Dr.LUIGI & 細菌撲滅
【どくたーるいーじ あんど さいきんぼくめつ】
ジャンル
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パズル
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対応機種
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Wii U(Wii Uダウンロードソフト)
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発売元
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任天堂
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開発元
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アリカ
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発売日
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2014年1月15日
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定価
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1,429円(税別)
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判定
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良作
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ポイント
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「ルイージの年」遅刻組 あのルイージがドクターに? L型カプセルで初心者でもプレイしやすく L型カプセル以外に目新しいところはなし
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マリオシリーズ
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概要
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『Dr.MARIO & 細菌撲滅』の正当な続編。2013年にルイージ生誕30周年として企画された「ルイージの年」から少しはみ出た形で発売された。
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ドクターになったルイージが新型ウイルスに対抗するという内容。兄であるドクターマリオは一切出てこない。
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ドクターマリオと異なり、頭には額帯鏡ではなく、いつもと同じ帽子を被っている。おそらく帽子がないとマリオと見分けが付きづらくなるためだと思われる。
特徴
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これまでのシリーズ同様、ビンの中にいるウイルスと同じ色のカプセルを繋げて消していくというシステムの落ち物パズル。
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カプセルが縦と横の2個の塊で落ちてくる「L型カプセル」(4マスなので、形状的には『テトリス』のL型テトリミノに近い)が最大の特徴。
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中級者モードまでのL型カプセルは、基本的に同じ色が3つ連なった状態で落ちてくる。それをそのままウイルスに落とせば一撃でウイルスを退治出来る。
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上級者モードでは従来のようにランダム色のカプセルが2つ連なった状態で出てくるので、設置場所をよく考える必要がある。
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ドクターマリオは出てこないが、これまでと同じ仕様の「ノーマルモード」もプレイ可能。
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オンライン対戦ではノーマルカプセルとLカプセルでそれぞれマッチングとレーティングが異なる。フラッシュモードでも両方違う対戦モードがある。
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ウイルスのデザインについて
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ゲーム画面右に表示されるウイルスのグラフィックは新デザインになっているが、パズル画面のウイルスデザインは旧デザインになっている。
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パズル画面側は設定で新旧の切替が可能。新デザインにするとカプセルの色も変化する。
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特定のレベル攻略など一定以上の記録を達成すると、Miiverseに直接投稿できる。
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データが複数作れなくなった。
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WiiUは一つのハードに複数のユーザーのアカウントを作ることが出来るため、必要がなくなったというほうが正しいか。
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対戦モードや細菌撲滅でMiiが表示されなくなった。
評価点
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新規追加されたLカプセルモードは初心者でもプレイしやすいアレンジになっている。キャラクターの特徴(名前)も活かしている。
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一見かなりぬるくなっているようだが、一度ミスした時のダメージは大きく、挽回に時間がかかるというデメリットも生じている。
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対戦では、連鎖を決めると相手のLカプセルの調合(色)を変えてしまうことができ、通常のカプセルモードにはない戦略性が生まれた。
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新規BGMはこれまでのシリーズの雰囲気を崩さない良い曲。音質も前作より向上している。
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細菌撲滅モードはゲームパッドに合わせたモデルチェンジが行われている。
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タッチで行うため、同時に複数のウイルスを掴むなどのかつての操作もやりやすくなった。
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HD画質に対応したことでグラフィックの精度があがり、ルイージやウイルスの表情が前作よりも豊かかつコミカルになった。
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地味にfpsは高く、ルイージもウイルスもぬるぬる動く。
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一定のレベルをクリアした時の小ムービーも同じくよく動き、見ていて飽きない。
賛否両論点
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「前作からLカプセルモードを追加しただけ」と考えると、約500円の増額はややお高めに感じるところも。
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とはいえグラフィックは全般的に向上しており、追加要素は多いため、増額分にまるで及んでいないというわけではない。
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ノーマルカプセルとLモードのミックスマッチは出来ない。
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カプセル数の差からLモードが有利なため見送られたのかもしれないが、お遊びやハンデ戦として実装してもよかったのでは…という声もある。
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余談だが、過去にSNESのみで発売されたカップリングの『Tetris & Dr.Mario』では両方で競う「Mixed Match」があった。
また半月後には別の有名パズルゲーム同士のコラボである『ぷよぷよテトリス』が発売されている。
問題点
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せっかく音質改善されたBGMだが、その数があまりにも少ない。
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『Dr.MARIO』の「CUBE」と「QUEQUE」は削除された。
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スタッフクレジットのメドレーBGMは前作と同じであり、そちらに削除された曲が入りこんでいる。
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ノーマルカプセルだと『Dr.MARIO』の、Lカプセルだと『Dr.LUIGI』のBGMしか選べず、しかもどちらも二種類ずつ。
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ついでに何連鎖組んでもジングルが「猫ふんじゃった」ともう一種類のみなのもそのまま。
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タイトル画面やメニュー回り含む1Pの操作がゲームパッドでしか行えない。
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内蔵説明書の「使用できるコントローラー」には各リモコンやクラシックコントローラが使えるように書かれてはいるが、これらを登録してもゲーム中では2Pに割り振られるだけで1Pの操作が行えるわけではない。
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そもそもソフト起動前にゲームパッドの電源が切れている状態だと「ここからパッド操作が必要」と表示されソフトの起動すら出来ない。
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相変わらずオンラインは時間帯によってマッチングしにくい時がある。
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上記のコントローラ仕様により、ネットワークプレイではゲームパッドでの操作で固定。
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プレイ条件を対等にする意図もあると思われるものの、やはり少々不便である。
総評
Wii Uとなってより起動が容易かつ、初心者に向けた新鮮味のあるゲームとなり、十分に良作と言える出来となっている。
特に新要素のL型カプセルによって、パズルゲームが苦手な人間でもプレイしやすくなったという点は大きい。レベルが上がっていけば、ややぬるくなったゲーム性でもやりごたえは失われない。
ただし前作との違いが大まかにいえばLカプセルモードとゲームパッド対応と考えると、ややお高めな感は否めない。
しかしHDになって良質化したグラフィック、音質の向上など、前作よりは確実にパワーアップしているので、小一時間の暇潰しにはもってこいのゲームであると言える。
余談
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本作発売後の2015年5月31日に3DS用DLソフトとして『Dr.MARIO ギャクテン!特効薬 & 細菌撲滅』が配信開始された。
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こちらはなんと『Dr.LUIGI & 細菌撲滅』とほぼ同等のモード数に追加要素も加わり、さらに税込でも『Dr.MARIO & 細菌撲滅』より安いという破格のソフトとなっている。
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ただし新デザインのウイルスは何故かいなくなっており、旧デザインしか登場しない。
最終更新:2022年07月30日 14:33