【ふらぐめんつ ぶるー】
ジャンル |
ロマンティック・ライトミステリー・ アドベンチャー |
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対応機種 | プレイステーション2 | ||
メディア | DVD-ROM 1枚 | ||
発売元 | 角川書店 | ||
開発元 | ブリッジ | ||
発売日 | 2006年1月19日 | ||
定価 |
通常版:6,800円 Special Edition:7,800円(税別) |
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レーティング | CERO:12才以上対象 | ||
判定 | 良作 |
「ライトミステリーと青春」を題材としたADVゲーム。
主人公の元に届いた「届くはずのない手紙」をきっかけに旅をし、過去と向き合う物語。
作品のテーマは『痛みを伴う思い出と対峙する』。
「私の落ちた場所、憶えているなら探してください。百花と一緒に」
夏休みのある日、差出人不明の手紙が届いた。手紙にはその一文だけが記され、小さな鍵が同封されていた。
“矢沢千花(やざわちか)”の言葉を思い起こさせるその文面。しかしそれは届くはずのない手紙だった。
なぜなら、彼女はすでに病気で亡くなっていたからだ。
これはたちの悪い悪戯なのか、それとも──。手紙が気になった主人公──逢坂要(おうさかかなめ)は、久しぶりに故郷に戻った。
そして、2年前に別れたきりの幼なじみ、矢沢百花(やざわももか)と再会する。
彼女は亡くなった千花の双子の姉でもある。そして、謎の手紙は百花のもとへも届いていた。
「鍵を6つ集めれば、願いの叶う幸せの箱が開きます」そう記された手紙には、要のところへ届いたものと同じ、小さな鍵が同封されていた。
いったい誰が、何の目的で──?手紙に書かれた住所を頼りに、差出人を探す旅に出かける要たち。その向かう先々で、まるで先回りするかのように待ち受けている新しい手紙。
これは誰かが仕組んだ“ゲーム”なのだろうか。
(公式サイトより引用)
「ロマンティック・ライトミステリー・アドベンチャー」に相応しい、少しのミステリーと旅情、向き合わなければならない過去を絡めた良質なADVに仕上がっている。
軽くギャルゲー要素はあるものの、そちらに期待すると少々拍子抜けしてしまう程度なので、味付け程度に思っておいた方がよい。
少々短めではあるものの、気軽に楽しむにはちょうどいい塩梅なので、短編小説を味わうつもりでプレイしてみればそれなりに楽しめるだろう。