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超次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth2 SISTERS GENERATION

【ちょうじじげんげいむ ねぷてゅーぬりばーすつー しすたーず じぇねれーしょん】

ジャンル RPG

対応機種 プレイステーション・ヴィータ
Windows 7~10 (Steam)
発売元 【PSV】コンパイルハート
【Win】アイディアファクトリー
開発元 コンパイルハート
FELISTELLA
発売日 【PSV】2014年03月20日
【Win】2015年5月29日
【廉価PSV/日本Win】2016年9月29日
定価 通常版:6,264円
限定版:8,424円
DL版:5,452円
廉価版 【PSV】パッケージ版:4,104円
DL版:3,780円
【Win】3,200円(全て税込)
レーティング CERO:C(15才以上対象)
判定 バカゲー
ポイント 戦闘は快適になった
シナリオは明確に劣化
ご都合主義のハッピーエンド
ステラちゃんが帰還しました
ネプテューヌシリーズ
公式サイト


ストーリー

20XX年

ゲイムギョウ界は、マジェコンヌの脅威に晒された。
ショップは枯れ、クリエイターは餓え、あらゆるギョウカイ人が絶滅したかにみえた。

かつては、無法世界とは隔絶されたゲイムギョウ界であったが、
マジェコンヌ登場以降、人々のモラルは低下の一途を辿り、
ざっくりと見た感じ、小学生の8割はマジェコンヌを崇め、
むしろ親がマジェコンヌを邪教と知りつつ子供に推奨し、
取り締まるべき政府もなぜかスルーしまくりで、
とにかくゲイムギョウ界はもう滅茶苦茶で、
もはや、そこらへんの民度の低い無法世界と同じレベルにまで
落ちぶれ果てたのであった。

そして、力尽きた者は次々にギョウカイ墓場へと送られ、
永遠に暗闇をさ迷うのである。

(超次次元ゲイム ネプテューヌ 公式サイトより引用)

概要

  • 2011年8月18日に発売された『超次元ゲイム ネプテューヌmk2(以下、mk2)』を、『超次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth1(以下、Re;Birth1)』のシステムをベースにした完全リメイク作品。
  • 前作Re;Birth1の大胆なシナリオ変更、mk2のメインキャラのがすと、日本一が不参加、RED、5pb.、ケイブの復帰、Vのメーカーキャラ追加、ゲーム発売前にアニメ超次元ゲイムネプテューヌvol7の特典プロダクトコード「ゲハバーンアニメver」の存在でほぼ続投が確定していた「支配エンド」と言った点から、本作にも同様に期待を寄せられていた。

追加・変更点

シナリオ・キャラクター

  • メーカーキャラの大幅追加。日本一、がすとがいなくなった代わりに、RED、ブロッコリー、5pb.、ケイブ、ファルコム(mk2)、サイバーコネクトツー、マーベラスAQL、鉄拳の8人。
  • 前作でDLCキャラだったイストワール含めた教祖四人がプレイアブルになった。(ちなみにイストワールは設定の変更に伴い衣装とボイスが新規のものとなっている。)
  • mk2は本編ではイベント時3Dだったキャラの立ち絵が2Dへと戻った。なお、候補生や教祖などmk2に初登場したキャラの立ち絵はmk2時代のものが使われている。
    • 5pb.とREDは無印とmk2(5pb.のみ)のみの登場のため、無印からの流用となっている。
  • イベントCGの追加及び削除。
  • ED数が8つから9つに増えた。
  • 前作と違いサブイベントも存在する。

ゲームシステム

  • 基本的にはリメイクシステムを中心にRe;Birth1に準じたものに。
    • ダンジョン変化の仕様書
      • これをオン/オフにする事でダンジョン内の採取物や敵ががらっと変わるようになった、採取物変化、強敵追加とは重複しない。
      • また、これによって生まれる裏ダンジョンは通常と比べて強めの設定となっている。
    • 「メニューでつぶやき」仕様書
      • 文字通りメニューに入った時や装備変更時にキャラが喋るようになる。以降のシリーズには初期機能として実装されたものもある。
  • なりゆきダンジョン
    • FELISTELLAのマスコットキャラクターステラちゃんを専用ダンジョンに派遣する事で、本編で使えるアイテムやステラちゃん専用の装備を得る新要素。簡潔に言うと、フルオートで進む不思議のダンジョン的なもの。
    • どこまで潜るかはプレイヤーが選択できる。最終ダンジョンの真ネプトラルタワーに至っては最深10000階、丸一日以上必要。
    • 「なりゆき」の名前の通りプレイヤーは派遣前の装備品をセットする事しか関与できず、後はリアルタイムで進行していく。
      • ダンジョンごとに一階層するのに必要な時間は異なる。
      • 展開はロードによるランダムではなく、探索開始時点で完全に確定する。そのため、開始後にセーブして万が一ダウンするような展開になった場合、いくらロードしてももれなくダウンする。
      • 逆に、開始後に別データにセーブ→開始前のデータをロード→さらに開始後にまた別のデータにセーブ、とすれば展開を複数分岐させることが可能。その中でよさそうなものを選べば、危険度は格段に下がる。
  • その他
    • 戦闘参加人数が4+4に戻った。
    • 支配ルート(救世の悲愴)の突入条件が緩和。代わりに真エンドルートの条件が増えた。
    • ダンジョンでリーダー状態で放置すると喋るようになった。キャラの個性がよく出ているため好評。
    • 主題歌が「きりひらけ!グレイシー☆スター」から「きりひらけ!ロープレ☆スターガール」、EDが「GO→Love&Peace」から「never GIVE up」に変更された。
    • ダンジョンでジャンプできるようになった。ただし原作となるmk2と同様、今作のダンジョンは段差がない。ジャンプ力アップの仕様書もあるが全く意味はない。
      • 一部の訓練された信者曰く「パンチラさせるため」「ネプテューヌのぴょい~んぴょい~んカンガルーのようにーを聞くため」に存在しているのだとか。

評価点

  • プレイアブルキャラの大幅増加
    • 教祖4人に加えて、今までリストラされていたRED、5pb.、ケイブの3人が復帰し、mk2ではDLCだったファルコム、ケイブがゲーム内で普通に加入するため素直に喜ばれた。
  • シェア操作の単純化
    • mk2ではシティシェア、ワールドシェアに分かれていたものがワールドシェアのみに統一、上げるのが非常に楽になった。
      ギルド仕様もRe;Birth1同様になったため、クエストのやり方次第で一定以上上がらない、などという事もなくなった。
  • パープルシスターの「ライラックmk2」の立ち絵がある。
    • ネプギアが覚醒した証という位置づけながら、原作では3Dモデルであり、続編「VRe;Birth3)」「VII」や外伝作品では常に立ち絵が初期プロセッサのライラックのため、本作の1場面でしか見る事ができない非常に貴重なものになっている。
      • 一方パープルシスター以外の3人の覚醒時の立ち絵は存在しない。
  • 今までのシリーズと比較しても割と滑らかに動く
    • Re;Birth1では戦闘参加が3+3だったにも拘らずもっさりしていたため、4+4の今作はさらに重いのではないか、と危惧されていたのだが、問題なく動く。
  • 戦闘参加人数が4+4に戻った
    • 前作では16人という大所帯にも拘らず戦闘参加が少なかったためこの点は喜ばれた。もっとも今作は総数22人のため相対的にはあまり変わらなかったりするが。
  • 女神と候補生の格差の減少
    • 汎用プロセッサの「スイーツ」「スペクトラル」からゲージ上昇+の効果が消え、候補生専用の最強プロセッサ「デルフィナス」「コンパイルハート」でステータス面では候補生が女神を凌ぐため、コンボリンクで手数を稼ぐ女神、地力の候補生と区別されて格差が縮まった。
      • ただしあくまで縮んだのは女神と候補生の格差のみ。一応広範囲、超ヒットスキル持ちのケイブ、スキルのバランスがよく8ヒットラッシュ持ちのファルコム、通常攻撃に遅延効果がある5pb.の3人は女神に引けを取らない性能を持つ。
  • 一部キャラの演出面
    • REDのエグゼドライブは無印とは全く別物になり演出が大きく強化された。またケイブのエグゼドライブは当然弾幕技で、全キャラ屈指の演出の長さを誇り好評。
  • 各キャラがデフォルト参戦
    • メーカーキャラの一部及び教祖のみ、特定条件をみたすことでパーティインする。
  • エンディングムービーは安定のクオリティ
    • 今作では特定のエンディングの時に演出が少し変化するようになった。そのためビデオがない事が余計に悔やまれる。
  • Vほど簡単ではないものの、前作ではできなかった衣装売却の資金稼ぎが可能。高額なものが多いためかなり重宝する。

賛否両論点

  • 支配エンド
    • mk2当時から賛否が分かれていたルートはそのままの形で収録。これについての批判は内容の是非以上に、導入や展開がかなりおざなり(聖剣ルートの項目参照)な事に起因するのだが、それにメスは入らないということに。
    • またこのルートで手に入る魔剣「ゲハバーン」が設定に分不相応なほど弱くなった、mk2ではDLC抜きで最強武器だったにも拘らず、なんと聖剣EDで手に入る新武器の半分以下の性能しかない。(アニメvol7の特典のゲハバーンアニメverは最強クラス)
      無駄に弱体化された結果バッドエンドという印象は強くなったが、そのため2周目以降じゃ旨みがなさすぎるから1周目にこのルートに行った方がいいなどという意見すら見られたほど。
      • 何故かこのルートのみ新たにボスが追加された。そのキャラはmk2の同ルートでプレイヤーに殺意を湧かせていたため、怒りをぶつけるために追加されたのではないか? という意見が多い。
      • 突入条件として設けられた『特定の会話を聞く』というイベントの出現条件にシェアが関係なくなったため、突入難易度は下がっている。喜んでいいかは果てしなく疑問だが。
  • 「シンボル撃破で入手」の仕様書
    • 『シンボルアタックを成功した時に、通常は先制状態で始まる戦闘をそのままカットして敵を消失させる「シンボルアタックで撃破」』に追加セットする仕様書で、シンボル撃破に成功した時にその戦闘で得られる報酬が全て得られるというもの。
      • 経験値やアイテムやお金はおろか、モンスター辞典やクエストの状況・リリィランクまでもちゃんと加算される。流石にアイテムのドロップ率はそのままだが。
    • 最終的に一部危険種以外なら全ての敵と戦闘せずに報酬を得られるため「RPGなのに戦闘をしない」という異常な構図が生まれる。
      • DLC導入後にキャラが強化されると、DLCの最強モンスターですら最終的にシンボルアタックで倒せてしまう。
      • なお絶対シンボルアタック(触れるだけでシンボルアタック扱い)と重複はしないが併用はできるため、併用すればシンボルアタックに失敗しても先制は取れる。
    • 今作は仕様書が非常に多いのでその為の救済かもしれないが、RPGとして見るとどこか間違っていないわけでも無い。

問題点

  • 登場キャラを変更したにも拘らずまさかのシナリオそのまま
    • 普通のゲームならばシナリオ改変による改悪を防いでいるため批判点に成り得ないのだが、本作の場合2~3章という序盤に加入する日本一、がすとが未登場にも拘らず、RED、ブロッコリーを二人の代役として喋らせるという前代未聞の方法で、ほぼ同じシナリオを展開している。音声もどうしても整合性が取れない部分以外は使いまわし。
      • 特に日本一とREDはキャラがだいぶ違うにも拘らず当てはめられた事で、REDが女神や候補生を嫁にしたいと常々口にするが、他のキャラの台詞がそのままのため全く反応されず、一人芝居にしか見えない。同様にイベントで日本一のように急に蹴り*1で攻撃する不自然な場面も存在する。
        一応ガストとブロッコリーの方は毒舌幼女という点が一致している事とツッコミに徹している事で辛うじて違和感が少ない。
      • そしてRe;birth1と違い、シナリオがほぼそのままのため、mk2時代の批判点もそのまま。
    • シナリオがそのままのため元々DLCだったケイブとファルコムは加入前はシナリオに関わるものの任意加入のまま。今作初参加のサイバーコネクトツー、マーベラスAQL、鉄拳は条件加入であり、全員参加が前提の真ルート、聖剣ルート、メーカーエンド以外ではシナリオに全く絡まない。
      Re;Birth1で強制加入でシナリオに関わるのに影が薄い、と批判されていたが、本作ではエンド分岐に必須にも拘らず、前作よりも更に影が薄い。一応、メーカーエンドは新たに作られている。さらに条件加入の3人はまたしても「別次元からやってきた」設定。
  • サブイベントの減少
    • ただでさえ日本一とがすと関連が削除されているのに、mk2から増えたのはメーカーキャラ3人と教祖4人の加入イベントのみで、それ以外の追加イベントは一切存在しない。また既存のサブイベントに音声が追加されたりもしない。
      • サブイベントはネプギアとのリリィランクを上昇させる効果もあるため、サブイベントが存在しないキャラのリリィランクが上げ辛い。
  • イベントスキップがない
    • これはシリーズ通してだが、今回はED数が9と非常に多い事がこの問題に拍車をかけている。
    • 会話スキップはあるのだが、今作はイベント中に手に入るアイテムが非常に多く、そのたびに止まってしまうためテンポの悪化に繋がっている。イベントアイテムはともかく、一つあれば十分な専用プロセッサユニットや仕様書ですら毎回手に入るのはどうなのか。
      • Vでもイベントシーンでプロセッサが手に入る場面は多いのだが、Vでは「○○シリーズ」とまとめて手に入るのに対して、こちらはパーツ毎に一つずつ表示される。
    • またプロローグのジャッジ・ザ・ハード戦は、ノーダメージのエグゼドライブを撃つだけで終わるのだが、これが毎周起こる。しかもこのイベントのみエグゼドライブのカットすらできないため毎回見なければならない。
  • 音声、SE
    • パープルハートやブラックハートなど、mk2当時と現在で演技が大きく違うキャラがいるため、mk2流用のシナリオと前作流用&新録の戦闘ボイスでの差が激しい。特に違うのはユニとパープルハート。ベールも違和感がある。
      • パープルハートはシナリオの出番が皆無のため違和感が少ないが、ユニはシナリオでの出番が多い。その最大の問題が聖剣ルート(後述)。
      • ブラックシスターの声は今では低めの声だが、当時は高めのだみ声*2→今よりやや高めの声で喋っており、一人だけキャラの声が安定していないという事態となっている。
      • ブラックハートも、前作とは違い高めの声で喋るのに、一部の攻撃で攻撃するといきなり声が低くなる。装備選択画面もまた然り。
    • 音声バランスがおかしい。特に指摘されるのはパープルシスターの声量が小さい。公式サイトで公開されているプロローグのPVと、実際のゲームのプロローグの音量があからさまに違う。
      • 他には、イストワールやミナの声も戦闘中はパープルシスター程ではないにしろ声が小さい。
    • 特にマジック・ザ・ハードとの最終決戦では、環境音の野鳥の鳴き声が響き渡るため雰囲気が大きく削がれてしまう。
      • 一方で、海や火山ステージはさざ波や噴火の効果音が大きく、戦闘中でもBGMより大きな音で流れるため耳障りとなる。
  • 真エンドルート
    • 今作はこのルートに入らない限り8章中6章で終了。そのため7章以降に行くためにはこのルートに来るしかないのだが、このルートでないと手に入らない素材がかなり存在する。
      • 真エンドだから最後に、というプレイングをすると下記の隠しダンジョンなどでさらに周回を重ねる必要がでてくる。
  • 聖剣ルート
    • 支配エンドの救済として鳴り物入りで登場したルートだが…
      + 支配及び聖剣ルートネタバレ注意
    • ネプギアがラステイションでの戦いの直後、ゲハバーンで命を奪うのを嫌がりゲハバーンを折ってしまう、という形で分岐するルートである
      そのため代用武器として残ったゲハバーンの柄をベースに、シェアクリスタルを刀身にする事が提案され、その際に柄の規格が合わないと魔改造が施され周りが心配するが「重要なのは刀身のため問題ない」という会話が行われる。
      • シェアクリスタル自体はその場で精製でき、柄も会話を見る限り別にゲハバーンの物を使う必要がない、つまり最初からゲハバーンなんかいらなかった上に、犯罪神を倒せるような武器を求めていたため、最初からそれを提案しろと言わざるを得ない。更にゲハバーン以上の性能に加えて、シェアブレイドの力でネプギアがパワーアップする。そのため女神7人の命を奪った結果が、ネプギアとユニの二人だけで3日で簡単に作れるシェアブレイドの半分以下の武器にしかならない支配エンドは完全に茶番となっている。
        またゲーム的にも柄の材料集めのイベントすらなく、支配ルートは女神6人+αとの戦闘があったのに対して、聖剣ルートに登場するボスは真エンドルートの焼き直しのため専用ボスは一体もいないと面白みがない。
        • また候補生が作った、ではなくネプギアとユニが作った、という点がVIIで顕著になるネプギア、ユニとロム、ラムの格差の片鱗が現れている。
      • そもそも正規の展開は「策もなしに真っ向勝負で普通に勝利」であり、一度も挑まず何故か全員尻込みし、勝手に仲間割れしていく支配エンドは「ご都合主義のバッドエンド」と批判されているのだが、その救済ルートは支配エンドを茶番にした上でシナリオの適当さもあって「それ以上のご都合主義のハッピーエンド」と支配エンド以上に批判が多い。
    • もう一つの問題として会話は上記の剣作成時を除き、ほぼ真エンドルートの焼き直しで音声も可能な限り使いまわし。ただし真エンドルート限定のダンジョンは出現しないため、上記の素材の問題はこのルートでは解消できない。
      また、エピローグすらイベントCGを除いて使い回しであり新鮮味が無い。
      • 特に問題なのはユニで、このルートでは新録部分はV以降の高めの声で話しているのに対して、使い回し部分では急に低くなる。
      • 声優が演技を忘れたわけではなく、意図的に当時から演技を変えている(アニメvol7のブックレットより)ためだが、聖剣ルートではmk2時代の使いまわしと今作の新録両方が登場するため、一人だけおかしな事になっている。
      • さらにこのルートは四天王+ラスボス×2の休憩なしのボスラッシュ6連戦であり、アイテムなどで体勢を整えることがしづらい。真ルートでもボスラッシュ形式だが、その時はセーブもあれば雑魚戦でラッシュゲージを集めることができて戦闘準備も整えやすかった。
  • 女神3人とメーカーキャラ3人が条件加入
    • これもRe;birth1と違い、「ネプテューヌ以外の女神3人の各国シェア50%」という条件が放置されたまま。メーカーキャラ3人も各国シェア30%の条件がある。シェア操作は簡略化されたとはいっても、前作のような稼ぎモンスターがいないため非常に面倒くさい。
    • これを毎周やらなくてはならないため、周回を重ねる毎にダルくなってくる。せめてリメイクシステムに女神の即加入の仕様書でもあればよかったのだが。
      • そもそもmk2からの問題だがシナリオでも「シェア不足で戦闘はできない(曰く立っているのがやっと)が、ダンジョンには同行する」というわけがわからない流れのため、条件加入が必要だったのか甚だ疑問である。
  • 女神4人のプロセッサユニット
    • 女神4人のプロセッサの何種類かは自国のシェアで販売状況が変わり、シェア10%以下という条件からシェア70%以上まであるためかなり大きな操作が必要。更に4人共に特定の章で自国のシェアが特定の値以下(パーツによって5%~15%とバラつきがある)だと各パーツ(全6種類)が手に入るという、やたら面倒くさいものも。
    • これに加えて手に入る章の関係で、女神3人の加入条件として「各国シェア50%以上」と、真エンドルート条件「4国のシェアが15%以上」も満たす必要があるため頻繁にシェア移動を強いられる。
  • 教祖4人の加入が遅い
    • 教祖4人はシナリオに関係ない仕様書での加入だが、ストーリーに深く関わるためか、加入するのが何周しても6章以降と非常に遅い。そのため5章からの分岐である支配、聖剣ルートには連れて行く事ができない。
      ストーリーに関わらないRe;birth1の候補生は、一度条件を満たせば周回を経ても最初からパーティにとどまり続け、キーキャラクターでありながらDLCでプレイアブル化したイストワールにも2周目以降限定で2章加入(1周目だけ、ネタバレ防止のために7章)と言う仕様があった。
      • 特にケイは仕様書に必要な素材が7章でしか手に入らないという問題もある。その素材の入手元も上記の裏ダンジョンの強敵であり、生半可なレベルでは倒せない(せめて70レベルは必要)。やっと加入に成功としたとしても4人のレベルが44なので…。
      • 戦闘スタイルも広範囲技が少なく、女神と同名のエクゼドライブやSPスキルでもそれが顕著で集団戦には不得意。
    • 新要素として触れ込まれたのにも拘らず難しめの設定であり旨みが少ない。
  • リメイクシステム
    • アクセサリーの仕様書が前作以上に膨大だが、ソートができないどころか、新しいアクセサリ仕様書を入手すると順番が変わるという劣化。
    • ダンジョン変化で追加されるモンスターが居る場合、変化のオン/オフで対応モンスターを出現させないとクエストが出現しない謎の仕様。
    • 隠しダンジョン関連。
      • 隠しダンジョンの仕様書はダンジョン毎にダンジョン追加、強敵追加、アイテム入手変化の3種をみんつぶで入手できるが(一部はダンジョン内で拾える)、ダンジョン内で拾えるもの以外は全て2周目以降の2章でしか出現しない。そのくせ必要な素材は隠しダンジョン内か2章では絶対に入手不可能なものばかりで、最初の隠しの仕様書に必要なアイテムは真ルートの敵が落とすアイテム、隠しダンジョン内で手に入るものにしても、2章の時点ではネプギア・アイエフ・コンパ・REDor女神化ができないユニの4人のみのため、挑むには戦力が足りない。集めきるのに不要に周回をする羽目になった人多数。
  • 戦闘関連
    • 相変わらずアイエフのラッシュが3だったりと前作の問題点が修正されていない。またREDは物理特化で魔法は最低クラスにも拘らず、エグゼドライブが何故か魔法属性、そのため当然弱い。
      • イストワールのエグゼドライブが「史書:イストワール」のまま*3だったり、5pb.のエグゼドライブで流れる曲が「きりひらけ!グレイシー☆スター」のままという辺りに手抜きが感じられる。
    • 候補生4人のフォーメーションスキル「スペリオルアンジェラス」が復活したのはいいが、女神4人のフォーメーションスキル「ガーディアンフォース」が何故か存在しない。
    • エグゼドライブのBGM*4が今まではサビからだったのが何故か頭からになり、盛り上がりに欠けるようになった。一番演出が長いケイブですらサビまでいかないため不評。
  • コロシアム
    • 敵(特にボス格)の初期位置が物凄く遠い。いくらこちらの素早さが勝って先制できてもほぼ届かず、結局敵に先に攻撃されるか防御されるという事がほとんど。
  • なりゆきダンジョン
    • リアルタイムで進行する関係で不正防止で時計を弄ると、次ゲームを起動するまでステラちゃんがスタート地点に戻るのだが、時計の自動更新でも戻ってしまう不具合があった(現在は修正済み)。
    • 装備ロスト
      • 失敗した場合装備品を全てロストしてしまうのだが、なりゆきダンジョンは一番長いダンジョンで25時間もかかる為ロストは非常に痛い。一応ロスト対策の仕様書はあるが、それが手に入るのはその25時間ダンジョンのクリア特典。ここをクリアできるなら、まずダンジョンでダウンするような事態はない。
        また、DLCではそれに加えて時間の半減+道中のアイテムを必ず手に入る(+シナリオでの経験値が大幅に上がる)仕様書もあるが、値段が400円弱であり追加パックの値段200円より高い。
      • ダウンすると装備が失われてしまうので高難易度のダンジョンはチャレンジしづらい。特に長時間かかるものはアイテムが失われると思うと事前セーブしての放置になりやすい。
    • ステラちゃんが帰還しました
      • なりゆきダンジョンをクリアするとSEと共に上記の文章がいつでも表示される(敗走の場合は違う文章が表示される)、たとえ戦闘中でも、イベント中でも、エンディング中でも表示される。
    • コンプリートが極めて困難
      • 限りなく運任せな上にロードによるランダム性も確保できないため、各ダンジョンをコンプリートするには壮絶な手間がかかる。
    • 放置中にEDを迎えて次周回に入るとリセットされてしまうのだが、周回によってはクリアまで25時間を切るため、真ネプトラルタワーの攻略は本編の周回が落ち着いた段階で入らないと面倒なことになる。
  • コスチューム削減
    • 4女神のみ前作から大幅に削除。ネプテューヌ以外の3女神はカラバリのみ、ネプテューヌに至っては無し*5という、シリーズの顔キャラに対する処遇とは思えない扱い。またイストワールも前作の衣装が存在しない。
      • しかもどういう訳か、神次元仕様の衣装は登場していないがヘアアクセサリーやプロセッサユニットは収録されているという中途半端っぷり。更に言えばコスチュームのイメージ画像は本作未登場のジャージワンピ。
      • 一応設定ミスだと思われるモノクロワンピ以外のコスチュームの数はmk2でもDLCを除けば同じだったのだが、こんな所を原作再現されて喜ぶプレイヤーがいるはずない。そもそも新規コスチュームはイストワール以外*61着もないのに削るのがおかしい。
      • ちなみにRe;Birth1では候補生はゲスト参戦だからコスチュームが少ない、などという事はなく、それどころかDLCのプルルート、ピーシェにすらしっかりコスチュームがあった。
    • 結果ネプテューヌ、アイエフ、コンパ、RED、5pb.、教祖4人と9人もコスチュームが一着のキャラがいる。
      • またmk2にあった有料DLCのコスチュームも、V以降にも実装されている候補生とファルコム(と本作復帰のケイブ)を除き未実装。なおRED、5pb.の二人は無印、mk2でもコスチューム一着である。
  • 特徴的だった版権ネタ要素の削除
    • ドンナハンダンダノヴァや、ネプギアとメーカーキャラのカップリングスキルなど、mk2にあって、V~Re;Birth1になかったものが一部例外(ケイブのコスチュームなど)を除いて削除された。唯一Vにもあったファルコムとのカップリングスキルも削除。
  • 相変わらずビデオがない
    • エンディングが9種類*7という多さにも拘らず、ビデオがないためエンディングの保存などが面倒。
      • さらにシステムデータがないため、全てのイベントCGをギャラリーで見ようと思うと、エンディングだけ別データで回収という手段は使えない。
  • 改善されていない賛否点、不満点が多い
    • システムの大半がVとRe;Birth1から使い回しのため目新しいものが少ない。
      • コンボリンク、エグゼドライブ重視のバランス、攻撃スキルの説明、禁忌の枝、採取物の確認方法、モンスター図鑑、イベントCGの閲覧方法、仕様書のソートやフィルタ機能など。
        特にモンスター図鑑では、岩の敵とドラゴンの敵の配置が入れ替わっている事もある。
    • ステージやリリィランク関連はmk2をベースとしているため、一部のアイテム開発などの為にリリィランクを上げる必要が出てくる事もそのまま。一方で、ルウィーの建物内ステージではブラックハートやグリーンハートの旧公式絵(ステータス画面のキャラ絵)が見られる僅かなメリットもある。

おバカな点

  • ネタ要素自体は多いのだが、ほとんどがmk2にあったものばかりで今作独自のものは少ない。
    • 新要素はみんつぶの御影*8、カンガルー*9くらい。

総評

多少の進化は感じられるが、シナリオや追加要素の面でRe;Birthシリーズの中でも特に手抜きを感じさせる。
シリーズ入門編としてはまだ悪くない部類だが、mk2など既プレイ者には教祖四人、がすと、日本一の代わりのメーカーキャラ、真ルートとほぼ変わらない聖剣ルートだけでオススメできるかは微妙な所。


余談

  • 電撃PlayStationのプロダクトコードでFFFのピピンさんがネプギアの武器として登場したが、これがDLC武器を除いて上から4番目の強さなのでゲームクリアまで余裕で使えるという、基本序盤性能が多い雑誌特典武器としては破格の性能だった。他のネプテューヌ作品でも雑誌特典装備は多数あるが、ここまで強いのはピピンさんのみ。
  • 先行して海外版のみSteam版が発売、後日のアップデートで日本版の正式対応が行われた
    • 前作よりも無料DLCは増えたが、その中にアニメDVD限定版付属のDLC*10も含まれており、あろうことか最初の戦闘以降から利用可能。これを利用した場合間違いなくゲームバランスは崩壊した状態にある。
    • また、mk2に引き続き英訳文の評価が低く、有志によって再翻訳版MODが作られるほどであったという。
    • 2019年にSteam版『Re;Birth1』『Re;Birth3』で配信されたものとほぼ同内容の有料DLCも追加。子供コンパ・アイエフ・うずめが使用可能に。ただしSteam版限定であり、Vita版や下記のDMM版には配信されていない。
  • 2017年9月7日にはDMMでも販売されたが、『Re;Birth1』『Re;Birth3』と同じく発売後にSteam版で配信された追加DLCは導入されていない。

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最終更新:2024年03月03日 18:50

*1 REDの武器は玩具で、蹴り技は一切使わない

*2 同じ中の人である美樹さやか(「魔法少女まどか☆マギカ」のキャラ)を想像すれば分かるか。ネプギアの前で初めて変身した時に該当

*3 史書は前作のイストワールで今作のイストワールは教祖。さすがに技の説明文は違うが、ポリゴンや音声以外Re;Birth1のDLCから多く流用されたと思われる。

*4 ネプギアのテーマのVアレンジ「Nepgear’s theme verV」だと思われるが、今作ではサウンドテストに入っていないためタイトル不明。

*5 攻略本にはモノクロワンピがあると書かれているが、おそらく設定ミスが原因で入手不可になってしまっている。

*6 ネプギアに電撃PlayStationのプロダクトコードの衣装は存在する

*7 正確にはノーマルエンドの派生が5つのため実質8つ

*8 コミカライズ作品『超次元ゲイム ネプテューヌ はろーにゅーわーるど』の作者御影獏氏、少女になって登場、電撃ネプの会の4コマに登場した時の見た目は無精ひげを生やしたおっさんだった。

*9 ネプテューヌのカツラを被ったカンガルー、由来は上記のネプテューヌのジャンプ時の台詞から。

*10 性能の向上したゲハバーン(アニメver)。上記のシェアブレイドとほぼ同性能