beatmania IIDX 23 copula

【びーとまにあ つーでぃーえっくす とぅえんてぃーすりー こぴゅら】

ジャンル DJシミュレーション
対応機種 アーケード
販売・開発元 コナミデジタルエンタテインメント
稼動開始日 2015年11月11日
判定 なし
ポイント テーマは「鉄道」
お馴染みのシステムへのテコ入れ
劇的に改善されたイベント新曲の専用ムービー
運要素が強いイベント
渋られる曲解禁
beatmania IIDXシリーズ



毎日が、輝く自分への始発駅。



概要

『beatmania IIDX』シリーズ24作目。
「鉄道」「連結」がテーマで、黄色を基調としたデザイン。
このテーマを拡大解釈したようなコンセプトをモチーフにした楽曲が多い。
イメージキャラクターはResort Anthemと同じく「梅桐彩葉(IROHA)」「雛月理々奈(LILITH)」。

新要素・変更点

  • HELL CHARGE(HCN)
    • 従来のチャージノート(CN)にゲージ増減仕様を加えたもの。基本はCNと同様だが、こちらはボタンを押している間はゲージが回復し続け、逆に離している間はミスとなりゲージが減り続ける。
    • コンボカウントに関しては通常のCNと同様に始点・終点の計2回のみ。ゲージの仕様だけが「SOUND VOLTEX」に近づいたと考えてよい。
    • これにより、CNで問題視されていた「無理に拾わず捨てる所は捨てる」という手段がほぼ使えなくなった。dj TAKAもその意図があると語っている。
    • 旧曲にHCNを追加した†譜面や、既存のCN譜面をHCN譜面に置き換えたHCN Ver.がLEGGENDARIAフォルダに追加された。
  • 新オプション「ASSISTED EASY
    • ASSISTオプションの一つ。使用するとゲージの減少率がEASYと同じになるのに加え、クリアボーダーが80%から60%に引き下げられる。
    • クリア時にはASSIST CLEAR扱いとなるが、譜面には一切影響しない為フルコンボ達成時やスコアは通常通り記録される。
  • 段位認定
    • 十段と皆伝の間に「中伝」が追加。
      • これに伴い各段位の出現条件も変更。中伝は十段合格、皆伝は中伝合格にそれぞれ変更されている。
    • ダブルプレーは3曲から4曲に増加、さらに7級と6級が新規追加。
      • シングルプレー同様、最後の1曲はレベルの高い楽曲となり難易度が上がった。
    • MIRROR段位、EX段位が通常オプション化
      • 前作で日替わりだった「MIRROR段位」、また隠し要素かつPASELI限定だった「EX段位」が正式にオプションとなった。EX段位に関してはコインでもプレー可能に。
      • 段位選択時にオプションで切り替えられる。さらに今作ではそれぞれの達成率が個別に記録されるようになり、公式サイトで閲覧できる。(ゲーム中はその内最高記録のみが表示される)。
  • STEP UPモード
    • STEP UPモード初回プレー時の選曲難易度に関して、前作の取得段位も影響するようになった。
    • コインプレーでのときめきフォルダのレベル制限は、本作でも健在。
      • 制限解除は後述のプレミアムスタートか、「特別急行」状態になるかの2択。「特別急行」の条件は、前作のデュアルバージョンが絡む条件よりは少しマシになった*1
      • しかし前作とは違い、課金アイテム「にじいろきっぷ」を用いて制限を解除することはできない。
  • BEGINNER譜面の通常解放・ムービープレビュー機能の追加
    • STEP UPでのみプレーできたBEGINNER譜面がその他モードでもプレー可能となった。BEGINNER譜面は、それらのみが入った「ALL BEGINNER」フォルダに隔離されている(SINGLE PLAY限定)。
      • このフォルダに限り選曲画面で曲だけでなくムービーも試聴可能。
    • また、BEGINNER譜面のLEVEL表記が前作までの漢字表記(易、普、難)から数字表記(1、2、3)に変更されている。
  • CN譜面の表記が復活
    • 前作で廃止された選曲画面でのCN譜面表記が復活した。新要素のHCNも同様に表記される。
    • ただし、CNは選曲リスト横の難易度表示部分にしか表示されない。この難易度表示が存在しないSTEP UPやMystery Lineでは確認不能となる。
  • 無条件解禁がされていない隠し曲や本作のイベント曲に関しては、楽曲リスト内で虹色の枠となり区別された。
  • 支払い方法に、「PASELIスタンダードスタート」が追加。
    • PASELIでもコインプレー同様のサービスでプレーできる。
      • コインプレーとの相違点はDJ VIP PASSが利用できるという点のみ。
      • 基本価格は従来のプレミアムスタートの5/6(コインと同価格)。店舗によってはその限りではない。既にプレミアムスタートが安くなっていた店舗では、PASELIスタンダードがコインプレーよりも安くなっていたりする。
    • 以上から、店舗のPASELIの値下げ防止が目的なのではないかと考えられている。
  • e-AMUSEMENTのコースに、「プレミアムコース」が登場。ベーシックコース(324円/月)に加えて216円/月。
    • サービスは従来のベーシックコースに加えて、「プラチナメンバーズカード」「My Favoriteフォルダ拡張」「スコアデータ保存」の3つ。
      • プラチナメンバーズカードでは上記に加え、「Vディスク10枚取得」「PREMIUM FREEクイックリトライ」「拡張My Favoriteフォルダの有効」を利用できる。
  • その他細かい変更点
    • ゲーム内通貨が「ピュラー」に変更。さながら鉄道用の電子通貨といったニュアンスか。
    • クプロガチャ「イロハとリリナのオカルト研究活動」が廃止され、tricoro以前のパーツは普通にピュラーで交換する方式になった。
      • ただし、SPADA/PENDUALのパーツは今作では入手できなくなっている。

解禁イベント

  • Season Line
    • 条件を満たすことで、EXTRA STAGE専用楽曲をプレーできる。
      • 前作の「Chrono Seeker」のようなタイプではなく、「LIMIT BURST」や「Spada†Leggendaria」に近いタイプ。
      • EXTRA STAGE専用なので、もちろんプレミアムスタートが必要
    • 2ヶ月ごとに1曲登場するが、なぜかとある1曲だけ1ヶ月ズレて登場した。
    • 特殊リザルト演出や専用選曲BGM*2も収録。
    • 今回は「季節の路線」という明確なテーマがあり、季節に応じた楽曲がプレーできる*3
    • 開始から10ヶ月後の秋新曲が登場したと同時に、常駐化イベントとONE MORE EXTRA STAGEが登場した。
      • 常駐は、常駐させたい譜面をクリア(ノマゲ以上)するだけというシンプルな仕様。そして選曲画面に常駐させた譜面にアイコンが出現する。
      • このアイコンを同一難易度で揃えると、演出と共にONE MORE EXTRA STAGEが出現する。
      • スコアやオプションは関係なく各専用曲をクリアして常駐させていくだけで出現するので、一通り常駐させようとするならある意味初回は強制形式となる。
      • このONE MORE EXTRA STAGEでは強制正規譜面になり、プレーするごとにゲージが緩和されていく方式になっている。1回目ではなんと回復しないEXHゲージで、許容ミス数は最大で9。
      • 完走できればワンモア楽曲は常駐される。またプレー後は成否に関わらずつけたアイコンを全て没収され、アイコンを付け直す場合でも、EXTRA STAGEでクリアして再びアイコンをつけていかなければならない。ワンモア楽曲を常駐させている場合は、アイコンを揃えてもワンモア演出は二度と出現しない*4
  • 開通!とことこライン
    • メインイベント第1弾。
    • ゲームをプレーすることで資材を貯めて、曲を解禁していくのみのシンプルなイベント。
      • ただし、資材の獲得量が運に左右される。また、条件を満たしてアイテムを集めると獲得量の倍率を増やせる。
    • 割と貢ぎゲーだが、全譜面同時解禁かつ解禁する楽曲を自由に選べる*5
    • イベント画面には、前作以前に出たクプロ関連のキャラクターが登場する。
      • リーダーとして選ばれたときのセリフのパターンはいくつか存在する。
  • Mystery Line
    • メインイベント第2弾。
    • FINALかEXTRA STAGEで、かつてのボスフォルダのように選曲画面の「Mystery Line」フォルダからイベントシーンに移動して楽曲を解禁していくイベント。
    • 解禁手段はSTEP UPモードの課題曲の進行に近い。
    • 譜面難易度別解禁かつ登場する楽曲が完全ランダムという、運が悪いと面倒になるシステムである。一応1譜面の解禁は1~3クレ程度で済むが。
    • 条件を満たすことで出現する楽曲もある。
    • 行き先は1~2ヶ月ごとに3回に分けて追加されていった。
  • おてがる!! LINK TRACK
    • 「REFLEC BEAT VOLLZA 2」との連動イベント。タイトル通り、近年の連動イベントの中では比較的軽め。
      • 必要クレ数は各機種を今までにやりこんだ量に依存される。
      • 但しIIDX側の解禁にはRb側のプレーが必須となる。他機種のプレーが必要な時点で「おてがる」ではないとは言ってはいけない。
  • NEW Generation 夏の流星フェスタ2016
    • IIDX、jubeat、SDVX3機同時に楽曲が追加される合同イベント。そのイベントタイトルと裏腹に連動要素は無い。
    • 削除、SHIKI、xi、t+pazoliteといったSDVXや他社機種で活躍しているアーティストの楽曲に加え、TAGの新曲が追加。
    • IIDXは削除氏の「Staryed Catz」が無条件で解禁、その他の4曲はEXPERTモードでの解禁となる。
      • 4曲を全て解禁させると……?

評価点・改善点

  • 前作の新要素を1バージョンに上手くまとめられたこと
    • 段位でのMIRRORオプションなど、前作のデュアルバージョンならではの特徴を改善しつつ導入できている。
  • HCN導入によるゲーム性の向上
    • 上記のようにCNをあえて捨てて他のノーツに集中するという手段が使えなくなったが、押し続けるとその分ゲージが回復していくメリットを付け加えることで上手くバランスが取れている。
      • ゲージの減少スピードも回復スピードもかなり速いため、これまで以上にCNをしっかり押す必要性が増えている。結果としてゲーム性の向上につながった。
      • 複数本のHCNを絡ませることでHARD難易度を跳ね上げる譜面も存在。
    • この仕様は段位認定での特殊なゲージ仕様とも相性が良いため、これまでゲージ仕様と相性の悪かったCNという要素を段位認定にも積極的に起用できるようになった点は大きい。
      • 実際に今作ではHCNを用いた譜面が段位認定で採用されている。中には段位の壁と認識されている曲もあり、捨てCNを防止するというスタッフの目論見は成功していると言える*6
  • 「ASSISTED EASY」によるプレー環境の向上
    • 本作の追加要素でおそらく最も評価が高い点。
    • EASYゲージでもままならないほどIIDXを難しく感じている初心者にはうってつけのオプションである。
    • 中・上級者にはeasyすら難しい曲においてさらに下の段階のゲージとして利用することもできる。
      • また、クリアを安定させにくく選曲を躊躇してしまいがちな楽曲のプレーもしやすくなった。
  • 豊富な楽曲ラインナップ。ポップで明るい曲、オシャレな曲からハードコアのような激しい曲までバランス良く揃っている。
    • 前作に引き続き星野奏子によるダンスがムービーになった「シュッパツシンコウ・シサカンコ」、Y&Co.では珍しいトランス「Set U Free feat. Kanae Asaba」、Lincle以来の楽曲提供となるNhato氏の「Nowhere」、IIDX初参戦のni-21によるTB-303を駆使した「Acid Pumper」と意外性のある楽曲も収録。
      • 「シュッパツシンコウ・シサカンコ」に関しては実在の駅、それも運行中に収録が行われた。ムービー中に列車が通過している他、ラストに撮影協力としてクレジットされている。ちなみにSeason Lineの「駅猫のワルツ」の猫ムービーもこの駅での撮影。
    • RHYZEメンバーのP*Lightによる「STARLIGHT DANCEHALL」は、疾走感のある曲とそれに合わせた歴代バージョンをイメージしたムービーで非常に高い評価を得た。
    • 「R.Y.U.S.E.I.」で日本レコード大賞を受賞したMaozonがIIDXに登場。提供された2曲は共に評価が高い。
      • BGAは「Damage Per Second」は車両を模したマスコットが可愛らしく電車ごっこをするムービー、「Arcana」は女性をモデルにした神秘的な実写レイヤーとなっており、こちらも好評。
    • 長年期待されていた『灼熱Beach Side Bunny』の続編「灼熱Pt.2 Long Train Running」がついに収録。スクラッチの最多回数は勿論更新、更にHYPER譜面は前作先行収録から難易度が1段階上昇した。収録にあたってDJ YOSHITAKAと色々あったそうな。
      • イベントでもう1つの新曲「199024club -Re:BounceKiller-」を提供。こちらは打って変わって渋い曲調。
    • CS 4thのみの収録だった「GOBBLE」が15年越しについにAC移植。極悪譜面のDPは無修正、SP・DP共にANOTHER譜面も新規追加された。
      • CS五鍵移植枠も存在し、初代ポップンの名曲「Quick Master」の5鍵アレンジ版「quick master(reform version)」が移植された。
      • また、鉄道(電車)繋がりでCS 9thより「炸裂!イェーガー電光チョップ!!」、CS DJTより「Battle Train -IIDX Editon-」(真魂斗羅のアレンジ)が移植。「SWEETEST SAVAGE」や「SOMETHING WONDERFUL」も復活曲として登場。
    • 第一弾イベントにて、前作の「リリーゼと炎龍レーヴァテイン」に続き「量子の海のリンドヴルム」が移植。完全新規のアニメムービーも付いている。
    • 第一弾イベントの大ボスとして、L.E.D.とDJ TECHNORCHによる「真 地獄超特急 -HELL or HELL-」で夢の師弟コラボが実現。印象的な曲コメントが話題となった。
      • また、Season Lineの「紫陽花-AZISAI-」でExpander(a.k.a Sota)とかめりあのガチコラボも実現*7
    • SUPER STAR 満-MITSURU-がI will be backから2年、満を持して新曲「NO LIMIT -オレ達に限界は無い-」を提供。今までに無いスーパースターの新しいサウンドにプレーヤーは驚いた。ムービーにおいてはなんとあの伝説のダンサーマイクとの夢の共演を果たしている。全く関わりのないはずの2人がどのような経緯でコラボレーションすることになったのかは闇に包まれている。
    • Lincle以降デフォルト常連だったPrimは今作ではデフォルトにはいなかったものの、後半のイベントにて登場。今回はL.E.D.ではなくIOSYSのARM&キーボーディストの狐夢想とのタッグで、今までとは毛色が大きく違う萌え電波ソングとなった。
    • DDRから人気ボス曲「POSSESSION」が移植され、両機種のプレーヤーを驚かせた*8
    • 上記「夏のニュージェネ流星フェスタ」の更なる隠し曲として、DJ YOSHITAKA&dj TAKAの合作曲「Triple Counter」が解禁。合作ではあるものの、久々のDJ YOSHITAKA新曲である*9
      • ジャンル名「RISK + VACUUM」の通り、両者のハッピーハードコア系の作風が混ざり合った楽曲。更にムービーにはデフォルメ姿になった「JOMANDA」「VALLIS-NERIA」「Lisa-RICCIA」が登場する他、「Evans」の深海魚が焼き魚にされてたり例のTAKAの顔芸がほぼそのまま登場する等細かいネタを拾っていくとキリが無いものになっている。
    • KAC 5thで登場した新曲「Godspeed」はdj TAKA、猫叉Master、L.E.D.の3名による合作曲。難易度的には前作の「Chrono Diver -PENDULUMs-」ほどのインパクトは無かったが、Copulaの前半戦ED的テーマとしてはふさわしい1曲になっている。ムービーには久々に「Aegis」が登場。
      • 本作の締めである「NZM」はこの曲に関連のある作りになっている。
  • 演出面の改善
    • STEP UPやイベントでのストーリー演出が廃止・簡略化された。
      • 前作でストーリーに一応の決着がついたことから、今作では簡単なテキストが表示される程度となった。やはりというか、クプロならではの超展開な幕切れではあるが。
      • 混雑や順番待ちがあるアーケードという場もあり、長々とした会話を見られない、純粋に邪魔と思うプレーヤーからは歓迎された。
    • また、LincleからPENDUALまでの期間ではストーリーが絡むイベントボス曲がクプロ戦闘形式*10あるいは1枚絵がずっと表示されているだけ*11だったり、EXTRA STAGE専用曲にもかかわらず全て汎用だったり*12と、レイヤーに対する不満が少なからず出ていた。
      • しかし本作の連動を除く全てのメインイベント新曲には、通常のレイヤーアニメあるいは専用ムービーが完備されているため、プレーヤーに好印象を与えた。専用ムービーの楽曲は比較的多い。
    • 「Season Line」の出現演出は好評。ONE MORE EXTRA STAGEのリザルト演出は実にtricoroの赤イベ以来。
  • 「中伝」による格差の改善
    • ただでさえ十段と皆伝の格差が凄まじかっただけに、その間を補完して指標をより見やすくするという点は上級者にとってありがたい。
      • しかし、初の段位であり調整が難しかったせいか、DP中伝の難易度が割りと高くなってしまっている。DP中伝の人数がDP皆伝の人数より少なくなっていることからも難易度の高さが窺える。
      • 一方、SPは人数が 皆伝<中伝<十段 になっており上手く調整できている。一部プレーヤーからは十段と皆伝の補完段位としては簡単すぎるという批判もあるが、合格者人数が十段と中伝でほぼ同じなため、間を埋める段位としては適正な難易度であると考えられる。
      • 十段以下のプレーヤー、特に中伝前後の腕前のプレーヤーからは概ね歓迎されたが、毎作皆伝を取得している上級者にとっては、皆伝を受験するのに中伝を先に合格する必要がある(=余分に1クレジットプレーする必要が出る)ことから、あまり歓迎されないという意見もある。これは次回作SINOBUZでも改善されていない。
  • DJ BLACK PASSの仕様改善
    • 初登場したSPADA以来問題になっていたが、ようやく改善がなされた。
    • DJ BLACK PASSが取得していても、それを使うかどうかプレーヤーが選択できるようになった。
    • 保留した場合もVディスクは7枚使用できる(ただし、プレー終了時に未使用分が破棄され、ストックできない)。
  • 一部ソート機能の復活
    • SPADAでなぜか削除されたソート方式「BPM順」「譜面難易度順」が復活した。
    • 「VERSION順」と「マイベスト順」は復活していない。
  • 「Spada†Leggendaria」の通常譜面が無条件解放
    • 前作でLEGGENDARIAフォルダ専用となってしまい選曲の機会が限られていた*13が、今作でようやく通常譜面が通常のフォルダに解放され常時選曲可能となった。
      • むしろ解放は遅すぎると言わざるを得ない。

賛否両論点

  • 鉄道というテーマ
    • 『DJ TROOPERS』や『Resort Anthem』のような直球で分かりやすいテーマではあるものの、良くも悪くも直球すぎた。
      • 比較的やりやすいテーマだったのか、新曲は「電車」や「駅」、さらには「旅」「風景」などを題材にした楽曲・ムービーが多い。このことはむしろ評価は良い。
      • しかし、システム・デザイン面では、難易度が「drive difficulty」と表記されていることや、モード選択画面のアイコンがきっぷのようになっていること、e-Amusement PASSの受付が改札という設定などこだわりがあるのは良いのだが、システムボイスが車掌風になってたり、キャラクタービジュアルがどことなくコスプレのような印象となってしまい、明るく楽しいと見るか軟派と見るかで賛否が分かれる。
    • また、テーマの分かりやすさに反してサブタイトルが抽象的であるのも議論となった。
    • ちなみに前作までの主要人物であるレピカ(ピカ族唯一の男性キャラ)が鉄道マニアという裏設定がある、「開通!とことこライン」にリーダーとして登場した際のセリフに反映されている。ただし、電車に夢中にあるあまり仕事がおろそかになっているようでボーナス値は平均より劣る。
      • 折角作品テーマにあっている設定を持っているのだが、出番は上記のイベントサポートキャラの一人といった程度に収まっている。キャラを活かしきれてなくて惜しいとみるか、目立たれると鬱陶しいのでこのくらいでよいと考えるかは人次第か。
  • ダプルプレー段位が厳しくなった
    • 七級・六級が追加されDP入門者へのフォローがあったとはいえ、それ以上に4曲構成になってしまったことがそもそも難易度上昇であり、この二つのコース以外の挑戦者ばかりが割を喰う形となってしまっている。
    • DPはあくまで上級者向けのプレースタイルであり、少なくともIIDXを既にプレーしていることが前提である。ただでさえ操作の面が厳しいというのに、二つの級位に対してそれ以外の難易度が上昇するというのでは、釣り合いが取れているとは到底言い難い。
      • 4曲構成となったのは、七級・六級の追加にあたりノーツ数が少ないことや、元々DPはゲージの減少量が緩いことを考慮したためだと思われる。また、SPADAで1プレー内におけるSPとDPのプレースタイル切り替えに伴いSPとDPのプレー料金統一が行われた一方、DPの段位認定モードのみ3曲構成のままだった状況の解消を図ったという見方もある*14
  • HCN Ver.の存在
    • LEGGENDARIAフォルダに追加されたHCN Ver.だが、「Almagest」のSPNを除いて本当にCNをHCNに置き換えただけ
      • 手抜きを感じさせる上、そのようなものがEXTRA STAGE限定にされていることに疑問視されている。
    • 通常版よりもノマゲまでは簡単、HARD以上は難しいという声がよく見受けられ、難易度的には微妙に区別されてる模様。
      • EASY・ノマゲはゲージ回復の関係で比較的安定させやすいこと、NORMALとHYPERも存在することから常駐化を求める声は多い。
  • 「Season Line」の解禁順
    • 「LIMIT BURST」や「Spada†Leggendaria」とは違い、NORMAL譜面から順に解禁される仕様になっているため、ANOTHER譜面解禁には楽曲登場から2週間待つ必要が出てくる。
    • そのため、本作の締めでありイベント大ボス曲であるワンモア楽曲もN譜面から登場するというなんとも言えない状態になった。
    • 不満に思う上級者は多いが、逆に言えば、中級者でも早くから専用楽曲をプレー出来るとも言える*15
  • メインイベントが作業ゲー気味
    • 「開通!とことこライン」は面倒な操作は求められはしないが、割と貢ぎゲー。
      • 後述の補助アイテムさえ集めれば、効率が云々ということも考えずに普通にプレーするだけでOKなため、「いつの間に解禁していた」と思えるほどのヘビープレーヤーからはそこまで不評ではない。
      • ゲーム終了時にはいちいち解禁画面が出るので、それが煩わしいと感じるプレーヤーも。
      • 選ぶリーダーは結局ランダムなので、わざわざカードを選ばせる演出が必要あるのかは疑問な所。
    • また、「開通!とことこライン」補助アイテムの入手条件に「1つにつき旧バージョンの曲を1曲ずつプレーする(全部で23個)」というものがある。人によって「旧曲に触れられる良い機会」とするか、「低難易度もあって若干面倒」とするかに分かれるか。
      • 加えて他の条件のアイテムが5個存在し、そのうちの1つに取得条件が「EXTRA専用曲をプレー」というのがあるため、ホームの店舗がPASELI非対応だと入手不能に。
      • 入手しなくても問題はないが、全て入手した場合の恩恵は馬鹿にならない。またどのモードでもイベントが進行するので早いうちに入手することが推奨される。
    • 「Mystery Line」は、譜面単位での解禁のため一通り解禁しようとすると何十回もイベントシーンに入る羽目になる。
      • 「MYSTERY EXPLORE」フォルダ内では☆1~12の楽曲が出るが選曲は極端に縛られる。FINALやEXTRA STAGEでは自由に選曲したいプレーヤーにはきつく感じる。コインプレーでも解禁出来るのがまだ救い?
      • 新たな駅に着いてシーンに入ったときは、必ず当たったそのイベント新曲をプレーしなければいけなくなる。抽選される新曲には極端な低難易度譜面や電波曲もあるので、その点が気になるプレーヤーも。
  • メインイベントの解禁のランダム性
    • 本作のメインイベントの一番厄介な点であり、どちらのイベントも進み具合が運に左右されてしまう。
    • そのためプレーヤー間で実力が同じだとしても、同じクレ数で進行状況が変わってくる。
      • 「Mystery Line」では特に顕著であり、既に行った土地が何回も登場し、未プレーの新曲になかなか触れられないということも起こりうる*16。隠しエリアには、ランダムに登場するイベント新曲の同一難易度を全て解禁させるという厄介なものもある*17。特にANOTHER譜面を優先的に解禁させたいと思うプレーヤーからすると厄介に感じられる。
    • 「にじいろきっぷ」を使うことで「とことこライン」では資材の量を増やしたり、「Mystery Line」では到着の土地の再抽選をすることができるが、絶対いい目が当たるわけではないため、使用せずに地道に解禁させることが推奨されている。
    • 悪名高い「EMPRESS PLACE」ほどランダム要素が酷いわけではないのだが、場合によってはイライラさせられる要素である。

問題点

  • 旧曲の扱い
    • 前作の多くのイベント楽曲が今作では無条件解禁されなかった。
    • 前作での課金アイテム「時の砂時計」を使った「SUPER FUTURE 2323」のように、課金アイテム「にじいろきっぷ」を使ってプレーすることになるのだが、前作のイベントの未解禁楽曲をこのような形でプレーさせることに批判が強い。
      • ちなみにほとんどの他機種では、ゲーム内通貨を利用してゲーム中に楽曲の購入したり、EXTRA STAGEでプレーする事で解禁できた。本作稼働後に終了した連動イベント『怪盗Biscoの挑戦状』さえ、他機種では直後に解禁可能となっていた。IIDXではそういったシステムが存在せず、他機種に後れを取る形になってしまっている。*18
      • ちなみに『怪盗Biscoの挑戦状』と『FLOOR INFECTION』の楽曲は「にじいろきっぷ」を使っても、稼動後しばらくはプレーできない状態にあった。
    • 前作とは違って今回は「にじいろきっぷ」を用いてもレベル制限を普通に受けるので、高難易度曲を選ぶためには後半のステージに進むまでおあずけとなる。チケットを大量購入して高難易度隠し曲を集中的に選ぶ場合はDJ VIP PASSも必要と、二重課金をする羽目になる。
      • STANDARDモードがこんな状況であり、PREMIUM FREEモードではそもそも使用できないので、FREEモード*19を用いて高難易度隠し曲を集中的にプレーしたプレーヤーは多かったようだ*20
    • 稼働からしばらくして、ようやく多くの隠し曲は公式サイト上でゲーム内通貨を利用して解禁が可能となったが、相変わらずベーシックコース(月額サービス)の加入が必須。1曲辺りの値段も高めでゲーム内通貨の獲得量も多いとは言えず、かなりのプレー数を要求される。本作では、ピュラーゲットキャンペーンのようなものは開催されなかった。
      • 『怪盗BisCoの予告状』の楽曲に至っては当時の数倍のプレー数を必要とされる始末。あのイベント自体が惨事を巻き起こしていた事など何処吹く風。
      • しかも前作初期のイベント楽曲以外は譜面別に購入できない(全譜面のセット販売のみ)という形式であるためか高額。
    • また、前作の一部ボス曲はEXPERTモードでの解禁限定となったが、とある問題が発生した。(後述)
  • 前作から続く問題点
    • 仕様が変わったとはいえ、コインプレーのSTEP UPモードのときめきフォルダのレベル制限が残っている。
    • LEGGENDARIAはやはりEXTRA STAGE限定。上記のように課金し「にじいろきっぷ」を使ってプレーする方法もできたが……。
      • 前作終盤から☆10~11の譜面も追加されてきているため、自由に選曲できるようになってほしいと特に上級者には思われている。
  • ASSISTED EASYのランプに関して
    • ASSISTED EASYを使用した場合は他のASSISTオプション同様に紫ランプが点くのだが、GAUGEオプションの一環であるために区別してほしかったという意見がある。
      • ASSISTオプションは譜面によって極端に難易度が低下するものが多く、対するこのオプションは譜面に一切変化がないので相応の実力が求められる他、EASYのさらに前段階という使い道があるので根強い意見がある。
  • 「Season Line」に関する問題
    • 相変わらずのPASELI優遇。
      • EXTRA STAGE専用のため、「Spada†leggendria」と同様にPASELIプレーでしかイベントを進められない。
      • この形式によりPASELI非対応店舗では解禁不可能な状態が続いてしまう結果になってしまっている。その場合、常駐済みの友達にやらせてもらうしか専用曲をプレーする手段は無い。
    • 専用曲の常駐可能化が遅かった。
      • 特に最初の楽曲は、イベント開始から約10ヶ月という長い期間を経て常駐可能となったが、本イベントでは☆10や☆11の比較的中級者向けな新曲もあるため、いつまで経ってもEXTRA STAGE以外でプレーできないことには反発の声も挙がっていた。イベントの構成上、仕方の無かったことかもしれないが。
    • 一部の楽曲の常駐難度の高さ・曲配置バランスの悪さ
      • このイベントの楽曲を常駐させるには、1度その専用曲をノマゲ以上でクリアする必要がある。イージーゲージでの常駐が出来ないこともあり、特にANOTHERでは☆12最上位に近い専用曲「駅猫のワルツ」の常駐難度が跳ね上がっている*21
      • また、「駅猫のワルツ」を含めた専用曲を全て常駐させることで出現するワンモア楽曲は最終的にASSISTED EASYでも常駐できる*22のに、召喚条件である「駅猫のワルツ」はノマゲクリア以上が必須というバランスの悪いシステムになっている。
      • またイベント期間が短かったためか条件緩和もなく、イベント終了=バージョン終了だったのでしまりの悪い状況となってしまっていた。
    • ONE MORE EXTRA STAGEのゲージに関する問題
      • 召喚2回目の通常EXHゲージと3回目の回復無しHARDゲージでの難易度が許容ミス数的にあまり変わらず、3回目が緩和としてほとんど機能していない*23
  • レベル詐称曲の多さ・難易度表記の問題
    • 音ゲーにおいて1作ごとにレベル詐称が出るのはもはや当たり前だが、それを差し引いても今作は詐称が目立つ。
    • 特に目立つのがSP☆10の楽曲。中級者が触れることも多いこのレベル帯で詐称が多いのは如何なものか。
      • 新要素のHCN譜面がこのレベル帯に集中しているのもそうだが、トリルや軸などのミスを誘発する配置が多かったりレベル不相応な技術を求められるのも要因。局所的に難しい譜面も多いのでHARDでのごまかしも効きづらく、むしろHCNの影響等でどんどん難しくなる。
      • また、ターンテーブルからやや離れた鍵盤のHCN中に連続スクラッチがあったり、隣接や一本のHCNを跨いだりとCN自体も高難易度化が進んでいる印象がある。
      • 一応上級者にとっては難易度制限がある*24以上、強めの☆10の譜面にも一定の需要はあると言える。とはいえ、その上級者の間でも注意喚起がなされるとなれば全くの別問題。
      • 今作の反動からか、次回作SINOBUZでは一転してSP☆10の大半が逆詐称~弱クラスの譜面になるという事態が発生した。難易度のバランスに公式が苦慮していることが窺える。
    • 前々作辺りから言われている12段階の難易度表記も相変わらず見直しされておらず、これが詐称問題に拍車をかけているようにも見える。
      • ちなみに上記のSP☆10の譜面数は約460譜面もある。これだけ多ければ詐称が多くても当然と言えるか…。
    • 今作に限った問題点ではないが、1st styleなどの特に古い曲の難易度表記がほとんど当てにならない点も問題。☆1~☆5の譜面が多いのも相まって初心者に対する初見殺しになってしまっている。
      • 「初代beatmaniaの上級者向け機種」であった当時と現在とでは、初心者の定義が大きく異なっている。『GAMBOL(H)』などの例外も多い為、流石に見直しが行われないのはまずい。
  • 一部EXPERTコースの楽曲解禁が厳しすぎる
    • 前作同様EXPERTクリアによる解禁が継続して行われているが、その内の「PENDUAL」コースにおいて、解禁対象の4曲目(N☆5/H☆8/A☆11)の直前に最上位クラスの楽曲(N☆7/H☆11/A☆12)*25が待ち構えている。
      • コースのテーマや最後に解禁対象の楽曲がある事を考えれば問題ない曲構成なのだが、4曲目が適正のプレーヤーにはいくらなんでも難易度差が激しすぎる。
    • また、DPにおける「SEVEN」コースに4曲目☆11の直前に☆12最強クラスの楽曲*26があり、DP専のプレーヤーは悶絶するハメに。
      • そもそもこれらの楽曲は前作では実力が重要視されない解禁方法だったため、その事と相まってクリアできないプレーヤーからの批判が大きくなってしまった。
    • ただし、DJ VIP PASSを使えばゲージが無くなっても一定回数復活できるので、解禁は一応可能ではあるのが救い。
      • 解禁ゲージを貯める段階では道中でFAILEDになっても多少は貯まるが、最終的にゲージを満タンにするには4曲目のクリアが必須になる。*27アシストオプションも使えるので、解禁したいと思えるレベルなら問題ないとは思うが…。
  • CN表記に関する問題
    • 前述の通り、楽曲リストにはHCN譜面しか表示されずCNは一部場面だと確認できない。
    • 現状HCNとCNが混在する譜面、難易度でHCNとCNが変わる楽曲は存在しない。それならCNも同じようにリストへ表記すればよかったのでは?
  • 一部機能実装の遅延
    • 前作同様、EXPERTモードとランクリザルトグラフィックの実装が稼動から数ヶ月かかってしまっている。
      • EXPERTモードは稼動から約3ヶ月後でオリコ作成はさらにその約半年後、リザ絵は稼動約半年後に追加された。
    • 遅延の理由は不明だが、遅らせることによるメリットはプレーヤー側には全く無い。
      • リザルトグラフィックに至ってはせっかく追加されても見られる期間が短くなってしまうというデメリットを生んでいる。
  • イベント「開通!とことこライン」に関しては、結局緩和なしで終了となった。
    • 約5ヶ月という開催期間があったとはいえ、進み具合は運の影響を受け、さらに補助アイテムを全て入手しても1ステップ辺り10クレ程度はかかる為、終了間近ではかなり厳しくなる。
    • 補助アイテムをさらに少し追加させるだけでも緩和になっていたのではないだろうか?
    • やはりイベント終了後に楽曲入手手段は無い状況に。本作中にピュラー解禁などの救済措置が設けられることはなかった。*28
      • また、「おてがる!! LINK TRACK」もイベント終了後は解禁手段が無くなったが、こちらは約4ヶ月という開催期間に加え解禁も比較的軽かったためにそこまで批判されていない。ただし、かと言って解禁手段が無くなるのは勿論褒められた事ではない。
  • 「Mystery Line」に関する問題
    • 前述の通り、このイベントでは新曲の選出がランダムな上、選出時はその曲を必ずプレーしなければならない。
    • 故に、N譜面で☆1~5の譜面狙いの初心者が☆7の楽曲を引いてしまうと、悲惨なことになってしまう。
      • 一応、プレーできるのはそのクレジットの最終ステージになるので、クリアに失敗しても影響はないし、アシストオプションをフルにつければ太刀打ちできないレベルではない。
    • 本イベントは稼動終了まで続いたが、「とことこライン」同様緩和はなしであった。
  • 「ピュラー」の使い道が乏しい
    • イベント終了後はその隠し曲は販売されなかったり、選曲BGMやフレームなどの大きいカスタマイズも追加されなかったりと、ほとんど高額な旧曲解禁、あるいはクプロパーツ購入のためのアイテムと化してしまっている。
    • 旧曲やクプロパーツをほとんど手に入れているプレーヤーは、せいぜいいつも使うレーンカバーやノーツなどの購入くらいしか使い道が無く、ピュラーを持て余す状況になってしまった。

総評

既存システムへのテコ入れやASSISTED EASYの追加などにより、プレー面では多くの需要に応えられたといえる。特にASSISTED EASYの追加は、不慣れな初心者から高難度を前にする上級者まで、安心して挑戦できるようになった大きな評価点である。
またBGAを含む演出関連など大幅に改善された点は多くあるが、一方でイベントの仕様やその他システムには改善しきれていない点や悪化してしまった点も存在し、全体的には一長一短である。
特に旧曲を含めた楽曲解禁の点では、プレー料金値上げ以降の反省がいまいち活きていない節が目立ち、BEMANIシリーズの中でも古参機種なのにもかかわらず他機種に後れをとっていると言わざるを得ない状況である。イベント新曲はせっかく曲やBGAも好評だったのに、イベント終了後は一切の救済措置が無いなどライトユーザーには辛いものになっただろう。

全体的に見て、ゲーム性そのものは着実に進化と発展の道を走っていると言えるものの、依然として解決しなくてはならない問題がまだ残っている。
改札へとe-Amusement PASSを通したプレーヤーたちが、快適なIIDXの旅を過ごせるよう、まだまだ良い路線開拓の必要があると言えよう。

次回作

  • 稼動から約1年後の2016年10月26日に「シノビ」をテーマとした『beatmania IIDX 24 SINOBUZ』がオンラインアップデートにより稼動した。
    • 稼動時点で、PENDUALの楽曲は「FLOOR INFECTION」以外が、copulaの楽曲は「流星フェスタ」を含むEXPERT隠し全てと「LINK TRACK」の「Journey」のみが自動解禁された。その他の多くの隠し曲はプレーする手段が用意されていない。
      • 稼動3週間後に課金アイテムが登場し、本作同様それを用いて未解禁曲をプレーする方式に。
      • さらにその1ヶ月後、本作同様にゲーム内通貨「BUZZ」を用いてサイトで今作の隠し曲のみ全て解禁することが可能になった。EXPERTの隠しコースでの解禁は一切無し。本作のイベント楽曲は難易度別解禁で、パック売りの「LINK TRACK」楽曲の値段は本作におけるBEサマ・怪盗BisCoのような異常な値段で売られていることは無い。しかし、本作のイベント新曲の値段が平均的にやや高めになっている。しかもBUZZは本作のピュラーよりもやや貯めやすくはなっているとはいえ、イベント楽曲の販売曲数が多くなったので、本作で全然解禁させていなかった場合は結局相当なプレー回数が必要になってしまう。
      • 前作の「FLOOR INFECTION」は再開催されず、解禁手段が無い状況が続いている。
    • 本作でBEMANI初登場したコナミ新人アーティストであるHuΣeRは、次回作からIIDXに本格的に関わり、サウンドや一部譜面に関するディレクションを担当。ちなみに、本人は両皆伝である。*29
    • 余談だが、今作の時点で新曲に「NINJA IS DEAD」や移植曲「明鏡止水」の旧ギタドラ仕様の忍者ムービーが搭載されているなど、何かと忍者推しが見られた。死んでるじゃねえか!というツッコミは野暮。

余談

  • 9th styleから初登場したダンサーのDai.は、今作限りでムービー出演の引退を表明した。
  • 「灼熱Pt.2 Long Train Running」のムービーに灼熱くんの顔が付いたかまぼこが登場したり「199024club -Re:BounceKiller-」の解禁スポットが「フィッシュケーキファクトリー*30」だったりと、Mass曲の譜面傾向を表現する際によく用いられる「かまぼこ工場」ネタが公式に取り入れられた。
    • また、POSSESSIONの解禁スポットもファンの間での通称でしかなかった「哲学」ネタ*31であり、こういった二次的なネタを積極的に取り入れるようになった。
  • 3rd Styleからユーロビートは毎作収録されてきたが、本作でそれが途切れてしまった。
  • SPADAから2年ぶりに、ブライズフィギュアが発売された。今回は「梅桐緋浮美」で、本作AAAリザルト画の衣装になっている。
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最終更新:2022年10月13日 15:44

*1 クエストを2回クリアすればよい。

*2 BGMは全期間で共通だが、決定音のみ各曲で変わる。

*3 とはいっても、秋新曲だけ秋要素が全く無い。

*4 と言っても、アイコン付け直しはボスフォルダ内やEX STAGE専用曲を複数埋めてワンモアを召喚するシステムではいつものことで(しかもSIRIUS以前では常駐しないので必然的にワンモアプレー=アイコン埋め)、常駐後演出が出現しないのはLincle以降のイベントワンモア曲共通仕様となっている。

*5 エリア制覇時とPhase終了時の楽曲は固定。

*6 ただし、個人差が結構強い要素であるため、かえって楽に感じてしまうプレーヤーもいる。

*7 かめりあはSotaの推薦でRHYZEメンバー入りした。

*8 作曲者のTAGはかつてKAC2013の質問コーナーで「(POSSESSIONは)もう暫くDDRだけの曲にしておいてほしい」という趣旨の発言をしていたらしい。

*9 DJ YOSHITAKAはあくまでも作曲で、編曲はdj TAKA。

*10 「Lincle Kingdom」、tricoro3色イベント、「Qprogue」、「Qpronicle Chord」

*11 「Chrono Seeker」

*12 Spada†Leggendaria

*13 一応、PENDUAL稼動末期のイベントで通常フォルダへの解放はできた。

*14 TRICOROまではDPの場合プレーモードごとに料金が異なっていた。FREE PLAYと段位認定は1クレジット、LIGHT14・14KEYSとEXPERTが2クレジットというのが初期設定だった。DPの段位認定の曲数が、プレーモード毎のプレー料金の違いも考慮に入れた上で設定されたかどうかは不明。

*15 初週はEX-HARDの使用が必須であり、N譜面が適正の初級者にはいきなりの解禁はまず不可能。

*16 各曲N・H・A譜面を全て解禁すれば、その曲は登場しなくなるので、必ず全曲解禁することは可能。

*17 あくまで出る順番の話であり、全曲「全譜面」解禁するという前提であれば、必要クレジット数はほぼ運には左右されない。

*18 ただし、どの機種でも未だに『FLOOR INFECTION』の楽曲だけは無条件解禁されていない。

*19 2曲設定になるが、レベル制限と選曲制限が無くなる。

*20 「にじいろきっぷ」を用いるとLEGGENDARIAフォルダも選曲可能になるので、そっち目的で利用するプレーヤーも。

*21 ちなみにHYPERでは「NZM」は平凡の☆9だが、「駅猫のワルツ」は☆10でもかなり強めの部類。さらにNORMALではどちらも☆6だが、「駅猫のワルツ」は☆6では強めの部類。

*22 但し、召喚するたびに常駐マーク(ランプではない)が剥奪されるため、また召喚する場合には全曲をもう一度ノマゲ以上でクリアする必要がある。この挑戦権再獲得仕様はSPADAでのイベント以来。

*23 回復無しHARDの許容ミス数は最大で19。

*24 八段以上でも、プレー数が100未満だと1・2曲目は☆10までしか選曲できない。

*25 Chrono Diver -PENDULUMs-のことだが、Hyperは九段課題曲であり、Anotherは最低でも中伝クラスの腕前は無いとまず抜けることはできない。

*26 quell~the seventh slave~(A)のことであるが、今でも皆伝に入ると問題視される。過去にDP皆伝2曲目に収録された際は「これがクリアできれば皆伝常連曲である3曲目『quasar(A)』さえウイニングラン」とすら言われていたことも。

*27 4曲目をクリアしていない場合、ゲージが満タンになる直前で進行がストップする。

*28 解禁可能になったのは終了から約8ヶ月後の次回作SINOBUZ稼働中である。

*29 実はかつて本シリーズのクローン版である「BMS」において本人は8284名義で活動しており、SOUND VOLTEXにも「ゴーイングマイウェイ」を8284名義で提供していたりする

*30 「フィッシュケーキ」とは「かまぼこ」のこと。ズバリ「かまぼこ工場」である。

*31 元は、DDRのDP CHALLENGE譜面につけられた敬称。