爆烈ブレイカー
【ばくれつぶれいかー】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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アーケード
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発売・開発元
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金子製作所
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稼動開始日
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1992年
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プレイ人数
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1~2人(同時プレイ)
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判定
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バカゲー
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ポイント
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宇宙空間に蒸気機関車 実写取り込み技術の無駄遣い 何でもありの世界観
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概要
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『エアバスター』に続くカネコ製作所のアーケード縦スクロールシューティングゲーム。
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1レバー2ボタンのショット+ボムの東亜プランタイプ。全6ステージ2周END。
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2周目からは敵が撃ち返し弾を撃ってくるようになる。
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ショットでメインショット+サブウエポンが発射される。メインショットとボムは機体毎に固定、サブウエポンはアイテム取得によって変化。
システム
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プレイヤーは最初に性能の違う6機体(キャラクター)のうちどれかを選択する。
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JEAN。美青年。
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パワーアップする毎に前方に扇形に広がるショットを撃つ。『雷電』のバルカンに近い。
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NIGEl。バンダナと眼帯がトレードマークのオッサン。
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パワーアップする毎に前方に扇形に広がるショットを撃つがこちらは後方にも弾を発射できるようになる。前方火力はJEANに劣る。
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HANSE。トカゲ人間。
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判定の大きいウェーブ状の弾を撃つ。パワーアップする毎に弾の本数が増える。
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MIFUNE。甲冑武者。
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射程に限りのある火炎放射を撃つ。パワーアップする毎に威力と範囲が上昇する。攻撃力は全機体中最も高い。
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MAI。女性。
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パワーアップする毎に本数が増えるショートレーザーを発射。
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アイテム
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Pマークのアイテム…ショットのパワーアップ。
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Bマークのアイテム…ボンバーを一発補充。
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ミサイル…一直線に飛ぶミサイルを発射。
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ホーミング…敵を追尾するミサイルを発射。
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クラッカー…一定距離を進んだ後爆発する炸裂弾を発射。
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ショックウェーブ…自機の周囲に衝撃波を発射。
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犬の足跡の絵が描かれたパネル…1UP。自機を1機追加。
変な点
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このゲームを語る上で欠かせないのが随所に登場する実写取り込みの敵である。戦闘機やヘリコプターはまだしも、宇宙空間に大型帆船や蒸気機関車が出てくるのはいかがなものだろうか…?「何でも実写取り込みすれば良いというものではない」というのが一般的な評価である。また、実写取り込みなので生命感がなく一枚絵がただ浮いているように見え、迫力に欠けるのもマイナス。
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ゲームの展開から察するに「宇宙人に寄生された軍用兵器」という解釈が正しいのだろう。
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最初の機体選択画面にて機体と同時にパイロットの顔も表示されるのだが、こちらも際物が多い。
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眼帯を付けたバンダナの男、ロボットやトカゲ型の異星人、果ては鎧武者までいる。甲冑に身を固めてまともに機体の操縦が出来るとは思えないのだが…。
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敵のデザインは雑魚は機械や無機物が多いのだが、ボスは生物兵器等妙にグロテスクなものが多い。
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一部、前作『エアバスター』に登場した雑魚敵がゲスト的(?)に出演していたりと、自社オマージュもいくつかある。
評価点
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この手のゲームにしては珍しく難易度周りのバランスは良好な部類。敵の出現・攻撃パターンを覚えればサクサク進めるようになる。
難点
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BGMがいまいち。
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出来は悪くないのだが1ループが短い曲が多く、印象に残りにくい。
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キャラクター毎の性能の格差。
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特に広範囲に攻撃可能で、接近時には集中的に火力を浴びせる事が可能なJEAN機が飛びぬけて使いやすい。MIFUNE機は火力面では最強だが、射程が短すぎる為使いこなすには相当の熟練を要する。
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一方で、攻撃範囲は広いが火力が低いHANSE機、弾込めに時間のかかるMAI機は使えない機体とされている。
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自機選択画面のキャラクター達が何処の何者なのかといった描写がゲーム中に一切ない。
総評
何度もプレイする内に打開できるようになる丁度良いゲームバランスや機体を選べる自由度の高さ等作り自体は悪くはないのだが、演出面のおかげでイロモノ扱いをされてしまった。
お祭り感覚のゲームだと割り切れば普通に楽しめる…かもしれない。
最終更新:2024年04月07日 08:33