SIMPLEキャラクター2000シリーズ Vol.4 じゃりン子チエ THE 花札

【しんぷるきゃらくたーにせんしりーず ぼりゅーむよん じゃりんこちえ ざ はなふだ】

ジャンル 花札ゲーム
対応機種 プレイステーション
発売元 バンダイ
開発元 悠紀エンタープライズ
発売日 2001年11月29日
定価 2,000円(税別)
プレイ人数 1人
セーブデータ 1ブロックの空きが必要
判定 なし
ポイント じゃりン子チエの花札ゲーム
キャラゲーとしては微妙
花札ゲームとしては普通
SIMPLEキャラクター2000シリーズ


概要

アニメ化もされた大阪舞台の人情漫画『じゃりン子チエ』を題材としたキャラゲーの一角であり、『SIMPLEキャラクター2000シリーズ』の4作目にあたる。
ジャンルとしては花札ゲームに該当する。主人公のチエを筆頭とした、原作漫画の主要キャラと花札勝負を行っていくという設定。
『SIMPLE1500シリーズ Vol.43 THE 花札2』をもとに製作されている(開発会社は同じく悠紀エンタープライズ)。任意セーブ方式。


登場キャラ一覧

+ 7人 + 2匹のキャラ達
  • 竹本 チエ
  • 竹本 テツ
  • 竹本 ヨシ江
  • おバァはん
  • カルメラ屋
  • お好み焼き屋
  • 花井
  • 小鉄
  • ジュニア

主なルール

ゲーム全般のルール

  • ゲームの流れ。
    • 一般的な花札ルールで対戦勝負を行う。基本ルールに関してはWikipedeiaの記事を参照(後述も同様)。
      • 本作内でプレイできる個別ルールは「こいこい」「花合わせ」「おいちょかぶ」の3種類。但し、ストーリーモードは"こいこい"のルール固定となる。
      • 対戦1回あたりの勝負回数は最大で12月となっており、月すべての勝負を終えた時点で総合得点の高い側が勝利となる。総合得点が同一だった場合は、最初の月からのやり直しとなる。
  • イカサマ技について。
    • プレイヤーは「イカサマ技」という技を、1勝負につき1回のみ任意使用できる。
      • イカサマ技は「相手の手札が見える」「お互いの手札1枚を交換する」などの効果がある。使用キャラ・及び個別ルールによって技の効力が変わってくる。

主なモード

主なモードは4つ。ゲーム初期時で選べるモードは「ストーリー」と「自由対戦」のみ。「トーナメント」「ランキング」の各モード選択は条件を満たす必要あり。
各モードプレイ中において勝負を終えると、定期的な任意セーブが求められる。また、特定条件を満たすとギャラリーイベント*1が発生する場合がある。

  • ストーリー
    • チエ視線でストーリーを交えた花札勝負を行うモード。
      • チエが主人公である関係上、チエと対戦する事はできない。対戦相手は全8人。対戦順は完全固定となる。
      • 本モードは"こいこい"ルール固定となり、他のルールでのプレイはできない。
  • 自由対戦
    • 自キャラ・及び相手キャラを自由に選んで花札勝負を行うモード。
      • ゲーム初期時では限られたキャラしか選べないが、ストーリーモードをクリアすれば他のキャラも選択可能となる。
  • トーナメント
    • 自キャラを選択し、トーナメント方式で花札勝負を行うモード。
  • ランキング
    • 自キャラを選択し、ランキング方式で花札勝負を行うモード。

評価点

  • 花札ゲームとしては手堅い作りとなっている。
    • ゲーム内で各個別ルールの説明が鑑賞できる為、花札にあまり詳しくないプレイヤーでもルールを理解できやすい。
    • "どの手札を出せばいいのか"という目立つ印がされるので、印の通りに手札を出していけば着々と勝負を進行できる。
      • キャラゲー成分が皆無な分、ゲームの進行テンポは非常に軽快であり、余計なウエイトに悩まされる心配がない。この辺は普通に評価したい。

問題点

  • キャラゲーとしてはイマイチ微妙。
    • 正直なところ、『じゃりン子チエ』のキャラゲーである必然性が感じられない
      • メインモードだと思われるストーリーですらも淡々と勝負が繰り返され、キャラ同士のやり取り描写が皆無に等しい。原作同様のノリを期待すると、肩透かしを食らうのは必至といえる。
      • ギャラリーの絵柄も妙にショボく、「この程度のギャラリー見る位なら、原作漫画を全買いした方が確実に楽しめる」といっても過言ではない。
      • アニメ版のキャラボイスやテーマソング収録もなく、とにかくキャラゲーとは思えない寂しさである。
    • 原作内で主に行われていた花札ルールは"おいちょかぶ"であり"、こいこい"の勝負頻度はあまり多くない。
      • 原作再現を重視するならば、ストーリーモードは"おいちょかぶ"メイン(あるいはルール選択制)にするべきだったのでは…?
  • 申し分程度のイカサマ技。
    • 一応は本作の売りとされているイカサマ技だが、あまり存在意義がない。1勝負につき1回しか使用できず、その効果もさほど強力ではないので、あまり積極的に使う程のものでもない為である。

総評

キャラゲーとしては非常に弱い反面、ゲームとしては普通すぎる程に普通
開発が同じPS版『SIMPLE1500シリーズ』の花札(Vol.6と43)で事足りる内容である。

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最終更新:2022年05月21日 15:05

*1 出現ギャラリーは、後にオプションの1つである「ギャラリー」自由観覧が可能。