愛してナイチンゲール
【あいしてないちんげーる】
ジャンル
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病院エッチSLG
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対応機種
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Windows 98~XP
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メディア
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CD-ROM 2枚組
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発売・開発元
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ちぇりーそふと
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発売日
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2003年8月29日
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定価
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8,800円(税別)
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ディスクレス起動
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可能
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レーティング
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アダルトゲーム
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配信
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2011年7月1日/2,761円(税別)
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判定
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ゲームバランスが不安定
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クソゲー
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バカゲー
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ポイント
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クソ要素パネル当て CGやシチュは良好
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概要
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アダルトソフトメーカー「ちぇりーそふと」の14作目。
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エロゲー界でもやや珍しいジャンルの、男主人公が性転換するトランスもの抜きゲー。
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原画は同ブランドの原画を務めてきた「あきら」と本作が初原画の「鳴滝しん」。
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シナリオは「ちゅんく」、「高橋直樹」、「まじか」、「ぬーた」の4人。
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あまりテキストの量もない抜きゲーなのに4人も担当しているのは謎。
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エロは良好でシナリオも悪くはない、だがSLG部分が苦痛を感じさせるレベルで出来が悪く、大きく足を引っ張った。
ストーリー
僕は、矢崎純。医者の家系に生まれたお医者さん。
ところがある日、従妹の未結ちゃんの黒魔術で
双子の姉と体が入れ替ちゃった!?
んだよ!!もとの身体に戻るには
『清らかな処女』の
『リビドーパワー』を
集めなければならないんだって!
大変なことになっちゃったよ!!
僕の職場は、医者も患者も女ばかりの
聖ナイチンゲール病院!
でも、まだ女性の身体が定着してないから、
週末には男の体に戻れるんだ。
ナースや女医さんに囲まれて、Hなハプニングの連続!?
おバカな点
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姉と身体が入れ替わったので、主人公は男に戻るために『リビドーパワー』を集める。
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そのためにHないたずらをするのだが、「点滴のチューブで縛り付る」、「逃げ出したタコを巨大化させて服を脱がせる」などやりたい放題。
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エッチシーンでは『リビドーパワー』の効果で「分身する」、「身体から触手を生やす」、「相手と身体を入れ替える」。等々なんでもあり。
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プロローグでどう見ても女装した男(実の性別も男)がエロ目的でナースに成りすまして病院に来る。そしてそのまま病院に勤務する。
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不自然な発言を繰り返すにもかかわらず、男だと気付く人はいない。
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イベントを進めると看護師にレイプまがいのことをするがその後も何事もなかったかのように物語は進む。
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ヒロインの好感度を上げたにもかあかわらず、週末を1人で過ごすと主人公がモブやストーカーにレイプされる。
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電車に乗っただけで集団痴漢される。往診に行ったら拘束されるなど色々とバイオレンス。
システム
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平日は1日に2回マップ移動で、メインヒロインかサブキャラのいるところを選ぶ。
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メインヒロインの3人を選んだ場合はパネル当てゲームを行う。
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サブキャラの場合はアイテムを貰うか、会話をするかを選択する。
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「パネル当て」のルール
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エンジェル、デビル、はずれの3種類のパネルがある。
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エンジェル、デビルには1~3の数字が書かれており、その数字がそのままポイントになる。
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1がもっとも多くちりばめられており、2、3は少なめ。はずれは1/3程度。
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たまに未結が邪魔をしにくる。その場合エンジェル、デビルパネルをすべて目隠しされる。
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5×5のパネルの上を赤いランプが通過していくのでタイミングよく止める。
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時折ヒロインとの会話時に選択肢が出る。
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選択肢によってエンジェルポイントかデビルポイントが貰える。
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なお選択肢の横にヒントボタンがあり、それを選ぶとどちらの選択肢でポイントが貰えるかが表示される。
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エンジェルポイントが高いと和姦。デビルポイントが高いと鬼畜寄りのエッチシーンが挟まれる。
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週末にはエンジェル、デビルポイントがある程度溜まっているヒロインとデートができる。
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ヒロインのポイントが溜まっていない場合は、未結と過ごすか自室で寝ることになる。
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1ヵ月経った時点でエンジェル、デビルポイントやデート回数によってエンディングが決まる。
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誰のエンドにもたどり着けなかった場合、夢オチ扱いでポイントをリセットして1日目からやり直し。
問題点
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「パネル当て」がつまらない。
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本作最大の問題点。とどのつまりルーレットを止めるだけなので、5回もやらないうちに飽きる。
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しかも目押しのタイミングがかなりシビアなため、ながら作業などで遊べたものではない。集中していても狙ったところで止めるのは難しい。
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しかしエンディングを見るためには、50回近くこれを行う必要がある。選択肢で貰えるポイントは雀の涙レベルなのでこれで稼ぐしかない。拷問か。
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未結の邪魔が結構な頻度で来る。目隠しされてもポイントが倍になるなどの処理はないため、ただ鬱陶しいだけである。
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役に立たないアイテム
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サブキャラは「パネルをすべてエンジェルにするアイテム」などをくれるが、これを貰うのに1ターン消費する。
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最高の値が3なのは変わりがないため、1ターンを消費して3を当てるぐらいなら、2を2回当てたほうが良い。そのため結局どのアイテムもほぼ無意味。
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抜きゲーとしては異様な難易度。
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例として巴のデビルイベントをすべて見ようと思うと、デビルポイントが80必要。
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平均して2程度のデビルポイントを獲得する必要があるが、目押しのタイミングはシビア。良い結果が出るまで「セーブ/ロード」でもしないと厳しい。
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説明不足な攻略法
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初めての週末にデートをするにはエンジェル、デビルポイントの合計が15以上必要。などといった重要なことが一切説明されないため、攻略サイトなどを見ないと目標が決められない。
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主人公がレイプされるエンドを見るには、ヒロインのデビルポイントを貯めながら週末は1人で過ごす。など自力で気付くのが困難なレベルのものまである。
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ゲームの仕様上、セーブデータの使いまわしがほとんどできない。
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引き継ぎなどは一切なく、複数のエンディングやイベントがあるが毎回1からやり直す必要がある。
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すべてのCGを埋めようと思うと、合計10周近くする必要がある。
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1周にかかる時間は決して少なくないため、フルコンプまでは数十時間かかる。
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スキップが遅い
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周回前提のゲームでこれはかなり痛い。
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気付きにくいがセーブ/ロードと同じ列にあるスキップではなく、画面上部の「選択肢までスキップ」をクリックした方がスキップが速い。こちらでスキップするとマシになる。
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スタッフルームでの発言
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おまけでスタッフのコメントを閲覧できるのだが、パネル当てに問題があったことは自覚している模様。
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原文ママの発言
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今デバッグの真っ最中なのですが、パネル当て。まったく出来ません(涙)。
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デバッグをしていて思ったこと。パネル当てをしてると、どんどん未結が嫌いに成っていく…。
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未結さま、お願いですからパネル当ての邪魔しないでください…(泣
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目押しができない人はカードを使おう。などとアドバイスされるが、前述したようにカードを使っても救済処置にはならないので、的外れである。
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なお原画を担当したあきら氏は目押しが上手く、得点王(120ポイント獲得)の称号を取れたことを自慢している。
評価点
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エロ方面はかなり良好。
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あきら氏のCGは特に美麗。2015年現在から見ても十分なレベル。
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貴重なトランス(性転換)ものであること。
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おバカな点で述べたように、シチュエーションにバリエーションがある。
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未結とサブキャラのエッチシーンはパネル当てに関係がないため、楽に閲覧できる。
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エロ以外のシナリオはあってないようなものだが、キャラの魅力を損なうようなものではなく、少なくとも悪くはない。
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CGフルコンプする頃には根気か目押し力のどちらかが身に付く。
総評
「何故パネル当てを採用した」この一言に尽きる。
SLG部分以外には大きな問題点はないが、あまりにもSLG部分が足を引っ張り過ぎた。
CGやシチュは良い部類なので、選択肢のみのADVにされなかったことが悔やまれる。
抜きゲーなのにエッチシーンにたどり着くまで、時間と技術が要求される。
これから遊ぶなら1周目から攻略サイトを見て、効率重視で遊ぶことをお勧めする。
最終更新:2021年09月16日 09:14