻ったと考えることもできる。
  • コースモードの廃止
    • 前作で久々に再登場したコースモードだったのだが1作限りで終わってしまい、今作には継続されなかった。
      • 前作では稼働途中で追加されたモードだったため、今作でも途中で追加が期待されていたものの、結局稼働終了まで復活することはなかった。
  • ネットワーク対戦の最大同時対戦人数減少
    • ポップンミュージック20 fantasia』でのリニューアル以降、最大6人同時同時対戦が可能になっていたネットワーク対戦だが、今作より最大4人に減少してしまった。
  • まさかの打ち切りEND
    • 本作は2016年8月分のアップデートまでは比較的順当に更新が行われていたが、その約1ヶ月後に新作『うさぎと猫と少年の夢』が突如発表され、恒例のラスボス曲やED曲がないまま同年12月より次回作へアップデート移行となってしまった。
      • その上、ユーザーからのお願いを実現する「お願い公募」も候補の半数ほどをまだ残した状態、本作内で行われたキャラクター楽曲公募コンテストの採用曲も本作では一切登場しないまま次回作へ持ち越されることになった。
      • 本作で最後に登場したオリジナル曲はお願い公募の「ON-DO」と「Voices」であり、どちらもエンディングとして作られた曲ではなく、お願い公募自体が途中であったこともあり作品の締めくくりを感じさせる演出なども全く無かった。
      • 結果的に最終配信曲となったのは7機種同時開催の合同イベント「流星フェスタ2016」のラスボス曲「Triple Counter」で、こちらは合同イベントだけにポップンだけのラスボスではない共通配信曲だが、この曲を含む同イベント解禁曲のEX譜面はLv48が1曲、Lv49が2曲と難易度自体はボス相応となっている。
    • ストーリー上ではスターメーカー初回プレー時にMZDがミミ・ニャミに対し「新しい世界を作ったが音楽が足りないので皆から【音のかけら】を集めてくれ」といった導入があったのだが、結局集めた上でのストーリーが追加される事はなかった。
      • 一応、次回作『うさ猫』の稼働初期に本来なら本作のラスボスに相当したと思われる楽曲「НУМЛ」とエクラルをイメージしてデザインされた担当キャラクターの「エクラ」が登場したが、イベント序盤での登場ということもあり彼女に関するストーリーは無かったため、どういった経緯で登場したのか等は一切語られなかった。
      • スターファクトリーについては次々回作『peace』における過去作イベントを再現した「ポップンイベントアーカイブ」にて再登場したのだが、ここでも当時のメダルバトル等をそのまま再現して新曲が追加されるのみで、特に本イベントを完結させるような追加ストーリーなどは一切なかった。
    • ちなみに本作は外部サイトによると当初は前作及び前々作同様に1年半の稼働で全160曲を収録する予定であったが、稼働期間の短縮により実際に収録されたのは120曲前後で、残りの40曲の収録(「お願い公募」の残りやコンテスト公募採用曲も含む)は次回作に回される羽目になってしまった。
    • 本作が打ち切りの憂き目にあった理由は公式には明確にされていないものの、本作稼働中の2016年11月にアーケードゲーム事業が「コナミデジタルエンタテインメント」から「コナミアミューズメント」*2に移管した事で発生したゴタゴタの可能性が高いと推測されている。
      • このタイミングに合わせ、ポップンだけでなく多くのBEMANI機種が近い日付で新バージョンに移行しており、本作もこれに巻き込まれたものと予想される。
+ アップデート前の問題点
  • 稼働からしばらくカテゴリを閉じると再び開いた際にカーソル位置がトップに戻されていた
    • 例えばレベルカテゴリ内のレベル30を開いていた状態から、「レベル」や「ジャンル」といったカテゴリを選択する場所まで戻ってしまうと、再びレベルカテゴリを選択した際にはレベル1にカーソルがあってしまう。
      • 特にレベルカテゴリはカテゴリ数が多い上に一つ隣のレベルを選ぶことも多い為、間違って閉じてしまった際等に一々選択しなおすのが大変だった。
    • アップデートにより閉じた位置が保存されるようになった。

総評

公募曲の作風もあってゲーム全体の雰囲気が初期のポップンに戻った一種の原点回帰とも言える一作。
当初は隠し曲の解禁には一部難もあったが、目立った問題点もなく順当な続編と評価されていた。
しかし全体的に地味で、特に稼動後半は大きなイベントも無く無難な印象のまままさかの打ち切りという事態となったため、最後の最後で後を濁す中途半端な終わり方となってしまい、ユーザーを残念がらせたまま次回作を迎えることとなった。
本作内で行われた公募関連イベントがそのまま次作『ポップンミュージック うさぎと猫と少年の夢』へ引き継がれていることもあり、「次回作への繋ぎ」という形に落ち着いてしまった。


余談

  • 本作は稼働途中の2016年3月に「新世界に突入!」と銘打ってマイナーバージョンアップが行われ、選曲画面などのゲーム中の背景デザイン・システムBGMの変更や、一部譜面のレベル見直し、スターメーカーのレベル上限引き上げと共にプラチナメダルの追加などが行われた。
  • 本作では『4』から恒例の伝統行事となっていた村井聖夜による稼働時のデフォルト書き下ろし楽曲提供が無い初のバージョンとなった。
    • また、同じく『5』からの伝統行事であるDes-ROWによる書き下ろし楽曲提供も本作では行われず、ある意味前作とは別ベクトルの観点でシリーズ伝統を崩そうとしたと思われる。
    • ただし本作のための書き下ろしでこそないものの、村井聖夜の楽曲は稼働時デフォルトとして『オトカドール』からの移植曲である「オトカドール ~このゆびとまれ~」が、Des-ROWの楽曲は後に「BEMANI ROCK FES'16」書き下ろし新曲として複数機種収録の「在るが儘に」(担当キャラのハヤトも描き下ろし)がそれぞれ収録され、お願い公募隠しとして村井聖夜と劇団レコードとの合作新曲「Geocentrism」なども登場したため、各アーティストの出番が無かったという訳ではない。
  • 本作の打ち切り終了に伴い、Akinoやmamiといった数名のレギュラーアーティストやPower Of Natureといった別名義の楽曲が収録されない事態が多発した上に、「みんなでつくって20 オリジナル楽曲部門」の受賞者のうちはるなばのみ本作では楽曲が未収録に終わってしまった。
    • なお、これらのレギュラーアーティスト及び別名義の楽曲の多くは次回作で何事も無く収録され、はるなば氏の楽曲も無事収録された。
    • 本作では中途半端な形で終わってしまった「お願い公募」や、未登場のキャラクター楽曲公募の採用曲についても、次回作で全て無事に収録されている。
  • 本作の打ち切りにより、前々作・前作では2回に分けて発売されたオリジナルサウンドトラックも、今作では久しぶりに1弾のみとなった。
    • 本作のサントラは稼働途中での発売であったため、BEMANI×pixiv イラストコンテスト対象楽曲をはじめとする稼働後期の楽曲は残念ながら未収録となっていた。
      • これら未収録分の楽曲は、前述の「流星フェスタ」の楽曲も含めて次作『うさぎと猫と少年の夢』のサントラにまとめて収録された。
  • 本作のタイトルの『éclale』について、本作との関連は不明だが、ほぼ同じ語源の造語が2012年にBARの名前の提案としてクラウドソーシング「ランサーズ」に投稿されていた(参考)。
    • またBEMANI生放送第108回(仮)では、番組内の即興の4行作文で「顔で」「難があるときも」「ばかりせず」「ンバ」とも紹介された。
  • アニメ『干物妹!うまるちゃん』の主題歌「かくしん的☆めたまるふぉ~ぜっ!」の担当キャラクターとして、同アニメの主人公である「うまるちゃん」本人が、ポップンシリーズ本編では初ともいえるほぼアニメの作画そのままで参戦した*3
    • 通常、アニメなどの版権曲は似た雰囲気の既存のポップンキャラが担当するのが常であり、うまるちゃん本人がまさかのポップン入りを果たしたことは話題となった*4
    • ただし作画がポップン風ではなくアニメそのままという点については、*5やはり賛否はあった。
    • 過去には外伝作品「ミッキーチューンズ」でミッキーマウス等のディズニーキャラクターがキャラ化していたり、「アニメロ」シリーズでアニメキャラの絵が画面に登場したことがあったが、本家ポップンシリーズでアニメ出身キャラがそのまま動くのは初である。
  • ジャケット曲で本来の担当キャラクターが表示されるようになった関係か、今作より「GUMI」のハートゲージも貯められるようになった。
    • 今作でもGUMIを使用できないのはそのままであるが、GUMIの担当曲を選ぶとGUMIのハリアイイラストが表示されるためハートゲージを増やせる。
    • しかし、本来GUMIは使用不可キャラであるためか対戦台詞が設定されておらず、ハートを貯めることは想定されていなかったのか、稼働初期はGUMIと仲良くなると空欄のバグったコメントパーツを獲得するという不具合があった。
      • 後のアップデートでコメントパーツは獲得できないようになったが、GUMIのハートを増やせるのはそのまま継続となった。
      • GUMIの対戦セリフについては、次作『うさぎと猫と少年の夢』にて無事追加されることになった。ただし、同時にコメントパーツ自体が廃止となっている。
  • 2016年1月末の版権曲削除時に不発現象が発生している。
    • 本来は毎朝5:00~7:00のメンテナンス時に選択不可にするためのフラグが設定され、筐体がそれを認識して当該曲を選択できなくなるのだが、このフラグが認識されなかったというものである。
      ただし、本作ではスコアデータの取得だけはしっかりブロックされていたという報告がある(後のバージョンでも削除不発は何度か発生しているが、そちらではスコアデータはきちんと表示される)。
    • 翌日より開催されるイベントの準備のためのアップデートが当日中に配信されたため、そこで筐体上のデータから当該曲が削除される形で修正された。
    • 余談だが、削除が不発した曲の一方が「いぇす!ゆゆゆ☆ゆるゆり♪♪」であり、アップデート配信後その場で再起動した場合プレーヤーのいる場で同曲が\アッカリ~ン/されてしまう事態に。*6
  • 「日向美ちくわ姫決定戦」の結果として「黒髪乱れし修羅となりて~凛 edition~」が追加されて以降、同イベントの楽曲解禁に関して不自然な現象が発生するようになった。
    • 当初は「黒髪~」をプレー後にスターファクトリー入荷となる「凛として咲く花の如く ~ひなビタ♪edition~」をプレーしても楽曲解禁が進行しなかったが、しばらくしてから進行するように変化した。
    • 理屈としては「凛として~」の収録日の扱いによるものと見られている。
      • 「黒髪~」追加の翌日以降、イベント側ページに「進行条件となる曲はイベント開始前から収録されているもの」との告知が追加されていた。*7
      • 「凛として~」の収録日を当初は「黒髪~」と同じ2016/4/18として扱っていたのが、後に2016/2/23以前*8に変更されたのではないかとみられている。
  • 筋肉少女帯の楽曲が3年ぶりに収録された。
    • AC8で登場しAC20まで収録(Sunny Parkにて削除)された「トラウマパンク(釈迦)」と「カレー(日本印度化計画)」以降、長らく筋肉少女帯の楽曲は収録されていなかったが、今作では「うしおととら」第1・2クールのOPである「混ぜるな危険」が稼働途中のアップデートにより収録された。*9
      • 配信当初はEX譜面が47であったが、稼働途中のアップデートによりLv48に昇格した。これにより、筋肉少女帯の楽曲が3年ぶりに版権楽曲として最高レベルに舞い戻る事となった。*10
  • 本作で弱体化され移植された「カウボーイ / Blue River」だが、その2作後の『peace』にて「カウボーイ[UPPER]」として元のEX譜面がそのまま移植された。
+ タグ編集
  • タグ:
  • コナミデジタルエンタテインメント
  • 音ゲー
  • ポップンミュージック

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年11月02日 21:05
添付ファイル

*1 そのため、同キャラ時に担当キャラが変化する曲は背景属性が変化する場合もある。

*2 これまでパチンコ・パチスロなどを管轄していたコナミグループの子会社。元・高砂電器産業株式会社

*3 厳密には『干物妹!うまるちゃん』の原作は漫画であるが、ポップンでの作画はアニメ版に準拠している。ちなみに原作(漫画・アニメ共に)の作中ではうまるちゃんがポップンらしき音ゲー「ポップソ」をプレーするシーンが存在していた。

*4 アニメ以外の版権曲ではGUMIやふなっしー、東方Projectのキャラなどが居り、版権キャラ登場の前例が無いわけではない。但しそれらはいずれもポップン準拠の絵柄で書き下ろされていた。

*5 一応アフロ・EMI(共にDDR)・あい(オトカドール)等は原作そのままの3Dポリゴン、ビックバイパー・ツインビー・月風魔等がファミコンドットそのままで参加していたという前例はあった。

*6 余談だが、同曲がアーケードの音楽ゲームで再登場するのは4年半以上後のこと

*7 「イベント開始日である2016/2/24までに収録された曲」という形で表記されていたが、この場合このイベントで解禁できる曲も含まれてしまう(実際には含まれていない)という間違いがある

*8 「凛として~」の初登場は2013/7/10のREFLEC BEAT colette -Summer-

*9 ただし、昨今の版権曲と同じくキー音無しとなっている

*10 釈迦の削除以降版権Lv48は存在しておらず、後釜を埋める形になった。なお、収録前の版権最高レベルは「バンブーソード・ガール」「Russian Caravan Rhapsody」(共にラピストリア)・「僕ガ壊レル前ニ」(今作で登場)のLv47(後に今作で「時の妖花」も登場)。ただし、それらはいずれも版権ではあるがBEMANIへの書き下ろしに近かったのに対し、「混ぜるな危険」は純粋なアニメ版権曲である。