RanceVI -ゼス崩壊-

【らんすろく ぜすほうかい】

ジャンル RPG

対応機種 Windows XP/Vista/7(パッケージ / DL版)
iOS / Android / MacOS / Windows(OOParts)
発売・開発元 アリスソフト
発売日 日本語版
2004年8月27日(パッケージ版)
2011年11月25日(廉価・DL版)
英語版
2016年12月23日*1
価格 8,500円(パッケージ版)
2,800円(廉価・DL版)
レーティング アダルトゲーム
廉価版 2009年3月19日/2,800円
判定 良作
ポイント 独特の3DダンジョンRPG
壮大なストーリーと魅力的な主人公
Ranceシリーズ


ストーリー

ランス5D』からしばらく後…

いつものようにお金が無くなったのでその場しのぎで仕事を引き受け
隣にある魔法王国ゼスに出向いて仕事を受けたランス。
魔法使いのシィルを下僕として連れ歩くランスだが、この魔法国では立場が逆であった。
魔法使いでないランスは迫害され、シィルは優遇される。
あげくのはては投獄されてしまうランス。

裕福で平和にみえた魔法大国ゼス、しかしその実態は魔法使いが
いばりまくり、魔法を使えない者がしいたげられる国家。
あまりにも自分の不遇にむかついたランスは、レジスタンス集団に入り、
ゼス国を転覆させる為に活動を開始するのであった。
で、ランス君は国民の解放という大義名分をかかげて…
悪い魔法使いをお仕置きしたり、味方になる女の子を集めて
ハーレムを作ったり、やりたい放題の冒険をします…
(公式サイトより引用)


概要

アダルトゲーム界のビッグネーム、Ranceシリーズの「正史」6作目。
大陸南の魔法使いの国「ゼス」を舞台にランスの大活躍が描かれる。
鬼畜王』以来実に8年ぶりの大作路線の作品であり、さすがに事前の大きすぎた期待に応えきれたとは言えないものの、単品として見れば十分秀作と言える一作である。


特徴・システム

  • 本作はクエスト進行型のRPG。
    • 一般的なRPGとは違い町から町へと旅はせず、常に拠点に居を構えてそこから任務を受けストーリーを進めるという形になっている。
  • ダンジョンマップはWiz式の3D迷宮。拠点画面で任務を受けたらメンバーを編成しダンジョンに向かう。
    • 行けるダンジョンはストーリー進行に合わせて増えていく。一部を除くクリア済みのダンジョンには何度も訪れることができる。
    • ダンジョンには仲間を16人まで連れて行くことが可能で、このうち6人までが戦闘に参加できる。
      • 戦闘員と控えの入れ替えはダンジョン中でキャンプすることでいつでも何人でも可能。
    • 戦闘に参加していないメンバーにも経験値は入るが、17人目以降の「補欠」となったメンバーには入らない。
      • 補欠・メンバー追加の入れ替えは拠点画面で行う。補欠にできるメンバーは定まっており、主要人物は絶対に補欠送りにすることはできない。
    • ダンジョンのオートマッピング機能搭載。一度到達した所まではリセットされることなくマップに記載されるため、迷わずに進める。また、制覇率*2に応じてアイテムがもらえる。
    • ダンジョンから拠点へはいつでも帰還可能。再挑戦にペナルティはない。
      • むしろ特定の任務進行中のみ見られるミニイベントもあるので、探索続行困難と判断したらその場で帰ってしまった方がいい。
  • ダンジョンの中では星や靄、宝箱などが浮遊しており、接触することで物体に応じたイベントが進む。
    + 詳細
    • 緑星:ストーリーや簡素なイベントが進行する。
    • 紫星:重要なイベント。中ボス・ボスキャラ級の敵と戦闘になる。
    • 赤い靄:ストーリーに関係ない強敵モンスター戦。ただし道を阻むように配置してあるケースもあり、その場合は戦闘を避けられない。
    • 黄色い十字型の物:冒険功績(後述)の数字が上昇。これと一部の宝箱のみ再び訪れても復活する。
    • 宝箱:アイテムや金を入手できる。
    • ハートマーク:キャラクターのFP(後述)アップイベント。場所によってどのキャラのイベントが発生するかは定まっている。
      • あるキャラを仲間にすると、一度訪れたことがあるマップはこれらがどこに配置されているのか分かるようになる。
  • 各キャラのステータスはHPや攻撃力といった基本的なものの他に、SP(活動力)とFP(好感度)が存在する。
    • SPは戦闘に参加するたび減少し、0になるとHPが残っていても戦闘に参加できなくなる。多いキャラでも12回ぐらいしか戦えないので、必然的に「ザコ戦はなるべく少数の先遣メンバーでやりくりして、後半や強敵戦に主力メンバーをぶつける」というプレイをする必要がある。
    • FPはマップごとに必要数値が定められており、これを上回っていなければそのマップに参加することはできない。
      • FPはプレゼントを渡す・拠点でのサブイベント・前述のマップ内のハートに触れることで上昇する。
      • FPが一定値まで上がると新たなスキルを習得できる。また、FPが一定値に達すると好感度ボーナスが与えられ、さらにスキルの性能を上げたり、ステータスを上げられる。
      • FPの最大上限値はサブイベントで最大30まで増やせる。
    • 好感度ボーナスでSPを上昇させることもできるが、初期値が極端に少ないキャラは焼け石に水なので割り切って他の部分を伸ばした方がいい。個々のプレイスタイルによるが。
  • マップを探索し、冒険功績が一定数値まで上がると三色の玉(蟹玉(赤)・猿玉(黄)・鷲玉(青))が貰える。
    • イベントを起こす・任務を受注するためには対応する色の玉を消費する必要がある。基本的に赤はメインストーリーやサブイベント、黄はHイベント、青は技の習得イベントで消費する。
    • 各色の玉は三個までしか保有できず、その状態で玉を入手すると無駄になるので溜めずに早く使ってしまうのが吉。
      • 冒険功績はマップに浮遊している黄色い十字型の物に接触するか、モンスターを倒すと数値が上昇する。功績値は脱出するたびに0にリセットされるので、手間さえ惜しまなければいくらでも稼げる。
  • レベルアップは自動的になされず、拠点画面からいけるレベル神*3のウィリス藤崎に頼む必要がある。
    • 次のレベルアップに必要な経験値をオーバーしてもちゃんと蓄積されるので、2レベル以上まとめてレベルアップすることも可能。
    • 各キャラクターにはレベルの限界値である才能限界が個別に定められており、それ以上はいくら戦闘しようがレベルを上げられない。
      • 女性キャラはランスとまぐわうこと、男性キャラは一定条件で才能限界を伸ばせる。ただし元々の才能限界レベルが50以下のキャラは50までしか才能限界を伸ばせない*4
      • 限界値が50以上の者は何もしなくても50以上になるが、各々の限界値に達したらやはりそれ以上レベルは上がらない。主人公であるランスのみ限界値が存在しない(ただしゲームシステム上999までしか上がらない)。
    • ステータスアップアイテムには「毒入り」版が存在し、こちらを使用するとレベルを2下げられる。能力そのものは元のレベルまで上げ直した時にはちゃんと使用前よりも上昇した値になる。
    • おまけ要素として、ウィリスはランスのレベルに応じてストリップサービスをしてくれる。早く脱がせたければ頑張ってレベルを上げること。
  • 戦闘は最大6vs6のサイドビュー形式で行う。キャラは3×2の配置となっており、前3人が前衛、後ろの3人が後衛となる。物理攻撃は後列に届かないが、魔法攻撃は後列に攻撃することもできる。
    • 攻撃範囲は単体・縦一線・横一線・全体攻撃と4タイプ存在する。必殺技は縦横一線か全体攻撃できるものが多い。
      • 必殺技を使うためには1ターンか2ターン「ためる」必要がある。一部の技は好感度ボーナスでためる時間を短縮できる。
      • 「ためる」状態の時に攻撃されると解除されて必殺技が不発に終わることもある。逆に言うと敵がためて来たら大技を使うということなので、解除するか倒さないと大損害を被る。
    • 攻撃順は個別の戦闘速度*5の数字の小さい順から始まる。
      • ただし、ほとんどのキャラは速度数値が同じで毎ターンランダムで戦闘速度の補正がなされる。極端に早いor遅いキャラ以外はほぼランダムと言える。
  • 本編をクリアして通常EDを見ると、後日談に相当する「挑戦モード」にトライできる。
    • 本編でやり逃したサブイベントがあればこちらで回収できる。内容によっては時系列的におかしくなる部分もあるがそこはご愛嬌。
    • 挑戦モードのみのミッション・参入する仲間も存在し、挑戦モードのミッションを全て終わらせ主要キャラのFPをMAXにすれば真EDを見られる。
  • 気づくと笑える小ネタやパロディネタも多い。アイテムやモンスターは結構あからさまだが、注視しないと見逃す背景ネタや4つの塔の名前など若干ひねったものも。
    • ある組織の構成員のうち、裏切るキャラだけ元ネタが違うという細かいこだわりも。

評価点

  • ストーリーの評価が極めて高い。
    • 舞台となるゼス王国では理不尽な社会構造に基づき、魔法が使える1級市民と使えぬ2級市民の間でお互い憎悪と確執に満ちている、という設定。
      • 多くの1級市民は2級市民をまるで同じ人間とは扱っておらず、対する2級市民も1級市民に対して凄まじい憎しみを抱く反面2級市民間でも……、と18禁なだけあってこの辺りの対立の描写や人としての道を踏み外した者の姿はなかなか強烈。
      • そのためプレイしているうちにゼスの格差や偏見を是正しなければと強く感情移入できる。
      • そして平和的に革命するために活動してきたが、全てを失ったことで絶望した女性ウルザが主人公であるランスと出会ったことで勇気を取り戻すというのが中盤までのストーリーの柱。
    • 主人公であるランスは盗みや殺しに一切躊躇がなく、とても正義のヒーローと呼べる人物ではない。なにせウルザに協力した最初の理由も「美人(とウルザ)とヤるため」という欲望に忠実すぎる理由である。
      • しかし彼も人間としての最低限の良心は持ち合わせており、邪悪な行いを目の前にしては激怒したり、子供やウルザに対して不器用な優しさを見せる場面もある。鬼畜ではあるが人としての道は(ギリギリ)外れていない人物と言える。
      • そんなランスが大暴れし、極悪非道な連中を男は殺し女はおしおきで次々に打ち倒していくのが痛快この上ない。
    • そして話は途中で大きく二転三転し、ゼス存亡の危機に瀕する。そこから話は最高潮を迎えつつ、最終的にはしっかり大団円で幕引きとなる。シナリオの爽快感・完成度ではシリーズNO.1の作品と言っても過言ではない。
  • メインの進行とは別にキャラの個別サブエピソードも多く、キャラクターに愛着がわく。
    • 女性陣は言わずもだが脇を固める男性陣も、ランスの従者を自称するロッキー、精悍で頼れる男パットン、破天荒なガンジー王と魅力的な人物が多く女性陣に負けじと人気がある。アダルトゲームでありながら。
      • 特に敵の一人である ジーク様 は風変わりな見た目に反してまさに真の紳士と言える性格で、対する主人公があまりにも外道な策略をとったためにネタキャラとして愛されている。
        スタッフも退場させたのを惜しいと思ったのか、本編に関わらない形で ジーク様 をたびたび再登場させている。
  • ある程度ストーリーを進めると、女の子モンスターの捕獲という収集要素が解禁される。
    • 一般的なゲームのコレクション要素と違い、女の子モンスターのCGという分かりやすいご褒美が収集意欲をそそる。
      • ちなみに女の子モンスターのCG原画は織音ではなく、MIN-NARAKENとちょも山が担当している。本編と絵柄が違うのはそのため。
    • CGはタマネギ*6の部下による調教モノ。なのだが、モンスターを個性を無理やり生かそうとした珍妙なシチュエーションがあったり、いかにして設備や人材を調達したのか不思議なものもあり、モノによってはギャグにも見えなくもない。
    • なお、公式サイトにはエンディング後でも全種捕獲可能とあるが、「全ての女の子モンスターがランダムで出現する」マップが登場するのみで、お目当ての女の子モンスターを後から捕獲するのはむしろ大変。可能な限りストーリーと同時進行で捕獲していく方が良い。
  • ボリュームがかなりあり、挑戦モードを含めると約50時間は遊べる。一般的なADVだけのアダルトゲームに一石を投じているアリスソフトのスタンスが良く出ていると言えるだろう。
  • 「MP」の概念がないので戦闘ごとに毎回大技を放つことも可能なため(大技の使用には「ため」が必要だが)、戦闘には爽快感がある。戦闘中のアイテム使用がオミットされているなど、システムもとっつきやすい。
    • 戦闘エフェクトやダメージ表記はかなりスピーディであり、常に快適にプレイ可能。
    • 一方でSPの制約があるため、特定のメンバーだけ育てて無双させることは不可能。この辺りが絶妙なゲームバランスを産んでいる。
  • 音楽は長年アリスソフトの作品に楽曲提供してきたDragonAttackが担当。
    • 全体的に派手な印象の曲こそ少ないが、どの曲も作品を後ろから支え、盛り上げてくれている。まさにBackGroundMusicとして素晴らしい仕事をしている。
    • OP「ゼス崩壊」は荘厳な前半からの激しい後半パートが特徴的。本編でも最高に盛り上がるシーンで使用されるので評判が高い。
    • おなじみ「シィルのテーマ」「魔法使いの女の子」「我が栄光」も本作の作風と各キャラにマッチした良アレンジとなっている。また、『鬼畜王』でゼス軍のテーマとして使われた「Magical City」もアレンジされて再利用されている。

賛否両論点

  • 才能限界は伸ばせるとは言え、キャラ間の性能にはかなり格差がある。最強クラスに相当するSランク武器があるキャラも一部のみ。
    • 最序盤に仲間になるメンバーはほぼ使えなくなる・戦闘面でほぼ上位互換が出てくると言っても過言ではない。逆に中盤加入のマリアとカロリアは他のメンバーに比べると利点が大きすぎる。
      • ただし、努力よりも生まれ持った才能が全てというシビアな世界観なので、これをきちんと反映していると評価する声も。自分の限界に行き当たったキャラが苦悩するイベントも存在する。
    • 主力メンバーのSP温存のための露払いというのも重要な役割ではある。また、ステータスアップアイテムを注ぎ込むことである程度差を埋めることもできなくはない。
    • 永久離脱キャラもいるが、ストーリー上かなり怪しくすぐ抜けるので、力を入れて育てた人はあまりいないだろう。
      • 序盤~中盤に長期離脱するキャラが存在し、こちらは戦力が揃っていない時期に頼りになるので金をかけたら…という被害者は多かったかも。
      • 挑戦モード限定のとあるキャラは特にフォローも無く永久離脱してしまうが、専用のイベントを選択しない限りは離脱しないしイベント名もわかりやすい*7
    • メインヒロインを務めるウルザとマジックはそろって才能限界が70前後であるため、鍛えれば他のヒロインより強くなり印象に残りやすい。
  • このシリーズ全体に言えることだが、主人公であるランスは極めて独善的な人物で、終始話の中心にいるのでランスを好きになれるかどうかで評価は変わってくる。
    • 作中ではランスの行ったことが原因で多くの罪無き市民も被害に遭う場面も存在する。元々王道ヒーローへのアンチテーゼや皮肉をコンセプトにしたシリーズなだけあって、正統派主人公が好きな人からは「ゲームは面白かったが主人公が…」という感想も多い。
    • かと言って子供には手出ししないなど「本当の鬼畜」ではない。一般常識ではなく自分の価値観(あるいはその場の気分)に従う、とにかく純粋な男なのである。
      • シリーズ通して人気投票ではほぼランスが1位になる。好みこそ分かれるが、好みが合う人には最高の主人公であるのは間違いない。とにかく強い主人公が好き、アンチヒーローが好きという人にはぴったりの主人公なのでぜひプレイして欲しいところ。
  • 本作が正史初登場となるキャラクターたちは『鬼畜王』から設定・見た目のリファインがなされたので賛否が分かれた。
    • 特にガンジーとマジックは見た目が全くの別人になったので(鬼畜王版マジックのデザインはマジックの母に流用された)、『鬼畜王』版デザインが好みだった人からは不評となった。
    • またリファインされたキャラデザについて、原画担当者が自分のイメージや制作段階での設定と公式設定を混同して発言をしたため、ファンの間で設定を巡り色々ややこしい事態を引き起こしてしまった。
    • アニスと山田の関係などは今作の方が良好で見ていて笑えるものになっているので、一概に意見が分かれるものばかりというわけでもないが。
  • とっつきやすいシステムと一本道のストーリーなため、セーブデータを適宜作っておけば気軽にやり直せる。
    • やり始めると膨大な時間を奪われる『鬼畜王』や『戦国』とは違い、このぐらいがちょうどいいぐらいというユーザーも。
    • やろうと思えば1周ですべてのイベントを見られる*8ので、何度も周回する必要はない。

問題点

  • 中盤辺りから、全てのイベントを見ようとすると玉集めが面倒になってくる。
    • しかも3個制限があるので一気に貯められない。
  • 武器・防具の強化は冒険中に手に入るアイテムを個別にセットすることで行えるのだが、一度つけたものを外したり入れ替えたりすることはできない。
    • そのため武器・防具のランクが上がるたびに、より効果が高い強化アイテムの取得と選択に悩ませられることとなる。
  • スキルが増えてくるとコマンド欄が狭くなり、戦闘中誤って違うスキルを選択してしまうことが多い。そのMAPでは二度と戦えなくなる「気合」を選んだり、通常攻撃で倒せるところを必殺技を使ってしまい時間を浪費したりということが多発する。
  • マップ制覇率100%にするのは極めて面倒。罠のあるマスもカウントされるので、知っていてもわざと掛かる必要がある。
    • 特に落とし穴の罠が多数設置されているマップは、その都度やり直しになるため徒労感がある。
    • この事情を勘案して95%でアイテム入手、100%にしても何も貰える物はない、という仕様にしたのだろうが「隅々まで埋めたい!」という嗜好のユーザーは「96~99%が並んでるのが我慢できない」という人も。
    • パッチで粗方改善されたが、特定期間のみ進入可能なエリアが結構存在したため(こちらは進入しておかないと95%にも届かないというケースもあった)、後から知って脱力感を味わったユーザーも多かった。
  • この他、サーナキアがありえない位強くなるバグ等もあったがパッチで修正された。ちなみに廉価版とダウンロード版は最初からパッチ適用済の状態で販売されているのでそのまま遊んで問題ない。

総評

『5D』に続き本格的に後期ランスの流れを決定づけた一作。
当時はどうしても『鬼畜王』や『大悪司』と比べて…と言われまくったものの、今では落ち着いて良ゲー評価されている一作。
現在は安価な廉価版・ダウンロード版もあるので「ランスシリーズに手を出したいがどの作品から始めたら…」という人にもおススメ*9
システムも絵も今から遊んで遜色ない作品となっている。


余談

  • (当時としては)それなりの動作環境が要求された。もっともアリスではいつものことで、本作の前に発売された『大番長』が動くPCならばだいたい問題はなかったが。
    • 当時の公式Q&AにはノートPCでは動作は厳しいとあるが、昨今のノートPCなら余裕で動く。
  • 通常版にはおまけとして『ウルトラ魔法少女まなな Vol.1』が付属した。
    • この後しばらくフィギュアやカレー(!)などのアリス関連商品に続編ディスクが付属し、全5巻をもって完結した。
    • 廉価版やDL版には付属していないが、現在では『まなな』の公式HPから全巻無料でダウンロードできる。気になった方はこちらもチェックを。
    • ただしまななのパッケージには「ランスVIがおまけについている」とあったりする。
  • 通販特典CDとして「殺ちゃんディスク」が存在した。
    • このディスクを使うことで『大悪司』に登場する岳画殺を追加ユニットとして使用できる。ただし入手できなかった人に配慮してか殺ちゃんの性能自体は低く、Hシーンもない。
    • 他にも『ランスI』と『ランスII』のダイジェスト版、『ランスIV』のWin版、『ランスVI』で使われた立ち絵のデータ、壁紙やラフ絵、スタッフの落書きなどが収録されていて、なかなか豪華なおまけとなっていた。
    • こちらのディスクは現在入手不可。ただし『I』『II』のダイジェスト版は無料配信中。『IV』も配布フリー宣言対象なので無料で遊べる。
  • シリーズ通してかねてより非公式訳版が存在し、少なくない数の海外のファンも存在したが、2016年12月23日に日本の美少女ゲームの翻訳・販売をしているMangaGamerにより本作が『5D』と共にシリーズ海外進出第一弾として正式に海外での販売が開始された。
    • ゲームの内容には相違点はないが、他のMangaGamerにて販売されているゲーム同様局部へのモザイク修正が存在しない。(ただし他のゲーム共々日本からでは購入できない)
    • MangaGamerの担当者曰く『戦国』と『クエスト』の翻訳も進行中とので、ランスシリーズも海外展開が始まっている。
  • 2018年7月20日に定額サービス「GAMES 遊び放題」に収録された。
  • 2020年4月23日に定額ゲームプラットフォーム「OOParts」がサービス開始。本作は初期から収録されたタイトルの一つである。
    • PCだけでなくスマートフォンにも対応している。

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最終更新:2023年09月26日 17:23

*1 ランス5Dとのセット

*2 ダンジョンの移動可能床を何%踏破したか、という数字。25・50・75・95%時にアイテムが入手できる。

*3 この世界では冒険者のレベルはレベル屋やレベル神に頼んで上げて貰うという設定。

*4 システムの穴をつけば51まで伸ばせる。但しバーナードは52ロッキーは64まで上昇可

*5 隠しパラメーター。プレイヤーは確認できない。

*6 調教のプロを自称する男性。『大悪司』に同名人物がいるがスターシステム的な別人。

*7 もっとも、このイベントは本作と『5D』に跨るとある謎のアンサーになっているため、シリーズファンならば見ない手は無いのだが

*8 イベント中のセリフや細かな展開の違いなどは択一になることもある。

*9 現在は初期の作品のリメイク版が発売されているので、そちらから遊んだほうがストーリーは理解しやすい