ドゥードゥルフィット
【どぅーどぅるふぃっと】
ジャンル
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パズル
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対応機種
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ニンテンドーDS(ニンテンドーDSiウェア)
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発売元
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テヨンジャパン
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開発元
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Gamelion Studios
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配信開始日
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2012年8月1日
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定価
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500DSiポイント
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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3箇所・オートセーブ方式
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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ポイント
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超硬派趣向の枠はめパズル 良くいえば無難な出来・悪くいえばかなり地味
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概要
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DSiウェアの常連メーカーの1つ、テヨンジャパンからリリースされた一作。ジャンルとしてはステージクリア方式の枠はめパズルゲームに該当する。
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他のテヨン製DSiウェアソフトとは違い、作中において一切のキャラクター性・ストーリー性は含まれていない。テヨン的な意味では異色作といえるかもしれない。
ゲームルール
本作はDS縦持ち前提でのプレイを要する(通常持ちでもプレイは可能)。
オプションで右利きか左利きかの設定が行える。
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ゲームの流れ
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概要でも述べた通り、ステージクリア方式の枠はめパズルを行っていく。ステージ総数は300超。
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本作はステージセレクト方式を採用している。11種類ある「パック」のどれかを選んだ後に、ステージを選択してスタート。
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ゲーム開始時では選べるパック・及びステージに限りがあるが、ステージクリアを続ければ選べる範囲が増えていく。
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ステージクリア条件・ヒント機能について
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上画面に規定数の「ブロック」が置かれており、下画面にある「枠」に隙間なくすべてのブロックをはめ込めばステージクリア(正解)となる。
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ブロックのはめ込みはスライド操作で行う。上画面にあるブロックと同じ形をスライドで描けば、自動的にブロックが枠内へとはまってくれる。ブロックのはめ直しも可能。
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ブロックを回転・変形させる機能が存在しない為、必ずブロックの形そのままの状態で枠内にはめ込まなければならない。
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本作には一切のミス・ゲームオーバー要因はなく、プレイヤー自らがリタイアしない限りはクリアが詰みになる心配はない。
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ステージによっては複数の正解があり、その場合はステージにおける正解総数がクリアカウントがされる。
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ステージの攻略に詰まった場合は、有限のヒント機能が使用できる。
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ヒントを使えば1つのブロックが適切な枠内箇所へとはまってくれる。1ステージあたりに最大4回までのヒントが使用可能。
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ヒントストックは次ステージにおいても引き継がれる為、無闇な使用は後々攻略に響いてくる可能性が考えられる。
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ステージクリアすればヒントストックが1回ずつ増えるボーナス。但し、同じステージにおいて同じ正解を繰り返してもストックは増えない為、繰り返しプレイの無限増殖は行えない。
評価点
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パズルゲームとしては無難な出来
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ゲーム自体に目立った不備はなく、普通に楽しむ分には大きな問題はない。
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「枠にブロックすべてをはめればステージクリア」 たったそれだけのルールであり、難解な前知識や複雑な操作は一切要しない。
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しかし、ちゃんとブロックの形を考えながらはめこまないと、そう易々とクリアできないという適度な手強さもあり、それなりの頭脳プレイも必要となってくる。
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ゲームオーバーになる要因がない為、試行錯誤を繰り返せばいつかはクリア可能。どうしても攻略が詰まった時は、ヒント機能で乗り切れられる救済処置があるのも嬉しい配慮。
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価格の割にはボリューム多し
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500円相当の価格設定を考慮すれば、総計300超のステージ収録というのは奮発している部類。
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単純計算では1ステージあたり約1.5円の価格設定であり、コストパフォーマンスはなかなかに高い。全ステージクリアを目指すならば、結構なプレイ時間を要すると思われる。
問題点
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とにかく地味
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パズルゲームとしては及第点である本作だが、外観・演出面でいえば限りなく無味無臭といっても過言ではないレベル。
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「グラフィック周りは常に殺風景状態」「BGMはゲーム開始から終了まで環境音楽曲が延々と流され続けるだけ」と、一昔前の学習ソフト並に地味な外観となっている。
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テヨン製のDLソフトのお約束(?)ともいえる濃いデザインのキャラは全く登場しない上に、演出らしい演出も皆無であり、どこをとっても地味どころしか見当たらない。
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ゲーム自体も「ひたすらに同じルールの枠はめパズルを行っていくだけ」という超硬派な内容であり、それ以上のものを求めるのはお勧めしない。
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ヒント機能が枯渇しやすい
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ステージクリアしないとヒント機能のストックが追加されない為、ストックが結構溜まりにくい一面も…。
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この手のパズルゲームが苦手な人にとっては厳しい仕様といえる。先ステージでヒントストックが枯渇すると、後の攻略が極めて困難となってくるだろう。
総評
終始地味なプレイに付き合う事になるのは避けられないものの、ゲーム自体に特に目立った不備はなく、純粋に枠はめパズルをプレイする分には問題なく楽しめる一作といえる。
最終更新:2019年11月11日 17:10