ミライダガッキ

【みらいだがっき】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 アーケード
発売・開発元 コナミデジタルエンタテインメント
稼働開始日 Ver.1:2013年6月22日
Ver.2:2013年12月18日
稼働終了日等 2015年7月31日にオフライン非対応筐体が稼働終了
(※対応筐体はそのまま稼働継続)
2017年8月31日にe-AMUSEMENTサービス終了
判定 なし
ポイント Kinect実装、画面に映る動作も判定に使う
収録楽曲はほぼ全て移植曲
スタートダッシュに失敗して過疎ゲー化
半年間毎週1曲、それ以降も少しずつ楽曲追加
(ただし大半はDDRからのコピペ譜面)
BEMANIシリーズリンク


概要

  • 音ゲー初心者の取り込みを目的として稼動を開始したBEMANIシリーズの一つ。
  • ディレクターは『Dance Dance Revolution』でおなじみU1-ASAMi(浅見祐一)、サウンドディレクターは村井聖夜とAkhutaが務めている。
  • 正式タイトルは『ミライダガッキ FutureTomTom』。そのため、海外ではサブタイトルの『FutureTomTom』で表記される。
  • シリーズ作として最初に稼働した初代(Ver.1)と、大型バージョンアップの施された続編『Ver.2』があるが、本項ではまとめて解説する。

特徴

共通事項

  • 降ってくるノーツに合わせ、付属のスティックを使ってタムを叩く。
    • ノーツの種類は様々。普通に叩く通常ノート、同時に叩く同時ノーツ、一定区間内で連打する連打ノート、指定されたポーズを行うノート、表示された規定回数叩く必要のあるロールノート、得点が多く入るボーナスノートがある。
      • Ver.2では同時ノーツが色付きになり、判別が容易になっている。
    • また、指示された姿勢に合わせてポーズを取ることで拾うポーズノートもある。小さい動作では反応しないため、大きく体を動かす必要がある。*1
    • Ver.2より、一定の区間で背景が燃え上がる演出とともに「ヒートアップ」が発生する。発生中は得点が2倍になるが、一つでもミスすると一定時間のノーツが消失する。
    • 難易度は☆で表示され、1~10段階。譜面はベーシック・スーパー・ウルトラの3種類(カップルはスーパーまで)。「コインプレーでは高難易度が選べない」というような、譜面選択の制限は一切ない。
    • ノーツの降りる速度はBPMに関係なく一定(Ver.2以降)。e-AMUSEMENTパス認証に使うテンキーを使ってHI-SPEED調整が出来る。
    • 2曲完全保証。1曲目を失敗しても必ず2曲プレーできる。
    • クリアの基準は『beatmania IIDX』シリーズや『pop'n music』シリーズのようなグルーブゲージ式ではなく、『jubeat』シリーズや『REFLEC BEAT』シリーズのようなスコア方式。曲の終了時点で規定のスコア(70%・Aランク)を満たしていればステージクリア。
      • Ver.2では判定の易化により、クリアが多少だが楽になっている。
  • Kinectを搭載している。センサーカメラを使ってプレーヤーの動きを検出するものである。詳細は割愛するが、これが以下の機能に活用されている。
    • プレーヤー投影
      • 画面内にプレーヤー自身を映す事が出来る。そこに顔の位置を検出してお面を合成する。
      • お面はオリジナルだが、特定曲で対応するお面が使える。例えば移植曲ならトランやミミニャミ、パステルくんさん、スミスなど元機種に対応したマスコットキャラが使える。
    • スティックの位置を検出
      • これによりタムを叩くだけでは終わらず、スティックを上げたり交差するといったゲーム性を持たせている。
      • 腕を傾けたり交差したりする指示が出るが、実際には上げたか否かまでしか判定していない。
    • 記念撮影・演出
      • プレー中に写真を撮ってくれる。ゲーム中にもヒートアップやバックダンサーやエフェクトなどが盛り上げてくれる。

ヒトリダガッキ

  • 1人用ゲーム。付属のスティックを使って4つのタムを叩く。(バチは青・赤の好きな方を使ってもOK)
    • シンプルに音楽ゲームが楽しめるモード。低難度をのんびり楽しむ事も、高難易度を追及する事が出来る。
      • ウルトラ譜面の難易度表記が最大の☆10の所謂「ボス曲」もきちんと存在する。中でも最高位に位置する「FLOWER」「Elemental Creation」「IX」「未来ダFuture」はBEMANIシリーズをやりこんだプレーヤーにも手ごたえが感じられるほど。

フタリダガッキ

  • 2人用ゲーム。1P側は青のスティックで左側の2つのタムを、2P側は赤のスティックで右側の2つのタムを叩く。
    • さらに3つのモードから選ぶ。いずれもパーティーゲームとしての側面が強い。
      • このゲームのもう一つの特徴として楽曲プレー中に「イベント」が発生する。1Pと2Pの叩くべきタムの位置が入れ替わったりモードごとのイベントが発生するなど、プレーをさらに盛り上げる仕様となっている。
      • ウルトラ譜面ではこれらのイベントは発生せず、ヒトリダガッキ同様ヒートアップのみ。
    • 対戦モード
      • 同じ譜面をどちらが上手く演奏できるか勝負する。状況は下のゲージの押し合いで表示される。
      • イベントは「連打数合戦」のような競えるものが発生。勝った方にゲージボーナスが入る。
    • 協力モード
      • 2人で協力してハイスコアを目指す。
      • イベントは「点集め」や「もぐら叩き」など2人の協力が不可欠なノルマゲーム。ノルマ達成でスコアボーナスが入る。
    • カップルモード
      • 内容は協力モードに近いが、位置が頻繁に入れ替わったり相性チェックが入ったりするなどと、スコアよりもカップルで楽しむ事を目的としたモードとなっている。(難易度はスーパーまで)
      • イベントは「相性診断」。2人に同じ選択肢を与えられ、同じか違うかで判断される。
  • プレゼントシステム
    • フタリダガッキで互いにe-AMUSEMENTを認証させると、互いが解禁させた楽曲をプレーできる。その際片側が持っていない楽曲をプレーした場合、その楽曲は「プレゼント」されてもう片方にも解禁される。手に入れた楽曲はヒトリダガッキでもプレーできるようになる。
    • イベント楽曲はイベント期間中にはプレゼント不可*2

その他

  • 写真のアップロード機能。
    • 前述の通りプレー中に写真が撮影され、終了時に表示されるのだが、この写真をアップロードすることができる。
    • 開始時にはいと答えていた場合、終了時に2次元コードとhttp~jpgが表示される。
      • 制限時間は40秒。携帯で撮るか、素早く書き写すかして後でアクセスする。
      • アップロード期限は24時間以内。

評価点

  • ゲーム内容
    • BEMANIシリーズとしては初心者向けで操作もシンプル。簡単な曲も豊富
    • 子供でも気軽に遊べるような雰囲気がある。
    • 移植曲もあるためBEMANIファンと初心者がフタリダガッキで一緒に遊べる所も評価点
  • 楽曲
    • キッズ・J-POP・アニメ・バラエティ・ゲーム・ミライ・BEMANIのようにジャンル分けされており、選曲中に真ん中のタム2つを同時叩きすることでジャンルの頭にスキップする事が出来る。
    • 版権曲はキッズ・J-POP・アニメ(・一部バラエティ)と分けられる。子供向け楽曲は明確に分けられており、様々な客層のプレーヤー向けの楽曲が収録されている。
    • バラエティでは「凛として咲く花の如く~ひなビタ♪edition~」のようなひなビタ♪楽曲や「セツナトリップ」「メルト」「ルカルカナイトフィーバー」など、ボーカロイド曲も収録されている。
    • ゲームジャンルでは「『サクラソウの思い出』メドレー(ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story)」「『人魚と若者の物語』メドレー(「ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Story」)」「メモリー・オブ・シューティング(極上パロディウス)」「SAND STORM(グラディウスIII -伝説から神話へ-)」「闘え!ダダンダーン(究極戦隊ダダンダーン)」など、BEMANIシリーズでは本作しか収録されていないマニアックな楽曲も収録されている。
    • BEMANI曲では「She is my wife」「FLOWER」「朧」「Wow Wow VENUS」「灼熱Beach Side Bunny」など豊富に取り揃えている。
      • Ver.2以降もTAG生誕祭では「アルストロメリア」など、ラピストリア稼動時には「紅焔」など度々移植が行われている。
  • コインでの制限がない
    • 近年のBEMANIシリーズではコインで遊んだ場合、「選択できる難易度に制限がかかる」「EXステージが出現しない」「楽曲解禁速度が遅い」「細かいオプション設定不可」などの制限がかけられ、コインよりも設定料金が高いパセリを使うことで従来同様に遊べる機種が大半である。
    • しかし、本作ではコインプレーでもそのような制限は一切ない。
      • ただし、本作は他機種のコインプレーと比べても内容が充実しているとは言えず(下記にもあるが2曲固定、エキストラ無し)単にパセリの上位モードが無いだけとも言える。Qubell以降の『jubeat』ならともかく、本作でこの点が評価点となるかは微妙である。

賛否両論点

  • 楽曲解禁は軽いが不自由
    • 楽曲解禁は「ぶたちょ銀行」と呼ぶ貯金箱にポイントを貯めて、満タンになるとルーレットが回り当選した楽曲が解禁される。
      • 大体4クレジット(たまに2クレジット)で1回ルーレットが回せる。1曲あたりのクレジット数は今のBEMANI機種では比較的少ない方。
    • しかしルーレットに並ぶ楽曲は基本的に新しく更新された物から解禁されるため、古い楽曲が残ったまま更新されると新しい楽曲すべてを解禁しないと古い楽曲は解禁されない。
      • 例えば「Evans」→「つぎドカ(4曲)」→「週刊ミライダガッキ(3曲)」→「Idola」と更新された場合、
        Evansを解禁しようと思っても、「Idola」→「週刊ミライダガッキ」→「つぎドカ」→「Evans」と解禁しなければならない。
        つぎドカや週刊ミライダガッキのように1つの更新に楽曲が複数ある場合でもすべて解禁しないと次の解禁に進めない。つまりこの場合、Evansを解禁するためには先に8曲もの楽曲を解禁してからではないと解禁できない。
      • フタリダガッキでのプレゼントシステムを使うことで好きな曲を解禁したり、途中の曲を解禁して後の解禁を軽くする事も出来る。
    • 解禁途中で次の更新が入りぶたちょ銀行が追加された場合、途中まで貯めた解禁ゲージは新しい曲の解禁に持ち越される。
      • 全曲解禁した後のプレーでは次の更新に向けてのゲージは貯められないので注意。
  • 楽曲追加イベント「週刊ミライダガッキダ」
    • 『Ver.2』にて2014/7/17(木)より毎週木曜日に楽曲が追加されるイベントが発表された。初回の第1回では隠しも含め一挙11曲もの楽曲が追加された。
    • ラインナップは開始前に発表されていたが、よく見るとすべてDDRに収録された事のある楽曲だったが…
      • 何と 譜面もDDRからの丸ごと引用 が行われていた。どういう事かというと、DDRの判定エリア配置の←↓↑→が横並びの4つのタムにあてはめられ、そこにDDRの譜面がそのまま流れてくると言うもの。
    • DDRの譜面を引用したことにより今までの譜面と比較して様々な問題が発生している。
      • 曲開始時の不自然な”間”の発生:ミライダガッキでは音楽の開始とともにノートが流れてくるのだが、DDRでは曲開始後少しの間がある。そのDDR譜面を丸ごと持ってきたため、ミライダガッキでは今までになかった楽曲開始時の間が発生した。
      • 不自然な2打ロールノートの発生:DDRでのフリーズアロー*3は2打のロールノートに置き換えられている。元のフリーズアローの長さによって打数が考慮されている事も無く、長いフリーズアローも長い2打ロールノートに置き換えられている。
      • 連打ノート・ポーズノートの枯渇:DDRにはミライダガッキの連打ノート・ポーズノートに当たるものが無い。そのため多くの楽曲でそれらのノートが一切無い。一部ノートと入れ替わっている楽曲もあるにはあるが、その曲でも申し分ぐらいに入っている程度。
    • 以上の事より露骨過ぎる手抜きが顕わになり、譜面については大いに批判される事になった。
    • 一方で毎週楽曲が追加されると言う事や、楽曲のチョイスは評価されている。
      • DDRに登場して間もなかった「Din Don Dan」のスピード移植や「ちゅ~いん☆バニー」のような意外な楽曲の移植、そして「FIRE FIRE」のようにDDR以外からの曲がDDR経由で移植されるという可能性も示した。
        また「Dreamin'(TOMOSUKE)」のようにアーケード未収録の家庭用DDR楽曲の移植もあった。
    • また、打音*4はしっかりと割り振られているため譜面に違和感はあっても演奏感は損なってはいない。
    • 通常難易度からボス級の高難度までよりどりみどり揃えているため、難易度のバランスも極端に崩していない。
    • 2014/8/28追加の「IN THE ZONE」から先の問題点に挙げた部分は修正されつつあるが、譜面引用自体はやめていない。
    • 長らく続いたイベントであったが、2014/12/25の追加を「グランドフィナーレ」として終了。
      • 隠し楽曲にはこれまでより多い4曲が追加。特に「嘆きの樹」が収録されたことは(どちらかというと悪い意味で)話題となった*5
      • ただし「週刊」がグランドフィナーレであったようで、2015年に入ってからは7月までおおよそ隔週ペースで楽曲の移植が行われていた。
        また、DDR未収録の楽曲も再び移植されるようになった。(こちらはDDR譜面からの引用ではなく好評)

問題点

  • 曲数設定の問題
    • 曲数設定は稼働末期まで『DanceEvolution ARCADE』のコインプレーと同様に2曲固定であった。エクストラステージのようなものはない。PASELIを使用しても同曲数である。
    • 現在稼働している音ゲーの多くが1クレ3曲設定であることを考えると、非常に強気の曲数設定と言える。
    • なおこの曲数設定については、オフライン非対応筐体サービス終了直前の 2015/07/27より緩和されて最大3曲へ設定変更可能になった が、遅すぎる変更である。
  • 楽曲数の少なさ
    • 他の機種に比べると収録楽曲は少なめである。また、収録楽曲のほとんどは他機種からの移植曲であり、本作完全オリジナルの楽曲もわずかというべき数。
    • 初期は楽曲の追加がロクに行われず、それが客離れの要因となった。やはり現行の音楽ゲームではアップデートによるこまめな楽曲の追加も重要であり、それを怠った結果が初動の悪さに繋がった感がある。
    • 「熱闘!BEMANIスタジアム」や「発見!よみがえったBEMANI遺跡」など、他BEMANI機種で行われる連動イベントの解禁に本作を利用することが出来ず、プレーした時に解禁促進ボーナスが付く程度のサブ機種としての連動となっている。また共通イベント曲は収録されてもメイン機種のように他機種からの移植が行われる事はほとんどない。
      • 最新の連動イベントである「PONの運命浄化計画」ではついにサブ機種にも選ばないようになり、完全にハブられた。
    • BEMANI合同イベント当時には共通楽曲の追加がされず、後に解禁されるというパターンもある。「私立BEMANI学園」の楽曲や「Idola」が該当。
    • 後述のイベント「週刊ミライダガッキダ」でDDRからの移植曲を大量投入することで楽曲の追加を行ったが、後述の譜面使い回しによる問題もあって「延命処置」「コピペ譜面量産機」「ダガッキダガッキレボリューション」と呼ばれることも。
  • 設置店舗数の少なさ
    • 独特なゲーム性を警戒してか、本作を入荷した店は少なく、そのため「遊びたくても近くにない」ということが少なくなかった。
    • また本作のデザインはどちらかというと「子供向け」な印象が強いせいか、中高年が多いゲームセンターではあまり人が寄り付かなかった。そのため多くの店では過疎でインカムが振るわず、早々と撤去してしまう店が多かったことも設置店舗の少なさに拍車をかけている。
  • 付属バチが使いづらい
    • 筐体に設置されているバチは太い上に重く、素早いタム回しなどには適さない。また、盗難防止用のひもがついているが、これが筐体にひっかかったり、タムにあたって誤反応を起こしたりする恐れもある。
    • ドラムスティックを使ったほうがやりやすいのは言うまでもないが、プレー時の注意書きに「既定のスティック以外を使用しない」とあるため、一応公式のルールとしては禁止事項である。
  • Kinectの問題
    • 前述したとおりプレーヤーを画面に投影するのだが、筐体の配置によっては後ろを通る人をプレーヤーとして認識してしまうことがある。
  • 写真をダウンロードする手間が難儀。
    • http~jpgというURLを1文字でも書き損じるとアウト。公式サイトにログインしてDL出来る仕様ならば良かったのだが…。
      • 一応、URLの近くにはQRコードが表示されるが、携帯電話によってはデフォルトで対応していない機種もあるため、事前の準備が必要な場合もある。
      • リザルト画面をeAMUSEMENTアプリに保存できる機能が他のBEMANI機種にて続々と対応しているため、更新によってその機能が追加されることを待たれていたが、結局最後までリザルト保存機能は追加されなかった。

総評

新規層を開拓しようとした姿勢、Kinectを使いつつもシンプルなゲーム性などは評価できるが、設定曲数などの問題点も決して少なくはなかった。
何より稼働初期にあまりいい印象を得られず、初動が最悪だったことが原因でBEMANIシリーズでも一二を争う不人気機種として君臨することに。
オリジナル曲も乏しい、移植頼りで目新しさもない、設置店舗も少ないと常に苦しい状況に晒され続け、BEMANIシリーズ内部でも扱いが悪いと言わざるを得ない状況が続いた。
他機種の人気楽曲移植による必死の延命も虚しく、稼働してわずか二年でオフライン化の告知が出され、あっさり見捨てられた不遇の機種。
特に稼動末期の見苦しいほどの延命ぶりは他機種のユーザーから哀れみの目で見られ、「BEMANIシリーズの失敗作」として今でも語り草となっている。

今後のアップデート次第で化ける可能性はあると言われてはいたのだが、結局プレーヤーが期待したほどの成長は見せられなかったのが残念。
それを含め、様々な意味で「惜しい」作品であった。

余談

  • 初期はあまりにも2人プレー(フタリダガッキ)を重視する傾向にあり、それが批判を生みプレーヤー離れを起こしてしまった。
    • 楽曲解禁はプレゼントシステムを前提とするためか、楽曲は全未解禁曲からランダムで選ばれる仕様かつ、解禁が進むたびに解禁のためのクレジットが重くなる仕様だった。
      • そのプレゼントシステムも当時はプレゼントゲージが存在し、ゲージが満タンでなければプレゼントが出来ない仕様だった。
      • 現在は楽曲解禁は一律2・4クレになり、プレゼントシステムも無制限になった。
    • 「私立BEMANI学園」の楽曲が解禁できるイベント「ミライダガッキのおさらい夏合宿」において、「Endless Chain ~2人でトリガーをひこう ~」の解禁方法も2人プレー専用。相手が持っていない私立BEMANI学園楽曲をプレゼントすることでプレゼントした側のみが楽曲解禁できた。
      • 当時は私立BEMANI学園のテーマソングをプレーできるという意義もあったが、後にGITADORAやjubeatで解禁されてしまったため、そのアイデンティティも消え失せてしまった。
    • 楽曲プレーにおいてもヒトリダガッキではイベントが一切起きず、ただ淡々とプレーする状況になってしまっていた。
      • 現在はヒトリダガッキでも疑似イベントのヒートアップが発生するようになった。
  • Ver.2では譜面がリニューアルされたが、主にポーズノートが大幅にカットされている。
    • 例として「FLOWER」は初代では中盤のいわゆるよしたかトルネード地帯(ギュイーン)で左右振りの複雑なポーズノートが存在したのだが、Ver.2ではバッサリとカットされて何も無くなってしまっている。
      • ただし「FLOWER」は代わりに新要素であるヒートアップによる接続チャレンジが追加されており、難易度自体は上昇している。
  • 2015年7月8日に、ミライダガッキシリーズとしては初の削除曲となる「にんじゃりばんばん」と「インベーダーインベーダー」の削除、およびゴールデンボンバーの専用お面削除(楽曲「女々しくて」等自体は残留)の告知が行われた。
    • しかし、この告知は「以下の収録楽曲およびお面でプレーできるのは2015年7月7日までとなります。」と、なんと削除から既に1日経ってからの事後告知であった。
    • 過去に『ポップンミュージック ラピストリア』で「コネクト」の削除告知が前日夕方ギリギリに行われたことなどもあったが、それを越える事後報告であったため批判もある。
  • 2015年7月15日、店舗向けに近日オフライン化対応の案内がされたらしく、オフライン化対応キットを導入した店舗に限り「無条件で全隠し曲解禁」「新曲3曲追加」というアップデートが行われた。
    • しかし、直後のBEMANI生放送では一切取り上げられず、同日の公式サイトでもこれに関連する表記は一切なく、同年7月17日にようやく公式にアップデート告知が出された。その翌週のBEMANI生放送でも、連動イベントから外されたためかミライダガッキについては一切触れられていない。
    • なお、オフライン化対応キットを導入していない店舗についてはアップデートが行われていない模様。導入していない店舗についてはサービス終了となり移行期間後は稼働できなくなる。
  • 2015年7月31日よりオフライン化非対応筐体(バージョン表記が「MMD:J: A :A:2015******」)へのサービス終了が正式発表された
    バージョン表記が「MMD:J: B :A:2015******」の対応済み筐体は引き続き遊ぶことができる(オンライン/オフライン両対応)。
    e-AMUSEMENTサービスそのものが終了したわけではないが、完全解禁状態でオフライン稼働が可能になったことに伴い、今後オンライン店舗は減少していくと思われる。
    • 現在のBEMANIの主流である従量課金制(e-AMUSEMENT Participation)ではなくなり、旧作BEMANI同様の固定課金制に変更された模様。
      • e-AMUSEMENT Participationのサービス内容には「定期的な更新を約束する」というものが含まれるため、このサービスから外れるということは事実上更新停止とほぼ同義とも言える事態になっている。
    • 先駆けて7月27日より曲数設定をそれまでの最大2曲固定から最大3曲へと設定変更可能になった。
    • なおこの事に伴い、「e-AMUSEMENTサービスそのものが終了」という誤報がTwitterやwiki等を中心に流れていたため、一時期は ミライダガッキ自体が稼働終了すると勘違いされる 騒動もあった。
      • もっとも上記のキット発表と同時期に筐体自体の撤去予定を告知する店舗も多く、現在では稼働店舗がかなり減少しているため、一応は現役機種とは言えほとんど末期に近い状態である。
    • また、公式サイトの設置店舗検索が当初は何故か「(サービス終了済の)旧バージョンのみ検索し、現役の新バージョンが検索できない」という状態になっていたため、8月以降は設置店舗検索が不可能になっていた。
      • →2015年9月半ば頃よりeAMUSEMENT公式サイトの設置店舗検索リニューアルに伴い、ようやく新バージョンの設置店舗検索に対応した。
    • 2015年末~2016年開催のBEMANIシリーズ一斉競技イベント「5thKAC」の対象機種からも外されている。
    • さらに、2015年12月末日よりBEMANI Fan Siteトップページから「ミライダガッキ」のニュース項目が撤去。これにより今後の更新はもはや絶望的となったため、事実上現行機種から外れたも同然の状態となった。
      • ただし「BEMANIとは」の紹介ページでは現在でも最新機種MÚSECA等と並んで一緒に掲載されているため、忘れられているわけではないようだ。
  • 本作のディレクターを務めた浅見祐一氏はVer.2末期に本作の制作から外れ故郷のDDRに帰還したが、異動と同時期に開始したイベント「ユニバーヒルズproject」の開催と共に長らく更新頻度の低下で低迷に陥っていたDDRが息を吹き返すという皮肉な事態に。
    • また、残ったサウンドディレクターの村井聖夜氏とAkhuta氏も前者は同じくVer.2稼働末期に女児向けアーケードカードゲーム『オトカ♡ドール』へ、後者は本作更新停止後に真のホーム機種である『jubeat』へそれぞれ異動した事で担当機種の発展を支えてしまい、これまた皮肉な結果になったとも言える。
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最終更新:2023年10月27日 12:37

*1 Ver.1では腕を頭上まで上げる必要があったが、Ver.2からは胸より少し上で認識されるようになった

*2 「プレゼントできません」の表示付き

*3 フットパネルを長押しさせるための長い矢印。

*4 ノートを叩いた時にSEとして鳴る音

*5 『beatmania IIDX』のボス曲の一つ。テーマを考えるとおおよそ収録を予想されなかったものだが、過去に稼働していたBEMANIシリーズ「トイズマーチ」が末期に同じIIDXのボス曲「冥」を移植していたことになぞらえられた。