【たいたんふぉーる】
長年にわたり、フロンティアの市民は冷酷な商業帝国、IMC(インターステラー・マニファクチュアリング・コーポレーション)によって搾取される日々を余儀なくされている。
IMCの存在に我慢できなくなったフロンティアの市民は、それぞれの主義主張を棚上げして、「ミリシア」と呼ばれる戦闘部隊を作り上げた。
戦闘は激化し、武装したタイタンが両陣営から多くの戦場に投入された。
特殊訓練を受け、戦闘で鍛えられたパイロットは、一般の兵士よりも遥かに機敏で危険な存在である。タイタン以外の兵士は使い捨ての捨て駒にしかすぎない。
フロンティアの運命を決めるのは、タイタンのパイロットだ。
惑星から惑星へと移動し、特殊部隊を展開して衛星軌道から一寸も違わぬ正確さで直ちにタイタンを戦場へ送り出すのだ。
外交の時代は終わった。
タイタンフォールに備えよ。
『Call of Duty』シリーズの開発元、Infinity Wardの元創業者達が立ち上げたRespawn Entertainmentの初作品。
SF的世界観のFPSで、プレイヤーはパイロットとなり「タイタン」と呼ばれる巨大人型戦闘兵器に搭乗して、または白兵戦で戦い抜いていく。
本作では本来シングルプレイやCO-OPとして用意されているキャンペーンが、チームデスマッチやドミネーションと同等の対戦モードとなっている。
プレイヤーはIMCとミリシアの2チームに分かれてキャンペーン等の戦闘を行う。
本作では消耗戦の勝敗を決めるのはパイロットのキル数だけではなく、タイタンの撃破数、NPCを倒した数が加味される。
+ | 修正されたもの |
『Call of Duty』シリーズのスピーディーな戦闘を独自要素により大胆に進化させ、新世代のFPSの可能性を見せつけた良作。
タイタンを用いたダイナミックな戦闘とパイロットでのスピーディーな戦闘は、どちらも非常に高い完成度を誇っている。
タイタンとパイロットが入り乱れて刻々と変化していく戦場を、どう戦い抜いていくのかはそれぞれのプレイヤー次第である。
いつもキャンペーンの主人公のように活躍できるとは限らないが、FPS初プレイの人から上級者まで楽しめるように工夫されたゲームシステムは勝っても負けても毎回違った楽しみをもたらしてくれる。