nこのページでは、家庭用シリーズ『太鼓の達人 あつまれ!祭りだ!!四代目』及び『太鼓の達人 ゴー!ゴー!五代目』(いずれも良作)について紹介する。



太鼓の達人 あつまれ!祭りだ!!四代目

【たいこのたつじん あつまれ まつりだ よんだいめ】

ジャンル 和太鼓リズムアクション

対応機種 プレイステーション2
発売・開発元 ナムコ
発売日 2004年7月22日
定価 タタコン同梱版:6,980円/ソフト単品:4,500円(共に税別)
判定 良作
ポイント シリーズの転換点
追加点も削除された点も多い
太鼓の達人シリーズリンク

概要

PS2版『太鼓の達人』ナンバリングタイトル第4作目。
グラフィック・演出の向上や各モードのリニューアルなどが行われており、その後のPS2版『太鼓の達人』のベースとなっている。

特徴・評価点

  • 前作から格段に向上したグラフィックと演出
    • まず目を見張るであろう本作のポイント。業務用版に先駆けてグラフィックと解像度が改善されており、OPやEDと比較しても遜色ないものとなっている。
      • 演奏中の画面は当時稼働していた『太鼓の達人6』(以下AC6)のそれをそのまま綺麗にした感じ。前作までと比べればその差は一目瞭然である。
    • ゲーム中の文字フォントも太い勘亭流が中心となり見やすくなっている。
    • 演奏中にノルマを超えると踊り子の背景が七色に光り、オブジェクトが動いたりと様々な変化が見られる。
  • ロード時間の改善
    • モードや画面を切り替えるたびにちょくちょく入っていたロードが短くなった。…のだが、本作では別の問題が発生している(詳細は後述)。
    • セーブ機能も前作まではモードを一旦終了しないとオートセーブされなかったのが、本作以降は演奏やミニゲームが終わるごとにセーブされるようになった。
  • 個別データ、ドンポイントの導入
    • 本作では、8人分のセーブデータを作ることができる。これによって演奏ゲームやミニゲームの成績が個別に管理されるようになり、やりこみ度が上がった。
    • ドンポイントは演奏ゲームやミニゲームの出来に応じて得られるポイントであり、これが一定値貯まることにより称号が一つずつあがり、隠し要素が徐々に解禁されていくというもの。
    • はじめは「へたっぴ」だが、最終的には「大達人」の称号を得られる。なお、一度解禁された要素は全プレイヤーデータで共有される。
  • 各モードのリニューアル
    • 演奏ゲーム
      • 前作まであったアーケードモード、フリーモード、サバイバルモードが廃止され、譜面を叩くモードは「演奏ゲーム」に統合された。
      • ハイスコアは「自己ベスト」と「総合ベスト」の2つがあり、前者は自分のプレイヤーデータ内でのハイスコア、後者は全プレイヤーデータ内のハイスコアとなる。
      • 前作まではまず難易度を選んでから曲を選択するという順番だったが、本作では曲を選択してから難易度を選ぶという仕様になっている。AC6の「曲から選ぶ!」の方式に近く、大まかなジャンルに分けられているので選曲しやすい。
    • 初心者道場
      • タタコンでドドンがドン』にしか収録されず、『春祭り』以降ではオープニング後のデモを見るしかなかったチュートリアルが復活。
      • 専用曲「音符のうた」*1が用意されており、ただ見てるだけではなく自分で演奏しながらやり方を覚えられるようになった。
      • なおこの専用曲は演奏ゲームでも演奏できる。
    • 太鼓の通信簿
      • ハイスコアの確認やムービーの視聴ができるモード。
      • 前作までは「せっていモード」内にありハイスコアの確認の仕様がやや面倒なものであったが、本作では自分でスクロールして見るという仕様になったのでこの問題点はいくらか解消された。
  • 対戦モード「わいわい太鼓合戦」
    • 2人から8人まで遊べるモード。チームに分かれて対抗し様々な演奏ゲームやミニゲームをプレイしながら得点を稼いで優勝を目指すというものであり、より多人数で楽しめる。
    • 演奏ゲームの場合、「ボーナスクイズ」が出題される。「演奏中に登場したチビキャラの数」などが聞かれ、これに正解するとボーナス点が貰える。
    • 大トリは「演奏リレーゲーム」で固定されていて、1つの曲をチームで途中交代しながら演奏していく。
      • 演奏リレーゲームが終了すると結果発表に移るのだが、ここで最もチームに貢献したプレイヤーがMVPに選ばれ更にボーナス点が貰える。
  • バラエティのある収録曲
    • 全40曲と『あっぱれ三代目』から1曲しか増えていないが、それを引いても魅力ある楽曲が多い。
      • 版権曲からは「さくらんぼ」「上海ハニー」「天体観測」「BON VOYAGE!」といった当時の人気曲や、「SHAKE」「夏色」などの夏を意識させる曲、「ラムのラブソング」と業務用版からの移植曲、幅が広く様々な年代層が楽しめる。
      • 「バラエティ」からは「いいもんだなぁふるさとは」と「やっぱりサルゲッチュ」が収録され、ゲスト踊り子としてカールおじさんとピポサル達がゲームに登場する。
      • 「ナムコオリジナル」では後作品での収録が多い「ドラゴンスピリットメドレー」や「Ridge Racer」のゲームミュージックや、ミカシリーズの「スクロール・ミカ」や2000シリーズの「ケチャドン2000」が収録されている。
  • その他様々な改善・変更点や追加点
    • 演奏中にポーズ画面を出して最初からやり直したり、曲選択画面やモード選択画面に戻ることができるようになった。
      • 曲選択画面では音色の変更もできるので、「ゲーム設定」を選択して変更する手間が省ける。
    • オート演奏時のキャラクターがメカドンに変更。
      • 2Pではメカカツが登場。地味に初登場である。なおメカドン・メカカツでも声は和田どん・かつのままである。
    • ようやく全曲に全難易度の譜面が収録された。
      • また難易度を示す★の数が増え、「かんたん」では★×6、「ふつう」では★×7、「むずかしい」では★×8までとなった。
      • ただし「かんたん」で★×6まであるのは本作と『五代目』のみである。
    • ミニゲームにおいて、ミニゲームを終了するとモード選択画面まで戻されることがなくなり、ミニゲーム選択画面に戻るようになった。

賛否両論点

  • 和田どん・かつの声が山田ふしぎから、ならはしみきにチェンジ。前作までとは違った雰囲気に。
    • 本作は後作品と声のトーンが違っているので、比較してみると面白い。特に演奏ゲーム中の驚いたように発する「700コンボォ…」のアナウンスは必聴。
      • ただ、「山田ふしぎのほうが可愛らしくて良かった」というプレイヤーもいるので賛否両論。
  • 譜面の「追い越し」の登場
    • 本作収録の『ハンガリー舞曲第5番』及び次作『五代目』収録の『威風堂々』は曲中のBPM変化が非常に激しい曲である。
      そして速度変化の前後にも音符が配置されているため、本来先に叩く音符よりも後の音符が先に画面に表示されてしまう。その結果、先に叩く音符が後に叩く音符をスクロールで追い越すという現象が発生する
      ギミックとしては面白いという声と譜面とは直接関係ない視認性の問題で難易度を上げるのはどうなのかという声で賛否があった。
      • 特に『ハンガリー舞曲第5番』は激しいBPM変化をギミックとしてフル活用した譜面*2であり、後にAC7にも移植され変則譜面として知られることになる。
    • AC6/CS3以前の旧作でも大きなBPM変化を起こす曲は存在はしたのだが、BPM変化の前後に音符が配置されておらず、音符の追い越しは発生しないように配慮されていた(単純にシステム的に不可能だった可能性もある)。
    • CS6/AC8以降はBPMとは別にスクロール速度を設定するシステム(通称HS)が整備され、上記2曲も後年の家庭用に再録された際にHS調整によって追い越しが起こらないように譜面を調整された。
      以降AC14までの間はBPM変化による多少の追い越しが存在する程度であり、意図的な譜面ギミックとしての使用は長らく封印されていたのだが……。
      • 新筐体稼働直後にてついに明確なギミックとして追い越しを用いる譜面が解禁され、以降多用されていくことになる。

問題点

前作から相変わらずな点

  • 版権曲の音源と歌唱力がイマイチ
    • 同時期に稼働していた『太鼓の達人6』がまだ旧式だったこともあってか、音質は微妙であり歌も似てない曲が多い。
      • こればかりは版権の関係もあって致し方ない点ではあるので諦めよう。
  • 演奏オプションがオート演奏だけ
    • ちなみに本作における、とある裏技のエントリー名を『五代目』で入れると…
  • やっぱりあてにならない難易度表記
    • 個人差はあるが、風船音符が多くあるだけで家庭版だと逆詐称な「青い珊瑚礁」*3が顕著。
    • 上位曲ではその難易度も大分曖昧であり、★×10の「Ridge Racer」よりも★×9の「Rare Hero」の方が難しいと言われたり、同じ★×8でも「BON VOYAGE!」は詐称で「天体観測」は逆詐称と言われたりと滅茶苦茶。
    • 下位曲も地雷の宝庫であるので、低難易度曲だからと言って高を括らないように。

本作の問題点

  • 「演奏ゲーム」一本化による弊害
    • 「アーケードモード」が廃止されたことにより、バトルコースも削除されてしまった。
      • 人気のあるコースだっただけに、削除を残念がるプレイヤーも多い。本作では対戦モードは「わいわい太鼓合戦」にあたるのだが、バトルコース程のスリルは無いため代わりになっているとは言い難い。
      • もっとも、代わりのモードすらも無い「サバイバルモード」に比べたらマシ…なのだろうか…?
  • モード選択時にいちいちプレイヤーエントリーを要求される
    • 折角ロード時間が改善されたのにこの仕様のせいでテンポの改善には至っていないという結果に。
      • 『五代目』以降は一回エントリーすれば良い仕様になった。
  • 演出関係
    • 200コンボを超えると音符が小刻みにリズムに乗って縦に揺れる。文字では説明しにくいので実際にプレイするか動画を見てもらうとわかるが、個人差ではあるものの精度が取りづらくなっている。
      • 不評だったのか『五代目』以降では削除され、この演出は本作と本作をベースにした『TAIKO DRUM MASTER』でしか見られない。
    • 黄色音符で連打すると桜吹雪が舞い散る演出がされるのだが、紙吹雪が降ったり、鳩が飛び立ったりと複数パターンがあった前作までの演出と比較すると地味。
    • 和田どん/かつのアニメーションが曲のテンポに関わらず常に一定のリズムで動く。
      • 踊り子たちはちゃんとテンポに合わせて踊る。旧作でもちゃんと実装出来ていただけにやや違和感がある。
      • こちらも『五代目』以降では改善されている。
    • 譜面分岐曲では譜面の分岐をしたことを示す演出が背景色の変更だけで分かりづらい。前作までは「レベルアップだドン!」と吹き出しが出ていたのだが。
      • この作品から『アニメスペシャル』までこの仕様は続いた。なお、これらの作品の収録曲と他の作品のとを比べると分かるが、分岐地点も1小節早くなっている。
    • もじぴったん・ミスタードリラー・風のクロノアとナムコ作品のゲストキャラクターが踊り子として未登場。関連楽曲が無いとはいえ寂しい。
      • 『アニメスペシャル』から徐々に復活したが、風のクロノアに関してはこれっきり復活していない。何故だ。
  • 配点について
    • 風船音符が前作までは一発ごとに300点入り、叩き割ると5000点ボーナスが入る仕様だったのが5000点固定になった。
      • つまりどれだけ多く叩いても5000点しか入らないので風船音符メインの「青い珊瑚礁」はAC6と比較すると天井スコアが8万点ほど低くなっている。
    • 大音符は特良で5000点固定だったが本作以降は小音符の2倍の点数に変更され200コンボになっても4000点しか入らない。
      • 要は全体的に配点が減少しているということである。
  • わいわい太鼓合戦について
    • 『六代目』以降の「もっとわいわい太鼓合戦」と異なり得点制である上に逆転要素が乏しく、差が開くと挽回しづらい。
    • 演奏ゲームはランダムに選曲されるのにミニゲームは選択可能。こっちもランダムにして良かったのでは。
    • 「演奏リレーゲーム」の難易度は「かんたん」で固定されている。初心者から上級者まで実力差のあるチームでプレイするならともかく、上級者同士でプレイするとなると退屈に感じられる。
  • その他
    • 曲選択時にハイスコアの確認ができない。確認できるようになるのは『五代目』以降。
    • 前述したとおり演奏ゲームでの選択は曲選択→難易度選択の順番なのだが、その順番でしか選択できず難易度から選択したくてもできない。
      • 前作からプレイした人は戸惑う仕様であり、また上級者など特に他の難易度を選択するつもりのないプレイヤーからは不評。
      • 『五代目』以降では難易度選択→曲選択の順番でもできるようになった。
    • パッケージ裏にまさかの隠し曲を含めた全ての収録曲が掲載されている。壮大なネタバレもいいところ。
      • 公式サイトでもしっかり載っている。デフォルトで入ってはいないから隠し曲であることには間違いないのだが…。

総評

前作から大幅なリニューアルを行い、新要素を多く取り入れた作品。前作からそのまま引き継いだ点やごっそり削除された点、どちらも多く賛否が絶えない部分もあるがその後の展開を見ると本作はシリーズ全体の転換点となっていると言ってもいい。
リニューアル第1作目とあって『タタコンでドドンがドン』同様、様々な粗が散見されるが『太鼓の達人』としての面白さは健在。気になる曲が収録されていたらプレイしてみてもよいだろう。


太鼓の達人 ゴー!ゴー!五代目

【たいこのたつじん ごー ごー ごだいめ】

ジャンル 和太鼓リズムアクション

対応機種 プレイステーション2
発売・開発元 ナムコ
発売日 2004年12月9日
定価 タタコン同梱版:6,980円/ソフト単品:4,500円(共に税別)
廉価版 PlayStation2 the Best
2006年7月6日/2,667円(税別)
判定 良作
ポイント ゴーゴータイム・お芋音符の登場
前作の問題点を改善、さらなる追加要素も
太鼓の達人シリーズリンク

概要(五代目)

PS2版『太鼓の達人』ナンバリングタイトル第5作目。
前作である『四代目』から4ヵ月後という早いペースでの発売となったが、ボリュームの増加はもちろん様々な要素の改善や追加を行いシリーズ初心者から経験者まで楽しめる作品となった。

特徴・評価点(五代目)

  • 「ゴーゴータイム」・「お芋音符」の導入。本作のタイトル・テーマとなっている目玉追加要素であり、スコアアタックのやりこみ度が向上した。
    • ゴーゴータイムは発動時に加点分が1.2倍になる。当時の「おに」の配点は現在の方式とは異なっていたので、スコアの高さはほぼコンボ数とゴーゴータイムの長さ(というよりはゴーゴータイム時の音符の数)で決まっていた。
      • そのためコンボ数の多い曲では140万点と、今では考えられないスコアを叩き出せることも。
      • ちなみに「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」のみ何故かゴーゴータイムが存在していない*4
    • お芋音符は食べきって更にタイミングよくおならを鳴らすことによって高得点が得られる。
      • 風船音符とは異なり1打ずつに300点、最後のおならで10000点という破格の配点。
  • 前作の問題点の改善及び追加・変更点
    • 前作ではモード選択の度にプレイヤーエントリーを要求されテンポが良くなかったが、本作以降はスタートしたときのエントリー1回で済むようになった。
    • 演奏ゲームで「難易度から選ぶ」が可能に。勿論「曲から選ぶ」もあるので前作の仕様を気に入っていたプレイヤーも安心。
      • また選択時に少し待つとハイスコアが表示されるようになった。
    • 精度崩しの要因になっていた200コンボ超え時の音符が小刻みに揺れる演出は廃止…されたが本作はそれ以上に精度崩しな問題点が発生している(後述)。
    • 待望の演奏オプション「ドロン」が追加。画面中の音符が全て見えなくなり、レーン下側の文字を見ながら演奏しなければならない。この時はあくまでもおまけ要素の一部でしかなかったが。
      • ゲームをやりこむとドロンを出すためのエントリーネーム名が表示されるのだが、実は…
    • 演奏画面のレイアウトがマイナーチェンジ。
      • 画面上部の提灯が外され、その代わり踊り子の下に段を追加。要は全体的に上側に移動されたということである。
        位置的には2人プレイ時の1Pの位置と同じであるため、そちらに統一するのが目的と思われる。
      • また加点分が得点の上に表示されるようになった。
    • 和田どん・かつの声もマイナーチェンジ。男っぽさが出ていた前作と比べると大分落ち着いたトーンになっている。
      • 以降のPS2版ではこの声が使用されている。
    • 踊り子のバリエーションが増加。ちょうちんうなぎはややキャラデザも変更されている。
    • 音質が上昇。版権曲はより原曲に近い演奏になっている。
      • なお、最早どうしようもないことなので深くは説明しないがやはり歌唱力は曲によってバラつきがある。
        「瞳を閉じて」「ignited-イグナイテッド」が音痴、全然似ていないと酷評される一方で「伝説の男~ビバ・ガッツ~」は本人が歌っているのではと言われるほど似ていたりといった具合。
  • 全45曲のボリュームある収録曲
    • 版権曲では「Choo Choo TRAIN」「リンダリンダ」「ココロオドル」「マツケンサンバII」などの人気曲、「そばかす」「お祭り忍者」*5「愛をとりもどせ!!」といった過去のAC作品からの移植曲が豊富に収録されている。
      • このうち「夏祭り」「ドラえもんのうた」「アンパンマンのマーチ」は家庭版用では初の再収録曲となるが、音源や譜面が変更されている。
      • もっとも、この3曲を差し引いても42曲と前作から収録曲数は順当に増加している。
    • ゲームミュージック・ナムコオリジナル枠では8分ラッシュが続く「ROTTERDAM NATION(FOO MIX)」、史上初の777コンボである「恋文2000」「DADDY MULK」*6などの人気曲が並ぶ。
  • 本作のミニゲームは前作まで少なくとも1つはあった長めのゲームがなく全て時間制限が設けられているため、サクッと楽しめる。
    • ミニゲームの1つである「ダッシュで帰宅」のBGMがT-SQUAREの「TRUTH」であり、本作の収録曲でもある。雰囲気と相まってシュールすぎる。

賛否両論点(五代目)

  • 本作、お芋音符やミニゲーム「いも食ってプッ」といったおなら系の要素が多いので、人を選ぶ…といえば人を選ぶかもしれない。
    • お芋音符に関していえば、食べきった後の「イモ食ってプッ」が曲のリズムに合わせるでもなく、キャラの変化に合わせて叩くというものなので音ゲーとしてはイマイチな印象を受ける。
      • 仕様が仕様なので仕方のない側面ではあるが。『六代目』では変更され、食べきるのが速ければ高得点を得られるという仕様になった。

問題点(五代目)

  • 精度が取りづらい
    • 音ゲーとしての問題点で一番大きいのがこの点。別の方向に難易度・やりこみ度が上昇してしまっている。
      • まず、本作はかなり音符の間隔がおかしいことになっている。動画などを見てもらうとわかるが、明らかに等間隔で並んでいないのである。
      • 間隔が狂っているのは以前からもこのシリーズであったことなのだが、本作は非常に目立つ。まともに叩けないほど致命的ではないが、全良狙いのプレイヤーにとっては十分に精度崩し。
      • その中でもROTTERDAM NATION(FOO MIX)という曲は特に酷く、精度が取りづらい。
    • また、ゴーゴータイムの演出で譜面が見づらくなることも。特に詰まっていると顕著。
  • ゴーゴータイムの仕様によるバグがある(通称:ゴーゴーバグ)
    • これは当時、ゴーゴータイム中に現れる火の玉のエフェクトが演出ではなく「エフェクトが発生している間の音符の配点が1.2倍になる」という仕様であったことに起因する。
      • このバグによってエフェクトの発動が本来のゴーゴータイムが始まる小節より1小節遅れて始まってしまい、たとえ全良してもスコアが天井よりも低くなってしまうことも。
      • 逆にこれを利用してゴーゴータイムが終わる直前の音符の叩くタイミングをずらして配点を1.2倍にするという小技ができるのだが…
      • このバグはPS2版では『六代目』で解消されたものの、後作品で再び発生したことも
  • 演奏中、コンボを重ねた状態でミスすると和田どん・かつが「んぎゃっ」と声を発する。ミスするたびにいちいち発する。人によってはうるさい以外の何でもない演出になってしまっている。
    • 後作品で改善され、演奏オプション「かんぺき」を付けた状態でのみ「んぎゃっ」と声を発するようになった。

総評(五代目)

ゴーゴータイムをはじめとした追加要素、前作の問題点の改善でより楽しめる作品となった。
精度が取りづらかったりバグがあったりと多少の不満点も残るが、初心者も上級者もプレイしやすい一作である。

余談(五代目)

本作の発売日が『タタコンでドドンがドン』の発売日からちょうど777日後であったことから、「恋文2000」や「DADDY MULK」はその記念作品なのでは? というまことしやかな噂がネット上で流れた。

+ タグ編集
  • タグ:
  • ナムコ
  • 太鼓の達人
  • リズムゲーム

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年10月20日 23:10

*1 以降の作品でも仕様変更があるたびに歌が新録されるなど非常に手が込んでおり、『ぽ~たぶる2』および『七代目』までの伝統となっていたが、DS『タッチでドコドン!』でついに廃止された。

*2 追い越しの前後に黄色の連打音符を配置して視認性を悪くしている他、追い越しこそ起こらないもののBPM変化の前後を16分音符で繋ぐ場面があるなど、明らかに過去にはなかったタイプの譜面構成である。

*3 AC6では風船音符をすべて叩き割らないとフルコンボでもたたけた率が100%にならないので★×7と高めになっていると思われる。

*4 PSPDXで再収録された際に追加された

*5 AC1から尺は短くなったが譜面は強化されている。

*6 「DADDY MULK」はタイトーからの提供かつ当時ゲームミュージックのジャンルが無かったためバラエティに収録されている。