【しんくろにか】
ジャンル | 音楽シミュレーション | リニューアル筐体 |
対応機種 | アーケード | |
発売・開発元 | バンダイナムコエンターテインメント | |
稼働開始日 | 2015年6月18日 | |
備考 | 2019年9月30日をもってオンラインサービス終了 | |
判定 | なし | |
ポイント |
『太鼓の達人』の次段階を目指す音ゲー 作り込みは悪くないがとにかく地味 設置店舗数少なすぎで知名度も低い マツコ「無理よこれ…」 |
本項目では2015年6月18日~2016年7月20日まで稼働していた大型アップデート実施前(REV 1.XX台)のシンクロニカについて解説します。
太鼓の達人シリーズで有名なバンナムによる「二人協力音楽ゲーム」という触れ込みの新たな音楽ゲーム。
「二人協力」とは謳っているものの、一人でも普通に遊べるのでご安心を。
「『太鼓の達人』をある程度極めた人が次にやる音ゲー」というコンセプトであり、『crossbeats REV.』程では無いが設計思想はややコアユーザー向け。
とはいえUIデザインやNORMAL譜面、そして明快さを意識したシステムなど、ある程度間口の拡大を図ろうとする構造は見られる。
アクション性やビジュアル面、奥深さなどポテンシャルを持ちながらもシンプル過ぎる見た目や決定打の無い楽曲面、アピールポイントの「二人協力プレイ」による誤認(*7)、宣伝不足による知名度不足、そして何より設置店舗不足によってポテンシャルが伝わる土壌が育っていないのが現状。
特に宣伝不足と設置店舗不足に関してはゲーム内容だけでは最早どうしようもない問題。
稼動から一年経った現在でも人気は低迷しており復活の兆しは見えていない。設置店舗数の拡大及び認知度の上昇が最大の課題になる。
大ヒットを決めた『CHUNITHM』と同時期に稼働し、仲良く煮え湯を飲まされた同期である『crossbeats REV.』『MUSECA』は、当時時点では本作の倍以上の設置数を持ち、かつ大幅な方針転換を含めた大規模なアップデートで巻き返しを図っていた(結局それは叶わず撤退する羽目になってしまったが)。
好調な『CHUNITHM』はもちろんのこと、各種音ゲーが少ない客を食い合っている現状において、本作はまともな立ち位置すら確保できていない厳しい状況にある。これは上述の二機種にも同じことが言えていたが、本作も例に漏れず深刻な状況に陥っている。
*1 ただし2016年のエイプリルフールネタとして「PANDORA」という第4の難易度が1日限りで追加されていた。一人プレイでもライフゲージが出現し、連続5回ミスで強制終了になるが、ライフゲージを回復させることは可能。後に「PANDORA」で出して欲しい曲や仕様についてアンケートを募集している。
*2 移動する軌跡と最適なスピードも表示されるが、離す時に終点に位置してさえいれば問題なく、移動速度は判定に影響しない。
*3 他音ゲーで言えば『beatmania IIDX』のREGUL SPEEDのような感覚。
*4 ちなみに太鼓の達人においても「Thank You!」一曲のみ。なぜバンナム製音ゲーはミリマスを冷遇するのか…。付け加えれば、876プロのDearly Stars楽曲及びJupitarなどsideMの315プロの男性楽曲も本作には未収録だが、両者とも太鼓の達人には一部収録されている。
*5 2016年11月17日のアップデートでBMS発出の楽曲「conflict」がバラエティフォルダに収録されて、一応東方アレンジオンリーではなくなった。
*6 条件を狙う際に必然的に指定楽曲を何度も遊ぶことになるので、救済措置と取れる。
*7 上記のように1人プレイが可能でかつそれによるプレー上のハンデは一切無い。イベントで条件達成の難易度が下がる程度。
*8 現行稼働しているアーケード音ゲーでは最も少ない『PUMP IT UP 2015 PRIME JAPANESE EDITION』の次点である。
*9 1店舗のみは、岩手、山梨、岡山、長崎の4県。未だ稼働無しは福井、島根、宮崎の3県で鳥取は過去に設置されていたが現在は無し。
*10 同作での獲得条件は「UNLIMITED譜面をCLEAR RATE49%以下でクリア」