冒険遊記プラスターワールドシリーズ

概要(シリーズ全体)

テレビ東京とタカラ(現:タカラトミー)がメディアミックスという形で世に送り出したTVアニメ、及びゲームソフトである。
このページではアニメ第1話の放送日から少し遅れて発売された『伝説のプラストゲート』『プラストオンGP』及び、
アニメの設定を一部逆輸入する形でマイナーチェンジがなされた『伝説のプラストゲートEX』を取り扱う。判定は『プラストオンGP』のみ「ゲームバランスが不安定」。

シリーズ共通の特徴として、
「GBAに接続した読み取り機器にフィギュアをセットすると、フィギュアのキャラクターと主人公(若しくはレース用のマシン)がゲーム内で合体(プラストオン)する」
という、プラストオンシステムが採用されている。
以下特段の事情が無い場合において、フィギュアのキャラクターをゲーム中の呼称である「プラスター」と記述する。



冒険遊記プラスターワールド ~伝説のプラストゲート~

【ぼうけんゆうきぷらすたーわーるど ~でんせつのぷらすとげーと~】

ジャンル RPG
対応機種 ゲームボーイアドバンス
メディア 64MbitROMカートリッジ
発売元 タカラ
開発元 ウィル
発売日 2003年4月24日
定価 5,800円
プレイ人数 1~2人
セーブデータ 2箇所
判定 なし

あらすじ(伝説のプラストゲート)

豊かな自然と失われた古代文明がミックスされた、摩訶不思議な島国が点在する世界「トレジャーワールド」。
しかし各島の交流は、独自文化の保全とモンスターの脅威という二つの理由から長きに亘って行われておりませんでした。

遠い昔、異文化交流が盛んだった頃の文献を読んだスター島のエアリーズ姫は
「異文化交流を復活させ豊かな時代を取り戻し、各地の美味しい名産品を食べてみたい」と考えるようになりました。
そこで彼女は、各国の交流を復活させようと「姫様サミット」なるものを思いつきます。

遠い他国の姫達に姫様サミットに関する書状を無事届け、エアリーズ姫の願いを叶えるべく、
新米トレジャーハンターである主人公(と、サポート役の生き物「ガイダンス」)に特使として白羽の矢が立ったのです。
 

プラストオンシステム(伝説のプラストゲート)

このゲーム中では先述のプラストオンシステムを使用しプラスターと合体する事で、プラスターの種類に応じた特殊能力が使用可能になる。
それらを駆使してダンジョン突破したり、仕掛けを作動させ隠しアイテムを入手したりといった事ができる。
因みにゲーム序盤にプラストオンしなければ進まないイベントがある上、合体解除は基本不可能なため、プラストオン縛りといったプレイは不可能。

  • スタンダード属性
    • 本作に付属している「ビートマ」と、後述の『プラストオンGP』に付属している「ワイバースト」が該当。
    • 水中を移動できるようになる他、柔らかい地面に潜って埋まっているアイテムを掘り出すという芸当も可能。
      • 本編シナリオをクリアするだけならば、水中移動で他の島へ行けるようになるスタンダード属性だけでも攻略可能。
  • 地属性
    • 別売りのフィギュア「モーリィ」「ドリューン」が該当。
    • 地面に潜るだけでなくそのまま移動することが可能。地上の障害物を無視できる上、通常エンカウントも発生しない。
      • 但し、潜ったまま海底を移動という器用な真似はできない。残念無念。
  • 水属性
    • 別売りのフィギュア「ザガリアン」「マシャンタ」が該当。
    • 水中を移動できるようになる他、泳いで高速移動できるようになる。こちらも高速移動中はノーエンカウント。
    • 地上にいる場合は、氷塊を目の前に作り出してトラップ解除に利用することもできる。
  • 炎属性
    • 別売りのフィギュア「ガブリオン」「ウォリアム」が該当。
    • 炎を纏って宝箱などに絡んだ蔦を燃やしたり、溶岩地帯をノーダメージで移動したりできる。
    • 纏う炎で暗闇を照らして、周辺を見やすくする事も可能*1
  • 風属性
    • 別売りのフィギュア「ハーニア」「フェザード」が該当。
    • 空を飛んで移動できる。当然この方法で他の島へ渡ることも可能。飛行中は黒い雲に当たらない限りノーエンカウント。
      • 但し能力は素早さ以外低く、弱点の攻撃を貰うと死兆星が見える。ダンジョンの仕掛けで受けるダメージが増えるという欠点も。
  • メカ属性
    • 別売りのフィギュア「タンキュー」「ギンガード」が該当。
    • 特定の障害物を押して仕掛け解除に使える他、ダンジョンの仕掛けで受けるダメージを軽減したり
      流砂や突風などの移動に影響を及ぼす仕掛けに耐えて進んだりできるという特徴がある。細かい所では動物と会話もできる。
  • 複合属性
    • 上記属性のうち、スタンダード以外の属性を複数持ち合わせたプラスターも存在する。
    • フィギュア化されているのは「ドラストーム*2」と「トラストーム*3」の二種類。
      • また、内部データではこれ以外にも二種類の複合属性持ちプラスターが存在しているようだが…。  

戦闘システム

システム自体は比較的オーソドックスなコマンド型RPGだが、幾つかの特徴がある。

  • たたかう
    • まず「こうげきわざ」「ぼうぎょわざ」からそれぞれ一つずつを選ぶ。その後主人公と敵の内素早さの高い者から順番に行動していく。
    • 「こうげきわざ」にはノーリスクで繰り出せる主人公の基本技と、威力は高いがSP(スペシャルポイント)を消費するプラスター技の二種類が存在する。
    • 「ぼうぎょわざ」は、確実に被弾するもののダメージを軽減できるシールド技と、ジャンプ・伏せる等ノーダメージで回避できる可能性があるが、読み間違えると相手の攻撃が直撃するステップ技の二種類。
      • ステップ技の中には、回避成功した場合追加攻撃「ステップぎり」が発動するものもある。
      • 特定のプラスターと合体していれば「防御力を大幅アップするシールド技」「地中に潜って完全回避するステップ技」等も使える。こちらはSPの消費は無い。
  • ひっさつ
    • GP(ガンガンポイント)が完全に溜まっている時にだけ選択可能なコマンド。
      内容はたたかうと同じだが、「こうげきわざ」の代わりにGPを全て消費して強烈な必殺技を繰り出せる。
    • 必殺技はデフォルトで1種類だが、とあるアイテムを消費する事でもう1種類の必殺技も選べるようになる。
      • GPを回復する手段はかなり限られている*4上、逃げる際にもGPを消費する事があるので乱発は不可能。ここぞという時にだけ使用すること。
  • アイテム
    • その名の通り、「こうげきわざ」を使う代わりに手持ちのアイテムを使用する。
  • にげる
    • その名の通り。成功すれば戦闘はそこで終了。
      • 失敗すると敵の攻撃を丸腰で受けることになる・実行する際にGPを消費する事があるというデメリットがある。
      • また、主人公が相手よりも大幅に強いとコマンドが「にがす」に変化。効果は変わらないが、100パーセント成功する。
  • プラスター
    • プラスターフィギュアの交換が可能なサークル上で戦闘をしている場合「にげる」コマンドがこれに変化。
    • 読み取り機器に接続してあるフィギュアを交換する事で、別の技や属性を持ったプラスターと合体しなおす事ができる。
      • 尚、キャンセルは「元々合体していたプラスターのフィギュア」をセットしていないとできないので注意。  

評価点(伝説のプラストゲート)

フィギュアと連動して冒険を進める楽しさ

  • フィギュアを複数個用意し場面によって取り替えることで、行動範囲が広がったり、難所を楽に通行できたりする。
    • 更に同じプラスターと合体し続けて戦闘をこなせば、ゲーム中のプラスターも成長するため育てる楽しみもある。
    • プラストオンした際の主人公グラフィックも中々に凝っており、一見の価値あり。

保険システムの存在

  • 特定のキャラクターに話しかけ、保険に入ることでゲームオーバー時のデメリットを減らすことができる。
    • 最も保険料が安いコースでも「ゲームオーバー時に所持金が減らない」という特典を享受できる。
    • 一番保険料が高いコースなら、最安値コースの特典に加え「復活時傍にいるキャラに話しかける事で、今まで利用した宿屋にワープ可能」「それまでに支払った保険料と同額の見舞金を貰える」というサービスまで付いてくる。これを活用すれば、セーブせずに強敵と遭遇しやられた後でも容易に体勢を立て直すことが可能。
    • 因みに保険料は宿屋を利用した際料金と一緒に徴収される。最も保険料が高いコースでも、よほど無駄遣いしていなければそれ程困る事はない。
  • 勿論「そんなに温くなるのはイヤ」というプレイヤーのために、保険に入らず冒険する事もできる。入っている保険のコース変更や解約も可能と至れり尽くせり。

サポートキャラの「ガイダンス」

  • プレイヤーのアシストをしてくれるキャラクターで、少々お調子者な性格をしたタンス状の不思議な生き物
    …とだけ書くとどこかの何かを連想してしまう方も多いかもしれないが、そこはご安心を。
    このガイダンス、見た目こそタンスだが作中でも屈指の良識人…もとい良識タンスにしてお役立ちキャラなのである。
  • 主人公が所謂ドラクエ型の喋らない主人公のため、作中の重要人物との会話は専らこのガイダンスが担当する。
    • 会話に入った時の登場演出は少々派手だが、決して出すぎるような真似はしないサポート役の鑑。
    • 悪役の所業に対し容赦無いツッコミを入れ、プレイヤーの心境を代弁する事もある。
  • 移動時には右上に表示されるガイダンスの表情でエンカウント率を把握することができる。
    • ビックリマークを出して慌てていたり、左右に首を振ってイヤイヤしていたらエンカウント率が高いエリア。
    • 逆にエンカウントしないエリアでは「Zzz…」といびきを掻いて寝ていたりする。
  • 予め設定画面でアイテムを持たせておく事により、戦闘中にアイテムを使って支援してくれる。
    • ガイダンス自身が考えてアイテムを使用するため、使うアイテムやタイミングを指定することはできない*5
    • 持たせるアイテムを絞り込む事によって、ある程度狙った支援行動を行わせる事は可能。ゲームを後半まで進めるか各地に点在する隠しショップを発見するかして、強力な効果を持つアイテムを買って補充できるようになると本領を発揮してくれる。
      • 当然だが使ったアイテムはなくなってしまうので、頃合を見て補充しておく必要はある。

通信によるアイテム交換

  • 通信ケーブルを使用して『伝説のプラストゲート』や『プラストオンGP』とアイテムの交換ができる。
    • 使っていない強力な装備品を他ソフトの主人公に譲ったり、本編中で組み立てたマシン用のパーツと『プラストオンGP』で手に入れたアイテムを交換できたりする。
      • 但し、同一ソフトのセーブデータ内でアイテムの受け渡しはできない。
      • またごく一部だが、交換できないアイテムが存在するので注意。

(タカラのキャラゲーにしては珍しく)まっとうに遊べるゲームである事

  • 「キャラゲーに名作なし」という格言の正当性に貢献する事が多かった同社のゲームではあるが、この作品については(多少の粗はあれど)RPGとして問題なく遊べる。

賛否両論点(伝説のプラストゲート)

道中やラストバトルで一時的に仲間になるNPC間の性能格差

  • (ガイダンスを除いて)一番頼もしいのは間違いなくメガバイ島のメモリー姫。
    • 体力回復・SP回復・主人公の能力大幅上昇と強力なサポートを次から次へと行ってくれるため、強敵相手でも安心して戦える。
  • またテンペス島のブリーズ姫も、それなりの威力を持つ属性攻撃を頻繁に放ってくれるのは頼もしい限り。
  • ジオフロン島のアリス姫は…成人*6したばかりという事もあってか、主体となる物理攻撃の威力は今一つ。
  • 一番酷いのは最後に仲間になるデューン姫。なんとNPCとして表示されるのに一切攻撃に参加しない。
    • ガイダンスの表情によるエンカウント率判断ができなくなるので、単純に邪魔なだけ…*7。  

問題点(伝説のプラストゲート)

フィギュアが交換できるサークル上でなければ、合体しているプラスターを交換できないという仕様

  • 状況に応じて自由にプラスターを交換できないのは、特に通常エンカウント時や長いダンジョンを攻略する時にストレスとなる。

一部エリアのエンカウント率の高さ

  • 画面右上のガイダンスが「ビックリマークを出して慌てている」エリアが該当。数歩でエンカウントするため戦闘が作業になりがち。
    • 暫くの間エンカウント率を0にするアイテムはあるのだが、纏まった数を入手するにはある程度ゲームを進めておく必要がある。
    • 迷路のように入り組んでいたり、特定の能力がなければ遠回りを強いられたりするエリアに限ってエンカウント率が高いのは嫌がらせとしか思えない。

「古代アイテム」と呼ばれるアイテムを通常のアイテムに変換する装置の問題

  • なんとこの装置、何回目の変換でどんなアイテムに変わってしまうのかが完全に固定されてしまっているのである。ソフトを変えようがゲーム機を変えようが結果は同じ。
    • 但し変換装置の画面をキャンセルすると、変換した回数がリセットされてしまう。
      • このため、特定のアイテムに狙って変換させたい場合は、事前に余分な古代アイテムを大量入手しておく必要がある。

一部のアイテムの入手が極めて困難、若しくは入手不可能

  • 入手困難なアイテムは「上記の古代アイテム変換でしか手に入らないアイテム」「プラストオンGPとの通信交換で入手できるアイテム」「スター島自宅のじいちゃんに話しかけた際、ランダムで開発されるピザ(全8種類)」など。
    • 一応本編とは関係ない要素ではあるので、気にならないのであれば無視可能。
  • また、バグで本来手に入るアイテムとは別のアイテムが手に入る宝箱が存在する。
    • 手に入るアイテムの方も、本来のアイテムに負けず劣らずの高性能品である事は不幸中の幸いかもしれない。

クリアー後に隠しダンジョンに挑むことができるのだが…。

  • その隠しダンジョン、本編中に出て来たダンジョンの部屋を使いまわして繋げただけの手抜きだったりするのである。
    • その最奥に陣取る隠しボスについても、重度のネタバレ要素を含むため詳細は伏せるが説明不足感が凄まじい。  

総評(伝説のプラストゲート)

どうせキャラゲーだから…と思いきや、中々どうして侮れない出来の作品。
目玉であるプラストオンシステム周りの荒削りと、一部地域のエンカウント率こそ目に付くが
逆に言えば明確にプレイのテンポを阻害すると断言できるのはその2点のみである。

フィギュアが十分揃ってさえいれば、昨今のRPGにも決して劣らないトレジャーワールドでの冒険を楽しめるだろう。


冒険遊記プラスターワールド ~プラストオンGP~

【ぼうけんゆうきぷらすたーわーるど ~ぷらすとおんじーぴー~】

ジャンル レースゲーム
対応機種 ゲームボーイアドバンス
メディア 64MbitROMカートリッジ
発売元 タカラ
開発元 クインテット
発売日 2003年4月24日
定価 5,800円
プレイ人数 1~4人
セーブデータ 2箇所
判定 ゲームバランスが不安定

あらすじ(プラストオンGP)

トレジャーワールドではプラスターと特殊な「ベースマシン」を合体させた
プラスターマシンによるレース、通称「プラストオンGP」が大流行!

今プラストオンGPに参加すれば、性能の異なる3種類のベースマシンが手に入るぞ!
パーツをカスタマイズし、プラスターを使い分け、プラストオンGPのチャンピオンを目指せ!
 

基本ルール(プラストオンGP)

  • 基本的なルールはスーパーマリオカートのパk…もといほぼ同じ。
    規定の回数*8分コースを周回する、特定のアイテムを入手するなどすればゴール。
    • グランプリや通信対戦ではレース中に様々なアイテムを入手でき、最下位でも一発逆転の可能性があるのも一緒である。
    • マシンに体力が存在しており0になるとリタイアしてしまう点や、一時的にスピードを上昇させる「ターボ」を最大4回までストック可能な点はF-ZEROの影響だろうか。
  • 差別点としてはプラストオンシステムを始めとするマシンカスタマイズ要素、そしてアドベンチャーモードの存在が挙げられる。  

プラストオンシステム(プラストオンGP)

操作するマシンとプラスターを合体させることで、マシンにプラスターが持つ属性毎の特徴を持たせられる。
また、プラスターの種類によっても微妙に性能が異なってくる。

  • まず性能のベースとなるマシンは3+1種類。
    • アニマ(最高速重視型):最高速は一番速い。但し加速とハンドリングは劣悪。
    • バレット(バランス型):加速・最高速・ハンドリング全ての性能において平均的な性能。
    • T3(ハンドリング重視型):最高速は低いが、ハンドリング性能は抜群。加速性能も高い。
    • オメガ(隠しマシン):第2弾のフィギュアを読み込む事で入手可能な隠しマシン。その基本性能は他を圧倒する。
  • これらのマシンに、プラスターを合体させる事で以下の特徴を得ることができる。
    • スタンダード属性:苦手な溶岩の地形以外なら、どんなコースにも対応できる。悪く言えば器用貧乏…。
    • 地属性:砂地や草地等のダートを走るとスピードが上昇するが、水上や水中、雪原では逆に遅くなる。
    • 水属性:水上や水中でもスピードが落ちないが、砂地の上では徐々にダメージを受ける。
      • また、エレキフィールド(電気系トラップ)に触れた際のダメージが大きくなる。
    • 炎属性:他属性では大ダメージを受ける溶岩地帯を無傷で突破可能。水上や水中、雪原では遅くなる。
    • 風属性:Rボタンやジャンプゾーンでのジャンプ中にマシンの進行方向をコントロールすることができる。
      • 電磁フィールド(マシンを引き寄せる仕掛け)の影響を受けないが、エレキフィールドのダメージが大きくなる。
    • メカ属性:エレキフィールドを無傷で突破できる。但し溶岩地帯では他の属性以上に大ダメージを受ける。
      • また、電磁フィールドの影響を強く受け、大きく引き寄せられてしまう。
  • 更に、ボディ・エンジン・ブレーキ・タイヤ・ターボの各種パーツを交換する事で基本性能を高めることができる。
    • これらのカスタマイズは「ガレージ」で行う。またプラスターの交換だけなら、レース中ピットゾーンに入る事でも行える。
  • マシンと合体するプラスターも、各種モードで優秀な記録を出す事でゲーム中で経験値を溜め成長していく。
    • 初期状態と限界まで育てたプラスターとでは、マシンの各種性能が大きく違ってくる。  

各モード解説

グランプリモード

  • 本作のメインとなるモード。カップ別に用意された5種類のコースでレースを行い、コース毎の順位に応じて得られるポイントの合計で順位を競う。
    • 総合順位に応じた額の賞金が手に入り、更に順位次第ではマシンパーツや『伝説のプラストゲート』で使えるアイテムが手に入る…かもしれないスロットに挑戦可能。
  • 最初は3種類のカップにしか挑戦できないが、3種類全てで上位入賞を果たすともう一つカップが出現。更に優勝した場合は、そのカップのコースを逆走するという水増し隠しカップが出現する。
    • 順走では何の問題も無く使えていたショートカットに突入するのが逆走では難しくなる等、ただの水増しに終わらせない工夫はなされている。
    • 第2弾のフィギュアを読み込んだ上で条件を満たすと、更にもう一つ最高難度の隠しカップが出現。当然これにも逆走カップが用意されている。
  • 最終的にカップは最大10種類、コースは逆走を除くと最大25種類となる。ボリュームとしては及第点だろうか。
  • グランプリを主催しているのは『伝説のプラストゲート』に出て来たお姫様達。「ガレージ」でコースを確認する際の解説も彼女達が担当している。

アドベンチャーモード

  • 各ステージに隠されている「プラストマーク」を制限時間内に取得する。5ステージ攻略でクリア。
    説明書曰く「テクニックアリ、謎解きアリの新しいレースモード」。
    • 一部のステージには複数のマークが存在しており、取得したマークに応じて次のステージが分岐する。
  • マークは道なりに走れば手に入るものから「分かるかこんなの!」と叫びたくなる場所に隠されているものまで様々。
    更には宝箱のアイテムを取った数に応じて取れるマークが変化するステージや、マシンをボウルに見立てたボウリング・ピンボールで規定の点数を超えることで分岐するステージも存在する。
  • ステージ開始時にマークの在り処や取り方についてはヒントが示される。一部のマークの在り処はそれでも分かり辛いが。
  • 因みに、全ての宝箱とプラストマークを取得するとタイトル画面が変化する。

タイムアタック

  • その名の通り、ライバル無し、アイテム無しの3周固定で記録に挑むモード。
    • 選択できるコースはグランプリのコース(逆走含む)に加え、タイムアタック・対戦専用の5種類のコースが存在。

ガレージ

  • マシンのパーツ・プラスター交換の他、コースの概要を確認したり、グランプリの賞金で新しいパーツを購入したりできる。
    • 下記通信対戦で使用するマシンデータのセーブもこのガレージで行う。
    • スタート画面から直接飛ぶ他に、通信対戦以外のレース開始前にもガレージ画面が表示されカスタマイズの変更が可能。

通信対戦・通信交換

  • カスタマイズしたマシンを用いて通信対戦も可能。通信ケーブルを使用するため、フィギュアの読み取り機器無しで遊ぶ事ができる。
    • 但し、予めガレージでカスタマイズしたマシンのデータをセーブしておく必要はある。
    • 選択できるコースはタイムアタックと同様。
  • パーツを『プラストオンGP』同士で交換したり、グランプリの景品やアドベンチャーの宝箱から取得したアイテムを『伝説のプラストゲート』で入手したパーツと交換したりもできる。
  • その他にも「コレクション」ではこれまでにプラストオンしたプラスターの詳細確認、
    「オプション」ではグランプリの周回数変更の他、BGMやゴーストマシン表示のON/OFF切り替え等ができる。  

評価点(プラストオンGP)

プラストオンシステムによるカスタマイズ性・戦略性の高さ

  • 例えばコースアウトした際のダートでは速度が低下してしまうが、地属性のプラスターと合体したマシンならむしろそちらを走った方が速い…という事が起こり得る。
    • プラスターを使い分けコースの障害をショートカットに、逆境をチャンスに変える快感は他のゲームではそう味わえない。
    • 勿論逆の事態も起こりえるため、一筋縄ではいかないのがミソ。  

問題点(プラストオンGP)

操作性が悪い

  • このゲームを遊んだプレイヤーが口を揃えて挙げる問題点。カーブを曲がろうとしたら即スピンというのは誰もが通る道。
    • 上手く曲がるにはブレーキやドリフト*9を駆使する必要がある。
    • 慣れの問題もあるとはいえ、思うようにマシンを操縦できないというのはレースゲームとしては見逃せない問題点である。

プラストオンシステムのテンポが悪い

  • プラスターを交換する度に一々演出が入る。フィギュアを交換する手間と相まってテンポはかなり悪い。
    • 一部のコースでは複数の仕掛けが存在しており、その仕掛けに有利なプラスターに交換できるよう各所にピットゾーンが配置されている。仮に全ての仕掛けに対して有利な状況を維持しながら走ろうと思ったら、一々ピットゾーンでプラスターを交換せねばならず快適なレースどころではなくなってしまう。
    • スタンダード属性オンリーなら問題にならないが、先述の評価点を捨て去る事になってしまう。

難易度がマシンの基本性能に大きく左右される

  • 前半のカップまでならテクニックやプラスターの使い分けである程度のフォローはできるが、隠しカップ攻略段階になると「その時点で入手可能な最高のパーツ」「しっかり育てきったプラスター」でなければ優勝どころか上位に食い込むことすら難しくなる。
    • 影響の比重はどちらかといえばパーツの方が高め。お金を貯めてパーツ性能で圧倒すれば…という、何処かで聞いたような気もする身も蓋も無い攻略法が極めて有効。

一部カスタマイズの性能が壊れている

  • マリオカート(特にSFCまたはGBA)のプレイ経験者なら、プラストオンシステムの項目を読み進めていくうちに嫌な予感がしたかもしれない。残念ながらその予感は正しい。風属性のプラスターが可能な「ジャンプ中にマシンの進行方向をコントロール」という特徴によって、理不尽なレベルのショートカットができてしまうのである。
    • マリオカートで例えるならば常時マント羽根を使い放題、と書けばどれだけ酷いかお分かりいただけるだろうか。
    • 勿論風属性のプラスターでは走行が難しいステージも少なからず存在するため、これだけでクリアできるという訳ではない。  

総評(プラストオンGP)

『伝説のプラストゲート』でも見られたシステム面での荒削りが、悪い方向へと作用してしまった作品。
それが無くても、操作性が面白さに直結するレースゲームでそこが拙いというのは中々に致命的であろう。

とはいえプラストオンシステムによる戦略性など、単純なマリオカートのフォロワーとして終わらせないだけの要素は有している。


冒険遊記プラスターワールド ~伝説のプラストゲートEX~

【ぼうけんゆうきぷらすたーわーるど ~でんせつのぷらすとげーとえくす~】

ジャンル RPG
対応機種 ゲームボーイアドバンス
メディア 128MbitROMカートリッジ
発売元 タカラ
開発元 ウィル
発売日 2003年12月4日
定価 6,800円
プレイ人数 1~4人
セーブデータ 2箇所
判定 なし

『伝説のプラストゲート』のマイナーチェンジがなされたバージョン。
以下、特に断りが無い限りマイナーチェンジ前の旧バージョンを『伝説』、本バージョンを『EX』と記述する。

マイナーチェンジに当たっての変更点

後日談として追加シナリオや新規ダンジョンを追加した『冒険遊記プラスターワールドEX編』を収録

  • 『伝説』での冒険から2年後、姫様サミットに参加していたアリス姫が偶然手に入れた壷から謎の影を噴出させてしまい、トレジャーワールドが暗闇で包み込まれてしまう。巻き込まれた主人公(と、サポート役のガイダンス)は、責任を感じたアリス姫と共に新たな冒険に乗り出す…という内容。
  • 『伝説』の内容は『伝説のプラストゲートSP編』という形で収録。
    • 『伝説』を遊んだ経験があるならいきなりEX編から始めることも可能。
    • 但し、SP編のセーブデータをEX編に引き継ぐ事ができるので、余程面倒でない限りは順番に遊ぶ事をお勧めする。
  • アニメの設定が一部逆輸入されており*10、ネタを知っていれば思わずニヤリとさせられる。
    • 尚アニメ版の設定を知らなくても楽しむ事は可能。予備知識が必要な部分はゲーム中の説明でフォローしている。

第3弾プラスターフィギュアへの対応

  • 新たに登場したビートマEX(スタンダード)・ギガジュール(地)・ポセイホーン(水)・ヴァローゼ(炎)・バドニック(風)・テラ(メカ)の6体がプラストオンシステムに対応した。
    • 『伝説』や『プラストオンGP』では使用できないが、第1弾・第2弾のプラスターにはない強力な能力を使える。
    • 因みに、読み取り機器同梱版のソフトにはビートマEXとギガジュールのフィギュアが付属している。

新たに「プラスターVSモード」を収録

  • プラスターを操作し、マップに落ちているアイテムを拾って相手に投げ当てる事でダメージを与える。最終的に最も多くダメージを与えたプレイヤーが勝利するというルールのゲーム。
    • このモードでプラスターを戦わせる事によっても、プラスターを成長させることが可能。
      • この仕様の都合上、一度本編RPGを遊んでセーブデータを作っておかないとプレイする事ができない。
      • また、操作できるプラスターは本編RPGで一度でもプラストオンしたプラスターに限られる。

プラスター毎のイベント追加

  • 合体しているプラスターに応じて、異なるサブイベントが発生するようになった。
    • 中にはプラスターの隠し必殺技を開放したり、貴重なアイテムが入手できるイベントも。

EX編で特殊なアイテムを入手し条件を満たす事で、隠しNPCを仲間にできる

  • 何れのNPCも(例外一名を除き)強力な技を所持しており、EX編クリアや隠しダンジョン攻略の助けになってくれる。
    • 因みに特殊なアイテムを入手するには、特定のプラスターしか使えない能力が必須。面倒なら完全無視もできる。  

評価点・改善点(伝説のプラストゲートEX)

いつでもどこでもプラスターを変更できるアイテム「どこでもオン!」の追加

  • かなり初期に入手可能なアイテムで、移動中や戦闘中にLボタンを押すことでプラスター交換画面を開けるようになる。
    • これによりプラスターを自由に変更できないという『伝説』での問題点が消滅した。
    • 但し、一部の状況下*11では使えない。

一部の入手し辛いアイテムの入手方法変更

  • 「古代アイテムの変換」以外に入手方法が無かったアイテムの一部が、隠しショップで買える・特定の敵を倒すと確実に手に入るなど入手しやすくなった。

戦闘バランスの調整

  • 『伝説』で主人公がレベルアップと共に覚える基本技が一部削除された。
    • 削除されたのはプラスター技のお株を奪うような『壊れ技』が大半で、プラスター技の重要度が相対的に上昇し戦闘バランスはより良くなっている。  

新たに発生した問題点(伝説のプラストゲートEX)

通信でのアイテム交換はできるが『EX』同士のみという仕様

  • 『伝説』『プラストオンGP』との通信交換ができない。
    • これにより、『プラストオンGP』に送るしか使い道が無いマシンパーツ系のアイテムが悉く産廃と化した。
    • 『プラストオンGP』との交換でのみ入手できたアイテムについては代替の入手手段が用意されている。
      …が、なんと1個だけバグで入手不可能なものがある。
      • 数値だけならば上位互換となるアイテムが複数存在するため、気にならない人にとっては特に問題無い。
  • 同一ソフトのセーブデータ内でアイテム受け渡しができないのも変わらず。

プラスターVSモードのバグ

  • プラスターVSモードでプラスターを戦わせ成長させた場合、最後に覚えるはずの技を覚えなかったり、別の技を習得してしまったりすることがある。
    • 攻略に相当な影響を及ぼす場合があるので、利用の際は注意すること。

やっぱり酷い仲間NPC間の性能格差

+ 隠し仲間についての記述アリ、ネタバレ注意!
  • ゲームバランスを破壊するレベルで強いのが隠し仲間のサイレント。
    • 仲間にするために最も面倒な手順を踏む必要があるものの、他の仲間NPCが霞むレベルの敵殲滅能力を誇る。
    • 一度仲間にできれば主人公が適当にアイテムを使っているだけでボスを倒してしまえる程。もう全部サイレント一人で良いんじゃないかな
  • 一時的に仲間になってくれるレーキは状態異常付与効果付きの攻撃・特定の敵に大ダメージの範囲攻撃・掟破りのGP回復とこちらもこちらで壊れた性能を持つ。
  • 隠し仲間のウィスパーは攻撃・SP回復・主人公の状態異常に即反応し異常を回復、と優秀な行動を一通り揃えている。
    • 主人公が十分に強くなってさえいれば、サイレントよりも頼れる存在となりうる。
  • 隠し仲間のラウドは行動こそ物理攻撃のみだが、その威力は同じく物理攻撃主体のアリス姫が可哀相になる程に強烈。
    • 但し仲間にできるようになる頃には、物理攻撃の効果が薄い敵も多くなるのがネック。
  • アニメ版からのゲストキャラであるトウマは、ピンチ時に出すなぎ払いレーザー以外の行動が今一つぱっとしない。
    • 同時期に仲間になるレーキの強さもあって、戦闘面での印象はかなり薄い。アニメ版の主人公なのに…
  • 最も酷いのは隠し仲間のチャティ。仲間にする手順が面倒な上に攻撃力はからっきし。
    • 正直なところ、彼のために貴重なアイテムを消費する価値があるかは疑問。作中で彼の仲間から「みそっかす」呼ばわりされたのは伊達ではない、という事だろうか。
  • 複数の隠しNPCを仲間にした場合、最後に仲間にしたNPCしか戦闘に参加してくれない点にも注意が必要。

隠しボスの変更

  • 『伝説』でも存在していた隠しダンジョンのボスが別の敵に変更されたのだが、説明不足という問題点は相変わらず
    …と言うより寧ろ、隠しダンジョン道中に出現する中ボスとの関連性が薄くなった分余計に訳が分からなくなってしまっている。

EX編でのみ、地形や障害物に嵌って進行不能となってしまうバグがある

  • EX編最終ダンジョンやメガバイ島のバリア付近で報告がされている。万が一のため、こまめなセーブを忘れずに。
    • 最終ダンジョンの方は上手く利用する事で、そのダンジョン内でしか同行しない仲間NPCをダンジョンの外まで連れ回すこともできたりする。  

総評(伝説のプラストゲートEX)

『伝説』の問題点であったシステム面の荒削りを改善し、更に新要素追加と細かい調整を行った一品。
もし今から本シリーズに触れてみたいのであれば、余程の事が無い限りはこの作品をオススメしたい。

但し、プラスターVSモードや地形嵌りといった幾つかの致命的バグには注意されたし。


以上で長々と述べてきた通り、RPGの二作は及第点と呼んでも差し支えない出来栄え、
『プラストオンGP』も、作りは粗いが意欲的な作品と評価できる。
しかしこれらの作品はその出来に反し、決して知名度が高いとはいえない埋もれた作品となってしまっている。何故か?

…賢明な閲覧者諸氏は既に気づいているかと思われるが、
最大のアピールポイントだった筈のプラストオンシステムが、これら作品をプレイする上での枷となってしまっているのである。


シリーズ共通の問題点

十分に楽しむためには複数個のプラスターフィギュアを揃える必要がある

  • 三作共通で、普通にクリアするだけであれば新品ソフトに付属しているフィギュアだけでも可能。
  • しかしその面白さの真髄を味わうためには、どうしても複数個のフィギュアを購入し使い分ける必要性がでてきてしまう。

現在ではプラスターフィギュアが絶版しており、正規の方法で100パーセント楽しむ事は難しい

  • 現時点における最大の問題点その1。
    • アニメとのメディアミックス作品として鳴り物入りで世に出されたはずが、アニメの方は視聴率が振るわず大失敗。大して知名度が上がらないまま商品展開が終了し、プラスターフィギュアを含む関連商品の生産も早々に打ち切られてしまった。
    • その結果として、現在では主人公が作中で変身するために必要なフィギュアが相当骨を折らないと手に入らないという事態に。
      • 比較的多めに作られた第1弾のフィギュアでも物によっては非常に入手し辛く、第2弾以降のフィギュアは持っている事それ自体が幸運と言っても過言ではない程に希少。限定品の複合属性フィギュアについては最早説明するまでも無いだろう。

読み取り機器を接続しないとゲームを始められないため、特定のゲーム機以外ではプレイが不可能

  • 現時点における最大の問題点その2。
    • このゲーム、読み取り機器を接続せずに電源を入れるとエラーメッセージが出てゲーム本編を始められないのである*12
    • 取り付け方法自体はGC用GBAケーブルや専用ワイヤレスアダプタと同じため、GBA・GBASPなら問題なく接続可能。ゲームボーイプレーヤーでも、多少不便だが接続はできる。しかしゲームボーイミクロでは読み取り機器の取り付けができず、ニンテンドーDS・DSLiteではそもそもGBA用通信ポートがないため、プレイ不可能。
      • 特に翌年末に登場した次世代機のDSで遊べないのは、当時の一部ユーザーにとってはかなりの痛手であった。
      • ミクロに関しては通信ポートのピンアサイン変換かつ延長出来るケーブル(参考リンク)を用意すれば出来ないことはないが、非公式でも売られてはおらず自作必須なためプレイするための手間はぐんと多くなる。

総評(プラスターワールドシリーズ)

ゲームとしては十分に遊べる出来なのだが、アニメの失敗が災いし知名度は今一つ。
更に現在ではわざわざ読み取り機器に対応したゲーム機を用意せねばならず、連動するフィギュアも入手困難で
十分プレイするのも難しいという、まさに不遇の作品達。

とはいえ、フィギュアと連動して遊びの幅を広げるという点においては
アクティビジョンの『スカイランダーズ スパイロの大冒険』、バンダイナムコゲームスの『レジェンズ』『ディズニーインフィニティ』
そして任天堂の『amiibo』にとっての偉大な先駆者…と言えなくもないだろう。

一応ソフトだけなら今でも簡単に手に入る。環境が整っており且つ興味を持ったのであれば、一度は遊んでみて欲しい。
但し購入の際は読み取り機器とプラスターフィギュアが付いてくるかどうか、しっかり確かめてからにすること。
「買ったは良いけどプレイできない!」といった事態に陥ったとしても、当Wikiは一切責任を持てないのでそのつもりで。


余談

  • 視聴率が低迷してしまったアニメ版ではあるが、人間とプラスターの友情を描いた作風や魅力的なキャラデザインから根強いファンも少なからず存在する。
    • アニメの主人公は『EX』にもサポートキャラで登場する要トウマ。
    • ゲームの後日談となっているため、ゲーム版の主人公であるバリーとデリィもアニメ本編に登場する。
      • DVDは比較的安価で手に入るので、機会があったら視聴してみるのも良いだろう。
  • 実はこのプラストオンシステム、「フィギュアの台座部分にある突起で、読み取り機器のスイッチ部分を押す」事でフィギュアを認識しており、セットした際同時に押されたスイッチの組み合わせでフィギュアの種類を判別しているのである。
    • 更に、正しいスイッチの組み合わせについては既に解析がなされていたりする(外部サイト)。
      これを活用すれば「フィギュアを手に入れずとも望むプラスターと合体できる」「フィギュア化されていない2体の複合属性プラスターと合体する」といった荒業を、怪しげな機器を使うことなく実行可能なのである。
      • フィギュアの収集過程でダブった物の突起を付け替えて魔改造するも*13、自分で1から偽造フィギュアを作成してしまうも自由。
      • 但し、あまりやりすぎると読み取り機器が正規のフィギュアを正しく読み取れなくなる可能性がある点には留意すること。実行する際はあくまでも自己責任で。
  • ネット上の通販Webサイトには商品名に(同梱版)と記載されているものが散見されるが、前提システムと売上から考えるとおそらく当時出荷されたものはプラストゲートとフィギュアが同梱されたものしか存在しない。そのため単品となっているものはすべて中古である。
    • 『EX』の同梱版では付属フィギュアが二体に増えており、マイナーチェンジにもかかわらず定価が1000円高いのもこのため。
    • ただ同梱内のパッケージに外装とは別のJANバーコードが割り振られているため、単品販売の計画も一応考案されていたのではないかと思われる。

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最終更新:2022年07月12日 03:46

*1 機会はそう多くないが、そのうち一回が迷路のように入り組んだ攻略必須のダンジョンだったりする。

*2 炎・風の複合。フルタ製菓が出していた関連商品のキャンペーン限定品。

*3 ドラストームの色違いで複合属性も同じ。イベントで配布された物とアニメ版DVD初回限定特典の二種類が存在。

*4 3未満なら宿屋を使えば3まで回復するが、最大値の7まで回復させるには消費アイテムが無いと厳しい。敵の強い攻撃を受けると溜まる事もあるが…。

*5 この事は、ガイダンス自身からも説明される。

*6 5歳。彼女の住むジオフロン島ではその年齢で成人扱いされる。先述した「ぶっ飛んだ設定」の一つ。

*7 一応設定上ではラスボスの呪いを無効化するという特技を持つため、主人公への呪いを防ぐという形で貢献してくれているのかもしれないが…。

*8 基本は3周。グランプリモードのみオプションで5周・7周に変更可能。

*9 エンジンの回転数が70パーセントを突破している時にアクセル全開でコーナーに突入し、一瞬だけアクセルをオフにする事で急なコーナーも素早く曲がれるテクニック。何故か取扱説明書には記載されていない…。

*10 敵がアニメ版に出て来る「マイナスター」と呼ばれる存在、途中でアニメ版主人公がサポート役として参戦など。

*11 例えばスタンダード・水属性以外では入れない水中での戦闘時など。

*12 『プラストオンGP』は通信対戦、『EX』はプラスターVSモードでそれぞれ遊ぶことはできる…先述の通り、予め本編のセーブデータを作っておく必要はあるが。

*13 フィギュア自体の希少性が高いため、迂闊に行うのは考え物ではあるが。